転生者掲示板   作:名無しの作者

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あるいは、ただの転生者の青春の話


とある救世主の話

 

「オラオラどうしたァ!こっちはピンピンしてんぞォ?さっきまでの勢いはどこいったんだオォン!?」

「うるせえー!お前がヘルメットゼロだなんて知ってたら喧嘩なんか売らなかったわボケェ!!」

「ちょ、リーダー煽らな「誰がボケだってェ?!」『ギャーっ!?!?』」

 

 俺の名前は世廻カサネ!またの名をヘルメットゼロ!ブルーアーカイブの世界を救い、神の粋な計らいで第3の人生を謳歌してる転生者サ!

 え?今なにしてるのかって?実は俺傭兵家業をしてるんだけども、そのお仕事の途中でヘルメット団に喧嘩を売られちゃってネ。そいつらをボコボコにしてるとこだお☆

 

「おぉらもういっぱーつ!」

「うわぁぁ!?ちょ、ちょっとぉ!どこ狙ってんだよぉ!!」

「ア?ドたま以外ねェだろうがナメてんのかァ!?」

「この距離でグレネードは死ぬってぇ!!」

「リーダーもう逃げようよ!勝ち目ないってこれ!」

 

 力量差がしっかりわかってるやつもいるみたいだな。まあ1vs6でボコボコにされて理解できないやつのが稀か!

 

「逃げようにも隙がないでしょうが!背中なんか向けたら一瞬で殺されるよぉ!!」

「よく理解ってんじゃねェか!そらそらそらァ!避けろよ死ぬぞォ!」

『ひぃ~~~!?!?!?』

 

 まあ実際のところ殺す気はないんだけども。殺す気でやらないと気絶すらしないからねキヴォトスの生徒達。

 

『Prrrrr.Prrrrr.Prrrrr』

「ン?」

 

 仕事用の携帯端末が振動と共に着信音を出す。依頼主から催促の電話かな?

 

「はァいもしも~し。こちらヘルメットゼロォ」

『現場にいないようですがどちらにいらっしゃるのですか?そろそろ時間ですよ』

「すんませェん、ちょっとヘルメット団に絡まれててェ~」

『…遊んでいないでさっさと片付けてはいかがですか?まあ時間に遅れさえしなければこちらとしては問題ないのですが』

「う~っす」

『では後ほど』

「はァい」

 

 やれやれ、さっさと片づけますかねぇ。

 

「てことでェ、こっからは手加減なしで相手してやんよォ!覚悟しなァ!」

『ひぇ~~~!?!?!?!?』

 

 とりあえず近くにいた一人に接近し至近距離で頭に一発撃ち込む。

 

「かッ…」

「あぁ!ミノがやられた!」

「次はテメェだァ!」

「ぎゃッ」

 

 次いでその近くにいたやつの頭にも一発。

 

「こ、この!」

「オラァ!」

「うっ!?」

「うわっ!?」

 

 近づいて来た一人を蹴り飛ばし、少し離れたところにいた一人にぶつける。

 

「最後はテメェだリーダーさんよォ!」

「クソー!ただでやられてたまるかー!!」

 

 リーダーがやぶれかぶれに銃を乱射してくるが、ほとんど当たっていない。まあ当たっても全く痛くないんだけどな!

 

「もっと神秘を込めて弾を出すんだなァ!」

「ぐえー!!」

 

 景気づけに残った弾をすべてリーダーに打ち込む。

 リロードしながら周囲を見回し、ヘルメット団がみんな気絶しているのを確認する。

 

「ふゥー…。さて、いきm『Prrrrr.Prrrrr.Prrrrr』あァん?ッチ、もしもし?今終わったとこだよすぐ行く」

『…えぇと、すみません。ヘルメットゼロさんの電話で合ってます、か?』

「…ン?」

 

 なんか聞き覚えのある声だな?

 

「まァあってるが。おたくは?」

『あ、すみません。私アビドス高等学校の奥空アヤネと申します。今回はお願いしたいことがあってお電話いたしました』

「…アー、えっと、アヤネ?あたしだけど、わかる?」

『えっ?えーと、え!?も、もしかしてカサネ先輩ですか!?』

 

 そうそう、俺ってばアビドス高等学校の生徒に転生してたんだけど、学年的にはホシノ…小鳥遊ホシノと同級生だったんだよねーこれが。原作に関わりたいっていう願いも叶えてくれてたんだよ神様。粋だよねぇ…。まあ前々世の記憶なんてほぼねえけどな!ガハハ!

 

「うん、あたし。その、お願いしたいことって何?今別の仕事を請け負ってるから、そっちの仕事をすぐってわけにはいかないんだけど」

『へ?あ!えーとそうですよね。あーでも一大事なんです!ホシノ先輩がカイザーPMC…、ゲマトリアの黒服を名乗る人物のところへ行ってしまって。それを今から助け出しに行くところなんです!』

「なんだって!?」

 

 黒服のとこに行っただあ!?行かないって言ってたじゃん!!どうしてそんなことになってんだよぉ!?ぬぉおおぉお…!一人で抱え込むタイプだと思ったからホシノにはこの番号も教えてたのによぉ!相談してくれないなら意味ねえじゃん!!

 

「なんでそんなことに…いや、今はそんなことどうでもいい!ホシノの居場所はわかってるのか!?」

『は、はい!アビドス砂漠にあるカイザーPMCの第51地区の中央あたりに捕らわれているようです!』

「アビドス砂漠か…今から全力で行けば3時間くらいで行けるな…。よし、あたしも向かう!」

『いいんですか!?仕事の方は…』

「友達の方が大事に決まってんでしょ!」

 

 ホシノのがどう思ってんのか知らんけどな!あいつ俺の事嫌ってそうだし!

 

『わ、わかりました!ありがとうございます!』

「いいよ。じゃあそっちも気をつけてね!」

『はい!』

 

 さあて、今回の依頼主に謝りの電話入れねえとな!

 

『Prrrrr.Prrrrr.Prrrrr』

『はい』

「あ、もしもしィ~?悪いんだけどさァ、次の現場行けそうにないわァ」

『…何かあったんですか』

「ン?ア~、急用が出来ちまってさァ」

『…ふむ、そうですか。まあ、貴方は他の方々と違ってこちらの要望通りに働いてくれていますし、今回はいいでしょう。そもそも次の現場に貴方を呼んだのは保険の保険のためですし』

「お、マジィ?あんがとォ~。あァでも、今回の依頼料は後でそっちに送り返しとくからァ」

『貴方も律儀ですねぇ。…次の仕事の時にまた連絡します。では』

「うィ~、じゃ」

 

 っし。依頼主から許可もでたことだし、行きますかあ!

 

 

★★★★★

 

 

 道中ヒフm、ファウストや便利屋に助けて貰いながら、なんとかたどり着いた目的地。

 しつこく追ってきたカイザーPMC理事相手に激戦を繰り広げていた、その時だった。

 彼女が現れたのは。

 

「ハッハァ!ようやく到着だァ!アビドス高等学校廃校対策委員会共ォ!!依頼通り来てやったぜェ!」

 

 左側面部にデカデカと白い塗料でØと描かれたつや消しの黒いフルフェイスヘルメットを被り、ワイシャツにスカート、肩からは何故かアビドス高等学校の制服をかけた何者か。

 

「誰!?」

「どうしてアビドスの制服を羽織っているのでしょう?」

「ん、不思議」

『い、依頼?』

 

 対策委員会の面々の反応からして、知っている人物ではなさそうだが…。

 

「“貴方はいったい…?”」

「ン?あたしの名前はヘルメットゼロ!泣く子も黙らせる傭兵よォ!あんたが先生かァ!?よろしくなァ!」

「なんだと!?何故貴様がいる!今は別の場所にいるはずだろう!!」

「お?なんだァ?あたしのお得意様と知り合いかァ?まあ今回の依頼はアビドス対策委員会の援護なんでなァ!遠慮なく行くぜェ!?」

「くそぉ!」

 

 ヘルメットゼロと名乗る不審者がカイザーPMCと戦闘を始めた。

 彼女は二丁拳銃と巧みな身のこなしで次々に兵士たちを倒して行き、あっという間に元の半分にまでしてしまった。

 

「おうおうおう!歯ごたえのねェ奴らだなァ!」

「すごい…」

「わあ、とっても強いんですねぇ」

「ん、圧倒的」

『凄い…あの数を一瞬で…』

「対策委員会共ォ!ここはあたしが引き受ける!さっさと行きなァ!」

 

 戦闘を継続しながら、器用に顔をこちらに向き放った言葉にハッとする。

 

「“みんな!行くよ!”」

「ん、行こう」

「え!?で、でもあの人…」

『セリカちゃん!あの人なら大丈夫です!』

「早くホシノ先輩のところに向かいましょう!」

 

 ホシノがいる場所へ向かいながら、チラリと後ろを振り返り戦況を確認すれば、こちらを見ている彼女と目が合った…ような気がした。

 

 

★★★★★

 

 

 対策委員会のみんなと先生が行ったことを確認し、カイザーPMCに向き直る。最後先生と目が合ったが、まあ何がある訳でもないのでヨシッ!

 

「クハハ!弱いなァカイザーPMC!そこら辺のヘルメット団の方が根性あるぞおい!!」

「くッ!ゴリアテはまだか!」

 

 なんか大物出そうとしてるな?まあもう関係ないけどな!対策委員会を通した時点でお前らの負けは確定しちまったからなあ!

 

「オルァ!」

「ぬぅ!?」

 

 兵士一人をカイザーPMC理事に投げつけ指揮を一時的に止める。

 敵が若干混乱しているスキに残ってた兵士を一掃する。

 

「クハハ!残るは最前線に出てきたバカな指揮官一人ィ!ここで死んどくかァ?カイザーPMC理事さんよォ?」

「…っく、撤退だ!」

 

 ぞろぞろとまぁ、無様なことだなぁ…。

 さて、対策委員会のみんなはどこに行ったかな。んまあ別にこのまま帰ってもいいんだけども。

 

「ンッ、ン~…!…ふゥ。帰るかァ」

 

 俺も対策委員会所属とはいえ、あんまし顔出してないしねぇ。ホシノを取り返すのは任せよう。この状態で顔合わせるのも嫌だし。

 

「仕事ほっぽり出してきちゃったからこの後ヒマだなァ…」

 

 そういえばしばらく柴関のラーメン食ってないな。行こうかな?あ、でも今金持ってないや。

 

「…帰って寝るかァ」

『Prrrrr.Prrrrr.Prrrrr』

「ン…?」

 

 着信?えーと、うげっホシノ…。

 

「もしもしィ?こちらヘルメットゼロォ。どちら様ァ?」

『うへ、ホントにカサネちゃん?雰囲気違いすぎな~い?』

「どちら様ですかァ?」

『…ふ~ん?しらきるんだ~?』

「仕事の依頼じゃないんなら切りますよォ?」

『じゃあ依頼するね。おじさんの話を最後まで聞いて』

「…へェーい」

 

 っく、ヘルメットゼロモードでかわすつもりだったのに全然ダメだ…!しかも自分から墓穴掘ったぁ…!

 

『まず今回のこと、ありがとうね。アヤネちゃんから聞いたよ。お仕事の途中だったのに来てくれたんでしょ』

「…」

『お仕事の邪魔しないようにって、電話しちゃいけないと思ってたけど…して、相談した方がよかったよね』

「……」

『ごめんね。おじさんたちのためにお仕事してるのに、おじさんのせいでダメになっちゃって』

「………」

『あ!でもね~、おじさんのところまで来てくれなかったのは悲しかったかな~。どうして来てくれなかったの~?』

「…おたくとあたしは無関係なんでェ。感動の再会ってやつゥ?邪魔すんのも悪いかとォ、思いましてェ…」

『ふふ、ソレ徹底するんだね~。直に見てみたかったよ~。えっと、ヘルメットゼロ…だったっけ?』

 

 ぬぉおぉぉおおお…!!!こ、この状態は絶対に見られたくない!!前世の感覚のせいでヘルメットかぶってないと落ち着かないからこんな格好だけど友達に見られるのは嫌だ!!!

 え、対策委員会のみんなはいいのかって?正体わかってるかわかってないかは重要だぞ?

 

「あ、あたし依頼主と直に合わないようにしてるんでェ。偶然会う以外で会う方法ないっすよォ」

『え~?つまんないなあ~。あ、じゃあ今度ヘルメット持っていくからかぶってよ!そしたら会えるよね~』

「どこに持っていくつもりなんですかァ?あたし、普段からこの辺いるわけじゃないんですけどォ」

『もう~知ってるくせに~。そろそろカサネちゃんがお金持って帰ってくる時期でしょ~?き・た・い、してるからね~』

「…」

 

 そういえばそうだー!?不味い、ホシノなら絶対やる…!確信がある…!嫌だー!!見られたくないー!!!何故かヘイローの色まで変わるんだぞこの状態!?

 回避手段…回避、手段…。………ないよぉ!(涙)

 

『うん。じゃあこれで依頼おしまい。報酬は今度会った時にあげるからね~』

「………うっす」

 

 切れた。終わった…。終わったああぁあああああぁあ!!!

 





・世廻カサネ
チート持ち転生者。
人生三回目(正確にはn回目)。
アビドス高等学校の生徒に転生した(正確には転生したことを思い出した)。
小鳥遊ホシノの同級生であり、対策委員会所属。
現在はアビドスを離れ各地で傭兵として働いており、定期的にアビドスへ戻り金を置いてまた出ていく生活を送っている。
原作についてはほとんど覚えていない。覚えているといっても生徒の名前やどこかの場面を見た場合に『あ~?原作でこんなやついた/あった、かな?』程度。

・ヘルメットゼロ
世廻カサネが傭兵として動くときに使う偽名。
仕事はキッチリこなし、依頼人の要望にもある程度答えるので裏ではそれなりに名が通っている。
また、傭兵とは言っても報酬さえしっかり払うのであれば迷子の猫探しから倉庫の片づけなども行うのでもはや何でも屋状態である。
それに伴い、各学校の生徒たちからも依頼を受けることがあるため各学校の情勢等にも詳しい。
ヘルメットと名がついてはいるがヘルメット団とは無関係である。

・容姿
通常時
アビドス高等学校の制服を着用。
デザートイエローの髪を後ろで三つ編みにしている。
ヘイローは中心に夥しい量の輪でできた黄色の玉があり青色の輪が二つそれを囲むように浮いている。

ヘルメットゼロ時
着ていた制服の上着を羽織り、ワイシャツの袖をめくり、黒い艶消しのフルフェイスヘルメットをかぶっている。
ヘルメットには左側面部に白い塗料でØとペイントされている。
髪は三つ編み部分がヘルメットから尻尾のように出るのみ。
ヘイローは玉の色は変わらず二つの輪の色が赤くなる。

・アビドス対策委員会
ヘルメットゼロについてはなんにもわかってない。
こっち視点ではいつの間にか依頼とか言って現れた不審者。
真実を知っているアヤネとホシノは黙っている。

・原作に世廻カサネがいた場合の登場ストーリー
基本どのストーリーにも名前(ヘルメットゼロも含む)は出てくる。
容姿まででてくるのは対策委員会編、エデン条約編、最終編。

・原作での大雑把な活躍(予定)
エデン条約編にて、聖園ミカ経由で雇われアリウス側として参戦。戦場を蹂躙。ミカが捕まった後もアリウススクワッドについてまわる。
最終編にて、皆が各地で戦う中原作には現れなかったもう一つの破滅に一人で対処。この際重症を負い、最後の最後、空での決戦時には不参戦。

・身バレのタイミング
作中では世廻カサネとヘルメットゼロは別人として描かれるが、対策委員会イベントやモモトークなどではちらほら関係性を伺わせる発言がある。
最終編で重症を負ったタイミングでプレイヤーに対して同一人物であったことがわかる。

・原作でのプロフィール
アビドス高等学校3年生
部活 対策委員会
世廻(よまわり) カサネ
基本情報
アビドス高等学校所属、対策委員会のメンバー。

あまり学校に出席しない幽霊部員。しかし出席する時には多額のお金を持って来るのでかなり怪しい。しかし部員のみんなを大切に思っていることは確かなようで、出席する時はみんなの好きなお土産を持ってくる。

年齢   18歳
誕生日  4月29日
身長   172㎝
趣味   掃除
デザイン ■■■
イラスト ■■■
CV.  ■■■


あ、60000UAありがとうございます。前話で言うの忘れてました。では。
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