青年と少女のマルチプル・オンラインⅡ   作:グラハムさんとピンクマ

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第10話「増加するチーター」

 

GGO、オールドサウス…

 

 

グラハム「、、、あそこみたいだ」

 

グラハムがビルの影から指を指した方向には、一見普通のプレイヤーに見えるチーターが5人見える。

 

スティラ「最近このような事態が多いですね」

 

グラハム「あぁ、さっき第3マルチプル・オンラインでも結構規模の大きい戦闘をしたからね」

 

スティラ「そ、そうだったのですか!?」

 

スティラは声を抑えつつも驚いた声を発した。

 

グラハム「あ、あぁ、この話をすると長くなるから後で話すよ。それよりも、、、」

 

グラハムはザスカー支社と連絡する。

 

グラハム「失礼します、正確な数は?」

 

 社員 「今君達が視認している者達で全てです。他に7人いたのですが、正体不明の男3名と共にログアウトしました。そっちに関しましてはこちらが追跡します」

 

グラハム「分かりました」

 

正体不明、、、?ザスカーでも分からない相手って何だ?

 

 エディ「明日人、どうする?」

 

グラハム「ん〜。じゃあ、俺と咲月はペアで正面を、スティラとルイスは何とか背後に回り込んで奇襲してほしい」

 

 ルイス「なんか雑」

 

スティラ「分かりました。ルイス、こちらから回って行きましょう」

 

 ルイス「あんたはよくグラハムのやり方についていこうとするわね、、、。分かったわ」

 

そしてスティラとルイスは気配を殺して移動する。

 

グラハム「エディ、絶対に守るから傍から離れないでね」

 

 エディ「えぇ。でも、私のことは構わずに戦ってね」

 

グラハム「いや、気に留めておくよ。そう約束したからね」

 

 エディ「う、うん」

 

するとエディは明日人の左手を握ってきた。

 

 エディ「死なないでね」

 

グラハム「大丈夫」

 

今度はグラハムがエディの握ってきた手を握り返す。

 

グラハム「あんな奴らにはやられないよ」

 

 エディ「、、、そっか」

 

グラハム「うん、じゃあ行こうか」

 

ホルスタービットはコストが高すぎてしばらくは作れない。GNフィールドを巧みに使いつつ攻めるしかないかもな。

 

不正者A「出てきたぞ!」

 

不正者B「撃て撃て!」

 

相手はグレネードランチャーをアサルトライフル並みに連射させる。

爆風は下手すればGNフィールドを貫通して大ダメージになりかねないから気をつけなくては。

 

グラハム(スティラとルイスの奇襲が上手くいくようにしなくちゃ)

 

この先のことを考慮しながらグラハムはドラケLハブーブで撃ち返す。

 

不正者D「これくらいの奴ならいずれ!」

 

ドォンッ!

 

不正者C「がはっ!」

 

敵1人の肩が背後で構えていたエディの狙撃、対物ライフル弾により砕け、HPが7割減る。

 

 エディ「どんどん狙うね!」

 

グラハム「ナイスだよ!」

 

不正者C「さ、先に後ろの女をやれ!」

 

撃たれた奴の言葉により他4人がエディを狙う。

 

グラハム「エディに手を出させない!」

 

グレネードランチャーの雨を凌ぎつつ、エディの位置も把握しながら敵へ撃ち返す。

 

不正者E「あいつもシステムチーターか!?」

 

グラハム「ちょっとした力だ」

 

太陽炉にも色々弱点はあるからぶっ壊れ性能ではない。

 

ドォンッ!

 

不正者B「うぐっ!」

 

グラハム「逃さない!」

 

エディに狙撃された敵の背後を瞬時に取り、0距離で乱射した。

 

グラハム「まずは1人、後でザスカーにログを辿ってもらおう」

 

不正者A「小癪な、、、」

 

グラハム「スティラ、ルイス、今だ!」

 

グラハムが呼ぶと、敵の背後から2人が跳び出る。

 

スティラ「はぁぁ!」

 

 ルイス「はぁぁ!」

 

不正者A「後ろ!?」

 

不正者G「うわぁ!」

 

ザシュザシュッ!

 

スティラとルイスはそれぞれ実体剣で敵を倒した。

やっぱり2人はどの世界でも剣が様になってるな。

 

不正者E「怯まず撃ち続けろぉ!」

 

グラハム「残り4人、そのうち1人は、、、」

 

ドォンッ!

 

不正者C「ぐあっ、、、」

 

最初にエディが7割削った敵は、2度目の狙撃により倒れた。

残り3人、倒した敵に妙な動きはなし。もう終わらせる。

 

グラハム「一気に行こう!」

 

スティラ「了解!」

 

ダダダッ!ザシュッ!ザシュッ!

 

グラハム、スティラ、ルイスは残りの敵をそれぞれ仕留めた。

 

グラハム「もう動きはないな?、、、よし、お疲れ様」

 

 エディ「皆無事で良かった!」

 

4人は集まり、一旦近くのビルの影に移動して話す。

 

グラハム「うん、皆の協力のお陰でスムーズに倒すことができたよ。まさか2人共剣で挑むとは思わなかったけど」  

 

 ルイス「こっちの方が私の戦い方に合ってるのよ。ハンドガンくらいは使うけど」

 

 エディ「うんうん♪、、、あっそうだ、明日人、ザスカーからの支援要請っていうのは?」

 

ここでエディは話しておきたかったことを聞いてくれた。

 

グラハム「あぁ、ザスカーの支社で──」

 

これまでのザスカー支社での出来事や内容を3人に話した。

 

 ルイス「貴方の力を過信して協力を要請したとね、、、」

 

スティラ「大丈夫なのですか?」

 

グラハム「今の所は大丈夫。危なくなったりしたら無断で退社するし、、、いやそれは無理か」

 

無断退社などすればログイン場所を特定されるだろう。

 

グラハム「まぁそれより、瑠璃、ウリエルに会いに行こう」

 

 ルイス「え、えぇ。遂にね」

 

チーター達の始末を終え、グラハム達はようやく第3マルチプル・オンラインへ向かうのであった。

 




ピンクマ「ごめんね!就職が本格的にね(汗)」
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