転生したけど祖父が怪奇現象起こしてる   作:ちゃっぱ

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久しぶりに漫画や二次創作を読み返したせいで書きたくなったので書きます。満足するまでお付き合いいただけると幸いです。


第0章 それはまだ始まってない
プロローグ これが町の日常になったあと(掲示板回)


 

 

 

 

 

某怪異が多い町で遭遇した怖い話

 

 

 

 

 

16: 怪異遭遇名無しさん ID:4VRTSejEzF

怖い事なんて起きるわけねーだろって思ってた俺を誰か笑ってくれ。

 

残業が長引いて終電逃してな。まあ幸い仕事場から三駅ほど歩けば家につくから頑張ったんだよ。

腹が減ったなぁとか。そういえば夜ごはん食べてねえとか考えながら歩いてたら一つだけ明るい場所があったんだ。

飲食店だった。何処にでもありそうな古風な居酒屋って感じの。明日は休みだったからそこで食べてから帰ろうかなーって思ったんだよ。残業のストレスもあったし酒で発散しとこうってな。

 

「お客さん良いところに来ましたね」

 

店に入った瞬間急にそう言われてビビった。普通「いらっしゃいませ」とか言うだろ?

まあ言わなかったとしても「何にしますか?」とか言うじゃんか。常連でもないのに急に「良いところに来ましたね」って馴れ馴れしいなぁって思っちまった。一瞬嫌な感じがしたんだ。だから帰ろうかなって思ったけど店に入ったしこのまま出るのもなぁって感じで愛想笑い浮かべつつ入ったんだよ。

 

入らなきゃよかった。そいつが俺の手を掴んでこっちを見たんだよ。

その顔が何も書かれてなかった。いや、書かれてないってなんかおかしいな。つまりパーツがなかったんだよ。目とか鼻とか唇とかそういう当たり前のやつがない。のっぺらぼうだった。

 

「その顔、ちょうど欲しかったんですよ」

 

いやお前怪異だろ妖怪だろのっぺらぼうは普通に驚かせて終わりにしろや何でここで店っぽいとこ出してんだよ注文の多い某料理店か!? あと怪異が包丁を手に物理で殺戮しようとしてんじゃねえ!!

 

そう思った俺は悪くないと思う。

 

 

続き書くから待って

 

 

 

17: 怪異遭遇名無しさん ID:0zM8lyxSqe

い つ も の 

 

 

 

18: 怪異遭遇名無しさん ID:yIPXee1M5h

お客さん()良いところに来ましたね()

 

 

 

19: 怪異遭遇名無しさん ID:o2yN33TOsP

それ半年ぐらい前から噂になってきた『顔のない店』じゃん。そこに凸った奴いて行方不明者出たらしいよ

 

 

 

20: 怪異遭遇名無しさん ID:LVjC4Zmpel

呑気にツッコミ入れてんの草

 

 

 

21: 怪異遭遇名無しさん ID:0AcdAufE8N

怪異も店を開く時代になったのか。やべえな

 

 

 

22: 怪異遭遇名無しさん ID:sOrRLmBeFa

店を開く(ただし素材は人間)

 

 

 

23: 怪異遭遇名無しさん ID:HJiS6nKHYN

素材からこだわってるんじゃねえ閉店しろ

 

 

 

24: 怪異遭遇名無しさん ID:is2vy0xCTV

怪異「人間はトモダチ。うまいから食う」

 

 

 

25: 怪異遭遇名無しさん ID:flB3KyQ3GE

続き

 

包丁で顔を切られそうになったんだ。

抵抗してるけど力が強くてな。腕もぎゅって折られそうになるぐらい握りしめられた。後で確認したら真っ黒に染まってたぐらいだぞ。全治数週間の怪我だった。

その時は何も考えられなかった。のっぺらぼうに対する怒りと殺意はあったけど、恐怖の方が強かった。死にたくないって思ったんだ。

 

そんな時に、花のような香りがした。

 

 

「夜遅くまで働いておる人様に迷惑かけるような真似をしてはならんぞ」

 

 

のっぺらぼうの悲鳴が店中に響いた。呆然とそれを聞いていた。未だに耳に残るぐらい気味の悪いものだった。

 

 

「なんじゃ、抵抗するのか?」

 

 

その店にのっぺらぼうと俺以外の第三者がいた。いや、来店してきたのかな。老人っぽいような男口調だった。でもその声は少女……いや、幼女だったんだ。

まだ三歳か四歳ぐらいでちっちゃい子だったよ。真っ赤な目で真っ赤な髪に似合う紅色のワンピースを着た可愛らしい子だった。将来美女になるのが確定してる有望な子だと思った。でもそう思えたのは一瞬だけだった。

 

幼い女の子がのっぺらぼうの首を捩じったんだ。ぐぎぎっ……って、そのちっちゃい両手を使って、まるで粘土でも弄ってるかのように力強く回した。人間が回っちゃいけない方まで捩じって、そうして無理やり引き抜いたんだ。

 

グロ映画でも見てるような気分だったし、吐いた。

うずくまる俺に幼女が近づく。それに恐怖したけど彼女は苦笑しているだけだった。

 

 

「おお、済まぬな。こうでもせんとお前さんは死んでたじゃろうから……さて、ゆっくり息を吐くんじゃぞ」

 

 

背中を撫でてきた手にビビった。俺も首を捩じられるんじゃないかなって思ったけど幼女は何もしなかった。ただゆっくりゆっくり俺の気分が落ち着くまで介抱してくれた。

息をついた俺に幼女は笑ったんだ。

 

 

「もう大丈夫じゃぞ」

 

 

その声を聞いてると安心できた。

幼女が俺の首に手を回せばきっとさっきののっぺらぼうみたいにあっけなく殺すことだってできるだろうに。そんな恐怖がどっかに行くぐらい気分が落ち着いた。

 

そのおかげで周囲の様子が一変してたことに気づけた。

俺がいたのは店じゃない、窓ガラスが割れて数年は人の手が行き届いてないような建物だったんだ。

 

のっぺらぼうはもういなかった。

 

 

「君はいったい……」

 

「ぬらりひょんのファン、と言っておこうかのぉ」

 

「ぬらりひょん?」

 

 

 

その会話のあと、瞬きの最中に幼女の姿は消えていた。

あの現実味を帯びていない数分間が夢のように感じた出来事だった────けどクソのっぺらぼうにやられた腕に真っ黒全治数週間の怪我のおかげで夢じゃないって気づきましたので報告しますね!!!

せっかくの祝日が治療のために走る羽目になりましたよクソが!!!

 

 

 

 

26: 怪異遭遇名無しさん ID:dJHXl7I94u

 

 

 

27: 怪異遭遇名無しさん ID:FaaSCWj50g

テンションの上げ下げがおかしい

 

 

 

まあ幼女ちゃんのアフターケアがしっかりしてないのが悪いんですけど

 

 

 

28: 怪異遭遇名無しさん ID:5tyky7MrKL

それ『赤色幼女』ちゃんだよね。

のっぺらぼうが出る前からいる自称ぬらりひょんのファンって妖怪……いや、怪異?

 

 

昼間に遭遇した怪異でも何処からともなく現れては「ハァ!」って物理的にぶっ飛ばしてくれるから寺生まれの幼女ちゃんじゃないかとか言われてるけどド深夜に幼女ちゃんが廃墟に現れることは現実的にあり得ませんね幼女ちゃんも怪異確定ですねハイ

 

 

 

 

29: 怪異遭遇名無しさん ID:7ES549XOLR

赤色幼女ちゃん怪異の中では人間側に立ってくれる守護神みたいな感じだから凄い好き

 

 

 

 

30: 怪異遭遇名無しさん ID:6PA4zt7oAt

赤色幼女たん推します

 

 

 

 

31: 怪異遭遇名無しさん ID:Bb03wPT4jm

某町の某マスコットになりかけてるんだよなぁ

 

 

 

 

32: 怪異遭遇名無しさん ID:DdqLHQ13ot

その某町ってぬらりひょんいるの?

 

 

 

見たことないんだけど

 

 

 

33: 怪異遭遇名無しさん ID:aZk8mjCLLU

いるって噂は聞く。

 

 

 

どっからともなく現れてケーキとかお茶して帰っていく話は聞く

 

 

 

34: 怪異遭遇名無しさん ID:e6zWRkc4ZP

いやお茶して帰ってくだけかい!

 

 

 

まあ人間を素材に何かを生み出すみたいなやべえのよりマシだけどさ!!

 

 

 

 

35: 怪異遭遇名無しさん ID:sjxNjgTIHY

俺らのアイドル赤色幼女ちゃんがぬらりひょんのファンっていってるんだから良い妖怪に決まってんだろ!

 

 

 

 

36: 怪異遭遇名無しさん ID:dD5LTu1hGa

赤色幼女ちゃんって微妙に成長してるみたいだからいつか赤色美女さんになる日が来るのかと思うとちょっとワクワクするよな。

 

 

俺達が育てたんだぜって後方彼氏面がたくさん誕生しそうだ

 

 

 

 

37: 怪異遭遇名無しさん ID:w521dKmHwq

幼女ちゃんのおかげで今も生きてることを祝おうじゃないか

 

 

 

 

 

 

 

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