ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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四季の(個性)

あのあと今日は解散したLiella!の面々。渚とメイは千砂都先輩についていき、千砂都先輩のアルバイトが終わって後片付けしはじめた頃に話していた。

 

千砂都「ちょっと、強引すぎたかな……」

 

たこ焼きの鉄板を拭きながら、千砂都先輩が声を掛ける。

 

「昔の四季ならともかく、今の四季にはきついかもしれません……」

 

メイ「でも、あれで良かったと思う」

 

千砂都「どうして?」

 

千砂都先輩が不思議そうに首をかしげる。

 

「四季も、そろそろ過去を乗り越えないといけない時だろうし。でも、自分からは言い出せないだろうから……」

 

メイ「四季も、やってみたい……っていう気持ちはあったと思うんだ。でも……さっき話したアレがな……」

 

千砂都「……やっぱり私じゃあ、かのんちゃんみたいには上手く行かないかぁ……」

 

渚・メイ「「千砂都先輩は悪くない(でしょ)!!」」

 

千砂都「ありがと……」

 

「……四季をセンターにっていうアイディアは、凄く良いと思う」

 

メイ「うん。誰よりも……アタシとナギが一番見たいんだから………」

 

 

そして、千砂都先輩と別れて家に帰る渚とメイ。家への道を歩いていると……

 

「ん?」

 

メイ「四季………」

 

道の脇に、四季が立っていた。

 

四季「…………怒ってる?」

 

 

 

 

そして、渚と四季はメイの家に行き話をすることになり家にお邪魔する。

おばさんに挨拶して部屋に上がるとメイはお茶を持ってきた。

 

ガチャ

 

メイ「みんな心配してたぞ……?」

 

四季「………うん」

 

「やっぱり、アレがキツイのか?」

 

四季「っ! 私は、ただ普通にして他だけなのに、ある日いきなり理由もわからず嫌がらせされて……メイやナギサにも迷惑かけた。私が目立ったら、また同じことになるかもしれない……」

 

メイ「そっか、みんな四季のセンター、似合ってるって言ってたんだけどな……」

 

四季「アタシは脇を固める役でいい……。それならそんなに目立つことはないし……Liella!にも迷惑は掛けにくい」

 

「迷惑って、誰もそんな事は思ってな「それに」……」

 

四季「それに、どっちにしてもセンターは無理。……かのん先輩が練習してるところを見た。それで思った。センターになる人は、人を惹きつける力がある」

 

「…………」

 

四季「すみれ先輩や恋先輩、夏美ちゃん、みんなセンターで歌っていた時はそうだった」

 

メイ「それを言うなら四季も……!」

 

四季「私は違う。ステージでスポットに当たった瞬間昔言われたことが頭をよぎって、ここは私の場所じゃないって……」

 

メイ「そんな事!!」

 

四季「センターは、グループに与える影響が大きい。またあんなことになったら、みんなにも……。特に今回の歌は、新しいLiella!の最初の歌。すごく大事……」

 

そんなに、思い詰めてたのか……。

 

 

 

 

 

翌日、

 

すみれ「なるほどね」

 

「四季は、みんなが期待してくれてるのに申し訳ないって……でも」

 

ライカ「意志は固いって事ね……」

 

陽菜「それで、四季ちゃんはどこに……?」

 

メイ「……科学室」

 

きな子「それってなんか、入学した頃の四季ちゃんに戻っちゃった感じっすね……」

 

すると可可先輩が机を叩き、

 

可可「ここはクゥクゥが行って説得してきマス!大事なセンターを託したいとおもっているのデスから!そんな事では困りマス!!」

 

恋「すこし落ち着きましょう?」

 

可可「でも!!」

 

すみれ「仕方ないんじゃないの?」

 

俺たちはすみれ先輩を見る。

 

すみれ「無理強いするものじゃないんじゃないの?センターって……」

 

奏「それは……」

 

恋「残念ですが、ここは気持ちを切り替えて別のセンターを建てませんか?」

 

夏美「千砂都先輩はどう思ってるんですの?」

 

千砂都「私は……」

 

可可「仕方ない……デスか?」

 

千砂都先輩は言い淀む。

 

千砂都「そう……だね……」

 

可可「千砂都……」

 

恋「では練習後、新しいセンターを決めましょう。時間はあまりありません……」

 

ギュッ

 

渚は拳を握りしめる。

 

そうするしか、ないのか……。

 

恋「ランニングから始めます。事情を説明して、四季さんを呼んできてください」

 

メイ「分かった……」

 

恋「他の皆さんは屋上へ」

 

そして、みんなが部屋を出ていこうとする。しかし、渚と千砂都先輩は動かなかった。

 

(っ!)

 

「あの! 俺は……やっぱり四季がセンターが良いです!」

 

するとみんなは足を止める。

 

メイ「ナギ……!」

 

すみれ「それはみんなそう思ってるわよ……」

 

「目立たなきゃとか、惹きつける魅力とか、そんなものは関係ないと思うんです。いろんな人がいて良い。いろんなスクールアイドルがいて、その全てに違う色があると思うんです。だから、センターでも無理に目立つ必要はないと思うんです!!」

 

夏美「目立たないセンター……?」

 

ライカ「なんなのそれ?」

 

きな子「でも、なんか面白そうっす!」

 

「………一言で言うと、"白"」

 

陽菜「白?」

 

「ああ。それ自体は透明みたいに目立たない。今の、目立たないようにしてる四季と同じように。でも、たくさんの色に囲まれた中では、一番輝いて見える色」

 

メイ「それが四季の色……四季の歌」

 

可可「みんなに見てもらいましょう!」

 

すみれ「今までと違う、Liella!の歌を!」

 

きな子「作れるっすか?四季ちゃんの曲」

 

メイ「っ! うん!できそうな気がする!」

 

奏「もう、四季先輩の恐れるものなんかどこにもないんだって事を教えてあげるわけですね!!」

 

「ああ!! 四季を縛る鎖を、俺とメイがぶっ壊してくる!!」

 

 

 

ー つづく ー




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