リコリス・ディフェンダー ~リコリスを守る者~   作:RA-MSR

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捜索差押許可状
刑事訴訟法
第218条 検察官、検察事務官又は司法警察職員は、犯罪の捜査をするについて必要があるときは、裁判官の発する令状により、差押え、記録命令付差押え、捜索又は検証をすることができる。この場合において、身体の検査は、身体検査令状によらなければならない。


はぁ?クビ?襲撃?

ピリリリ

査子のスマホが鳴る

その表示はDAからだった

「はい、査子です」

『.......』

「え?もう一度お願いしたい」

『.......』

それを聴き目を見開く。そしてストンと脱力するようにスマホを耳から離した査子

それを見ていた千束が異変に気づく

「どしたの?」

「…びになった…」

ボソリと呟く

「へ?」

「リコリスをクビになった」

「いやいや、DAもうクビになってるじゃん?」

ありえないというように手を降る千束だが、呆然と立ち尽くす査子を見て本当のことだと理解する

「なっ!何で!?」

「し、知るか!いきなり【ライセンスを剥奪する。今後一切リコリスとしての権限はない】といきなり言われて反応できるかっ!」

「! せ、先生!一大事ーーー」

 

ミカが楠木司令に問い合わせたが本人も知らなかったらしく、上層部からの判断だろうとのことだった

その後、他のディフェンダー4人も同様の通知が届いて、一部は混乱するという事態になっていたため、一度危機管理センターに集合し今後の方針を決めることになった

 

「なるほど、それで私に相談しに来たと」

眼の前にいるのは、現総理大臣の田辺義一

政治や社会に弱い査子が、頼れるのはコイツしかいなかった

「マーダーライセンスがない状態では、銃火器を持ったら銃刀法違反になって捕まる」

なるほどと、相槌を打つ田辺だが

「なら、君が法律を決めればいい」

まるで、某アニメの『ダー』と指をさすような感じに査子を指す

「は?」

ポカーンという顔をする査子をしり目に

「ある意味、今は君がこの国の法律であると言っても過言ではない。日本という国の法律とも言える憲法より、君の発言が最優先となる。例えば、【軍を持て】といえば、この国は憲法9条を無視し軍を持つことになる。まぁ、そんなことを、各国に言えないため秘密軍的なものになるがね」

「そ、そんなことしない!で、でもそうか、新しく立ち上げたSDにその権限を与えればいいのか」

「そういうことになるね」

その後、DAと同等の権限を与えるための協議を他の大臣達と話し合い、合意に扱ぎつくことができた

リコリス制服も結局没収されたため、新しい制服を作成することとなった

衣装などのデザイン作成を行っている企業に依頼し、リコリス制服と少し似ているが、違うものを作成した

勿論、全組織に対して、この制服を着ている者は、DAより最優先で扱うよう通知された

 

その制服が完成した後、喫茶リコリコへ着ていくと

「か…カワイイ~~」

査子に抱き着く千束を、あきらめたような顔をしながら押し戻す

「離れろっ」

「それ、SDの新しい制服だよね??」

「一応そうなる」

「ライセンスの件、何とかなったの?」

「一応な…、本当に独立した組織になってしまった。DAとの接点もないので、間接的な情報しか収集できない」

「ほら、そこは先生に頼れば ね」

「私に頼られても困る」

「だそうだ」

 

その後は、平和な日々が続いていたが…

 

「はぁ?警察署が襲撃された?」

一条技官からの一報に驚愕する査子

普通はそれらを防ぐためのDAが存在するはずが、機能しなかったということになる

「どうも欺瞞情報をラジアータが誤認しリコリスが散らばったことが原因だそうです」

「フムぅ」

何かが引っかかる査子

それを見る一条

「若葉と仙花呼んで、一条現地行くよ。場所は?」

「押上警察署です」

ガタッと椅子から立ち上がる

「怪我人は!」

確か、阿部さんがいるところだ!

「正門で警備にあたっていた警察官1名が死亡。署内にいた者で応戦していた者に怪我人が多数いますが死者はいません」

「そうか、けが人の中に阿部というものは?」

「確認はできていません」

「行くしかないか」

 

査子は、若葉と仙花を連れ襲撃されたという警察署にいた

その後ろには、100名の捜査関係者たち

まだ、クリーナーは来ていないため中に入ろうとするが

「ここは関係者以外立ち入り禁止だ」

DAの者が査子を止めるが

「憲法35条1項,刑事訴訟法218条1項に基づき、この警察署全体を捜索差押する!これは、地方裁判所命令ではなく、最高裁判所命令である!なお、この行為に対して妨害等行った場合、即その場で、公務執行妨害として検挙する。以上!入るぞ」

捜索差押許可状を見せる査子

「ま、待て!」

通ろうとする査子の肩をつかんだ瞬間

「公務執行妨害!逮捕して、その辺に置いておけ!」

その言葉に即座に反応した捜査官4名はDAのエージェントを取り囲み

「現逮!時間!」

「14:22!」

「おい!離せ!」

 

ひと悶着あったが、DAに何言われようと知ったことか。私を首にしたのが悪い!

 

入ると、まるで内戦直後の建物内のように弾痕がいたるところにある

「こ、これはいったい」

一人の警察官(SD所属)がつぶやく

「これが、日本の闇だ。見てしまったらもう戻れない。遺書、書いておけ」

「ひぃ?!」

「冗談だ。さて、A班は、銃弾を何個か回収後科捜研に回せ。B班は爆発物がないか捜索。C班は、署内監視カメラの映像解析。D班は、証拠品保管庫で何か盗まれていないかチェック。E班は、何か異変が合った場合の写真撮影!以上!行け!」

<<おうっ>>

総勢100名の捜査員により片っ端から捜査を行った

1.署長室が他より荒らされていたこと。しかし、強奪されたものがない(リコリス勝負だ のコメント)

2.爆発物は発見されなかった

3.監視カメラに映ったテロリストのほとんどが、作業着を着ており体格などバラバラである。また、使用した銃火器をその場で放置している

4.証拠品保管庫には手を出しておらず、被害は1階~4階までとなっており、地下は手を出していないとのこと

 

「こいつら、警察署で銃ぶっ放したかっただけか??」

「現時点では、そのようなことになるかと思います」

「わからんなぁ~。何しに警察署を襲撃する?愉快犯か?」

「それにしては、規模が大きすぎます」

「ふむぅ…真島よ…お前は何をしたいんだ??」

画面に映る真島の顔を突っつく査子がいた

 

 




間に合わなくてごめんよー
7話で入れられる場所がよぅ
警察署襲撃しかなくてよぅ

8話…たきなー 間に合えー
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