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「「えぇええ~~~~~~~~っ!?」」
上杉と二乃の叫び声に紫水は耳を抑えていた。
「そっか。まぁ頑張れよ上杉」
「待て待て待て待て!!1人だけ返さないぞ東雲!お前も道連れだ!!」
帰ろうとする紫水の袖を渾身の力で握りしめる上杉。
「シスイ君も勿論いいよね?皆も」
一花がニンマリ言う。更に姉妹達にも確認する
「はーい!私は賛成です!」
「私も・・・」
四葉が同意し更に三玖までもが頷いた。
「この時点で6分の4が賛成だから拒否権ないよ?」
「はぁ~仕方ないな・・・」
どうあっても帰してくれないと悟り紫水は折れた。
「ただ日課でランニングがあるから一旦ウェアーを取りに行ってもいいか?」
「いいよ~」
「じゃあ取って来るな」
紫水は一度家に戻った。
紫水はウェアーを取りに来た序に店の様子を見ようと店に入った。
「いらっしゃいませ!ってオーナー!?どうしたんですか今日は休みの筈じゃ・・・」
紫水の入店に偶々入口近くにいた玉置が紫水が来たことに驚いた。
「ちょっとね、ウェアーを取りに来た序に店の様子を見ようと思って。今日はどう?」
「はい。ランチから好評です。割引キャンペーンって事で旭高校の生徒さん達の入店が多いですね。皆様お帰りになる際オーナーに美味しかったって伝えて欲しいと仰ってました」
「ありがたい限りだな・・・。今日の残りと明日お願いしますと川島さん達に伝えて下さい」
「かしこまりました」
紫水は店の状況を確認し、店を頼むと言って五つ子達のマンションに向かった。
ピンポーン
『はーい紫水さんですか?』
「四葉か。そうだ」
インターフォンを押したら、四葉がでてドアを開けてもらった。
「紫水さん私もご一緒してもいいですか?」
ウェアーに着替え行こうとしたら、ジャージに着替えた四葉が言って来た。
「ああいいぞ」
特に問題はないので了承し2人で走る事になった。
「紫水さんは何時もどれ位走るんですか?」
「そうだな・・・何時も最低1時間は走ってるな。立ち仕事だし足腰を鍛えないと駄目だからな。ランニングの後はトレーニングルームで軽く筋トレをして、風呂でストレッチで終わりだな」
「ほへ~何時から始めてるんですか?」
「ん~もう3年は続けてるな」
「凄いですね!後で腕とか触らしてもいいですか?」
「まあいいか」
途中まで四葉は紫水のペースについていたが、途中からついて行けず、逆に紫水が四葉のペースにあわせるようになった。
「ハアハアハアハア・・・紫水さん、体力凄いですね・・・」
マンション近くになると、四葉が競争といい紫水の返事を聞く前に全速で走ったが、紫水は余裕で四葉を抜いて、四葉はマンション前に膝に手を置いて息を整えている。
「全く急に全力で走るからそうなるんだ。もう少し走ってくるから先に汗を流しておけよ?」
そう言い紫水はまた走り出した。
「た、ただいま~」
部屋に入った瞬間四葉はバタンと倒れた。
「よ、四葉!?だ、大丈夫?」
「ちょっとどうしたのよ!?」
「・・・大丈夫じゃなさそう」
「いったい何があったんですか?」
倒れた四葉に姉妹達が慌てて駆け寄った。
「し、紫水さん体力お化けすぎる・・・ガク」
「「「「よ、四葉~~~!!」」」」
「いやさっさと汗流して来いよ、汗臭いぞ」
五つ子達を見ながら相変わらず上杉はデリカシーのない事を言う。
「アンタ女子に何言ってるのよ!」
案の定二乃が上杉に突っかかる。
「三玖、四葉の着替え用意しといて、五月ちゃん四葉を運ぶの手伝って。私がお風呂いれるから」
「うん」
「わかりました」
言い争ってる2人をよそに一花が三玖と五月に指示をだして、四葉を風呂に入れた。
「風呂場も広いな・・・」
あの後15分ぐらいで紫水が戻って来て、一花達がどう走ったか紫水に聞くと、それは流石に四葉の自業自得だと全員が思った。
紫水は風呂場に案内してもらい、体を洗いストレッチをして今は湯船に浸かってリラックスしている。
「東雲今いいか?」
すると上杉がドアの磨りガラス越しに話しかけて来た。
「上杉かどうしたんだ?」
「少し話しとかないといけない事があるんだが、入ってもいいか?あいつらには聞かれたくない内容なんだ」
「・・・わかった」
聞かれたくないような内容の話に紫水は気を引き締めた。
「お前の体凄いな・・・」
風呂場に入った上杉は紫水の鍛えられた体を見てそう言った。
「それで話ってのは?」
「実は昨日あいつ等の父親から電話があって、今度の中間試験で五人のうち一人でも赤点を取ったら俺達はクビだと言われた」
「はあ!?」
「しっー!あいつ等に聞かれる!!」
話とは試験で一人でも赤点があればクビと聞き紫水は驚き大きな声を出したが、上杉がその口を押えた。
「後、その場に五月もいて、その感情が高ぶってつい・・・『黙って俺の言う事を聞いてればいい』って言てしまって、そのまま何時もの口喧嘩で・・・」
「完全に決裂したと?」
「・・・はい」
「はぁ・・・」
紫水は今日の五月の様子を思い出し納得した。
「それと実は・・・さっき風呂入ってる時に五月のフリした二乃に誰かが赤点取ったらクビって知られた」
「お前本当に・・・はぁ~」
更に一番家庭教師に反発している二乃にこの事を知られ、紫水は天を仰いだ。
「わかった。出来る限り二乃と五月の面倒は見るが、上杉は早く五月に謝って関係を修復しろよ?」
「ああ」
そう言い上杉は風呂場から出て行った。
「ふー。あ~頭が痛い」
暫く紫水は浴槽で頭を抱えていた。
紫水は最初床で寝るつもりだったが・・・
「上杉はともかく紫水にはちゃんとベットで休んでもらわないと。お店の人達にも迷惑がかかるわ」
「おい二乃。俺はソファでいいぞ」
「まーまーここはじゃんけんで決めようよ」
と五つ子達がじゃんけんをし上杉は三玖のベット、紫水は四葉のベットに寝る事になった。
三玖は一花と四葉は五月と寝る事になった。
すずめの戸締まり観てきましたよかったです!!
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