ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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お泊り会①

 久しぶりに幼馴染み3人で町に遊びに行ったら、突如として今日の夜、メイの家で昔のようにお泊り会をすることになってしまった。

 そして家に戻った俺達。俺は着替えを持ってメイの家にやってきていた。

 

 俺がメイに迎えられて家に入った直後に四季も到着し、俺と四季はメイの部屋に通される。

 

(メイの部屋に入るの入学前の春休み以来だな………相変わらずのスクールアイドルグッズの宝庫みたいな部屋だな………)

 

 メイの部屋には、限定品のスクールアイドルグッズやDVD、そして雑誌などがコレでもかと本棚に敷き詰められており、その上には……

 

(あっ、伝伝伝……)

 

 過去に出た、古今東西の素晴らしいと言われるスクールアイドルの映像が収められている、幻とも言われるDVD。

 なぜ幻なのかというと、制作会社がスクールアイドルの所属するそれぞれの学校と協議に協議を重ね、限定生産という事で販売を許可。

 日本には100枚ほどしか無いためである。そのため、値段にするとどんなに安くても諭吉が80人以上はふっ飛ぶ。

 

(その内の1枚がここに…………)

 

 そんなことを思っていたらメイがジュースとお菓子を持ってきてくれたので、3人でつつきあいながら談笑する。

 

 ――すると気づくといい時間になっており、

 

四季「あっ、もう7時だけど夕飯どうする?」

 

メイ「ああ……さっとなにか作るよ。何がいい?」

 

「無難にカレーで良いんじゃね? メイにルーを作って貰って、俺がご飯炊いて味噌汁作るから、四季がサラダかなんか作ればよくね?」

 

メイ「んじゃそうすっか」

 

 そして3人でキッチンに立って調理開始。俺はまず米をといで十分になったら炊飯器に入れて水を張り炊飯のボタンを押す。

 

 四季もメイも何事もなく調理は進んでいる。

 

 2人の料理の手際を見た俺は……、

 

「メイも四季も、料理上手いな?」

 

メイ「まぁな……(隠れて花嫁修業してるなんて言えね〜っ///)」

 

四季「私も、このくらいはできる(褒めてくれた………///)」

 

 ん?なんか2人の様子がおかしい気がするが多分大丈夫だろう。

 次に俺は味噌汁を作る。その前に……、

 

「メイ、出汁ってどうやって摂れば良い?」

 

メイ「ああ、そこにあるスティック出汁使ってくれ」

 

 メイはオーブン脇にあるスティック状の袋に入った出汁の素を指す。

 俺は言われた通り出汁の素を取ると鍋のお湯の中に投入。よく混ぜる。

 その間に豆腐を食べやすい大きさの四角型に切り揃えて出し汁に投入。そしたらお玉で味噌をすくって菜箸で汁に溶かす。

 

「もう少しでできるな」

 

メイ「こっちももうできるぞ?」

 

四季「サラダもできた」

 

 そして料理が完成。皿に盛り付けてテーブルに運び、各自スプーンを取り出して食べ始める。

 

「んっ。四季、このシーザーサラダ美味い……」モグモグ

 

メイ「マジだ。美味いな……」ハムッ

 

四季「そう?」

 

 四季も口ではクールを装っているが、内心ガッツポーズである。

 

四季「カレーも美味しい」モグモグ

 

「んん。同感」ガツガツ

 

メイ「そ、そっか……///」

 

 メイもまた、内心大喜びである。

 

(美味い………)

 

 この男はそんな乙女の心情も素知らぬ顔でただ食べていた。見る人が見たら激怒する所業である。

 

四季「お味噌汁も美味しい」ズズッ

 

メイ「ホントだ……」ズズッ

 

「サンキュ」ズズッ

 

 そして食べ終えたらまた3人で分担して洗い物と後片付け。済ませると場所は再びメイの部屋に移る。

 

メイ「ハア・・・」

 

 メイはSNSにアップされていたLiella!の写真を眺めている。

 

(まったく……)

 

「メイ。例えばだけどさ、お前が澁谷先輩たちから直接スカウト受けたらどうするんだ?」

 

 そう聞くとメイは飲んでいたジュースを吹き出し咳き込む。そんなすごいこと聞いたか?

 

メイ「おまっ!?何を言ってんだ!!そんなことあるわけ………」

 

四季「メイ、ナギサは例えばって言った。どうなの?」

 

 するとメイは複雑そうな顔をして、

 

メイ「そんなことになったら、私としてはスゲェ嬉しいさ。憧れの人たちに認められたんだからな……けど、グループに入るってなると…ちょっと………な?」

 

「やっぱり自信ねぇか?」

 

メイ「そう簡単に払拭できたら苦労はねぇよ………」

 

四季「そう………」

 

 俺は聞き方を変えることにする。

 

「じゃあさ、先輩たちがお前の印象として怖いとかまったく思わなくて、むしろ美人とかカワイイって思ったって言われたらどうする?」

 

メイ「そんな夢みたいなことがあったら良いけどな……。本気でそう思ってくれたんなら、そのときは私も……Liella!に入れてくれって頼もうかな。まぁ、ありえないと思うけどな」

 

(その"ありえない"が起きてるんだよなぁ。先輩たち、メイの写真見せたとき可愛いとか美人って言ってたし)

 

 と、これを言ったらメイにバレるので言わないが……。

 

四季「そろそろお風呂入れる?」

 

「だな。俺とお前らどっちが先入る?」

 

俺が順番を決めようとすると、

 

メイ「なんなら一緒に入るか? お互いに隅々まで・・・」(・∀・)ニヤニヤ

 

 メイがとんでもない事を言ってきた。からかってんなコイツ……。

 俺は「アホ!」と言ってメイの脳天にチョップする。「イテッ!」とは言ったがメイもイタズラが成功した子供みたいに笑っている。

 

 男の純情弄びおって………。

 

四季「じゃあ先に私とメイが入る。覗かないでね?」

 

「覗かねえよ!!」

 

四季「覗いたら私が開発した"くすぐり君3号"の餌食になってもらう」

 

「だから覗かねぇって!!」

 

 いや、でもその程度で済むなら覗いても……ってアカン!! 紳士になれ、欲望を封印しろ!

 

メイ「四季、からかうのはそのへんにしとけって・・・」

 

 四季はぺろっと舌を出す。「エヘッ♪」じゃねえよ!!

 

 そして風呂が沸いたので2人が入る。……ヤベェ、すげぇムラムラする。

 

 しかし俺が考えないようにして耐えて数十分。2人が風呂から上がってきた。

 

四季「お待たせ」

 

メイ「ま、待たせたな……//」

 

「おう――っ!?///」

 

 2人から香ってくる、男の脳を破壊するような石鹸と女の娘の香り。ヤバい!! 意識が吹っ飛ぶ!!

 

(二人を襲わないかマジで心配になってきた……)

 

俺が不安になっていると、

 

メイ「襲ったら凄惨な罰を与えるからな?」

 

 何ィッ!? またしても心を読まれた!! コイツらまさかと思ったが・・ニュータイプか!?

 

メイ「だから顔に出るんだって・・・」

 

四季「ナギサは素直だから嘘がつけない」

 

「う、うるさいな。じゃあ風呂入ってくる」

 

 そして風呂場に行き、脱衣所にて服を脱いで風呂に入る。

 

(はぁ、こんなんで大丈夫かよ………)

 

 考えてみれば、今浸かってるこのお湯もさっきまで2人が浸かってた訳であって……、

 

(っ!?/////)

 

 考えただけでも身体が熱くなってくる。これじゃあただの変態じゃねぇか…。だが、ここでとある方のセリフを思い出す。

 

『変態は男の宿命。当然の事であり恥じることでは無い』

 

 某《寡黙なる聖職者(ムッツリーニ)》様の名言を心に刻み、何もおかしな事ではないと自分に言い聞かせ、身体を洗って俺も風呂から出て部屋に戻った。

 

 三度場所をメイの部屋に戻し、俺が戻るともう既に布団が敷かれていた。ん?

 

「………なんかクソでかい布団1枚しか敷かれてないんだけどどういうこと?」

 

 俺が嫌な予感がして確認すると、

 

四季「え………? この布団1枚で3人で寝るんだけど?」

 

 What's………?

 

ハァアァアアァアアアッ!!?!?

 

 今日の夜は長くなりそうだ……恐らく寝れないな。っていうか、この二人俺の理性をゴリッゴリに削りに来てねえか?

 

 

 

ー 続く ー




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