神の名を持つライダーはヒーロー志望 作:Katarina T
僕のヒーローアカデミア…通称ヒロアカ。それは無個性だった少年が憧れのヒーローになるまでの物語であり、その道中で様々な事件と関わり、学友であり信頼できる仲間たちと共に成長していく
ざっくり言うとこんな感じの話だったはず、今どきの作品にしては珍しくジャンプ王道の 友情・努力・勝利 といった王道を行く作品でありかなり人気がある。かく言う私もヒロアカが大好きな一人であり漫画もアニメも実に楽しませて貰った。
ん?なぜいきなりこんな事を話しているのかだって?
それは…
何故かそのヒロアカの世界にいるからだよ。
「はぁ…」
現実逃避をしながらヒロアカ世界に転生した転生者こと
気が付いたら赤ん坊になってました。……いやホントにどういうこと!!思わず叫び声をあげそうになったが自分の口から出てくるのは「あ~~~~」だの「う~~~」だの言葉にすらなってない声だった。それでも小一時間騒いで少し冷静になることが出来た。とりあえず現状どうなっているのか確認しよう。
あれから数年経ってわかったことが二つある。一つ目、どうやら自分は転生をしたらしい。まあ、目が覚める前の前後の記憶が曖昧で死んだのかわからないけど、少なくとも違う世界に来てしまったことは確かだ。で、二つ目がここがヒロアカの世界だということだ。毎日のように個性による犯罪やらヒーローのインタビューやらがテレビで流れてきて、極めつけにオールマイトが出てきたことで確信した。
「マジか…」
いや、確かにヒロアカは好きだけれど…結構危ないよな…
何せたった一年の間に何回もヴィランたちとドンパチやってんだぞ……しかも毎回結構ギリギリだし、どうしたもんか…
悩んだ末、雄英に行きヒーローになることにした。
「ここがヒロアカの世界とは言え、原作通りに物事が進む確証がなく、何が起きるかわからない以上個性を使うことが許されているヒーローになって少なくとも自衛できるようにしておいたほうがいいはず」
「とりあえず落ちないように勉強しますか」
そう思い、勉強や個性の特訓(秘密の)を行いながら数年たち、
雄英の入学試験当日となった。
「あっという間だったな」
ヒロアカの世界に来てからの十数年間を思いながら呟きながら、俺はいま雄英の校門前に立っている。
雄英、正式名 国立雄英高校 これまで偉大なヒーローたちを多く輩出してきた偏差値79の有名校であり、ヒロアカのメイン舞台である。
そんな有名校の校門前には俺以外の多くの若いヒーロー志望者が多くいた。その人だかりの中、一人のもじゃもじゃの緑髪の少年を発見した。
「あぁ、やっぱり同期なんだな」
そう。その少年こそ、このヒロアカの世界で数々の困難に立ち向かっていくオールマイトの後継者……
主人公 緑谷出久 である。
「やれやれ…まあ近くで観察できるし、いざとなった手助けできると思えば好都合なのかな。」
そう思い俺は懐から取り出した『仮面ライダークロニクルガシャット』を眺めながら呟いた。