青年と少女のマルチプル・オンラインⅡ 作:グラハムさんとピンクマ
GGO、オールドサウス…
グラハム「、、、あそこみたいだ」
グラハムがビルの影から指を指した方向には、一見普通のプレイヤーに見えるチーターが5人見える。
スティラ「最近このような事態が多いですね」
グラハム「あぁ、さっき第3マルチプル・オンラインでも結構規模の大きい戦闘をしたからね」
スティラ「そ、そうだったのですか!?」
スティラは声を抑えつつも驚いた声を発した。
グラハム「あ、あぁ、この話をすると長くなるから後で話すよ。それよりも、、、」
グラハムはザスカー支社と連絡する。
グラハム「失礼します、正確な数は?」
社員 「今君達が視認している者達で全てです。他に7人いたのですが、正体不明の男3名と共にログアウトしました。そっちに関しましてはこちらが追跡します」
グラハム「分かりました」
正体不明、、、?ザスカーでも分からない相手って何だ?
エディ「明日人、どうする?」
グラハム「ん〜。じゃあ、俺と咲月はペアで正面を、スティラとルイスは何とか背後に回り込んで奇襲してほしい」
ルイス「なんか雑」
スティラ「分かりました。ルイス、こちらから回って行きましょう」
ルイス「あんたはよくグラハムのやり方についていこうとするわね、、、。分かったわ」
そしてスティラとルイスは気配を殺して移動する。
グラハム「エディ、絶対に守るから傍から離れないでね」
エディ「えぇ。でも、私のことは構わずに戦ってね」
グラハム「いや、気に留めておくよ。そう約束したからね」
エディ「う、うん」
するとエディは明日人の左手を握ってきた。
エディ「死なないでね」
グラハム「大丈夫」
今度はグラハムがエディの握ってきた手を握り返す。
グラハム「あんな奴らにはやられないよ」
エディ「、、、そっか」
グラハム「うん、じゃあ行こうか」
ホルスタービットはコストが高すぎてしばらくは作れない。GNフィールドを巧みに使いつつ攻めるしかないかもな。
不正者A「出てきたぞ!」
不正者B「撃て撃て!」
相手はグレネードランチャーをアサルトライフル並みに連射させる。
爆風は下手すればGNフィールドを貫通して大ダメージになりかねないから気をつけなくては。
グラハム(スティラとルイスの奇襲が上手くいくようにしなくちゃ)
この先のことを考慮しながらグラハムはドラケLハブーブで撃ち返す。
不正者D「これくらいの奴ならいずれ!」
ドォンッ!
不正者C「がはっ!」
敵1人の肩が背後で構えていたエディの狙撃、対物ライフル弾により砕け、HPが7割減る。
エディ「どんどん狙うね!」
グラハム「ナイスだよ!」
不正者C「さ、先に後ろの女をやれ!」
撃たれた奴の言葉により他4人がエディを狙う。
グラハム「エディに手を出させない!」
グレネードランチャーの雨を凌ぎつつ、エディの位置も把握しながら敵へ撃ち返す。
不正者E「あいつもシステムチーターか!?」
グラハム「ちょっとした力だ」
太陽炉にも色々弱点はあるからぶっ壊れ性能ではない。
ドォンッ!
不正者B「うぐっ!」
グラハム「逃さない!」
エディに狙撃された敵の背後を瞬時に取り、0距離で乱射した。
グラハム「まずは1人、後でザスカーにログを辿ってもらおう」
不正者A「小癪な、、、」
グラハム「スティラ、ルイス、今だ!」
グラハムが呼ぶと、敵の背後から2人が跳び出る。
スティラ「はぁぁ!」
ルイス「はぁぁ!」
不正者A「後ろ!?」
不正者G「うわぁ!」
ザシュザシュッ!
スティラとルイスはそれぞれ実体剣で敵を倒した。
やっぱり2人はどの世界でも剣が様になってるな。
不正者E「怯まず撃ち続けろぉ!」
グラハム「残り4人、そのうち1人は、、、」
ドォンッ!
不正者C「ぐあっ、、、」
最初にエディが7割削った敵は、2度目の狙撃により倒れた。
残り3人、倒した敵に妙な動きはなし。もう終わらせる。
グラハム「一気に行こう!」
スティラ「了解!」
ダダダッ!ザシュッ!ザシュッ!
グラハム、スティラ、ルイスは残りの敵をそれぞれ仕留めた。
グラハム「もう動きはないな?、、、よし、お疲れ様」
エディ「皆無事で良かった!」
4人は集まり、一旦近くのビルの影に移動して話す。
グラハム「うん、皆の協力のお陰でスムーズに倒すことができたよ。まさか2人共剣で挑むとは思わなかったけど」
ルイス「こっちの方が私の戦い方に合ってるのよ。ハンドガンくらいは使うけど」
エディ「うんうん♪、、、あっそうだ、明日人、ザスカーからの支援要請っていうのは?」
ここでエディは話しておきたかったことを聞いてくれた。
グラハム「あぁ、ザスカーの支社で──」
これまでのザスカー支社での出来事や内容を3人に話した。
ルイス「貴方の力を過信して協力を要請したとね、、、」
スティラ「大丈夫なのですか?」
グラハム「今の所は大丈夫。危なくなったりしたら無断で退社するし、、、いやそれは無理か」
無断退社などすればログイン場所を特定されるだろう。
グラハム「まぁそれより、瑠璃、ウリエルに会いに行こう」
ルイス「え、えぇ。遂にね」
チーター達の始末を終え、グラハム達はようやく第3マルチプル・オンラインへ向かうのであった。
ピンクマ「ごめんね!就職が本格的にね(汗)」