青年と少女のマルチプル・オンラインⅡ 作:グラハムさんとピンクマ
通学路・・・
明日人「ふわぁ、、、」
咲月「昨日は全然眠れなかったね、、、」
明日人「うん、、、やっぱり学校休もうかな、家族の1人が拐われてるんだから、授業なんて受けても集中できないよ」
咲月「それはそうだけど」
明日人「、、、」
第3マルチプル・オンライン、草原・・・
明日人と咲月が学校へ向かう一方、スティラとウリエルは既に移動を始めていた。
スティラ「草原はまだ続きそうですね。このまま進み続けたままでいいんでしょうか、、、相手の探知範囲がどれくらいのものか」
ウリエル「、、、」
スティラ「、、、大丈夫ですよ。私達が絶対にルイ、、、ラファエルさんを救出しますから」
ウリエル「スティラさん、、、すいません、弱気になってました」
スティラ「いえ、気にしな、、、っ!走って下さいッ!」
ウリエル「ッ!?」
ヒュンッ!
スティラ「くッ!」
左から突如飛んできた矢にスティラはいち早く気付きウリエルを守りながら走る。
スティラ(敵は、、、まだ1人。増援が来る前に仕留めたい)
スティラは矢を斬り落としながら敵に向かって走る。
スティラ「ウリエルさんは先に行って下さいッ!」
ウリエル「は、はい、、、!」
本来ならスティラの後ろにいてもらいたかったが、討ち漏らしなどでウリエルがやられては意味がない。
スティラ「相手は襲撃者だったか。だが容赦はしない!」
ザシュッ!
相手がヒューマノイドではないにしても何か仕込まれている可能性を考え、剣の間合いに入ると一瞬で首を斬った。
スティラ「他に敵は無し。急がなくては」
スティラはウリエルの元へ駆ける。
ズキッ!
スティラ「うぐッ」
その途端、頭痛が起こり足を止めてしまう。
スティラ「これはまさか、、、ッ!」
スティラの予感は運悪く的中し、グラハムやルイスを散々苦しめたヒューマノイド コンプリートが数体スポーンしていた。
スティラ「またいきなり出てきて、、、!」
???「呆れた。この程度の奴に何を手こずってるの?」
スティラ「ッ!?」
いきなり声が聞こえたと思えば、ヒューマノイド コンプリートの間から1人の女性が前に出る。服装はボロく、どす黒いような殺気をしている。
???「これが国を信じ続けた私か?」
スティラ「わた、し、、、?」
???「、、、チッ」
ドカッ!
数十分後、少し離れた草原・・・
ウリエル「はぁ、はぁ」
ウリエルはスティラに言われた通り、ずっと走り続けていた。だが、そろそろ体力の限界が近い。
ウリエル「はぁっ、はぁっ、はぁっ、、、スティラさん、、、」
急な坂を登ったり降りたりしたこともあり後ろが全く見えず、スティラの様子が分からない。
ウリエル「ここからどうすれば、、、戻った方がいいかしら?、、、戻らないと、スティラさんとはぐれる訳にもいかないわね」
ウリエルは悩んだものの即決し、来た道を戻る。
古びた小屋・・・
グラハム「くそっ、何処だ!?」
エディ「ま、待って明日人!」
結局学校を休んだ明日人と咲月。だが、休んだのは心配だからという理由だけではない。
エディ「スティラの気配が消えたって本当なの!?」
グラハム「ほんの僅かに感じた程度だけどね。もし本当に連れ去られたりしちゃったならウリエルが孤立した状態かもしれない」
そう話しながらグラハムはとあるものを見つける。
グラハム「流石スティラだ」
エディ「これは、目印だね!」
スティラは念を押して、木の枝を折って矢印を作ってくれていた。
グラハム「見逃さないように小屋の中にあった瓶を傍に置いて主張してる、別行動を取るのには慣れているのかな。ってそれより先を急ごう!」
エディ「うん!」
一刻を争う事態かもしれない、早く目印の方向へ向かわないと。
グラハム「っ!」
エディ「えっ?」
すると突如、グラハムはすぐ傍で何かがスポーンしてくるのを感じた為、エディを自身の後ろへ庇うようにし、戦闘に備える。そしてグラハムが感じた通り、剣を向けた先には銀髪の女性と黒髪の女性が無音でスポーンしていた。
???1「もう気付かれてる。この世界の転送は予備動作とかないって聞いたのだけれど」
???2「それだけあいつが彼に期待してるだけはあるってことね」
そんな事を言いながら、女性2人は剣を構えだす。
グラハム「女、、、向こう側のプレイヤーか」
そういえば去年奪ったファイルに書いてあった。「イノベイターは男も優秀だが戦争には体の柔軟性が高い女の方が優秀」だと。それならば目の前の2人もイノベイターであってもおかしくない。
グラハム「咲月、俺の傍を離れないで。多分あいつらもイノベイターだ」
エディ「分かった」
エディはヘカートⅡをストレージから取り出しグラハムに続いて戦闘態勢に入る。
???1「来るわよ」
ルイスもスティラもウリエルも消息不明になっている。せめて撤退だけでもさせなければ。
相手の名前やHPバーは表示されてないから油断は禁物だな。
グラハム「邪魔をするなぁッ!」
グラハムはまず銀髪の女性に向かって剣を振り下ろす。
ブゥンッ!
グラハム「なっ!?」
剣を直撃させたと思ったが、女性は残像を出して回避した。
???1「貰ったわ!」
エディ「させないッ!」
銀髪の女性はグラハムの背後に回って一瞬でトドメを刺そうとしたが、エディが狙撃でそれを封じた。
グラハム「ブラックナイツな奴め──!?」
グラハムは突如体を右に捻ると、後ろからの斬撃をギリギリかわした。
細心の注意を払ったはずなのに意識外からの攻撃をしてくるなんて。この一瞬で事が起こり過ぎている。
エディ「くっ!?」
すると今度は咲月の方へ銀髪の女性が攻めていた。
エディ「攻撃が、当たらないっ!?」
確かにエディの方に目をやると斬撃とドラケLハブーブでの銃撃全てがかわされている。
グラハム「カバーする!」
エディに攻撃が入る寸前に夜空の剣でパリィし、次にまた意識外から攻撃しようとした黒髪の女性の攻撃を白夜の剣で瞬時に防ぎ力一杯に吹き飛ばした。
グラハム「隙が無さ過ぎる!」
???1「意外としぶといわね」
???2「私の力で集中力を乱してるはずなのだけれど、すぐ復帰してるわね」
集中力を乱す、、、やっぱり黒髪の女の能力なのか。マインドコントロールってやつか?とにかくどう打開すればいいものか。
ダダダッ!
エディ「危なかった、また明日人の背後に回り込んで、、、」
考え事をしているとまた背後を取られかけたらしい。
グラハムとエディは背中合わせになって背後を取られないようにする。
グラハム「残像を出し攻撃を全てかわす奴に加え脳に干渉して襲ってくる奴、勝てるビジョンが全く見えないな」
ピンクマ「もっと早く投稿できたらな、、、できたらな、、、」