リコリス・ディフェンダー ~リコリスを守る者~   作:RA-MSR

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全国瞬時警報システム(Jアラート)とは
有事の際に住民が適切な避難を速やかに行うためには、住民に正確な情報を迅速に伝達することが重要であることから、消防庁では、地方公共団体と連携して全国瞬時警報システム(以下「Jアラート」という。)の整備を推進している。
Jアラートは、弾道ミサイル攻撃に関する情報や緊急地震速報、津波警報、気象警報などの緊急情報を、人工衛星及び地上回線を通じて全国の都道府県、市町村等に送信し、市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、人手を介さず瞬時に住民等に伝達するシステムである。
https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/h29/topics10/46067.html
国民の保護に関する基本指針
https://www.kokuminhogo.go.jp/gaiyou/yujikanrensei/kihonshishin.html


リコリコの閉店、査子の選択

「査子?どこ行くの?」

千束を公用車に乗せとある場所に連れて行く

「近くだ」

それしか言わない査子

先程、喫茶リコリコを閉店することを聞き、たきなはDAに戻ったと聞いた。

残り二人は海外へ行くとのこと。

「ふぅん」

その後、無言になる二人

数分車に揺られ着いたのが、4本足の巨塔

「ここって…」

「こっちだ」

千束の疑問の声を無視し、連れて行く査子

頂上まで行くエレベータに乗せて展望台デッキまで行く

「うおぉースゲー」

この日は、雲もなく晴天であった

「千束」

「なぁに?改まっちゃって」

「…いいのか?」

「何が?」

「解ってそういっているのか?」

睨みつける査子

「良いのよ、私は十分生きた。楽しいことも、やりたいことも…私のわがままも全部聞いてくれた。十分だよ」

「...まだ、我侭を言っていいんだぞ」

千束は首を振り

「自分ではどうしようもない事は、どう頑張ってもどうにもならない。けど…それまでは全力を尽くす」

「だったらーー」

「でもね、私のせいでみんなの時間を奪うのは、私は嫌だな」

「…」

「私はね。短い人生だと気づいたとき、やりたいことや試したいことを何でやらなかったんだろう。って、思ったの。…で、運良く人生を延長することができた。その延長した期間は、人を救うために、この人生を託そうと思えた」

「…吉松か…」

「おっ、流石SDの総司令官殿」

「茶化すな」

「何れ潰える命の灯は、みんなのために。そう思ったの」

「…我がまま言ってもいいんだぞ。『まだ生きたい』って」

「やだよ。恥ずかしい…でも、『生きれるんなら、生きてみたいな。』でも、皆の迷惑はかけたくないなぁ」

(その言葉を聞きたかった)

「なにか言った?」

「何でもない。明日、延空木のオープニングセレモニーがある。その前に見せておきたくてな。みんなには秘密だ」

「んっ」

その後、1時間ほど見学したあとリコリコまで戻り、店長のミカに挨拶を済ませ、明日のセレモニーに対する警備体制の会議に出席するのだった

 

翌日、延空木のオープニングセレモニー当日

「一条、例のハッカーの動向はどうなっている?」

「セレモニーに合わせて、延空木にある送信制御室を乗っ取るつもりのようです」

「そうか。何を放送するつもりだ?アイドルにでもなるつもりか…他になにか動向はあるか?」

「今のところはありません」

「制御室で勤務するものはアラミド繊維の作業服を着せてくれ。どうせ乗っ取られるんだ。正規のエンジニアではなく、スタントマンにでも変えておけ」

「了解しました」

「…さて真島、お前はどうくるんだ?」

 

オープニングセレモニー30分前

「送信制御室、テロリストに占拠されました」

「A班の対応スタンバイ」

「A班、スタンバイさせます」

A班(SATチーム)を、制御室付近にある電源室内に待機させてあり、いつでも制圧できるようスタンバイさせる

「真島、何をする気だ?」

 

電波ジャックされることは想定していたが…

『--これと同じのを、都内にばら撒いた』

そうきたかっ!

「全捜査員に通達!拳銃を持った民間人がいた場合、威嚇射撃を優先とせよ!初弾で民間人を撃つな!」

「りょ、了解!通達します!」

「警視庁本部指令センターより通達!警官が民間人に対して発砲した模様!」

「くそっ!間に合わなかったか!再度!警察庁緊急通信システムを使い、各警察官に再度徹底しろ!また、職質する際は必ずツーマンセルで行え!各員は防弾チョッキ着用を指示!」

真島めぇ…余計なことをしてくれる…

「陸上自衛隊に出動待機命令、それと、警察庁に第一種警戒態勢発令」

「了解!」

「総理とつなげてくれ」

 

『やぁ、査子君、なんか大変なことになってるね』

「田辺さん、奴の狙いはDAです。ですが、民間人に違法拳銃が渡されているため、総理の権限で緊急事態宣言を発出してほしい」

『ほほう、どういう理由で』

「大規模テロ情報として、緊急事態宣言を発出、それにより国民の足を抑えたい」

『確かに、これは日本でのテロ行為だ。しかし、いいのか?これらの事を隠していたのではないのか?』

「私たちは、DAではない。SDは、民間人に対しての危険を最小限にできるかが、試される」

『わかった、私の権限で承認しよう』

「助かる。また、事態が進展したら連絡する」

『待っている』

気合を入れ直し…

「みんなよく聞け!現時刻を持って「テロリストによる攻撃」を受けたものとし!緊急事態宣言を発する!各部署は「国民の保護に関する基本指針」に則り行動を移すように!J-Alartに、大規模テロ情報を送出!各メディアには、テロリストが散布した拳銃を見つけた人は速やかに近くの交番に持っていくよう放送するように伝えろ!それと、A班に制圧を開始するよう指示」

「了解、SuperBird B2に、データ送出!範囲、東京都内限定」

「A班、制圧開始」

隣にいた一条に声をかける

「一条、陸上自衛隊 攻撃ヘリコプタ隊に出動命令、アパッチ4機、コブラ2機東京都内、特に延空木付近を重点に警戒飛行実施、羽田、成田に全発着便の見合わせを通達。また、首都内のあらゆる航空機の飛行を禁止する!場合によっては、撃ち落とすと警告しろ」

「了解しました、陸上自衛隊 攻撃ヘリコプター隊、出動させます」

「羽田・成田滑走路閉鎖!着陸機は、すべてダイバートさせます」

ダンッと、机をたたく音が指令室内に響き渡り

「真島のやろう、仕事増やしやがって。あんとき、殺しておけばよかった…」

苦虫を噛み潰したような顔をする査子がいた

 

 




おほほぃ…
遅くなって済まぬよ。
11話…やるなぁ、たきなよ!
お前がヒーローだ!
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