リコリス・ディフェンダー ~リコリスを守る者~ 作:RA-MSR
国際連合(および国際労働機関(ILO))は、国連およびその専門機関などいくつかの国際機関の職員に対し、レセパセを発給している。職員の家族が公用のため渡航する場合も同様である。国連レセパセはパスポートと類似しており、世界のほとんどの国が効力を認めているが、いくつかの国家は、入国のため十分な文書として受け付けていない。一般にレセパセを所持しているからといって、外交特権が認められるわけではないが、一部の特権は認められることがある。
たきながDAに戻ることを決意し千束に伝えるため電車に乗っていた頃の夕方5時前
査子を含め5人は大井ふ頭、東京国際コンテナターミナルの一角に来ていた
「あのコンテナ船です」
コンテナの陰に隠れながら、伝える若葉
「ふぅん。こんな近くに居たのか。奴は」
周りは薄暗くなっており、時折人影が見える程度
「コンテナ船を使っての密入国は常套手段ですからね」
「まぁ、そうだろうな」
そう、呟いて全員の顔色を確認する査子
「では、行くとしようか」
今回は全員が黒い戦闘服を着ている
仙花とコトが、普段使っていた銃と違うものを取り出す
よく、映画や漫画などで対人麻酔銃を使って見張りの者を寝かせることがあるが、
ハーグ陸戦条約と化学兵器禁止条約に違反するため公式では持ってないことになっている
今回は、その条約を破ることになるのだが、査子はそのことを気にせず使用を許可した
二人が、見張りの者達に照準を合わせ、撃つ
一瞬にして、見張り役を無力化させ、タラップを上がっていく5人
しかし…
「ん?お客さんのようだ。ロボタ、リコリスを監視しろって言ったよな?」
『お、俺は知らないぞ!リコリスがここを襲撃するのはもっと先だ!』
「あぁ?じゃー誰だ?」
真島が扉の向こうを睨むと
ダバン
扉が吹き飛び、ほこりが舞う
そして、黒装束の4人が一気に突入
真島の付近にいたテロリスト達に銃を向ける
「申し訳ない。アポを取るのを忘れていたようだ」
4人の間から出てくる査子を見ていう
「ははっ、修学旅行に来る場所じゃねぇぞ」
女子高生ぐらいの背丈だが、服装が未来チックな服装なためアンバランスな感じがする
「それはそれは、重ねて申し訳ない。テロリスト君、いや、真島さんといった方がいいか?」
査子を睨みつける真島
「…お前、何もんだ?その銃、リコリスの物じゃねぇな。奴らは、9ミリか45口径の拳銃弾しか使わねぇ。だが…」
真島が4人の持つ銃を見て
「5.54mmと、9mm、それに、お前のは10.36mm、リコリスじゃねぇな」
ニヤリと笑い手を叩きながら、歩み寄る査子
「おー、お見事。さすが、アランチルドレンの真島さんだ」
査子が言った瞬間、真島が持つ銃を査子に向ける
それと同時に、4人が持つ銃のセフティも外れる音が一斉にする
「お前が、俺のことを知っていて、俺が知らないのはアンフェアだと思わねぇか。なぁ、ロボタ」
『お、おれぇ?!そこで振るの間違ってるだろ!』
「ほぅ、君がロボタ君か」
『そ、そうだ。俺が世界に名高る天才ハッカーだ』
ロボタが映る画面を見る査子
「ほほう、君が世界に名高るねぇ~。まぁいいや」
『おぃ!俺の扱いがひどくないか!』
「初めまして、ハッカー。そして、真島さん。独立治安警備組織SD 総司令の常盤査子という。お見知りおきを」
「独立治安警備組織ぃ?」
「あぁ、DAとは違う組織になる。所謂、法の番人だ」
「ははっ、DAと何が違う!似たようなもんだろ。お前らだって」
「残念ながら、私たちはDAとは違い、日本の行政機関を真っ当に使うことができる組織なんでね」
真島がビクッと立ち上がり、机の上に遭った無線機をつかむ
「コンテナ船の外を探索しろ!」
『ま、真島さん!け、警察車両が20両以上こっちに来ます!』
「査子とやら、説明してくれるんだよなっ」
「安心しろ。今、お前たちをどうにかするために来たわけではない」
「はぁ?!」
査子が首元を切るように合図をする
仙花が無線で一言いうと
『ま、真島さん、察が…撤収していきます。いったい何が起きてるんだ!?』
「ほぅ、なるほどね。DAが裏で操る組織だとすると、お前たちは表で操る組織ってことか」
呆れたように言う真島に、食って掛かる査子
「失礼な奴だな。裏でこそこそやっているやつよりいいと思うが」
「ははっ、それは同感だ。で、俺になんのようだ?」
ソファに座るよう、促す
「吉松シンジという男は知っているか?」
ソファに座りながら、問いかける査子
他の4人は、臨戦態勢のままだが、セフティは掛けたようだ
「なんだ?お前もヨシさんなのか?」
「知っているなら、話は早い。吉松シンジがどこにいるかを教えてやる」
「あぁ?なんで、そんなことを俺が知りたがると思った?」
「どうせ、そのハッカーを使って、探そうとしているのだろうが、見つからんよ」
「だそうだが、マイハッカー」
『い、今探しているところだ!』
「そうか、だが、あと3時間で足取りは完全につかめなくなる。手遅れだよ」
「どういうことだ?」
「吉松は、スイス行きのチケットをっている」
『それはない!航空券のチェックは常に監視しているし、もし、似たような奴がいたらすぐにわかる!』
「国際連合通行証」
『なっ!そ、そうか、その手があったか。抜かった…』
「ハッカー、詳しく説明しろ」
『国際連合通行証は、ビザがいらないんだ!プライベートジェットだったらなおさら…』
「チっ」
「交渉する気になったかい?」
お得意のゲ○ドウの姿勢
「…見返りは何だ?」
「吉松が持っているかもしれない、ある物に手を付けないでもらいたい」
「どういうことだ?」
「詳しくは、吉松自身から聞いてくれ。ただし、これだけは絶対に守ってほしい。その、物に傷一つ。つけないでもらいたい。それだけだ」
「吉松はどうする?」
「好きにすればいい。千束の命を助けてくれた、ある意味救世主かもしれないが、一つ間違えれば悪魔にもなれる…どう、行動するかは千束しだいだ」
「…分かった。俺も、アランリコリスのことは結構気に入ってるんだ。趣味も合いそうだしな」
査子は胸ポケットから、USBメモリを取り出し、真島に投げる
「それが、吉松の通る予定のルートだ。襲撃するなら、赤い丸の部分でやってくれ。時間も、指定している。その時間帯は、吉松の車しか通らないよう手配してある」
「へぇ~、それはありがたい」
査子は立ち上がり、真島を冷たい目線で見る
「約束は守れよ」
悪巧みをする少年のような顔をし
「俺はね、義理堅いんだ。安心しろ」
「テロリストに安心しろと言われても、説得力がないね」
あきれ顔な査子
「ちげぇねぇ!」
真島が笑い転げる
そして、査子たちが去り際に一言
「真島、今は敵じゃなかったが、次あったときは敵同士だ。手加減はしない」
「おー、コワ」
そして、査子たちが立ち去ったあと
「ま、真島さんよかったんですか?」
「俺は、バランスを大事にしてきたが、ウエイトが来たのは初めてだ…ハハっ楽しくなってきたじゃねぇか」
その後、真島たちが吉松を拉致することに成功するのだった
吉松が拉致られるのに、査子が支援した的なストーリでした。
出来る限り、真島の動きを抑えるため、査子がウエイトをかけたという、
こんなストーリーもいいんではないかと。
査子…悪だのぅ… ぇ
あ、やば、時間帯間違えた。