神の名を持つライダーはヒーロー志望 作:Katarina T
―――これは本来決して交わることのないものたちの物語。
そこに巨悪がいた。
そこに破滅があった。
そこに…………絶望があった。
………だが、そんな中戦うものたちがいた。
希望なんてとうにないはず、それなのに諦めないものたちがいた。
体は既にボロボロなのにいまだ立つものたちがいた。
相手がどんなに強くてもどんなに逆境でも希望がなくても
………それでも助けを求める人の為、仲間の為、思いの為
“人々の笑顔のため“
“人々の幸せな時間のため”
仮面に己の苦しみを隠し、それでも諦めず戦うものたち
そんなものたちを人は、………
海外に浮かぶ巨大人工移動都市《I・アイランド》
そこは、世界中のヒーロー関連企業が出資し、個性の研究やヒーローアイテムの発明などを行うために作られた学術研究都市であり人工に作られた島だ。
その島は直径約14kmの大きな円形の内部に中央の六角形のブロックを取り囲むよう3つのブロックが浮かんでいる。
その中央ブロックの中心にそびえ立つセントラルタワーの最上階に “奴” がいた。
それはまるで巨大な悪意の塊。
ウォルフラムはオールマイトの為に開発していたあるアイテムを使用し個性が大幅に上昇していた。
その上“未確認のウイルス”を取り込むことでより強く凶暴となっている。
その姿は巨大で、腕はまるで竜のような形状となり四本に増えていた。下半身は剣のような形状になり宙に浮いている。背中には金属でできた巨大な羽が二対、そして周りを瓦礫がウォルフラムを守護するように回っており、ある種の神聖さを感じさせる。
何より一番目を引くのが頭部だ。
顔はウォルフラムの時の面影を若干残しているものの瞳は赤く、顔の左右から目玉のようなものが複数伸びており、頭には巨大な角が生えていた。
最早それはパワーアップではなく進化と呼べるほどに姿も強さも変わり果てたウォルフラムの前に緑谷を始めとした将来有望な雄英生たちや会場に来ていたオールマイトでさえ歯が立たず倒れてしまった。
希望の象徴と呼ばれるヒーローがなすすべなく倒れる姿に人々は絶望し、涙を流し膝を付く。
誰一人立ち上がることも声を上げることもなく、最早そこには希望もなく、幸せな時間もなく、笑顔もない、
…………ただ絶対なる悪意への恐怖とこれからの不安だけがそこにあった。
――――――――だが、たった二人だけ立っているものがいた。
一人は、いずれヒーローになるため努力する雄英の生徒
一人は、患者の笑顔のために戦うドクター
そんな一見すればどこにでもいそうな……少なくとも眼前に広がる圧倒的な悪意の前ではちっぽけな存在であるはずの二人
そんな二人だけが、今だ諦めず敵を見据えていた。
悪意は尚も膨れ上がりより強くなろうと、より強大になろうとしていた。
既にボロボロであるはずの二人はそれを見ても臆した様子もなく、手にあるそれぞれ色の違う『ガシャット』を起動させ、まるで宣言でもするかのように戦意の籠った声で目の前の悪意に向かって言い放つ。
『仮面ライダークロニクル』
『マイティアクションX』
「お前の審判は…」
「ここにいる人々の運命は…」
「「俺が!」」
「下す!!!!!!!」「変える!!!!!!」
『ガシャット』
『ガシャット!』
「「変身!!」」
“バグルアップ!“
“レベルアップ!”
―天を掴めライダー!―
―刻めクロニクル!―
―今こそ時は、極まれりィィィィ!―
―マイティジャンプ!―
―マイティキック!―
―マイティマイティアクション X!!―
二人の戦士は緑とピンクの仮面をかぶり、強大な敵に挑む。
それは相手がどんなに強くてもどんなに逆境でも希望がなくても
………それでも助けを求める人の為、仲間の為、思いの為
“人々の笑顔のため“
“人々の幸せな時間のため”
仮面に己の苦しみを隠し、それでも諦めず戦うものたち
そんなものたちを人は………
『仮面ライダー(ヒーロー)』
と呼ぶ。
「ノーコンティニューで!」
「運命をジャッジする!」
今まさに、強大な悪と、二人のヒーローとの壮絶な戦い(ゲーム)が幕を開けた。
劇場版僕のヒーローアカデミア×仮面ライダーエグゼイド
一人の戦士と異世界のドクター
続きません!!