Liella!とトマカノーテが可可先輩の進路騒動で上海に行き、上海スクールアイドルフェスに出て帰ってきて2日後。
渚は陽菜に誘われて遊びに行く約束をしていた。
因みに陽菜は誘ったときに側にいた四季にちゃんと許可を貰っており、渚が今度ちゃんと四季を甘やかす事で四季も許してくれた。
俺の意見は……?
だが別に陽菜と遊びに行くのは渚としては嫌ではないため、彼女である四季が許していれば問題ないと待ち合わせ場所で待っていた。
(もうすぐ時間だな……)
すると、突然後ろから目隠しされた。
(っ!?)
驚く渚。すると、
?「だ~れだ?」
……今日の予定とこの声色を考えれば一人しかいない。ちょっと声のトーンを変えているが間違いないな。
「陽菜だろ?」
手が退けられ渚が振り向くと、しっかりとオシャレした陽菜が。
(っ!?)
いつものポニーテールはおろされストレートになっており、艶のある黒髪が一層美しく映る。
服はフリルのある白いレース生地の服に、赤と黒系統のチェックのスカート。
(……陽菜って、こんな服も着るんだ…………///)
いつもとのギャップに、渚は軽く赤面してしまった。
陽菜「あれあれ〜? ドキッとしちゃった?」
陽菜がからかうような発言をするが、ニコリと微笑む。
(ヤベェ……、可愛い………///)
渚はボウッ//と惚ける。
だが、直ぐに正気に戻り咳払いを1つする。
「で、今日はどこ行くの?」
陽菜「ん〜と……実はさ、この間商店街の福引きで水族館のペアチケットが当たったんだけど。男女のペア専用なんだよね。無駄にするのも勿体ないしさ。一緒に行ってくれないかなと思って」
「ああ……、それで俺を誘ったのか。でもそれなら奏でも良かったよな?」
渚がそう言うと陽菜はクスッと笑い、
陽菜「まぁ理屈ではそうなんだけど……私と紗夜がより信頼してるのは渚くんの方だから……」ニコッ
(っ!!/// なんだろう……今日の陽菜、凄く可愛く見える。あんまり踏み込むと不味い気がするな。四季に殺されるかも……)
渚は心のなかで一線はちゃんと引こうと決める。すると、陽菜が渚の手を取り歩き出す。
陽菜「じゃあ行こうか?」
「お、おう……///」
陽菜(渚くんとのデート、気合い入れて行くよ〜!)
(理性を保つのが大変そう……。っていうか何で今日こんな色っぽい服装してるのこの娘?)
―― ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ――
そして電車とバスを乗り継ぎ、水族館に到着。入り口で陽菜が福引きで当たったチケットを見せる。
受付「はい、確かに。ではこちら当水族館のパンフレットになります。それでは行ってらっしゃいませ」
そして2人で水族館に入る。中は薄暗かったが、奥へ進むと最初の方の水槽には熱帯魚や温暖な地域の淡水魚が展示されていた。
陽菜「あっ、ピラルクだ!」
「でっかいな……。確か世界最大の淡水魚だっけ?」
陽菜「そうそう。よく知ってるね?」
「まぁ、有名な方だし…」
そして通路を進んでいくと、大きな水槽に一匹だけデカいウナギが。これは……
「デンキウナギだな……」
陽菜「アマゾンで遭遇したくない生き物の1つだねぇ……」
確か牛とかでも一撃で殺す強力な電流出すんだっけか?
陽菜は興味津々。すると――、
陽菜「デンキウナギの電気をエネルギーに使えないのかな?」
「できたら良いけど、話を聞かないしできないんじゃないか……?」
陽菜「そっか……」
陽菜は残念そうな表情を浮かべたが直ぐに気を取り直すと、
陽菜「じゃあもうちょっと進んでみよう?」ギュッ!!
ムニュっ!
(っ?!?!!?/////)
陽菜が渚の腕に抱きつくと陽菜の大きめのお胸が渚の腕に当たる。渚は心のなかで必死に堪えていた。
(耐えろ俺!! 変なことしたら四季に幻滅されるぞ!! 下手すりゃ破局もあり得る!!っていうか陽菜、何で今日こんなに積極的な訳?)
俺が戸惑っていると………、
陽菜「〜〜♪」
陽菜(――好きだなぁ……)
(ホントにどうしたんだろうな?)
そしてしばらく2人で魚を見ていると、館内にアナウンスが流れた。
『お知らせします。この後、11:30より、屋外プールにてイルカショーを行います。観覧希望のお客様は是非屋外プールにお越しください』
「イルカショーだって、行く?」
陽菜「行く!!」
そして2人で屋外プールに向かった。
―― ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ――
イルカショーの会場に到着した俺たち。陽菜は前の方に座ろうするが俺は止めた。
何故ならさっき言った様に陽菜の上の服はフリルの部分もその他の部分も厚さの違いはあれレースのような生地でできている為、万が一水が掛かれば何がとは言わんが確実に………
俺が必死に説得し、やっと陽菜が折れてくれて上段の席に移動。そしたら時間になりショーが始まった。
ショーが始まると、イルカたちのパフォーマンスの数々に陽菜はテンションアップ。だが、
バッシャァアァアァアアアンッ!!
水がプールの外にまで飛び出し、さっき陽菜が座ろうとしていた席を直撃する。
(……席移動して良かった)
陽菜「アハハ……、危なかったね…」
「だから言ったろ……」
陽菜「だねぇ。この服だとブラが
ようやく気づき赤面する陽菜。だから上の方に来たんだよ。
陽菜「渚くん、ひょっとして……気付いてたから上の方に来たの?」
「…それ以外にある?」
陽菜「………プルプル///」
顔を赤面させてプルプル震えながら俺を睨む陽菜。睨まれてるのに全然怖くないの不思議。
陽菜「バカぁ〜っ!!」ポカポカ!!
「痛い! 痛いって!!」
半ベソをかきながらポカポカ俺を殴る陽菜。加減はしてくれてるのかちょっと痛いだけだ。
……この娘に本気で殴られてたら骨の1本や2本折れます。
(てか、未然に防がれたのに何で怒られてるの俺!?)
陽菜(渚くんが防いでくれたって分かってるけど、想像されてたってことでしょ!? 恥ずかしい………///)
――そして、イルカショーも終了。売店でスナックフードを買って食べる俺たち。
その後ペンギンの水槽を見に行った。
陽菜「うわぁ~」
ヨチヨチと歩くペンギンたち。カワイイな。
陽菜「私、鳥の中ではペンギンが1番好きなんだよねぇ……」
「そうなのか?」
陽菜「うん! ヨチヨチと歩く所が目が離せないと言うか、守ってあげたくなっちゃうの!」
「なんか分かる気がする…」
2人でペンギンの水槽を見ていると、
陽菜「渚くん、今日の私に何か違和感なかった?」
「すげえあった。けど、一体何で……?」
陽菜「それはね〜?」
「それは?」
陽菜が勿体ぶって焦らす。だが、
陽菜「教えな〜い!!」
ズコッ!!
コケる俺。
「何で〜!?」
陽菜「自分で気づいてくださ〜い!!」
渚が陽菜の後ろでブツブツ言っている時、
陽菜(私の大好きな
すると陽菜は振り向き、
陽菜「さっ、まだ時間はあるからまだ見て回ろう!!」
そして陽菜と一緒に水族館を見て回り1日が終了。
――翌日、結ヶ丘
Liella!の練習のために学校に来ていたら、紗夜に壁際に押さえつけられていた。
(な、何!?)
紗夜「陽菜と……私の妹とデートしただと………!」
「落ち着いて紗夜!?変なことはしてないから!!」
紗夜「ズルい!私もしたい!!」
「怒るとこそこ?!」
四季「ナギサ……」ハァ
四季さん?そのため息なに……?
「あ~っ、もう!何でこうなるんだぁああっ!!」
― つづく ―
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