好きなキャラの謎がわかるのは普通にうれしいんですが、自分の中にあった構想とかを全部考え直すことになりました。
自分の好きなように書いていいものなのか・・・
「・・・すごい場所ですね・・・この荒れ果てた土地にこんなに綺麗な水と木があるなんて」
「まったくだ。地質的に考えてもこの荒れ地にこれほど大量の木や植物を成長させる栄養は無い。ましてや川を作ることができるほどの水量など水源が枯れている今となって夢のまた夢だ。それに」
そう言って自分の意見を話していたドクターは一度言葉を止め、
「この植物が自生しているのは本来ならばサルゴンなどの熱帯性の地域だ。まちがっても真逆の気候であるこの地域で発生していることはあり得ない。ついでにもう一つ付け加えると「ねぇドクター! あの木何? なんか実がついてるけど!」・・・確かあの木は極東の物だな。あの木もか」
そういい残して自分の思考の世界に入ったドクターだったが、他のオペレーターたちも今までとはまるで違う乾燥していない空気や見上げるような樹木といった明らかにおかしいこの場所に浮足立っている。そんなほかの同行者達の反応を気にすることなく、ニェンとシーの二人は先導しながら自分たちの兄がロドスに来てくれるかどうかを言い合っている。
「そもそもなんで兄さまに
「んだよ。私がそんな奴に見えるのか? ちゃんと理由があるっての」
「どうせろくでもないことでしょ・・・」
「そんなことねぇぞ? ただちょっと兄さんがロドスの仕事を手伝ってくれれば私が楽出来て、ついでに給料も上がるってだけで。知ってたか?私が見たロドスの求人『寝食タダで遊びも充実』って書いてたのにこき使われてるんだぜ? まぁ楽しいからいいけど」
自分の考えを自慢するかのように言うニェンだったが、その欲望は妹には同意できない類のもの…というか兄を尊敬しているシーからすれば
「ニェン。シー。一つ聞きたいんだが、二人の兄は優秀な医者と植物学者を兼業しているのか?」
自分の世界に入っていたドクターが唐突に聞く。その声色は問いかけているというより、何か確認しようとしているようだった。
「んー。なんでそう思うんだ?」
「まぁ、アーミヤの言葉とこの場所について私なりにいろいろと考えてみた結果だよ。それぐらいしか考えられなくてね」
「ドクター。なぜ急にそんなことを? ケルシー先生から勧誘して欲しいといわれているので優秀な医師だということは分かりますが、なぜ植物学者なんですか?」
ドクターはアーミヤの疑問に答えることなく、拾って手に持ったままだった・・・自分たちが先ほどいた場所とは全く違う気候でだけ自生しているはずの植物を見せる。
「それはこの植物が昔から現地人に医療目的で使われてきた歴史があるからだ。この薬草は昔からすり潰して傷に塗ることで止血の効果。さっきブレイズが見つけた木も、樹皮の中に抗菌や血流促進の効果がある。原産地であればそれほど珍しいものではないが、生息域の違う医療効果のある植物がこれほど集まるとなると、どう考えても意図的に集められたものとしか思えない」
そこまで言って言葉を止めたドクターに対し、ニェンは薄笑いを浮かべながら首を振る。
「ちょっと違うな。確かに兄さんは大体のことは知ってるし一応医者らしいが、この場所はあの人の能力で作られてる場所だよ。アーツじゃねえぞ」
「・・・・・・ふむ。その言葉を信じると二人のお兄さんは自然を自由に操れるということになってしまうのだが」
「それ以外に何があんだよっと・・・ほらついたぞ」
急に開けた林の中。大きな泉のふち、巨木の陰になる場所。柱一本、手すり一つに至るまで細かな桃と龍の彫り物が施された、木で作られた骨組みだけの古びた東屋。
その中に置かれている、磨き上げた石を削って作られた机に頬杖を立てて眠る男が一人。その男を起こさないようにニェンとシーは近づき、ゆっくりと体を揺する。
薄く目を開き、自分の後ろにいる久しぶりに会う二人の妹に少し笑みを見せたあと、珍しい来客に目を細める。
「こんにちは。あなた方はこの子たちの友達かな?」
「私は二人の兄の