戦姫絶唱シンフォギア =”D”story= 作:白黒犬カッキー
キミと出会ったあの日を思い出す。
小さな部屋で会った小さい君は最初は驚いていたけどこんな俺の姿を受け入れてくれた。
とある場所で黒い騎士のような大きな生物の手にいる少年は大量の血を流していて今にも死にかけていた。
もっとたくさん話したかったし、遊びたかったな。
きっとこんなことしたらきっと君は怒るだろう。
だから俺は、………………。
黒い騎士の手のひらに乗っている少年は怒ったように、泣きそうな顔で、かすれた声で何かを訴えているが聞き取ることができなかったが黒い騎士はその表情を見て優しい目つきになる。
良かった。まだ俺の為に泣いてくれて…でも大丈夫。完全に消えるわけじゃない…俺はずっと……
そして黒い騎士はゆっくりと0と1の数字が体から流れていきその光景を眺めている少年は黒い騎士の優しい顔を最後に意識を閉じる。
俺はずっと君の中にいるよ…。
そして少年は病室で目を覚まし、自分の身体を見ると赤い逆三角形の形をした機械が埋め込まれていた。あの黒い騎士…友達との記憶をなくしていた。
そして数年後
「はい、これで検査は終わりです。結果は後で説明しますので待合室でお待ちください」
「わかりました、ありがとうございます」
診察室から出てきて待合室で一人待つ。
「んっん~!今日も疲れたな」
長い診察を終えて大きく背伸びをして軽く欠伸をしてから椅子に座って待つ。
「18番でお待ちの大空翔太様検査結果が出ましたので3番の診察室へお入りください」
「はーい」
数分後名前を呼ばれた青年は立ち上がって診察氏に入って行く。
そこにいつも見てくれていた先生と別の知らない女性がいた。
「初めまして、君が大空翔太君ね?」
「…?はい、そうですけど」
自分のカルテを見ていた女性は優しい顔で挨拶をすると先生が手を上げる。
「ある有名な人がね、君の事を教えたら興味を持ったみたいでね、一度話がしたいって事で呼ばせてもらったよ」
「…そうなんですか」
「…結論から言うとね、君の身体は至って健康、問題なんてないんです。その君の胸に埋め込まれている赤い物以外ね」
「…」
先生に言われて彼は何かを感じたのか胸に、赤い物に手を当てる。
自分が目が覚めた時にはこれが身体に埋め込まれていてずっと呼吸をするように小さく光ればまた消えていた。
健康状態的には問題がないのだがこの道具だけが剥がすことができず、なんの道具かわかることができなかった。
数年たった今ではこの道具が自分の成長と一緒に大きくなっている事だけで他はわからなかった。
だから時々こうして検査をしていたのだが。
「そしたら偶然私がこの話を聞いて君の事を知りたくて来ちゃったの」
グイグイとフレンドリーに接してくる女性に翔太は軽く引いていたが女性はアッと何かに気付いたようにパンっと手を叩く。
「そうそう自己紹介がまだだったわね」
そうゆうと女性はウィンクをして答える。
「私の名前は櫻井了子。新しく君の担当になる人よ。病院とはまた違うところだけどまぁよろしくね、翔太君?」