異世界おくてっと   作:仮面大佐

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第4話 窮地!がくりょくてすと

 指導室送りにされたアクア達が復帰してから、しばらくが経ったある日。

 

ロズワール「テストが近づいてい〜るよ。」

スバル「………………だから、イベント多すぎだって!!」

 

 ロズワールがそう言うと、スバルはそう突っ込む。

 ロズワール曰く、テストが近くにやるらしい。

 

ロズワール「テスト問題は、授業でやった範囲からしか出ないかぁ~らね。」

アインズ「テストに……。」

ロズワール「ん?」

アインズ「…………テストに落第はあるのか?」

 

 ロズワールが2組の面々に話していると、アインズはロズワールに対して腕を組みながら聞いた。

 それを聞いた途端、ナザリックの守護者達が反応する。

 

マーレ「だ!大丈夫ですアインズ様!!」

アインズ「お、おぅ………。」

アルベド「そうです!我ら守護者、このようなレベルで落第する者など、けっしておりません!!」

アインズ「お、おぅ…………。」

 

 アインズの話を聞いたマーレとアルベドが、立ち上がって言ったのを聞いたのを聞いてアインズが頷く中、今度はアウラが口を開いた。

 

アウラ「アインズ様はシャルティアの事を心配されているのかもしれませんが、シャルティアとてナザリックを守護する者です。このレベルは余裕でクリアして見せます!!」

シャルティア「そ、そうでありんす!ちょぉ~と苦手な部分はありんすが、アインズ様のご期待には必ず!必ず答えて見せるでありんす!!」

アインズ「お、おぅ………。」

 

 アウラの話を聞いたシャルティアが、少し慌てながらも言ったのを聞いてアインズは再び頷く中、心中は。

 

アインズ(俺が落第しそうだから聞いただけなんだけどなぁ………。)

 

 そう心の中で思っていた。
 実は、アインズの最終学歴は、小卒なのだ。

 その為、不安を抱えていた。

 

アインズ「何も私は心配していないぞ。ただ、この世界にどんな影響があるのかをだな……確認する為に聞いただけだ。テストが苦手な者も中にはいるだろう?」

アクア「…………今こっちを見たわね。」

アインズ「え?」

 

 そう話したアインズだったが、前の席にいるアクアがこっちを見ていたと思ったのかと言い、それにアインズは少し驚いた。

 そんな中、アクアはアインズに向かって叫ぶ。

 

アクア「私をバカだと思っているの!?アンデッドなのに大目に見てあげたら何その態度!?」

アインズ「い、いや、そう言うわけじゃ…………。」

アクア「いいえ!許さないわ………勝負よ!テストで勝負なさい!!」

アインズ(えぇえええええええええええ!?それはヤバイ!ヤバいって!?俺最終学歴小卒だし!あぁ~でもみんながこっち見てるよ……どうしよう……どうしよう……こう言う時は!)

 

 アクアの宣戦布告じみた言葉を聞いたアインズは、心中で慌てながらも自分を見ている守護者(特にアルベドは、アクアに対して怒りのオーラを出している)に弱気な自分を見せれないと思い、手を組む。

 

アインズ「…………本当に、勝負して良いのか?」

アクア「えぇ、良いわよ!!」

アインズ(効かなかったぁあああああああああああ!!)

 

 黒いオーラを模したプレッシャーを出して、勝負を諦めさせようとしたのだが、アクアには全く効かなかった事に心中で驚いたのだった。

 それを見ていたデミウルゴスは。

 

デミウルゴス「ふむ……なるほど。」

ギロロ「今ので、何が分かったんだ?」

ドロロ「分からないでござるな。」

 

 デミウルゴスがそう呟く中、ギロロとドロロは、そう話すのだった。

 その後、教室にて、カズマ、零士、アクア、スバル、ターニャ、リムル、レイト、キリト、カルム、アークが話していた。

 

零士「お前、アインズに勝負を挑むなんてバカにも程があるだろ。」

アクア「だってだって………。」

ターニャ「彼は貴様と違って真面目に授業を受けていた。」

アーク「確かに。勝てるとでも思ったのか?」

 

 零士とターニャとアークの言葉に、アクアは涙目になる。

 そんな中、カズマが口を開く。

 

カズマ「一方お前は知能のステータスが想像越えて低くて、しかもこれ以上上がらないんだぞ?」

アクア「………うわぁ~ん!そんなハッキリ言わなくても良いじゃない!?カズマもっと優しくフォローしてよぉおおおおおおおおお!!」

 

 そんなアクアに対してカズマが言ったのを聞いて、アクアは思い切り涙を流しながら床を叩いた。

 そんな中、リムルとレイトが、カズマに聞く。

 

リムル「え?アクアって、そんなに知能が低いのか?」

カズマ「絶望的にな。」

キリト「マジかよ。」

レイト「水の女神を自称してる割には、知能が低いってダメだろ。貧乏神ならギリ分かるけど。」

カルム「ああ……………確かに貧乏神って言われたら、納得するわ。」

アクア「誰が貧乏神よ!」

零士「とにかく、このままじゃあ、勝負にすらならないから、勉強はしろ。」

 

 リムルとレイトがそう言って、アクアが突っ込む中、零士はそう言う。

 すると。

 

ターニャ「素晴らしい!」

アクア「へ?」

ターニャ「我が203大隊名物の勉強合宿に歓迎するぞ!!」

アクア「ごめんなさい、許してください。」

ターニャ「短期練成には絶対の自信がある!充実な内容で将校も狙えるのだが……………!」

アクア「本当にごめんなさい、許してください。」

 

 そうターニャはアクアを歓迎しようとしたが、当のアクア本人は頭を下げて断った。

 すると、フランと師匠が、零士に話しかける。

 

師匠「なあ、零士。ちょっと良いか?」

零士「どうしたんですか?」

師匠「フランの勉強を手伝って欲しいんだが。」

零士「フランさんの?」

フラン「座学……………嫌だ……………。」

師匠「流石に、フランを落第させる訳には行かないからな。この後、盾の勇者達と一緒に勉強するんだが、良かったら、手伝ってくれないか?」

零士「ああ。良いぞ。」

リムル「俺たちも良いか?」

レイト「よかったら手伝うぜ。」

師匠「おお!ありがとう!」

 

 こうして、零士、リムル、レイトは、尚文達と一緒に勉強をすることになった。

 一方、図書室では。

 

パック「ふわぁ~、寝てても良い?この世界は眠くならないけど、もう飽きちゃったよ。」

エミリア「ダメよ、学生パック君。頑張るように。」

パック「ちぇ~。」

 

 その後、スバルはエミリアとパックとレムと一緒に図書室に来てテスト勉強をしていた。
 その最中に欠伸をしながら言ったパックに対し、エミリアは注意していた。

 

レム「スバル君完璧です。レムは感服しました!!」

スバル「おぉ!!……何か懐かしいなぁ。」

『んぅ?』

スバル「エミリアたんとも、レムとも、こうやって勉強したなぁって。」

エミリア「そうね。」

レム「そうですね!!」

スバル「…………ん?」

 

 レムの言葉を聞いたスバルは何かを思い出し、それにエミリアもレムも頷いたのだが、スバルはそこである事に気付く。

 

スバル(……一緒に勉強した、それは何時の事だ? 俺は二人と、何時一緒に勉強していた?一体、俺達はどのタイミングからここに……?)

 

 その事をスバルが考えているのを、隣の席で本を読んでいたベアトリスが見ていた。

 

ベアトリス「……………。」

マーレ「ど、どうかしましたか?」

シノン「何か気になる事でも?」

ベアトリス「何でも……ないのよ。(多分、いくら考えても答えが出ない類のものかしら。)」

 

 前で本を読んでいたアウラとシノンの声かけに答えた後、スバルの考えているのを見ながら心中で思った。

 そんな中、エミリアがスバルに話しかける。

 

エミリア「スバル?スバル?」

スバル「ん?あぁごめんごめん!考え事してた!?」

エミリア「急にだんまりするから、ビックリしちゃった。」

スバル「だんまりって今日日聞かねぇな。」

レム「フフっ、では次に進みましょうか。」

エミリア「えぇ、そうね。」

スバル「ウィウィ、了解。」

 

 エミリアに声を掛けられたスバルは言った後、レムとエミリアと共にテスト勉強の続きをし、ベアトリスも読書の続きをした。

 一方、一組では、クリスがフェルトに勉強を教えていた。

 

クリス「だから、ここはこうなるんだって!」

フェルト「うぅ~……だぁー!分かんねぇなぁ!!」

 

 クリスがフェルトに勉強を教えていたのだが、フェルトは殆ど分かって居なくて苦戦していた。

 

カズマ「よぉ、クリス。」

クリス「やぁ、カズマ君!!」

カズマ「一つ頼みがあるんだけどさ、アクアの勉強見てやってくれないかな?」

 

 そんな中、カズマがアクアを連れてやって来、クリスにアクアの勉強を見てくれと頼んだ。

 

フェルト「おっ!兄ちゃんの友達の兄ちゃんだな!!」

カズマ「兄ちゃんの友達の兄ちゃんって……ッフ、カズマで良いよ。」

 

 カズマを見てフェルトが声を掛けると、カズマはフェルトに対して少しカッコつけた風に答えた。

 

カズマ「それにしても珍しい組み合わせだな。」

クリス「あぁ、それはね………。」

フェルト「この姉ちゃんが盗賊って聞いてよ、私も似たよう事してたもんで、話が合うんだよ。」

 

 カズマがクリスとフェルトが一緒にいる事に聞くと、それにクリスの代わりにフェルトが答えた。

 

クリス「ちなみにこのカズマ君は冒険者なんだけど、私がスキルを伝授してるから、意外と盗賊の才能もあるんだよ?」

フェルト「へぇ~スゲェじゃん!今まで何盗って来たんだ?」

カズマ「クリスのパンツ。」

クリス「今それ言わなくても良くない!?」

 

 クリスの話を聞いてフェルトがカズマに質問すると、その質問にっ答えたカズマに立ち上がりながらツッコむクリスだった。

 

アクア「……………ねぇ、私の勉強を見てくれる話は?」

 

 そんな会話を聞いてもつまらなさそうにしていたアクアはカズマに聞くが、カズマは何も答えなかった。

 一方、零士達は、尚文達と一緒に、勉強をしていた。

 

フラン「座学…………嫌だ。戦いたい。」

師匠「ダメだ!流石に、落第する訳には行かないからな!」

フラン「ぶ〜〜。」

尚文「アンタも大変だな。」

零士「尚文。そっちはどうだ?」

尚文「………………別に。大したことはない。」

リムル「なんか、零士に対する当たりが強くないか?」

レイト「確かに………………。」

 

 フランと師匠が勉強をしているのを見て、尚文は苦笑したが、零士が話しかけた途端、笑みを消して、警戒する感じで零士に対応する。

 それを見て、リムルとレイトがそう話す。

 

零士「……………なあ、俺、なんかやったか?もしそうだとしたら、謝る。」

尚文「…………お前はいまいち信用出来ない。それだけだ。」

零士「あははは………………手厳しいな。」

ラフタリア「尚文様……………。」

 

 尚文は、零士を信用していなかった。

 その訳としては……………。

 

尚文(どうせ、俺の事を裏切るに決まってる。)

 

 尚文は、前の世界でのビッチことマインに冤罪を着せられた事で、他者をそう簡単には信頼できないでいた。

 そんな中、零士は尚文に話しかける。

 

零士「………………もしかして、前の世界での冤罪が原因か?」

尚文「っ!?」

零士「ラフタリアから聞いた。濡れ衣を着せられたんだってな。」

尚文「そうなのか?」

ラフタリア「すいません、つい……………。」

零士「俺は、お前が悪い奴だって思えない。だって、師匠達と勉強に付き合ってくれるからな。」

尚文「…………………。」

 

 尚文は、零士の言葉を聞いて、零士が前の世界に居た槍の勇者の北村元康、剣の勇者の天樹錬、弓の勇者の川澄樹、元康の仲間のビッチとは違うと感じていた。

 そんな中、リムルとレイトも話しかける。

 

リムル「まあ、ここは色んな世界が混じり合った世界だから、すぐに信用できないのも、無理はないさ。」

レイト「でも、少しでも俺たちの事を信じて欲しい。」

尚文「………………言っておくが、完全に信じた訳じゃないからな。」

 

 リムルとレイトの言葉に、尚文はそっぽを向きながらそう言う。

 それを見て、零士達は心の中で、『素直じゃない』と思いながらも、追求はしなかった。

 それが、尚文との適切な距離感だと分かったからだ。

 それからしばらくして、テスト当日となった。

 

ロズワール「それじゃ、そろそろテストを始めよぉうか?今回の問題は、パンドラズ・アクター先生の力作だぁ~よ。」

 

 ロズワールがパンドラズ・アクターが作ったテスト問題が書かれたテスト用紙を全員に配り始めた。

 

ロズワール「そうそう、不正行為は見つかり次第0点だから、やらないようにねぇ~。」

ターニャ(今更ペーパーテストとは、真面目に授業を受けている事の確認か?まったく侮られたものだ。……アインズも同じように考えているに違いない。)

アインズ(ターニャがこっち見てるよ、あの目つき………うぅ、過大評価が辛い。)

 

 テスト用紙を配りながら話すロズワールの話を聞きながら、ターニャはアインズを見ながらそう考えていたのだが、アインズはそのターニャの視線に冷や汗を掻くような事を考えていた。
 ……実際冷や汗は掻けてないが。

 

ノーチラス「人の回答、スティール禁止な。」

カズマ「ドキィ!!」

スバル「今後ろでドキィ!って音がしなかったか?」

カズマ「きききききき、聞こえねぇよ?」

 

 そんな中、ノーチラスの言葉を聞いてカズマがその通りドキィってなると、それが聞こえたスバルの質問にカズマは少し慌てながら答えた。

 すると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「カズマはそんな事しませんよ。紅魔族の私程ではありませんが、カズマの知能はかなり高いです。普通にテスト受けたら、このクラスでもきっと上位の成績を収める事でしょう。」

ターニャ「ほぉ、実は出来る男なのか?」

ダイジ「たまに聞く、やれば出来るタイプってとこか?」

カズマ「あ……いや、それほどでも。」

 

 そんな話に対してめぐみんが話すと、その話を聞いたターニャとダイジがカズマに聞き、めぐみんの話を聞いて少し顔を赤らめるカズマは少し照れながら答えた。

 

ターニャ「………貴様の事を侮っていたようだ、すまなかった。」

イーディス「ごめんなさいね。」

 

 そんなカズマに対してターニャとイーディスは謝罪した。

 そんな中、カズマは。

 

カズマ(……………スティールしようと思ったことは、胸にしまっておこう。)

スバル「今後ろから、ズキズキって、良心が痛む音がしたか?」

カズマ「ききききききききき!聞こえねぇよ!?」

 

 そう考えており、それに薄っすら気付いたスバルが言った事に、少し慌てながら答えるカズマだった。
 そうこうしている内に、ロズワールは二組全員にテスト用紙を配り終わった。

 

ロズワール「でぇ~は、テスト開始だぁ~よ!!」

 

 皆がテスト開始を待っていた次の瞬間、ロズワールの掛け声ともにテストが始まり、皆はテストを表返してテスト問題を解き始めた。

 

アインズ「(この一週間、頑張って小学校の範囲から勉強したが………。)…………まったく分からん。」

 

 そんな中、一番落第を恐れているアインズはテストの問題を見るやいなや、誰にも聞こえない声でそう呟いた。

 

アインズ「(パンドラズ・アクター、難しい問題作り過ぎだろ!?まぁ、俺も出題側なら難しい問題作っちゃうけどさ……仕方ない、ここは多少のズルを使っても、結果を出さなきゃな。不本意だけど、第十位階魔法「タイム・ストップ」を使わせてもらう。こっそりと…………。)……タイム・ストップ。」

 

 そう考えたアインズは、前で本を読んでいるロズワールの様子を見た後、自身が持つ魔法、「タイム・ストップ」を展開して、周囲の時間を止めた。

 

アインズ「……さて、皆の回答を………。」

 

 そうして時間が止まったのを確認したアインズは、隣にいるヴィーシャの回答を覗き見しようとした。

 だが………………。

 

アクア「え?どうしたの!?皆固まっちゃって!?」

アインズ「え!?」

 

 前の方から聞こえるはずの無い声が聞こえてみると、そこには止まっている事に驚くアクアが動いており、そんなアクアを見て驚くアインズはゆっくり覗くのを止めた。

 

アクア「ツンツン、おーい?よっ!!」

アインズ(そうか!アクアは神の領域の者だったな!止まった時の中でも動けるのか?)

アクア「ラッキーね!ホラカズマ、答えを見せなさいよ!」

 

 アクアが様子を知る為につついたり、ロズワールが座っている椅子を退かし足りするのを見てアインズは考える中、今の状況をラッキーだと思ったアクアはカズマの席に行き、カズマの鼻に鉛筆を挿した後に退かし、カズマの回答を丸写しし始めた。

 それを見ていたアインズは。

 

アインズ(………客観的に見るとこれは、人として駄目だな。あっちは女神でこっちはアンデッドだけど………チート行為をしようとした自分を恥じよう。でも、これどうしたら良いのかな? 時間止めたの俺だけど……。)

 そんなアクアを見てアインズは、不正行為をしようとした自分を恥じ、その後この状況をどうすれば良いか困っていた。

 すると。

 

ターニャ「この状況は貴様が作り出したのか?」

アクア「違うわよ、私にこんな能力ないもの。」

ターニャ「そうか、やはり貴様は存在Xではなさそうだ。」

アクア「前からそう言ってるじゃない。」

 

 解答用紙を完全にカンニングしているアクアに対して何処からか聞こえた声に対して、アクアは答えながらカンニングを続けていた。

 

ターニャ「それはそうと貴様、一体何をしている?」

アクア「え?」


アインズ(え?!)

 

 その声の主はターニャで、そのターニャに対してアクアとアインズはそれぞれ別の意味で驚いていた。

 

ターニャ「堂々と違反行為を働くとは中々良い度胸では無いか?」

アクア「え!?ち、違うの……違うのよ私は…………!」

ターニャ「問答無用!!」

アインズ(何でターニャも動けるのぉぉぉ!?いや待て、確かターニャは神を名乗る存在Xに、異世界転生されたとか言ってたな。神と会話できるレベルなんだから、タイム・ストップが効かないと言う事は無い話ではない……のか?)

 

 そんなターニャがアクアに対して指を指したのを見て、再び驚くアインズだったがすぐさま冷静に考え、ターニャに対して口笛を吹いて誤魔化しているアクアを見ていた。

 すると、更なる展開になっていく。

 

スバル「おいおい、ターニャもアクアもテスト中だぜ? 静かにしろよ静かに……っつか、他の連中もちょっと集中し過ぎじゃね?」

アインズ(っへあ!?)

 

 アクアとターニャが喋っているのを聞こえたのか、こちらも動けているスバルが声を掛けた後、いつの間にか静かになっている事に驚いてる中、アインズはスバルが動けているのを見て、心中で変な声を出す見たいに驚いた。

 アインズが驚く中、スバルも驚いていた。

 

スバル「あれ!?息してない!?おいおいおいおい!!これどうなってんだよ!?」

アインズ(まさかスバルも動けるの!?)

 

 そんなスバルがこの状況に困惑している中、アインズはスバルまで動ける事に困惑していたのだが、これで終わりでは無かった。

 

零士「おい、どうなってんだ?何で時間が止まってんの?」

スバル「え!?零士も動けるの?」

アインズ(零士もかぁ!?いや、確か、零士はワンダーワールドという、違う世界で一年過ごしたと言っていたな!それなら、タイム・ストップが効かないのも頷ける……………のか?)

 

 零士が自分の椅子から動かずにそう言う中、アインズは、零士から聞いていた話を元に、推測していた。

 零士は、ワンダーワールドの守り人になった事がある為、時間停止は効かなかった。

 さらに。

 

リムル「おいおい、どうなってんだよ!?」

レイト「時間が止まってる……………!?」

ディアブロ「おや、どうなっているのでしょうか?」

ミリム「面白そうなのだ!」

ヴェルドラ「これは……………我が時間停止の能力を会得したのか!?」

レイト「絶対違うだろ。」

アインズ(リムルやレイト達もかぁぁぁ!いや、リムル、レイト、ミリムの三人は魔王で、ディアブロは上位の悪魔で、ヴェルドラは暴風竜だったな!効かないのも……………待てよ?という事は!?)

 

 アインズは、リムル、レイト、ミリム、ヴェルドラ、ディアブロの五人が動けている事に納得しようとしていた。

 そんな中、ある可能性に思い至り、とある人物の方を向くと。

 

アーク「おお!?時が止まったぞ!?」

アインズ(ですよねぇぇぇぇぇぇ!!こんなに動ける人がいて、君が動けない訳無いもんねぇぇぇぇぇぇぇ!!)

 

 アークも普通に動いており、それにはアインズは心の中で絶叫した。

 もはや、理解できるレベルを超えてしまったからだ。

 

アインズ(って言うか、俺の世界では使える者さえ殆ど居ない、第十位階魔法だぞ!?それが効かない相手がこんなに居るなんて!?この世界本当怖ぁぁぁ!バレる前に魔法解いちゃお…………。)

 

 アインズは、タイム・ストップが効かない人が多すぎるこの世界に恐怖して、魔法を解除する。

 

『っ!?』

 

 魔法が解除されたことに気づいたスバル、ターニャ、零士、リムル、レイト、ディアブロ、ミリム、ヴェルドラ、アークは、すぐに自分の座席に戻った。

 だが、アクアは遅れた。

 

アクア「え、何?皆、どうしたの?」

 

 アクアが呆然と立っていると。

 

ロズワール「何をやっているのかぁ~な?」

アクア「……へ?」

カズマ「何か息しづらいと思ったら…………鉛筆ぅ!?」

ユウキ「カズマの鼻に鉛筆が刺さってるよ!?」

 

 アクアはロズワールに声を掛けられて驚く中、カズマは鼻に詰まっていた鉛筆に驚き、ユウキも驚いていた。

 そんな中、ロズワールは空気椅子の状態から立つ。

 

ロズワール「アクア君………立ってよぉ~か? 廊下。」

アクア「何でよぉおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 その後、ロズワールはアクアに対して廊下に立つように指示し、それにアクアは涙目で叫んだ。

 それを見ていたアインズは。

 

アインズ「………すまない、アクア。」

 

 そんなアクアに対して小声で謝罪するアインズ。
 そうこうしている内に時間が進み、テスト終了も近づいていた。

 

アインズ(とりあえず分かる所は埋めたけど……。)

 

 アインズはその後、自力でテストを行なった。

 そんな中、ある事に気づく。

 


アインズ「ん?ん…………?んんんんん!!?」

ロズワール「アインズ君もうるさいよぉ~お。」

 

 そう考えながらテストを見直したアインズはある事に気付き、それに驚いたアインズに注意するロズワールだった。

 そんな事がありながらも、テストは終わった。

 しばらくして、返却日になった。

 

ロズワール「テストを返すよぉ~。」

 

 ロズワールが、皆のテストを返却する。

 アインズは、呟いた。

 

アインズ「(パンドラズ・アクターの性格からもしやと思ったけど、まさか…………。)……本当にこんな解答欄だったとはな。」

 

 そう。

 アインズは気づいたのだ。

 解答欄がパンドラズ・アクターの顔になるように仕組まれていた解答用紙だったのだ。

 そのお陰もあって、アインズは百点を取っていた。

 

アスナ「ミト……………これ……………。」

ミト「満点だと、パンドラズ・アクター先生の顔になるのね………………。」

 

 アスナとミトは、アインズと同じく100点だったが、仕組まれていた解答用紙には、苦笑を浮かべていた。

 

デミウルゴス「このようなテストでアインズ様を試すなど、不敬の極みでしたね。」

アインズ(結果オーライだったんだけどね。)

ヴィーシャ「やっぱりアインズさんは凄いんですね。」

リーファ「確かに、凄いです。」

小雪「本当ですね。」

デミウルゴス「当然です!全知全能の趣向なる恩方ですよ!!」

アインズ(本当に、結果オーライだったんだけどね……………。)

 

 そんな中、デミウルゴスが言った事にアインズは心中で呟き、デミウルゴスの話を聞いたヴィーシャとリーファと小雪が呟いたのを聞いたデミウルゴスは立ち上がりながら言い放ち、それを聞いて再びそう思うアインズだった。

 ちなみに、アクアは例外なく0点で、フランは師匠や零士達のサポートもあって、ギリギリ落第は免れた。

 余談だが。

 

リア「う〜〜〜ん?」

エーリカ「どうしたのよ、リア?」

シエロ「分からない所でもあったの?」

リア「いや、そうじゃないんだ。なんか、時が止まったような気がして………………。」

「「ん?」」

アインズ「っ!?」

 

 リアは、時の剣士にして、仮面ライダーデュランダルなので、タイム・ストップが効かなかった。

 それを聞いていたアインズは、再び驚愕するのだった。




今回はここまでです。
アインズは、テストを乗り切りました。
というより、タイム・ストップが効かない面子が、原作の異世界かるてっとよりも増えているので、アインズの恐怖は増したでしょう。
しかも、別のクラスでも、効かなかった面子が居たので、無理もないです。
次回は、バレンタインデーの話です。
あの大罪司教の1人が登場します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
あなざーわーるどで、序盤に分かれますが、原作だとアインズ、ちょむすけ、カズマのチームに、リムル、レイト、アーク、ユーリを配置しようと思います。
何せ、その面子が居ると、すぐに解決しそうなので。
それ以外のメンツは、どうするのかは検討中です。
パワーバランスとかも考えないといけないので。
ドッジボールのチーム分けで、リクエストがあれば受け付けます。
原作の異世界かるてっとが、3期をやるかどうかは分かりませんが、もしやる場合は、作品を追加します。
何を追加するのかは、検討中です。
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