テニスの王子様の言うとおりっ   作:ヘビとマングース

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30 羨望と融和

 壇太一が入部した時、すでに彼は部内に居た。

 二年生の終わり頃、顧問の先生に半ば強制的に入部させられたという彼は見るからに柄が悪くてスポーツマンには見えず、近寄り難い雰囲気を放っていた。

 亜久津仁。三年生のはみ出し者で、一人だけ異様な存在感があった。

 

 誰からも怖がられて他人と話す姿など滅多に見せない彼だったが、同学年の千石(せんごく)清純(きよすみ)だけは気安く声をかけては睨まれるという関係性がある。

 その程度しか誰かと関わっている姿を見せなかった。

 

 そんな彼が一度試合を行えば、部員たちはその姿に魅せられる。

 全戦全勝。一度の敗北さえあり得ず、部内においては圧倒的な強者だった。

 性格の問題でシングルスのみ行い、ダブルスは絶対にあり得ないとされていて、そうした態度に顧問の伴爺(ばんじい)は嘆いていたとはいえ、素行はともかく誰もがテニスの実力を認めずにはいられない。

 シングルスにおいて彼は圧倒的だ。ジュニア選抜に選ばれた千石でさえ彼には敵わない。

 あまりの強さに多くの部員が心を折られ、あっという間に退部していく者は少なくなかった。

 

 亜久津の存在は山吹中テニス部にとって劇薬だった。

 部員を減らす要因であり、たった一人で部のイメージをこれまでに比べて劇的に悪くする。

 それでも伴爺が自らスカウトして、嫌がる彼を言いくるめて入部させたのは、ダブルスが強いがシングルスに不安がある山吹中テニス部をさらに強くするためだ。

 

 練習を真面目にしない、どころか部活動に顔を出すことすら滅多にない、素行の悪い不良。彼の問題行動を窘め、叱りつつ、それでも部を追放しないのはただ単純に強いからだ。

 普段は温厚でもテニスとなれば話は別。伴爺の狡猾さは他の教師も知るところで、短期間で様々な問題に直面しても彼は譲らない。

 亜久津はそうするだけの価値があるカリスマであり、性格さえ矯正すればいずれは世界すら狙える選手になるはず。彼はそう信じて疑わない。

 

 壇太一は伴爺や千石と同じ意見だった。

 亜久津が持つ多大な才能と恵まれた肉体に羨望を抱き、この人は特別だと認識する。本人がその気になれば今よりもっと強くなる。

 自ら彼に声をかけ、一緒に練習することを望んだのは、何よりも亜久津の可能性がこのまま潰えるのは嫌だと感じたからだ。

 

「亜久津先輩! 僕とダブルス組んでくださいです!」

 

 そこで太一は自ら強請った。

 亜久津は自分と同レベルでプレーできる対戦相手に飢えている。山吹中を代表する千石ですら彼を満足させることはできずに、今もまだフラストレーションを溜めたまま。努力してでも勝ちたい相手に出会えずにいることが彼にとってのストレスであったはずだ。

 

 これまで亜久津はシングルスの経験しかない。自分では当然勝てるわけがない。ならばダブルスに挑戦してみたらどうだろう。

 そう思った太一はストリートダブルス大会のチラシを両手で差し出し、目をキラキラと輝かせて子供のように期待した面持ちをしていた。

 面白いと思える試合をすれば、きっと彼のテニスに対する態度が変わるはず。

 期待を込めてそう言った時、亜久津は何よりもまず先にペッと唾を吐き捨てた。

 

「くだらねぇ」

「ええっ⁉ どうしてですか!」

「ダブルスだと? なんでお前みてぇな下手くそと組まなきゃならねぇんだ。失せろ」

「そんなこと言わずにお願いしますです! 確かに僕は下手ですけど、亜久津先輩は上手です! なので僕と亜久津先輩が組めば、ええとええと……!」

「うぜぇ‼」

「うわぁあああっ⁉ すすすみませんです!」

 

 以前からよく声をかけてくる奴だった。他の部員は学年を問わず、もっと言えば学校中の人間が亜久津を恐れて、教師ですら話しかけてこないというのに、彼だけは何度追い返そうが何度も目の前にやってきて話しかけてきた。

 大声で馬鹿みたいに自己紹介をしてから、金魚の糞の如く傍をうろちょろしていた。

 

 何が楽しいのか、笑顔を見ることが多かった。

 聞いてもいないのに「亜久津先輩みたいになりたい」と言って教えを乞い、うるせぇ、勝手にしろと言ってもどこにも行かずに声をかけてくる。千石に言わせればその姿はまるで兄弟のよう。

 

 他の誰よりも鬱陶しい存在。だがあまりにもしつこいため相手にすることが多くなる。

 テニスはあまりにも下手。才能の欠片も感じない。

 なんで俺がこいつとダブルスを。

 小学生の頃にテニスを始めたがシングルスのみをプレーしてきた亜久津は、そもそもダブルスの必要性を感じておらず、他人の力を借りる状況を嫌っていた。ダブルスを組もうという提案には普段以上の抵抗感を見せる。

 

「でもでも、あの、亜久津先輩はテニスが面白くないって……」

「そうだ。テニスなんかくだらねぇ。どいつもこいつも相手にする価値もねぇじゃねぇか」

「ですから、ダブルスはどうでしょう! やったことないって言ってましたよね! 同じテニスでも全然違うと思いますし!」

「アァッ⁉ うざってぇんだよ! やるわけねぇだろうが!」

「ひうっ⁉ あの、でも、ええっと……!」

 

 カッとなって思わず拳を握った。だが振り上げようとはせず、喧嘩が得意でありながら彼は決して太一を殴ろうとはしなかった。

 背丈は低く、体の線は細く、どう見ても弱そうな彼は怯えた顔を見せることはあってもなぜか亜久津を相手に一歩も引こうとしない。振り上げた拳の行き場に困って何もせずに下ろしたことが何度あっただろう。

 

 苛立ちを露わにして困惑する亜久津の前で、太一はじっと彼を見上げていた。

 部活前のちょっとした時間、些細で、しかし重要なやり取りだ。

 視線が交わって沈黙が続いたその一瞬、わざとらしく足音を鳴らして伴爺が近付く。

 

「いいじゃないですか。一度くらいやってみてはいかがでしょう」

 

 二人の視線が同時に向いた時、老獪な彼はいつも通りにまにまと笑っていた。

 

「きっと彼と一緒なら新しい刺激を得られますよ。もしかしたら、あなたも真面目に練習するようになるかもしれませんね」

「あ? 勝手に決めてんじゃねぇよ。誰が――」

「慣れないことをして負けるのが怖いですか?」

 

 一瞬にして亜久津の表情と顔色が変わった。怒りっぽくてプライドが高く、負けず嫌いで闘争心が強いことを知っているのだ。だから敢えてそんな物言いをする。

 にまにまと笑う伴爺は、まるで導くように発言していた。

 

「当日は私も見に行きます。あなたが本当に強いということを結果で証明してください」

 

 伴爺の主張に、亜久津はチッと舌を鳴らすだけで返事はしなかった。

 

 

 

 今日はいつになくキレが良い。

 動き出しに淀みはなく、読みは正確。反応は上々で、持ち前の瞬発力によって一歩目でトップスピードに乗ると最短距離を進む。

 

 大振りだが無駄のないフォームで渾身のスイング。強烈なスピンで自分から逃げていこうとするボールに、ほんの一瞬で追いつき、移動の勢いを利用して打ち返す。

 他人から見れば滅茶苦茶なフォーム。だが彼にとってはこれしかないという最善。

 狙い通りに飛んだ打球は辛うじて拾われ、ボールが高く上がる。にやりと笑って迷わず跳んだ。

 

 亜久津は小学生の頃、テニスを始めてすぐに神童と呼ばれた。

 その一方で誰にも認められなかった。

 テニスを教える側に立つ大人たちが「みんなが良いと言うテニス」しか教えずに、自分が良いと思うテニスをやっても、それは野蛮だ、今すぐフォームを矯正しろ、そんなことばかり言う。

 それでいて試合をしてみれば始めたばかりの子供の自分に勝てない奴ばかりなのだ。

 負けた相手は必ず言い訳をする。素直に負けを認めない。

 テニスってくだらないんだな、と思うまで時間はかからなかった。

 

 素早く飛びついてラケットを大きく振り回し、強烈なスマッシュを打ち込む。

 地面を強く叩いて跳ね上がったボールは相手に触れられることなくコートの外へ出て行った。

 観客の多くが言葉を失っている。どうせ外見で舐めていたのに思いのほかテニスが上手くて驚いているのだろう。

 今までに何度も見てきた反応。それさえもくだらない。

 

「よく見てろ太一。ダブルスだろうが何だろうが、テニスなんかに命賭けるほどの価値なんかねぇことを教えてやる」

「ゲーム亜久津・壇! ゲームカウント2-0!」

 

 いつになく亜久津が燃えている。大会の熱気がそうさせるのか、生意気な一年生が露骨な挑発を繰り返したからか、普段にも増してやる気に満ちているのは明らかだ。しかし太一は待ち望んでいたはずのその姿を目にしても喜べずにいる。

 やはり亜久津のテニスは、テニスそれ自体への怒りと憎しみに満ちている気がしてならない。

 このままでは何も変わらないのではないか。

 不安で歪む太一の表情に気付かず、亜久津は全身から異様な敵意を醸し出していた。

 

 カウントを聞いて、悠介はふうと息を吐く。

 集中力は高まっている。リードされているがまだ序盤戦。勝負はこれから始まる。

 そう思っていた時に脇腹に衝撃を受け、うめき声を発しながら崩れ落ちた。

 

「ぐおおおぉ……⁉」

「なんで拾わないの? 返せるよね?」

「ラケットはやめろ、ラケットは……!」

「俺、1ポイントも落としたくないから。やる気ないんなら出させるよ」

「こわっ……」

 

 ギロリと睨みつけてくるリョーマに思わず震えてしまい、彼が異様に燃えていることは表情だけでなく刺々しい声や発言からも認識できた。

 嘆息して気を取り直し、悠介は頭を振る。

 

「やる気ないわけじゃないって。もう大丈夫だから。次はちゃんと取る」

「遅くない?」

「敬語どうした。影も形もない」

「あんなスマッシュ返せないようじゃいらないでしょ」

「あーいつもより刺々しい……負けず嫌いめ。テニスはメンタルが大事なんだぞ」

 

 再びギロリと睨まれ、悠介はわずかに震えながらすかさず口を閉ざした。

 

「あんたに言われたくないんだけど」

「ごもっともです」

「大体、先輩が悪いんだからね」

「え?」

「あんたがエンジンかかるの遅いから、あんな舐められるようなこと言われるんじゃん。さっさと本気出してよね」

 

 不機嫌そうではあるが信頼を感じる一言でもあった。意外な発言に悠介は困惑してしまう。

 こういう場面で意外な可愛げを感じてしまうから付け上がるのだろうか。

 やれやれと言いたげな態度でラケットを構え直す。

 

「もう大丈夫。俺だってやれるから」

「遅いって……」

 

 不満そうなリョーマだが、集中力が高まっているのは間違いない。

 悠介もまた同じだ。落ち着いているように見えても平時に比べてテンションが高く、コート全体を隈なく視認して、情報の全てを自分の物にしようとしている。

 

 ボールを持ったのは太一だった。

 彼は不安そうな様子でサーブを行い、プレーが始まる。

 

 一試合目の疲労は無視できないが限界ではない。気疲れの方が大きいのだろう。しかしそれも集中力が増せばそもそも存在しなかったかのように忘れる。

 ラリーが始まった。

 どちらも油断や淀みなく、太一だけは不安そうに慌てた素振りがあったが、問題なく打ち返せる程度には鍛えられているらしい。

 

 ほんの数分とはいえ十分に見た。

 意識を切り替え、攻める時だと判断する。

 勝負強さがあるだけに堪え性のないリョーマとは裏腹に悠介は攻め気を抑えていた。思考は試合全体をコントロールしようと試みている。

 

(ゲームを作る。支配する。相手をよく見て……)

 

 いつも通りのフォームでラケットを振るいながら、考えていることは普段とまるで違っていた。

 違っていることを自覚している。

 変わろうというほんの少しの意識の違いで、見える景色が、これまでとは一変している気がしてならない。隙を窺い、常に思考を動かし続けるのは決して容易ではなかったとはいえ、自分の変化に驚いて喜びを感じずにはいられなかった。

 

 ぎゅっと地面を強く踏みしめて、体を回しながらラケットを振るう。

 限界ギリギリまで大振りになったスイングは見る者が見れば何をするのか明らか。勢いよく飛んだボールは敵へ襲い掛かる蛇の如く、大きなカーブを描いてネットを越える。

 

 うわぁと悲鳴を発する太一を尻目に、目をカッと開いた亜久津は驚いた様子を見せずに自ら打球へ飛び込んでいく。

 舐められてたまるか。そんな強い意志を感じた。

 スライディングで堂々と追いつき、地面を蹴って跳びながらボールを打ち返した。

 

「小賢しいっ! それがなんだオラァ‼」

 

 ドカンと大きなインパクト音を響かせて打ち返される。

 対応する悠介は驚きもせずに打ち返そうと身構えて待つ。その姿に苛立ちを覚えた。涼しい顔で驚きもしないのが気に入らない。

 亜久津の心情など気にせず、悠介はすかさず力を抜いて打球を受け入れ、ポンと置くようにしてドロップショットをネット際へ落とした。

 

 苛立ちはさらに大きくなり、考える前に亜久津は走っていた。

 その様子は鬼気迫る様子で見ているだけで恐ろしいのだがある種の危険さも感じられた。

 異変を感じていたのは促す悠介と、危機感を覚えた太一だけだった。

 

「ハッ! こんなもんがよォ――!」

「亜久津先輩!」

「ドライブA」

 

 素早く追いついた亜久津がボールをラケットで拾った。その瞬間フッと影が差して、ネット際にリョーマが現れていた。

 強烈なインパクト。ボールが視界を埋める。

 硬い音がやけに大きく響いて、観客が息を呑む一瞬、亜久津の大柄な体がひっくり返った。見た目にも強烈な打球が顔面にぶつかったのである。否、事故などではなく狙ってぶつけたのだ。

 悠介ですら引く光景に、リョーマは満足そうに息を吐き出す。

 

「どうしたの? こんなもん、だっけ」

 

 先程彼にそうされたようにラケットで指して、これ見よがしな挑発的な態度で言い放った。

 

「あんまりテニス舐めない方がいいよ」

 

 あまりに堂々とした宣戦布告。改めてだ。

 口の中を切ったのかもしれない。ぐいっと手の甲で口元を拭い、立ち上がった亜久津は意外にも笑みを浮かべていた。それでいてゾッとする様子が感じられる。リョーマは微動だにしないが悠介と太一は表情を歪めずにはいられなかった。

 

「クククッ……ハーッハッハッハァ! 面白いじゃねぇか小僧ォ!」

 

 亜久津は気分を害するどころか楽しそうだった。こんな体験は初めてだ。いまだかつてここまで自分に対して真正面から牙を向き、わかりやすくそのつもりで攻撃をしてくる相手は居なかった。彼が初めてだったのだ。

 面白いという言葉に嘘はない。

 スイッチが入った。ここから先は自分ですら知らないテニスだ。

 

 亜久津の構えが変わる。異様な前傾姿勢で前屈をするようであり、両腕をだらりと下げている。

 ちゃちな挑発などやめて、全身全霊で相手を叩き潰そうという気迫を感じた。

 好戦的にリョーマが笑う一方、悠介は、リョーマの攻撃にこそ驚いていたが想像通りの展開であると納得していた。

 

 見た目や言動からして亜久津が短気で頭に血が昇りやすいのは明らか。冷静にプレーしていたなら厄介かもしれない。が、彼のリズムを崩すのは難しくないはずだ。

 彼がこれからどれだけ本気で動こうとも関係ない。先々の展開が見えていた。

 

「太一ィ! 何やってやがる! さっさと打ちやがらねぇかァ‼」

「は、はいっ!」

 

 亜久津の怒声で太一が慌ててサーブを行った。

 再びプレーが始まる。その時にはすでに亜久津にダブルスをしようなどという意識はない。

 

 シングルスが得意で負けた経験がなく、絶対の自信がある。そんなプレイヤーだからこそ急にダブルスを始めて順応できるはずがない。

 越前リョーマがそうだった。その実力や変化を見たからこそわかる。

 

 亜久津仁のどうしようもない欠点。

 ダブルスができない。見た動作の全てがシングルスのそれでしかなかった。

 深く考えずともわかった。シングルスならいざ知らず、ダブルスでは絶対に負けるわけがない。悠介はそう考え、迷いを抱かぬよう自分に言い聞かせる。

 

 どうやら怒っているらしい亜久津はパートナーの動きなど度外視して、まさにシングルスそのものという意識でネット際まで走ってくる。

 彼の瞬発力や判断力、肉体の柔軟性と可動域、強気で柔軟なプレーを見れば、たとえ前で打球を待っても打ち返せる自信があるのだろうということがわかる。

 ボールではなくリョーマを睨みつけ、彼は迷わず動いていた。

 

「越前!」

 

 声をかけられて、前衛に立っていたリョーマがボールを拾う寸前に敢えて空振りした。

 太一がフォローに走っている。どうやら読まれているが、届かない。

 ボールを正面で迎えた悠介がラケットを振り上げ、掬い上げるようなスイングで打った。高く舞い上がるムーンボレーは半月を描いてボールを落とし、ライン上へ正確に当てる。

 

 太一はそこを目指して走っていた。だが腕を伸ばしても届かない。そこは亜久津の背後に空いていたスペースであり、振り返った彼は呆然としている。

 誘われた、とは気付いていない。彼の中で渦巻いているのは「勝負から逃げた」という事実に対する怒りだけだ。

 勢いよく首が動いて亜久津がリョーマを睨むと、彼は鼻を鳴らして笑う。

 

「てめぇ……!」

「あ~、また当ててほしかった? それでもよかったけどね。難しくないし」

「上等だ……! 小僧、無傷で帰れると思うなよ!」

「ま、言うだけタダだから」

「お二人さんテニスしてもらっていいですか? スポーツマンシップを忘れずに」

 

 挑発されれば無視することができずに、もはや習慣の如く反応してしまう。止めようとする素振りは見せるが止まらなくてもいい。悠介が見る勝機はさらに確かなものとなりつつあった。

 取り込まれていく。その感覚に亜久津は気付いていない。

 そうしようと思っていたわけではないだろうが結果的にリョーマの態度まで武器になっている。

 悠介は、どうやら彼との勝負になりそうだと考え、現状のまずさに気付く太一を見ていた。

 

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