青年と少女のマルチプル・オンラインⅡ 作:グラハムさんとピンクマ
???、壊滅都市…
グラハム「あぁくそっ、どうしていつもこんな目に、、、っ」
曇り空の中、グラハムは大剣装備のプレイヤーと対峙している。だが、その大剣持ちは通常の動きではない。
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前日の夜…
明日人が寝ようとすると、スマホの通知音が鳴った。
明日人「?、これは、、、」
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【ユーザー様ご案内】
突然のご連絡失礼します。お客様のVR信号から一定以上の数値が検知されましたので、お忙しいとは思いますがこちらの支社までご来会願います。
ザスカー支社
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相手はまさかのザスカー支社であった。
信号の検知?まさかとは思うけど、大手の会社までも何か悪巧みをしているのか?
翌日、ザスカー支社前…
明日人「来てしまった、、、」
一度は既読無視も考えたが、信号の検知がどうしても引っかかるので足を運んでみることにした。そして、支社の門のインターホンを使用する。
社員「はい」
明日人「昨夜にメールを受け取った者です」
社員「おぉ、お待ちしていました!4階の社長室へ願います」
やけに歓迎してそうな声色だな。
社長室…
コンコンコンッ…
明日人「失礼します、昨夜にメールを頂いた繊月明日人です」
社長「どうぞ、入って来なさい」
名乗ると部屋から男の声が聞こえてきた。
明日人「はい、失礼します」
ドアを開けると、社長室なだけあってとても綺麗な部屋が目に入った。
社長「そちらのソファへお座りください」
明日人「分かりました」
社長「早速ですけど、VR信号の異常検知について話させて頂きます。単刀直入に質問させて頂きますと約1年前、あなたの身に何かありましたか?」
1年前、1年前、、、確かVR殺人鬼とか言われる奴と死闘を繰り広げてたな。そいつの名前は忘れてしまったが。
明日人「1年前ですか、、、その時僕は人のペインアブソーバーを操作するチーターと戦闘していました。これについて話すと長くなってしまうので省略させてもらいます」
社長「やはり出来事がありましたね。それから君はVR内でありえない反応速度を繰り出すことが増えてきたと、、、」
明日人「な、何故ご存知なのですか?」
社長「プライバシー保護の問題が出てきてしまいますが、この1年ずっとあなたのプレイをスタッフと共にホーム内、グロッケン内以外で監視、、いや、傍観しておりまして、信号の確認を取らせて頂きました」
おぉ、ホントにプライバシー侵害、、えってことは咲月とくっついてたところ見られてた、、、?
社長「そこで、あなたの今までの信号等を見てお願いがあります」
明日人「えっあ、はい」
社長の声でふと我に返る。
社長「チーターの消滅運動に参加してほしいのです。我々ではお恥ずかしながら、BAN行為すら対策しているプレイヤーの対処に一人一人時間がかかってしまいますので」
明日人「あぁぁ、、、分かりました、話に乗りましょう」
完全に信用したわけじゃないが、殺人事件を広げるのは食い止めたい。
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そして現在に至る。ザスカー支社に手を貸したことにより、グラハムはどの仮想世界でも同じ装備、ステータスを使用することができる権限と、敵を倒すことで不正行為をするプレイヤーをBANする権限が与えられた。
直接倒さなきゃBANできない仕組みがあるんだろう。アニメチックな展開だなぁ、、、。
大剣使い「動きがとろいぞ!」
グラハム「これが普通なんだよな、、、くっ」
初のチート相手は加速チート。大剣の攻撃速度を動きでカバーしているようだ。
グラハム「ペインアブソーバーのチーターじゃないだけマシだな」
そう言いながらグラハムは大剣を別方向へ受け流す。
大剣使い「何だとっ!」
グラハム「これまでソードスキルを受け流してきたんだ。これは常時ソードスキルで突っ込んで来てるのと変わらない」
とは言っても辛いことには変わらない。すぐに片付けなければ。
大剣使い「ちぃっ」
大剣使いは一度後方へ下がった後、もう一度物凄い速度で突撃する。今度は(グラハムから見て)左下から右上へ斬り上げるつもりのようだ。
大剣使い「これは受けられないっ!!」
確かに俺は右利きで、左下から来る大剣の物量に耐えられない。ビームサーベルを取り出そうにも鍔迫り合いができずにすり抜けて斬られるかもしれない。ならば…。
グラハム「トランザムッ!」
グラハムは赤く輝き、大剣使いの背後へ回り込んだ。
相手が不正で速く動くなら、こっちは正攻法で速く動くだけだ。
大剣使い「なっ!?」
グラハム「ログアウトしてしばらくしたら逮捕状が来るかもな」
最後にそう伝え、グラハムは大剣使いの首を斬り飛ばした。
グラハム「撃破。、、、それで確か、倒した後も死体確認しろと言ってたな」
倒して安心した時、HPが0になった後も不審な動きがないか見ておかないといけないらしい。
グラハム「今首を斬り飛ばした訳だから動かれると不気味だな、、、」
不審な動きはせず、動作信号の検知もなし、、、うん、問題なさそうだ。
グラハム「初任務達成っと」
グラハムは夜空の剣をストレージにしまい、次の任務地へと向かいながらふと思った。
グラハム「そういえばこの仮想世界のタイトルは何だったかな。SAOとはまた違うテーマだけど」
壊滅した都市のようだがGGOとはまた違う。ログインする前に聞いてみれば良かった。
グラハム「まぁ、何だっていいか」
ヒュルヒュルヒュル…
グラハム「!」
背後から何かが飛んでくる音が聞こえたので瞬時にビームサーベルで切り落とした。それはワイヤーアンカーであった。
グラハム「誰だ」
3階建ての建物の屋上に人影が見える。間違いなく狙ったのはあのプレイヤーである。接近戦に持ち込まれた場合を考えて、ストレージから再び夜空の剣を取り出す。だが、その人影は1回狙っただけで撤退した。
グラハム「、、、また何かに巻き込まれるような気がするな」
グラハムはその敵がいた方向を警戒しつつ次の任務へ向かった。
ピンクマ「memory of Edy、、、数話投稿したきり全く更新してない、、、」