青年と少女のマルチプル・オンラインⅡ   作:グラハムさんとピンクマ

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第4話「謎の招待」

 

グラハム「、、、今だ!」

 

残存しているホルスタービット全てを前方に展開させ、対物散弾を受けると全壊した。そしてその爆発で小規模の黒煙が広がる。

 

不正者C「、、、っ」

 

その小規模の黒煙が広がっていくのを見た途端、敵の1人は後退した。

 

不正者A「?、、、ごはっ!?」

 

後退しなかったもう1人は、黒煙からの銃撃に油断し倒される。

 

グラハム「ナイスカバーだ、エディ」

 

 エディ「良かった」

 

不正者C(あいつで間違いなさそうだ)

 

黒煙が薄まり、グラハムの背後にはリロードしているエディがいた。グラハムはこのためにわざとホルスタービットを全壊させたのだ。

 

不正者C「くらえ」

 

最後の敵がまたもや対物ライフルを構える。

 

 ルイス「させないわ!」

 

不正者C「!、、、007」

 

直様ルイスに対物ライフルを向けようとするが遅い。ルイスはビームサーベルで銃口を切断し、敵の腰部を斬りつける。

 

不正者C「くっ」

 

致命傷を負っても敵は下がらず、ルイスにフォトンソードを振り下ろそうとする。

 

ドォンッ!

 

だが、ルイスが攻撃される寸前にエディがヘカートⅡで敵の頭を撃ち抜き、相手を行動不能にした。

 

 ルイス「ありがと」

 

 エディ「無事で良かった!」

 

ルイスはグラハムとエディのもとへ駆け寄る。

 

 ルイス「それにしてもこいつら何だったの?」

 

グラハム「この世界を壊そうとした奴らだ。そして、最後に倒した奴は殺人犯」

 

 エディ「よく分かったね」

 

グラハム「このくらいならざっと集中するだけで感じ取れるようになるよ」

 

 エディ「それが少し異常だということに気づいて」

 

しまった、また当然のことかのように話してしまった。

 

 ルイス「こんな会話になった時いつも言ってるけど、イノベイターになっちゃったものは仕方ないわ」

 

グラハム「そうだね。あっそういえば、2階に狙撃されてたけど大丈夫だったの?」

 

 ルイス「ん?あぁ、いきなり私の顔の横を掠めて天井に弾が当たって崩れてきたから、体が埋もれてしまったのよ」

 

下手すればヘッドショットじゃないか。

 

グラハム「危な、、、本当に無事で良かった」

 

 ルイス「ホントにね」

 

 

数分後、グラハムのホーム前…

 

 

 エディ「もう少しだけここにいちゃ駄目、、、?」

 

 ルイス「駄目、明日も早いんだから」

 

グラハム(姉か)

 

 エディ「仕方ないか。明日人、また今度ね」

 

グラハム「うん、明日も頑張って」

 

エディはしょんぼりしながらグラハムに手を振りログアウトした。

 

 ルイス「、、、明日人」

 

、、、ルイスも気づいているか。

 

グラハム「大丈夫、バレないように録画してくれ」

 

ルイスは瞬時に移動する。

 

グラハム「はぁ、、、他にもいたのか。出てこいよ」

 

階段の方へ目を向けると、階段の裏から人が出てきた。

 

 謎の男「君が、繊月明日人だな」

 

グラハム「、、、」

 

グラハムはドラケLハブーブを取り出す。

圏内は安全じゃないってのは前に学んでいるからな。

 

 謎の男「明日の夜、この世界に来い」

 

男はシステムウィンドウを開くと、グラハムに12桁の数字を見せる。

 

グラハム「これは、シード値か」

 

 謎の男「待っているぞ」

 

そう言って謎の男は姿を消す。

 

グラハム(う〜ん、少なくともあの人自身からは殺気が感じられなかった。利用されてるな、、、)

 

 ルイス「今の奴、殺す気は全くなさそうだったわね」

 

グラハム「やっぱり?」

 

 ルイス「えぇ。そしてあいつ、明日人が殺した医師の助手だったかしらね」

 

グラハム「そんな人いたっけ?、、、あ」

 

確かに居た。病院で初めて仮想世界へログインした日にいた手術師さんだ。

 

グラハム「いたな」

 

 ルイス「いたでしょ?ってことでそろそろ離脱しなきゃ咲月に心配されそうだし行くわ」

 

グラハム「あっうん、付き合ってくれてありがとう」

 

 

数分後、明日人の家、ダイニングにて…

 

 

ログアウトし、自分の部屋から出ると凛が皆の洗濯物をたたんでいた。

いつもごめんね。

凛に紅茶を出してから、さっき仮想世界であった出来事を話す。

 

 凛 「阪田さん、まだいたんですね」

 

明日人「あの人、『さかた』さんって言うんだ?」

 

 凛 「はい。おそらくですが、殺した医師のもう1人の方だった気が」

 

明日人「そうそう、凛も会ったんだ」

 

 凛 「会ったと言うよりは、『見かけた』が正しいですね。名札から名前を知っただけなので会話も特になくて」

 

明日人「そっか」

 

相手のことをもっと知りたいと思ったけど、会話も特にないなら仕方ないか。

 

 凛 「それで、明日その世界に行くのであれば、私もついて行ってもいいですか?」

 

明日人「心強いけど、相手の考えがまだ読めない以上、連れて行くのは控えたいな」

 

 凛 「明日人さんも危険ですので後方待機でならどうでしょう」

 

明日人「確かに、、、うん、なら明日よろしくね」

 

 凛 「了解です」

 

凛を巻き込みたくなかったけど、後ろにいるならいざと言う時に逃がせるし問題な、、、いやスティラが逃げるとは思えないな。

 

 

明日人の部屋…

 

 

明日人「ふぅ、、、」

 

明日人は自室へ戻るとすぐにベッドへ寝転んだ。

 

明日人(このシード値、また何か無事じゃ済まない気がする。今からレベル上げ、、、間に合わないな。もう自分の今ある技術で対抗するしかないな)

 

そう考えつつ、左手の薬指につけているアメジストの指輪を眺める。

 

明日人(異常なく帰還できますように)

 

凛にかかればいくら大怪我しても治療してくれそうだが、気をつけるに越したことはないだろう。

さて、今度はどんな世界、出来事が待っているのだろうか。

 




ピンクマ「ごめんなさい!投稿ペースダウン!」
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