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です!!
ゲームセンターを出ると、もう日が暮れようとしていた。
紫水はバイクを取りに行っているので今この場にいない。
「結局日曜日が潰れちまった・・・いや、まだ夜がある。お前等も夜は勉強しろよ」
上杉が言うと、五月はあきらかにギクッとした。
「あ・・・私はここで・・・」
くるっと回れ右して、足早に帰ろうとする。
「なんだか怪しいな・・・宿題は出してるだろう?済ませたのか?」
「わーっ、ついてこないでください!」
ゾンビのように両手を突き出して追いかける上杉から、五月が必死に逃げていく。
「お兄ちゃん一花さん達だ」
「え?」
らいはの言葉に振り返った上杉の目に五月を除く浴衣姿の五つ子が映った。
「あっ!!上杉さん!らいはちゃん!」
四葉が真っ先に声をあげた。四葉は頭のうさ耳リボンと同じグリーン地の、可愛い花柄の浴衣を着ている。
「五月!なんでソイツといるのよ。」
オシャレな二乃は、うさぎの絵がプリントされた薄紫色の浴衣。
「あ、フータロー」
薄いブルー地にツバメ模様の浴衣の三玖。
「もしかしてデート中?ごめんね~?」
一花が冷やかし笑いする。黄色が差し色の風車柄の浴衣は、四人の中で一番大人っぽい。
「違います!」
一花のおふざけを真に受け五月が、全身全霊で否定する。
「なんだか騒がしいと思ったが、お前達どうしてここにいる?」
バイクをとって来た紫水が合流した。
「これから一緒に、花火大会に行きましょうよ!」
四葉がらいはに歩み寄って、しゃがみこんで言った。
「花火!?」
「そう言えば今日、花火大会があったな」
花火大会と聞きらいはの顔がパッと輝く。紫水は四葉の言葉を聞いて納得した。
「ちょっと待て!俺には勉強する予定があるし、お前らも宿題が」
五つ子が同時にギクリとした。
「お兄ちゃん・・・ダメ?」
らいはがウルウルとして上杉を見上げて言う。
「勿論いいさ!」
笑顔で即答する上杉。
「ただし、お前等は宿題を終わらしてからだ!」
上杉は厳しい顔で五つ子達に向き直って言った。
「なら俺が五つ子達を見ていよう。上杉はらいはちゃんを連れて先に行くといい。終わったら合流するから連絡先を教えてくれ」
「分かった。助かる東雲」
紫水が五つ子達を見ると言うと連絡先を交換して、上杉はらいはを連れて会場に向かった。
「さて、早く宿題を終わらせ会場に向かうか」
紫水の言葉に渋々一旦マンションに向かう五つ子達。
「ああ、その前に。似合ってるぞお前達」
振り返り浴衣を着ている4人に言う紫水。
「「「「///」」」」
不意打ちに顔が赤くなる四人。と不貞腐れる五月はマンションに向かった。
「で、五月アンタ何一人で紫水のご飯食べてるのよ?」
「五月ちゃんそれは流石のおねーさんも見逃せないな~」
「五月有罪、切腹」
「五月それは流石に酷いですよ!」
五月が紫水の家で紫水の料理を食べたと聞き4人は五月に詰め寄った。
「え、いや、折角のお誘いを断るのも悪いと思い受けただけですよ!それに紫水君はお土産にカレーをくれました。これで許してください」
「仕方ないわね。但し五月は駄目よ。これは私達へのお土産なんだから」
「「「うんうん」」」
「そ、そんなー!!」
弁解の五月は紫水に渡されたカレーを提示し、許しを請う。二乃はそれで許すが五月が食す事を禁止にすれば、一花、三玖、四葉は頷き、五月は楽しみにしていただけに絶望した。
「お前達早く宿題を終わらせないと花火終わるぞ?分からない所があれば教えるから頑張れ」
紫水の言葉に普段以上に集中して宿題を進める五つ子達。
18時前に宿題を終わらせ、上杉に連絡を入れ会場で合流した紫水達。
「花火って何時からだっけ?」
「19時から20時まで」
「まだ1時間あるし、屋台行こーっ!!」
四葉、三玖、一花がワイワイ相談しながら歩いていく。
(なんだ・・・あのテンションの高さは)
後ろを歩く上杉は1人どよ~んと暗いオーラを漂わせていた。
「なんですか、その祭りに相応しくない顔は・・・」
「あ?」
両サイドを残し低めの位置でお団子にまとめた髪、赤いストライプ模様の浴衣を着た五月が声をかけると、上杉は顔をあげる。
上杉がジッと見つめていると、その顔がみるみる赤くなった。
「あ・・・あんまり見ないでください」
うなじに手をかけ、恥ずかしそうにそっぽを向く。
「誰だ?」
「・・・は!?」
「ただでさえ顔が同じでややこしいんだから、髪型を変えるんじゃない」
「い・・・五月です!どんなヘアスタイルしようと私の勝手でしょう!」
「あ~あ、ダメだな~」
上杉と五月が言いあっていると、たくらみ顔の一花と三玖と一緒にやってきた。
「女の子が髪型変えたら、取り敢えず褒めなきゃ。シスイ君を見習わないと」
「そんな事は知らん」
「フータローはもう少し社交スキルを上げた方がいい」
一花が言うと上杉は興味なさそうに言うと、三玖が社交生を上げた方がいいと言った。
「アンタ達、何処行こうとしてるのよ。一花、もう行くわよ!」
「ごめん、ちょっと電話」
二乃がやって来て移動を促す。一花は電話だといい、皆に背を向け、スマホを耳に当てた。
「あれ?東雲は一緒じゃないのか?」
「紫水なら・・・」
「ここにいるぞ」
上杉が紫水の事を聞くと、二乃が答えるより先に紫水本人が登場した。
「どこに行ってたんだ?」
「この祭りの運営は伯父主催だからな。顔を出してきたんだ」
「え?主催ってあのノーストの会長だから・・・シスイ君は甥!?」
上杉が何処に行っていたか聞くと、紫水は伯父の所に言っていたと言うと、電話を終えた一花が紫水が大企業の甥と分かり驚きの声をあげた。他の4人も驚いていた。
「まあ晴彦さんのおかげで店がオープンできたしな。それより、四葉とらいはちゃんは?」
「お兄ちゃーん見て見て!四葉さんがとってくれたの!」
紫水が此処にいない2人について聞くと、言ってるそばかららいはと四葉が歩いて来て、沢山の金魚が入ったビニール袋3つを上杉に見せながら言った。
「・・・四葉。もう少し加減は出来なかったのか」
「あはは・・・らいはちゃんを見ていると、不思議とプレゼントしたくなっちゃいます」
「これも買って貰ったんだ!」
らいはが嬉しそうに、手持ち花火のセットを見せる。
「それ今日一番いらないやつ!」
「だって、待ちきれなかったんだもーん!」
「四葉のお姉ちゃんに、ちゃんとお礼言ったか?」
「四葉さん、ありがとう!だーい好き!」
らいはが四葉に抱きついてお礼を言う。
「あーん、らいはちゃん可愛すぎます。私の妹にしたいです!」
キュンキュンしてらいはに頬擦りしていた四葉が、ふと真顔になった。
「待って下さいよ・・・私が上杉さんと結婚すれば、合法的に姉と妹に・・・」
「自分で何言ってるかわかってる?アンタも四葉に変な気を起こさないでよ!」
二乃がツッコミ、上杉の鼻先に指を突きつけて言う。
「まあまあ落ち着けよ二乃。そうだ、宿題を早く終わらせた褒美に1人1つ好きな物を買ってやろう」
二乃に落ち着くように言った後に、宿題を早く終わらせた褒美に奢ると言うと五つ子達はビクッと反応した。
「本当シスイ君?」
「どっかの誰かと違って気が利くじゃない」
「ありがとうシスイ」
「紫水さん何でもいいんですか!」
「候補が多すぎて悩みます」
一花が確認で聞き、二乃があからさまに上杉を見ながら言い、三玖は普通にお礼を言い、四葉が何でもいいか聞き、五月が候補が多すぎて悩んでいる。
「おい二乃誰かさんって誰の事だ?」
「あら?自覚なかったの?アンタの事よ上杉。確か今日給料受け取った筈よね?偶には頑張ってる生徒に奢ってあげるっていう気概はないのかしらね?」
「はーいストップ。折角の祭りなんだから喧嘩しない」
上杉が食って掛かると、二乃の煽りが炸裂し、紫水が仲裁して何とか収まった。
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