― 紗夜 Side ―
あのあと、ランニングを開始した新スクールアイドル部。
でも………、
紗夜(ここ、みんなのランニングコースじゃあ……。かのん先輩、気づいてないのかな?)
マルガレーテ「今日は距離伸ばして行くわよ」
冬毬「Agreeです」
かのん「冬毬ちゃんも、もしかしてやる気になってきた?」
冬毬「やる気とは……?」
かのん「スクールアイドル、興味出てきた?」
冬毬「自分からやろうとは思いませんでしたが、去年の姉者を見てたら、どのようなものなのだろうと……興味はありましたけど……」
かのん「えっ、そうなの!?」
冬毬「前にも申し上げた通り、姉者にとって良いか悪いかの判断が今の私の最優先事項です……」
紗夜(…………スゴいシスコン)
すると、マルガレーテが急に立ち止まった。
紗夜「どうしたの………あ」
恋「皆さん……」
Liella!と遭遇した。
紗夜(やっぱりこうなったか……)
かのん「あっ、忘れてた……こっちはみんなのランニングコース……」
マルガレーテ「あんた……先に言いなさいよ………」
かのん「ごめ〜ん………」
すると、周りに結ヶ丘の生徒がおり……
生徒「あれって……Liella!と新しいグループれ?」
生徒「みんなに知らせなきゃ!」
生徒「結ヶ丘スクールアイドル、路上で集結!!」
その様子を見て慌てるかのん先輩。
かのん「違うよ!偶然バッタリ会っただけで……!」
マルガレーテ「負けないから!」
かのん「っ!」
板挟みに遭うかのん先輩。
可可「ムゥ〜……、クゥクゥたちも負けませんよ!!」
かのん「え、あぁ〜どうしよ……」
あたふたするかのん先輩。すると、
冬毬「姉者!」
夏美「と、冬毬……」
冬毬「姉者はこれからもつづけるんですか? まあ、スクールアイドルが楽しいというのは少し理解しましたが……」
夏美「と、冬毬…!!」
明るくなる夏美。
かのん「二人とも……?」
夏美「……この間、四季の歌を聞いて……想いましたの。私ももっと輝ける。更に新しい光を見つける事が出来るんじゃないか……って」
冬毬「そうですか……まあ、今回の夢は去年努力の末、初めて叶えられましたからね……」
夏美「ナギくんが教えてくれたんですの。スクールアイドルは、一人でやる訳じゃない。隣には、想いを同じくする仲間がいる。一人じゃ無理でも、仲間と一緒なら、壁を乗り越える……あるいはぶち壊せるって!!」
四季「ナギサ、そんな事言ったんだ……」
メイ「ナギが言うとめちゃくちゃ刺さるな……」
すみれ「どういう事……?」
事情を知らない者たちは首をかしげる。
冬毬「なるほど。今回の夢は、姉者1人で挑む訳では無い……それが今までとの決定的な違いですか……」
夏美「そ、そうですの…!」
すると、冬毬ちゃんは黙り……
冬毬「姉者、皆さんを、我が家に招待しませんか?」
夏美「へ?」
「夏美の……」
マルガレーテ「冬毬の……」
Liella!・新スクールアイドル部『『家!?』』
そしてやって来たのは、なんと茨城県牛久市。夏美、お前茨城県民だったのか………。
メイ「お前、こんな遠くから毎日通ってたのか?」
夏美「ま、まあ……そうですの」
陽菜「ねえ、少し寄り道しない?向こうになんかあるみたいだよ?」
紗夜「ん? ああ……牛久大仏だね。たしか何かで日本一だった気が……」
冬毬「家に直行したいところですが、まあそのくらいなら良いでしょう。行ってみますか?」
かのん「行こうーー!」
マルガレーテ「ちょっと……!」
「ん? どうした?」
マルガレーテ「どうしたもこうしたも、なんでLiella!と……!」
ライカ「冬毬は新スクールアイドル部のメンバーで、夏美はLiella!のメンバー。両方に行くって言われたら、合同になるに決まってるじゃない」
不服そうな顔をするマルガレーテ。
奏「まあ、今日だけはライバルとかそういうのは忘れましょう……明日からまた普段通りで良いから……」
マルガレーテ「月城……分かったわよ」
ん?
「奏、同じクラスなのか?」
奏「はい。自分とマルガレーテさんと、鬼塚さん、同じクラスです」
へ〜……。
そしてやって来た牛久大仏で記念写真を撮影したりしたあと、やって来たのはふたりの家。
紗夜「鬼塚商店………」
千砂都「ここが、夏美ちゃんの家……」
恋「中々、ファンシーな外見のお店ですね……」
夏美「少し前に古くなった外観をリニューアルしたんですの……」
かのん「そうなんだ……」
夏美「じゃあ入りますの。ただいま〜」
夏美母「お帰り〜。二人とも早かったわね……って、その子達は?いっぱいいるけど……」
冬毬「私と姉者の……部活の仲間で…と、友達です」
友達。その言葉を聞いて嬉しくなりかのん先輩と紗夜はにっこり
冬毬「……お二人共。そのムカつく顔をやめてもらえません?」
かのん「こ、ごめ〜ん……」
そんな会話をしていると、お母さんが急に泣き出し、
夏美母「あ、あの夏美と冬毬が友達を家に連れてきた……夏美は去年からできたの知ってたけど、冬毬も……!お母さん感激!!」
そんなお母さんを2人は、
冬毬「だから今までは連れてきたくなかったんです……」
夏美「ですの……」
夏美母「酷い!!」
冬毬「煩いですよ。では、私たちは部屋にいますから……」
夏美「皆さん、こちらですの……」
そして、夏美と冬毬ちゃんの家に上がらせてもらった。
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