五等分の料理人   作:マスターM

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スクランブルエッグとミネストローネ

「ん?朝・・・」

カーテンの隙間からさす朝日で目を覚ます二乃。

 

「そういえば紫水の家に泊まったたんだった」

二乃とスマホで時間を見る。

 

「7時半。紫水はもう起きたのかしら?」

二乃は身だしなみを整えて部屋を出る。

 

「起きたかおはよう二乃」

「おはよう紫水早いのね?」

「少しランニングしたかったからな。もうすぐ朝食出来るから待っててくれ」

「ありがとう。今日の朝食は?」

「モッツァレラ入りスクランブルエッグとミネストローネだ」

挨拶してきた紫水に二乃が返し朝食のメニューを聞くと紫水は答えた。

 

「ミネストローネはもう完成していて後は温めるだけだ」

「スクランブルエッグは見てていい?」

「ああって言っても簡単だけどな」

二乃は紫水の横に立つ。

 

「まずミニトマトを半分に切り、水気を切ったモッツアレラを大きめのひと口大に切る。ハムは十字に4つに切り、イタリアンパセリは葉を摘む。

ボウルに卵を割り入れ混ぜたら、生クリーム、塩、胡椒を加えて軽く混ぜ合わせたら、フライパンにバターを入れて強火にかけ、バターが溶けたら卵液を一気に流し入れる。菜箸で大きく混ぜ、周りが少し固まりかけてきたら弱めの中火にし

、大きな円を描くように混ぜ、卵がとろりとしてきたらミニトマトを加えてひと混ぜする。モッツァレラを加えて全体を混ぜ合わせ、半熟状になったら火を止め、皿に盛りつけハムとイタリアンパセリを散らせば完成だ」

「凄いあっさりだったけど、紫水の手際がいいから出来ることね」

「そうか?二乃の腕なら出来ると思うけどな」

「そう。紫水にそう言われるのは自信がつくわ」

「ミネストローネを温めるから、スクランブルエッグを先に持っててくれ」

「わかったわ」

二乃はスクランブルエッグを持って居間に行く。

 

「「いただきます」」

合掌しスクランブルエッグを一口食べる二乃。

 

「このモッツァレラチーズ凄い濃厚ね」

「ああイタリアからの直輸入だからな」

「直輸入って凄いわね。あ、このミネストローネの作り方は?」

「ああ、まず人参、タマネギ、キャベツ、セロリを1cm角に切り、ニンニクをみじん切りにする。鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りがたったら野菜を加えて炒める。野菜がしんなりしたら、トマトの水煮を加えて混ぜ、水と固形のコンソメを加えて煮立てる。中火で10分ほど煮て、塩と胡椒で味を調えたら器に盛り、みじん切りにしたパセリを散らせば完成だ」

「成程」

「ああそうだ二乃。今日二乃には俺の仕込みを手伝って貰おうと思う」

「紫水の?アタシが手伝ってもいいの?」

モッツァレラチーズがあまりに濃厚だったため二乃は驚いた。紫水が直輸入と言うと更に驚き、ミネストローネの作り方を聞き、紫水が教えた後に今日の仕込みは自分の仕込みを手伝ってもらうと言うと、二乃はいいのか聞いてきた。

 

「昨日の二乃を見て確信した。二乃の料理の腕はまだまだ上がる。ポテンシャルは班長クラスだと俺は見ている」

「そこまで言われたらやるしかないわね」

紫水に言われ二乃はやる気満々になった。

そして仕込みでは最初は苦戦していたが、後半になれば紫水のスピードに迫る勢いで仕込みを終わらせる程の成長をみせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方上杉は三玖と共に五月を探していた。

 

「五月なら東雲の家に行くと思ったんだけどな・・・」

「二乃の方がシスイの家にいる。以外」

「ホテルとかに行ってるんじゃないか?」

「あの子家に財布忘れてた」

「マジかよ。って事は公園とか探す方がいいな」

「そうだね」

2人は取り敢えず公園をしらみつぶしに探す。

 

「いないな・・・」

「しかたない・・・この手は使いたくなかったけど・・・こんな顔の人見ませんでしたか?」

通行人に片っ端から声をかける。

このおかげで情報が入るが全て二乃だった。と言うのも皆あるレストランで見た顔と言う。この時点で2人は察したが店の名を聞いて確信した。

 

Le lien(ル・リヤン)って言うお店で見た顔ね」

((二乃だ))

結局五月の情報は集まらず、逆に二乃の情報は集まる。

 

「あいつ東雲の店で働いてるのかよ・・・」

「冷静になって考えると二乃ずるい」

「?何故だ?」

「シスイの家に泊まる。つまり3食シスイのご飯が食べれるって事」

三玖は二乃が紫水の家に泊まる=3食紫水のご飯が食べれると言う。

 

「あー確かに。ヤバい今物凄く東雲の飯が食べたい」

「私も」

「行くか?」

「うん」

2人はLe lien(ル・リヤン)に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スゲー人」

前にコロッケの時に来た時より人が多く、上杉は思わず呟いた。

 

「すいません。新規のお客様お名前をお伺いしても宜しいでしょうか?」

店から川島が出て来て新しく並んだ客に名前を聞いて回る。

 

「おや?君達はオーナーの・・・」

「あ、はい上杉です」

「中野です」

「中野ああ二乃君の姉妹か」

中野と聞き川島は二乃の姉妹だと納得した。

 

「食事に来たのかな?」

「はい。それと二乃の様子を見に」

「成程。少しお待ちください」

川島が食事に来たのかと聞くと、三玖は食事と二乃の様子を見に来たと言った。実は紫水は班長と川島には二乃は姉妹と喧嘩して家出したきたのを話していたので、川島は紫水に上杉と三玖の事を報告しに行った。

 

「お待たせしました。オーナーの許可が出ましたので裏に回ってください」

「「わかりました」」

川島に言われ2人は裏に回る。そこには・・・

 

 

「何しに来たのよ」

二乃が仁王立ちしていた。

 

「何って連れ戻しに、ついでに食事」

「二乃帰ってきて」

「嫌よ。食べに来たのならさっさと食べて帰って。今忙しいのだから」

三玖が帰ってくるよう言うが、二乃は拒否し忙しいから早く食べて帰れと言う。

上杉と三玖は二乃が帰らないと悟ると、大人しく二乃はの案内で例の個室に行き、食事をして再び五月探しを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま」

結局五月が見つけられずそれどれの家に帰る。

 

「おかえりーお兄ちゃん!」

上杉の帰りを無邪気な笑顔で迎えるらいは。

 

「・・・ん?この匂いはカレーだな」

「正解!先に食べてるよー」

上杉の腹の虫が鳴る。そして五月も腹をすかしているんだろうなと思う。

 

「らいはちゃん!」

突然明るい声がした。

 

「おかわりしてもいいですか?」

「いいよ~!」

駆け寄って行くらいはの後ろで上杉は固まった。

ニコニコしながら台所に現れたのは空の皿を持った、今日一日中探していた五月だった。

 

「お、お邪魔してます・・・」

五月は恥ずかしそうに皿で口元を隠して言う




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