五等分の料理人   作:マスターM

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五つ子

五月と分かれた紫水は編入試験の担当であった高松に連れられ編入するクラスに向かっていた。

 

「あ、高松先生これを」

紫水が取り出したのはチラシだった。そのチラシを高松に渡した。

 

「再来週のオープンにむけ、この木曜からプレオープンをするのでよかったらお越しください」

「それは楽しみだ。同僚や家族、知人と行ってもいいかい?」

「はい。予約しますか?」

「決まったら予約させてもらうよ」

「分かりました。その時は自分かそこに記載されている番号に電話してください」

「ああ。楽しみにしてるよ」

話していると紫水が編入するクラスの教室に着いた。ドアの前には女性教師が待っていた。

 

「木村先生、東雲君を連れてきました」

「ありがとうございます高松先生。はじめまして東雲君。私が担任の木村です。よろしくね」

「よろしくお願いします木村先生」

「では木村先生後はお願いします」

紫水と木村の挨拶を終えると高松は職員室に戻って行った。

 

「木村先生お待たせしました。中野さんを連れてきました」

高松と入れ替わりで男子教師が五月?を連れてきた。

 

(五月?だが前髪がぱっつんで蝶々の黒いリボンじゃなかったよな?)

紫水は五月?に違和感を感じた。その為ジーっと五月?を凝視してしまった。

 

「何?じっと見て」

五月?はじっと見られてた事に不機嫌そうな口調で言った。

 

「ああ、すまない。さっき食堂で君に似た子と知り合ってな。ついつい凝視してしまった。申し訳ない」

「そう。因みにその子の特徴は?」

紫水の似ている発言特徴を聞いた。

 

「星の髪飾りをつけていた。名前は五月」

「まあ食堂って言った時点で分かってたけど、やっぱり五月だったのね。五月はアタシの妹なの。アタシは中野二乃よ」

「俺は東雲紫水。よろしくえ~と」

「二乃でいいわよ。中野だったらややこしでしょう?」

「分かったよろしく二乃。俺の事は紫水でいい。同じ編入生で、同じクラスメイトだからな」

「ええ。よろしくね紫水」

二乃の機嫌も戻り二人は握手をした。

 

「2人とも自己紹介は終わったかな?」

2人のやり取りを見ていた木村は握手をした二人に聞いた。

 

「「はい」」

「よし。では私が呼んだら入って来てね」

「「分かりました」」

木村が教室に入って少しすると木村から声がかかり2人は教室に入った。

 

「中野二乃よ。よろしくお願い」

「東雲紫水だ。よろしく頼む」

その日は何事もなく終わった。因みに席はまさかの隣同士だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

「おはよー」

紫水が教室に入ると既に教室にいたクラスメイト達が、おはよーと返した。

紫水は昨日の時点でクラスメイト全員の顔と名前を覚えて全員を驚愕させた。そこでクラスメイト達は紫水のコミュニケーション能力の高さに驚かされた。

暫く雑談しているとホームルームの鐘が鳴った。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあここは中野」

「は、はい」

英語の授業で指名された二乃は分からないのか困惑していた。

 

「二乃」

紫水は答えが書かれた紙をコッソリ二乃に渡した。

 

「!・・・です」

「正解だ。じゃあ次の問題は・・・」

二乃はホッと息をついて席に着いた。

 

「ありがとう」

「どういたしまして」

と、小声で言った。

 

 

 

 

 

 

 

「紫水お昼ご飯行きましょう。さっきのお礼にご馳走させて」

四時限目が終わりお昼休みが始まると、二乃が昼食に紫水を誘った。

 

「気にする事はないんだけどな・・・」

「アタシが気にするのよ」

「分かった分かった。それじゃあお言葉に甘えさせてもらおう」

「早く行きましょう皆待っているわ」

紫水は二乃の言葉に引っ掛かりを覚えた。

 

(皆?)

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂に着くとその疑問は解決した。

 

「あ、紫水君」

「五月彼を知っているの?」

「そう言えば五月は紫水と昨日の昼会ってたわね」

「二乃はどうして紫水君と一緒に?」

「紫水とは同じクラスなの。今日の授業で助けて貰ったから、お昼をご馳走しようとおもってね」

「ふーん。彼イケメンだね」

「二乃はメンクイだからね」

同じ顔の5人の話に紫水はついていけなく呆然としていた。

 

「い、五つ子?」

「そう言えば言ってなかったわね。そうアタシ達は五つ子なのよ」

「私は長女の中野一花」

「で、アタシが次女よ」

「三女の中野三玖」

「四女の中野四葉です!」

「私が五女です」

一花はピアスをしており、三玖はヘッドホンをつけており、四葉はうさ耳結びしたリボンをしていた。

 

「俺は東雲紫水。紫水でいいよろしく」

「私も一花でいいよシスイ君」

「三久でいい。よろしくシスイ」

「よろしくお願いします紫水さん!私の事は四葉でいいですよ!」

紫水と一花、三玖、四葉は互いに自己紹介を済ました。

 

「あ、五月勉強なら明日見れるがどうだ?」

「本当ですか?じゃ明日お願いしますね!」

「何五月、紫水に勉強教えてもらうの?」

「はい。昨日約束したので。今日はお仕事ですか?」

「ああ。キッチンは準備出来たから今日は調理器具や皿の荷解きや洗浄をする予定だ」

「仕事?」

紫水が明日勉強を見れると言うと五月は嬉しそうにお願いした。それを聞いていた二乃は五月に質問すると、五月は仕事の事を心配したが、紫水は大丈夫だと言った。話を聞いていた一花は仕事と言う言葉に疑問を思った。

 

「ああ。俺は今度店を出すんだ。これがその名刺だ」

「えーとレストラン『Le lien(ル・リヤン)』オーナーシェフ、え!!?オーナーシェフ!!!」

「はあ!?本当!?」

「高校生でオーナーシェフ・・・凄い」

「凄いです紫水さん!」

仕事の事を知らなかった4人は驚いた。

 

「二乃達はどうします?紫水君いいですか?」

「俺はいいぞ」

「そうね、アタシもいいかしら?」

「おねーさんも」

「私も」

「私もお願いします」

五月が二乃達に聞くのと、紫水に大丈夫か確認すると、紫水は承諾した。二乃達も勉強に参加を決めた。

 

「じゃあ明日。何処でする?」

「私達の家でやりましょう。いいですか皆?」

「いいよー」

「ええ」

「うん」

「大丈夫です」

何処でするか聞くと、五月は自分達の家でと言い、いいか4人に聞くと、4人は頷いた。

 

「ここが住所です時間は13時からでいいですか?」

「大丈夫だ。よし昼飯食うか」

五月から住所が書かれたメモを受け取り時間を決めてから昼飯をとった。因みに二乃にはカツ丼を奢って貰った。

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