青年と少女のマルチプル・オンラインⅡ   作:グラハムさんとピンクマ

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エディ視点は途中から


第13話「失態」(エディ視点)

 

トランザムライザーソードの攻撃により、辺りは黒煙が立ち込めている。

 

グラハム「っ!」

 

ガキンッ!

 

すると突如、黒煙の中から剣がグラハムを目掛けて飛んできた。

 

 ルイス「グラハムッ!」

 

グラハム「来るな━━」

 

ザシュ・・・!

 

ルイスに近づかないように言った直後、グラハムの心臓のある位置に敵の直剣が貫いた。貫かれた直後、グラハムのGN粒子の光が無くなる。

 

敵エース「、、、やむを得ず繊月明日人を処理。2体の捕獲任務に移行する」

 

 ルイス「、、、ッ!くっ」

 

ルイスは怒りのあまり再び攻撃しようとしたが踏み留まり、3つほどGGOで用意していた閃光グレネードとスモークをばら撒き、グラハムを担いでスティラと撤退した。

 

 ルイス『できるだけ遠くに、、、あの小屋まで行くわ!』

 

スティラ『迅速にエディさん達も運びます!』

 

ルイスは脳内通信でスティラに伝えた後、一足先に小屋へ向かい、スティラは太陽炉の力でエディとウリエルを担ぎ後に続いた。

 

敵エース「003と007にはまた逃げられた。だがマークはできている、次で成功させる」

 

敵3人はスティラ達を追いかけることなく、撤退を始めたようであった。

 

 

古びた小屋…

 

 

 エディ「、、、明日人っ」

 

そう呼び掛けても大好きな人は返事を返さない。

 

スティラ「、、、大丈夫、生きています」

 

 ルイス「ホントっ!?」

 

 エディ「良か、った、、、」

 

グラハムが一命を取り留めたようでエディは安心し、膝をつく。

 

ウリエル「だ、大丈夫ですか!?」

 

 エディ「う、うん、ごめん、緊張の糸が切れたみたい」

 

 ルイス「けど、どうして助かったの?」

 

スティラ「グラハムさんが言っていました。オリジナルの太陽炉は心臓をカバーするように付けられている感じがしていると。その感じが当たっていたんでしょうね」

 

ルイス「貫かれたのにそんなことが、、、?けど良かった」

 

ルイスも安堵し、小屋の中にあった木箱に座る。

 

スティラ「それでも、心臓の負荷はかなり大きいです。最低限の治癒は行いましたが、いつ目覚めるかは、、、」

 

 エディ「、、、」

 

エディはグラハムの頬にそっと触れる。

 

スティラ「エディさん、、、」

 

 エディ「何で明日人は危険な目に合わなきゃいけないんだろ、、、」

 

 ルイス「それは、、、誰にも分からない。けど」

 

ルイスは再び立ち上がり、グラハムの前にしゃがみこむ。

 

 ルイス「それでも明日人は私の、私達の大切なものの為に戦ってる。私は不器用だから、その気持ちに応えることしかできないわ」

 

 エディ「、、、うん」

 

スティラ「私も明日人さんと出会ってから大切なものを守る強さを教えてもらいました。今度は私が明日人さんを守る番ですね」

 

 エディ「スティラ、、、」

 

そうだよね。明日人の気持ちは私も大切にしたい。

 

ウリエル「お姉様、どこへ?」

 

エディ、スティラがグラハムに視線を送っていた時、ウリエルがルイスの動きに気付いた。

 

 ルイス「また襲撃者よ」

 

スティラ「厄介ですね」

 

 エディ「、、、」

 

エディも立ち上がり、明日人の傍に置かれている夜空の剣を手にする。

 

 エディ「明日人には、私に戦ってほしくないって思われてるだろうけど、守られてばかりじゃ嫌」

 

 ルイス「分かった、行くわよ」

 

2人はすぐに気を引き締め、ボロいドアをゆっくり開ける。

 

スティラ「ウリエルさん、少しの間だけグラハムさんをよろしくお願いしますね」

 

ウリエル「分かったわ」

 

小屋を出た後、3人はそれぞれに別れて奇襲攻撃の陣形を取る。

明日人が目覚めるまで、できることをやってみせる。

 




ピンクマ「インフルです」
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