昼休み、懇親会が始まった。
ちなみに、教室ではなく、体育館に移動している。
ロズワール「それじゃ~あ、懇親会の出し物を始めようぉか~な。」
そう言うと、ロズワールは一つの箱を取り出す。
ロズワール「ここに皆の名前が書かれた紙があ~る。一枚ずつ引くから、名前を呼ばれた子からかくし芸を見せてくれたまぁ~え!!名前は………。」
『…………………。』
皆が緊張で黙る中、ロズワールが箱の中から引いた最初の一人は……。
ロズワール「レルゲン先生!!」
レルゲン「……はい!?」
何故か自分が選ばれた事に驚くレルゲンだった。
レルゲン「ロ……ロズワール先生!?どうして私がかくし芸をする必要が!?」
コキュートス「ソレハ……。」
何故自分の名前が書かれた紙が入ってたりと訳が分からないレルゲンがロズワールに聞こうとすると、コキュートスがレルゲンに向けて呟いた。
コキュートス「ロズワールセンセイガ、タノシソウジャナ~イカトオモッタカラ!!」
ゲルド「ならば、仕方ないだろう。」
ラム「仕方ないのよ!!」
レルゲン「くぅ!!」
コキュートスに続くようにゲルドとラムも言い、それを聞いたレルゲンは歯を食いしばった。
ロズワール「仲良くなるのは全員だ~からね?皆の規範となる為にも、まずは先生からどうぞぉ。」
レルゲン「くぅ………!私はこの学校の生徒指導を務める、エーリッヒ・フォン・レルゲン!それでは僭越ながら、我らが帝国国歌を斉唱します!!」
ターニャ(うわぁ……。)
ロズワールの説明に納得がいかないものの前に立ったレルゲンは、拳を胸に添えながら言い、それを聞いたターニャは少しだけ引いてしまった。
そのままレルゲンは帝国国歌を斉唱するのだが、これと言って面白い物でも無く、当然全員の反応は薄いどころでは無かった。
それを見ていたダクネスは。
ダクネス「………見たかカズマ、零士!?」
カズマ「はい見ました、カズマです。」
零士「うん、見たよ、零士です。」
ダクネス「あの圧倒的にスベった様を!!」
零士「スベってるね。」
ダクネス「誰もが!?人や人でない誰もが!?軽蔑の目で彼を見ているぞ!!」
カズマ「可哀そうー。」
ダクネス「今この瞬間彼は、種族を超えて!!もっとも非議された存在として晒されているぞ!!」
零士「あれ?この展開……。」
レルゲン(や……止めて、止めてください……。)
そんな中ダグネスは何故かテンションを上げながらカズマに話しかけ、殆どが興味が無い者や不思議がる者。
同じ世界の出身であるターニャ達からも呆れ&ドン引きな顔をされていた。
ヴァイスに至っては、笑いを堪えていた。
ケロロ小隊は、ケロロ、タママ、ドロロはドン引きしていて、ギロロは感心、クルルは笑っていた。
ダクネス「あぁ~!! 私もこのような目で皆に見てもらいたい!!」
カズマ「始まった……。」
ダクネス「何故貴様は、おめおめと生きて居られるのか!?……と言わんばかりの目で!?」
ラム「………ッフ!!」
そう言い続けながら、何故か興奮し出したダグネスがアルベドやベアトリス、アリアン、ミリムと言った面々が目を半開きしながらレルゲンを見ながら言ったのを見てカズマは呆れる中、ラムはレルゲンを見て鼻で笑った。
そんな対応の中、レルゲンは帝国国歌を最後まで斉唱し続けながらこう思ったらしい。
レルゲン(くっころ!!)
その後、レルゲンは撃沈した。
そんなレルゲンを無視して、ロズワールは紙を取り出す。
ロズワール「さてお次はぁ~と、おやぁスバル君だぁ~よ!!」
どうやら、スバルの様だ。
スバル「ラッキー!!レルゲン先生のお陰で、ハードルが凄い勢いで下がったぜ!!」
ラム「そうは言っても、バルスに何かまともな芸があるとは思えないわ。」
さっきのレルゲンのスベリっぷりに少し喜んだのか、笑みを浮かべながら立ち上がるスバルに対してラムは話しかけた。
スバル「そう言われると思ったよ姉様?でもな、俺にはとっておきの特技が一つあるんだよ!!」
レム「流石スバル君です!!」
スバル「まだ何もやってねぇよ!!」
そんなラムに対してスバルが言った事にレムが喜び、まだその反応が早いとスバルはツッコんだ後、皆の前に立った。
スバル「さぁ~て、ここに取り出すは……ただの糸!!何処も切れてないし、繋ぎ目もありません!!でもここをこうして……こうしてこうすると………東京タワー!!」
スバルが見せたかくし芸はあやとりで、それで東京タワーを作ったのだが……。
『…………。』
ラム「………ハッ!!」
スバル「のぉおおおおおおおおおお!!やっぱり地味だったかぁ!?」
殆どが異世界から来た面子でもあって反応が無く、ラムにも鼻で笑われたを見てスバルは膝を床に付けて、頭を抱えながら叫んだ。
ただ、カルム達、ケロロ達といったメンツは、東京タワーに反応していた。
レム「いいえ!レムは感服しました!それが何かはわかりませんが。」
レムは、落ち込んでいるスバルに対して、フォローしきれていないフォローをする。
一方、アンダーワールド組は、東京タワーについて話していた。
アリス「東京タワーとは………?」
ユージオ「ああ………以前、テレビで見た、あの赤い塔のことじゃない?」
ダイジ「アレ、東京タワーって言ってたしな。」
イーディス「でも、あれは滑るわよね………。」
そんな風に話していた。
ロズワールは、再びくじを引く。
ロズワール「はいはい次の番……お!!レム君だぁ~ね!!」
レム「はい!!」
そんな中、次はレムに決まり、ロズワールが呼ぶとレムは前に立ちながら準備をした。
レルゲン「……え?」
その準備の最中、レルゲンは何故かスイカを持たされた事に疑問を抱いていたその時、レムの額から光るツノが生えてきて。
レム「ぬぅううう!!ハァアアアアアアアアアアアアアアア!!」
レルゲン「ぬわぁあああああああああああああ!!」
レムは少し狂気じみた笑みを浮かべながらモーニングスターをレルゲンが持つスイカ目掛けて振り、それによってスイカが粉砕されたのと同時にレルゲンは倒れてしまう。
レムは、モーニングスターをキャッチする。
コキュートス「ミゴトダ……アレダケノシツリョウヲブレルコトナクアヤツリ、マトヲイヌクギジュツ。」
ラム「当然よ。レムは優秀なの。」
レム「でも、姉様には到底及びません。」
さっきのレムのかくし芸を見てコキュートスが賛美したのを見てラムが自分のように言った隣で、レムは謙虚しながら席に座った。
ヴェルドラ「ほう………あの赤髪の奴が……。」
コキュートス「アレヨリセイドノタカイセントウギジュツヲモッテイルノカ?」
スバル「わっ寒ぅ!!」
そんなレムの話を信じてしまったヴェルドラとコキュートスが呟いた後、コキュートスが放った冷気で少し寒さを感じたスバルだった。
ロズワール「さぁ~てお次は……おやぁ~!零士君だぁ〜ね!」
零士「あ、俺?分かりました。」
そう言って、零士は前に出る。
リムル「アイツ、何を披露するんだろ。」
冬樹「楽しみだなぁ………。」
キリト「剣舞でもやるのかな………。」
そう三人が予想する中、カズマ達は、とある予感がしていた。
カズマ「そういえば、俺たちが変身できる事を明かすのかな。」
リナ「さあ?」
皆の視線が零士に集まる中、零士は、ソードライバーのバックルを取り出す。
『聖剣ソードライバー!』
ソードライバーを腰に装着して、零士は火炎剣烈火を納刀する。
零士「俺が今から見せるのは、変身です。」
ケロロ「変身ですと?」
アーク「何だ?」
零士はそう言って、ブレイブドラゴンワンダーライドブックを取り出す。
『ブレイブドラゴン!』
ページを開いて、ストーリー音を流す。
『かつて全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた…。』
シャルティア「何でありんすか?この音?」
ベアトリス「何の本なのかしら………?」
リーファ「何が起こるんですかね?」
アーロン「さぁ………?」
周囲の人たちがそうざわめく中、レイトは。
レイト「あれって…………ソードライバー!?」
レイトは、驚いていた。
零士はブレイブドラゴンワンダーライドブックをソードライバーに装填する。
すると、零士の背後に巨大なブレイブドラゴンワンダーライドブックが現れ、零士は、火炎剣烈火を抜刀する。
『烈火抜刀!』
零士「変身!」
『ブレイブドラゴン!』
『烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』
零士は、仮面ライダーセイバーへと変身した。
零士「炎の剣士、仮面ライダーセイバー!」
キリト「仮面………?」
ケロロ「ライダー………?」
エミリア「セイバー………?」
キリト、ケロロ、エミリアが首を傾げる中、一部の人たちは。
リムル(えっ!?アイツも仮面ライダーになれるのか!?)
レイト(薄々予感はしてたが…………。)
アーク(仮面ライダーだとぉぉ!?アイツ、そんな力を隠してたのか!?)
アインズ(仮面ライダーか………。たっちさんが居たら、大喜びだったんだろうな………。)
スバル(アイツ、仮面ライダーなのかよ!?)
ターニャ(どうやら、ただの転生者という訳では無かった様だな。)
転生者&転移者はそう反応する。
ヴェルドラが質問をする。
ヴェルドラ「なあ、良いか?零士とやら。」
零士「ああ、はい。」
ヴェルドラ「お前の仲間も、変身とやらをできたりするのか?」
零士「そうです。」
リムル(ええっ!?)
ヴェルドラの質問に答えた零士。
その答えに、リムルが再び驚く。
その次に、ミリムが質問をする。
ミリム「なあ。」
零士「ん?」
ミリム「それは、竜の力を使えるのか?」
零士「ああ、はい。」
ミリム「なるほどなのだ………。」
ミリムの質問に答えた零士。
ロズワールは、くじを引く。
ロズワール「さぁ~てお次は……おおっ!リムル君だぁ〜よ。」
リムル「俺か?じゃあ、零士。手伝ってくれよ。」
零士「ああ。」
リムルが前に出て、まだセイバーに変身していた零士に手伝わせる。
零士「…………で、俺に何をやれと?」
リムル「簡単な話だよ。俺に向かって必殺技を撃ってくれ。」
零士「ええっ!?」
ダクネス「ず、ずるいぞ!その役目は、是非、私に………!」
カリン「はい、ダクネス。落ち着いて………。」
暴走しかけたダクネスを、カリンが抑える。
零士は、リムルに聞く。
零士「良いのか?リムルの仲間から、反感を買いそうなんだけど………。」
リムル「良いって、良いって。」
零士「…………まあ、行くぞ。」
零士は、バックルに火炎剣烈火を納刀して、トリガーを引く。
『必殺読破!』
そして、火炎剣烈火を抜刀する。
『烈火抜刀!』
『ドラゴン!一冊斬り!』
『ファイヤー!』
零士「火炎十字斬!」
零士の火炎十字斬が、リムルに向かっていく。
だが、リムルは慌てていなかった。
リムル「喰らい尽くせ!
リムルがそう叫ぶと、リムルの手から黒いオーラが現れて、火炎十字斬を包み込み、そのままリムルに取り込まれる。
それには、リムルの仲間を除く全員が驚く。
アスナ「嘘………。」
シノン「あの炎の斬撃波を………!?」
エターナル「取り込んだのか………!?」
リナ「嘘………!?」
カイト「どうやら、クロスセイバーとは相性の悪い奴みたいだな。」
カリン「カリュブディスと似た能力ね。」
アーク「嘘だろ………!?」
零士も、驚愕の表情を浮かべていた。
零士は、リムルに近寄る。
零士「まさか………俺の火炎十字斬を取り込むなんてな………!」
リムル「これが、俺の力ってわけ。」
零士「いやはや………カリュブディスみたいな能力だなぁ………。」
リムル「カリュブディス!?」
レイト「えっ!?」
リムルとレイトは、カリュブディスという名に驚く。
そう、リムルとレイト、零士の世界には、カリュブディスという存在がいるのだ。
ただし、概念としては異なるが。
リムルとレイトの世界では魔物、零士の世界ではメギドとしてなのだから。
そうして、零士とリムルは自分の位置に戻る。
ロズワール「お次は………アリス君だぁ〜よ。」
アリス「私ですか。」
そう言って、アリスは前に出る。
アリスは、金木犀の剣を抜刀する。
アリス「…………この様な場で、やるのは些か抵抗がありますが、しょうがないですね。エンハンス・アーマメント!」
アリスがそう叫ぶと、金木犀の剣の刀身が、無数の金木犀になる。
近くに練習用の木偶人形が置いてあった。
アリス「では、あの木偶人形を斬り伏せてみせましょう。」
そう言って、無数の金木犀で、木偶人形を斬り倒していく。
それには、全員が驚く。
そうして、アリスの番は終わる。
ロズワール「お次は………ドロロ君だぁ〜よ。」
ドロロ「拙者でござるか。」
小雪「ドロロ〜!頑張って〜!」
ドロロが前に出る。
ドロロ「拙者がやるのは、この木塊を、木の彫像にするでござる。」
ドロロはそう言って、自分の短剣を抜刀して、木塊を切って、納刀する。
すると、一体の龍の木像が出来た。
ドロロ「こんな感じでござる!」
夏美「ドロロ、器用じゃない!」
リムル「何か、ドロロって、蒼影に似てるよな。」
レイト「雰囲気も、似てるよな。」
リムルがそうつぶやく。
その後も、隠し芸大会は続き、アリアンの番となった。
アリアン「ハァァァァ!!」
アリアンは、炎を纏った剣で、剣舞を行う。
アリアン「こんな物かしら。」
ロズワール「はぁ~い!!アリアン君ご苦労だぁ~たね。」
それを見ていたターニャとヴィーシャは。
ヴィーシャ「皆凄いですね少佐。それにしてもさっきレムさんが砕いたスイカ……。」
ターニャ(なるほど………さっきまでで八人ほど見た限り、これは各陣営相手に能力を見せつける場と言う事か。ヤバそうな二つの陣営のトップや実力のありそうな二つの陣営のトップと交友が図れたとはいえ油断は禁物だ。考えるに我々の能力は決して高くはないだろう。能力の底を見せて、軽く見られるのは愚策だな……。)
隣のヴィーシャの話が聞こえないぐらい、アインズとリムルと零士とアークを見ながらターニャが考えている中、次に芸を見せる人が決まった。
ロズワール「お!!次はヴァイス君だぁ~ね。」
ヴァイス「はい!!」
ターニャ(まぁ……ヴァイスならうまくやるだろう。)
次は部下であるヴァイスで、大きく返事しながら前に出たヴァイスを見てターニャは思った。
ヴァイス「帝国203魔導大隊、マテウス・ヨハン・ヴァイス大尉であります!!私はこれと言った芸を持ち合わせておりませんので……せめて!!」
ターニャ「ハァ!?」
ヴァイス「第一ボタン!外します!!」
ターニャ「干渉術式!!」
ヴァイス「がぁああああああああああああああああああああああ!!」
そう思った矢先、ヴァイスが芸が持ち合わせてないと言う理由か分からないが服を脱ごうとしたのを見て、ターニャは干渉術式でヴァイスを止めた。
ヴィーシャ「あ……あ……え?」
ターニャ「………お見苦しいものをお見せした!!」
さっきのと気を失ったヴァイスをケーニッヒとノイマンとグランツが運んだのを見てヴィーシャが戸惑う中、ターニャはさっきの事に対して全員に謝罪した。
ダクネス「あのような仕打ちを!私にもくれぇ!!」
カズマ「黙れよなダクネス!!」
(((……仲良く出来る気がしたのは。)))
((気のせい……かも。))
さっきのを見てダグネスがまた興奮したのを見てカズマが止める中、アインズとリムルとレイトと零士とアークは心中でそう思った。
そんな中、ロズワールは再びくじを引き。
ロズワール「次はダクネス君だぁ~ね。」
ダクネス「お……わ、私は、一人では出来ないので……だ、誰か協力してはくれまいか?」
次に芸を見せる事になったのはダグネスで、指名されたダグネスは身体をもじらせながら他の皆に協力を頼んだ。
グランツ「じゃあ俺!俺が手伝いますよ!!」
ターニャ「アイツ、何で立候補してるんだ?」
ヴィーシャ「さぁ………?」
グランツが協力すると言って、グランツも前に出る。
すると、鞭を持たされる。
ダクネス「わ……私は身体が丈夫なのがとり得で、そ、それを証明する為に………い、今からこの屈強な男に鞭で!!まさに鞭で思うように叩かれるのを、耐えて見せようではないかぁ~!!」
グランツ「え……えぇええええええ~……!」
そのダグネスが腰を振りながら説明したのを聞き、ダグネスから渡された鞭を持ったグランツの顔は青ざめてしまう。
ダクネス「さぁ軍属の男よ!!その手に持った鞭で、何時もやってる様に私を容赦なく打ち付けるが良い!!」
グランツ「やってないですよ!?」
笑みを浮かべながら腰を振り続けるダグネスの話にグランツはツッコんだ後、周囲の目を気にする。
すると、浮かんでいたのは、軽蔑の視線だった。
ラム「最低ね、あの男。」
コキュートス「ブジンノカザカミニモオケヌナ。」
レム「本当に最低です。」
アリアン「最低………。」
チヨメ「最低です………。」
シノン「最低ね………。」
ミト「最低………。」
イーディス「最低………。」
タママ「最低ですぅ………。」
グランツ「いや……いやいやいや……え?!
ラムとコキュートスとレムとアリアンとチヨメとシノンとミトとイーディスとタママの言葉を聞いて、グランツは首を振ってそれを否定しようとする。
すると、スバルが前に出てくる。
スバル「おいそこの兄ちゃん!女の子ってのは、大事に扱わなきゃダメなんだぜ!!」
グランツ「俺は何もやってない!!ねぇ!?」
前に出たスバルの言葉に言い返しながら、グランツは仲間達に助け舟を求めたのだが……。
「「………プイッ!!」」
グランツ「プイじゃないよぉおおおおお!!」
グランツはケーニッヒとノイマンに、そっぽ向かれたのを見て思わず絶叫した。
ヴィーシャが口を開く。
ヴィーシャ「グランツ中尉……。」
グランツ「え………?」
ヴィーシャ「最低ですね。」
グランツ「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!」
そんなグランツに止めを刺すかのごとく、ヴィーシャがゴミを見るかの様な目でグランツを見て、グランツは絶叫する。
それを見ていたダクネスは。
ダクネス「どうした!?早くやったらどうだ!?もう一人増えたか……もしや!?二人がかりで私をどうこうしようってつもりなのか!?何て酷い辱めを!?いやぁ……だが!!それも受けて立とう!!」
スバル「何で俺も加えられてんだよ!!」
そんな最中でもダグネスは何時も通りどころか、前に出たスバルも参加すると勘違いして更に興奮した笑みを浮かべながら腰を振り、それにスバルは当然ツッコんだ。
スバル「本当に最低ねバルス。」
コキュートス「ブジンノカザカミニモオケヌナ。」
レム「そんなスバル君も嫌いではありません!!」
スバル「おいおいおいおいおいおい!!お~いぃ!!」
それを聞いて勘違いしてしまったラムとコキュートスとレムにスバルがツッコむ中、ダグネスの仲間でもあるカズマと零士は。
((すいません……ウチの変態が、本当にすいません!!))
暴走気味のダグネスを止めることなく、ただ下を向きながらそう思うだけだった。
ロズワールは、再びくじを引く。
ロズワール「アクア君だぁ~よ。」
アクア「えぇ~?」
カズマ「何だよお前!?何時もみたいに、花鳥風月!!とかやったら良いじゃねぇか!?」
零士「確かに、良くやってるだろ。」
次に指名されたのはアクアだったが、やる気のないアクアを見てカズマは扇子を広げながら言った。
零士も、そう言う。
アクア「あのね。いつも言ってるけど、芸ってのは請われてやるものじゃないの!?」
ロズワール「うぅ~ん、それは困ったぁ~ね。」
そう言ってそっぽ向いたアクアにロズワールが困っていると、アクアはある事に気付いた。
アクア「ん?あぁ、別に魔法とかでも良いのよね!?」
ロズワール「まぁ……クラスの皆が驚くような魔法があるな~らね。」
アクア「じゃあやるわ!!私のとっておき!!」
ロズワールの返答を聞いたアクアは立ち上がると、後ろらへんに座っているアインズとリムルとレイトを睨みながら。
アクア「女神にしか使えない最強魔法……セイクリッドターン・アンデッドを……!」
カズマ「お前はクラスメイトを消す気か!?」
ケロロ「アクア殿は、クラスメイトを消す気でありますか!?」
アクア「ふぎゃ!!」
そう言いながら腕に魔力を込めたのを見てカズマだけでなく、ケロロもハリセンでアクアの頭を叩いた。
アクア「だって!!あんな不純な連中と一緒なんて許せないじゃない!!私は女神なのよ!!」
ケロロ「そうだとしても、やっていい事と悪い事があるはずであります!」
カズマ「そうだそうだ!!もっと言ってやれ!!」
アインズ「…………。」
リムル「危なかった………。」
レイト「人の命を狙おうとすんなよ…………。」
立ち上がりながらアクアが言った事にケロロはまたツッコみ、それに呼応するようにカズマが言う中、アインズは全身に防御魔法をめちゃくちゃ展開し、リムルはベルゼビュートを使おうとしていて、レイトはジュウガドライバーを取り出していた。
ロズワール「はぁ~い!!と言うこぉ~とで、アクア君の出し物はトリオ漫才でぇ~した!!」
アクア「待って!!」
カズマ「待ってください!!」
ケロロ「何で我輩も入ってるんでありますか!?」
それを見てロズワールが言った事に対してアクアとカズマが止めにかかり、ケロロも別の事ではあるがツッコむのだった。
ロズワール「そろそろ良い時間だぁ~ね。皆にやってもらいたいけど、後三人にしておくかぁ~ね。誰かやりたい人は挙手でぇ~す?」
懇親会も終わりに近づき、ロズワールはそう言う。
すると、めぐみんが手を上げる。
カズマ「……既にダグネスが恥を晒して。」
ダクネス「なぁ!?」
カズマ「アクアの馬鹿さを世に晒して。」
アクア「ハァ!?」
カズマ「これ以上俺と零士を困らせるのは止めてくれめぐみん。」
めぐみん「フン!!何を言っているのです!?このような場で、私が大人しくするはずがないじゃないですか!!」
カズマは、そう言いながらめぐみんを止めようとする。
だが、めぐみんは聞く耳を持たない。
カズマ「だってお前……かくし芸って何も出来ねぇだろ?もう、変身でやるか?」
めぐみん「出来ますよ。」
カズマ「出来ねぇよ。」
めぐみん「出来ますよ!!」
カズマ「………変身以外で、何が出来るんだよ?」
めぐみん「最大最高にして最強の爆裂魔法に決まってるじゃないですかぁ!!」
カズマ「結局いつも通りじゃねぇか!?」
そんなこんなで、グラウンドに移動する。
ロズワール「流石に体育館でやられたら大変だぁ~からね。目標はこちらで用意しぃ~たよ。」
全員と校庭に出たロズワールが手を向けた先には、何処かの世界の誰かに似た銅像が置かれていた。
めぐみん「対象が銅像なのは不満ですが、ひとまずは感謝するとします!!」
カズマ「良いのかよ先生!?この頭の可笑しい爆裂娘は、変身を除くと、爆裂魔法だけは本当に凄いんだぞ!!」
カズマがロズワールに聞くと、アインズとリムルが声をかける。
アインズ「それは、是非とも見せて貰いたいですなぁ………。」
リムル「早く見せてくれよ。」
レイト「確かに。見せてくれ。」
めぐみん「そこのアンデッド集団とスライムにして魔王とキメラにして魔王も目を見開いて見るが良いです!!紅魔族最強のアークウィザードにして風の剣士、めぐみんの勇姿を!!」
めぐみんはそう答え、爆裂魔法の準備に入る。
めぐみん「………輝きを秘めしこの力、不可視を我が元へとに導き、混沌より接触せんとす、今!!爆裂魔法が誘おう!!」
詠唱と共に魔方陣が展開し、めぐみんの周囲に魔力のオーラが大量に集まって来るのを見てカズマは呆れていたが、他の面子はそれぞれ反応しており、リムルとレイトも感心していた。
次の瞬間。
めぐみん「穿て!エクスプロージョン!」
めぐみんの爆裂魔法が放たれ、銅像は木っ端微塵になった。
めぐみんは、笑みを浮かべていた。
めぐみん「ハァ………気持ち良かった、です。」
それを見ていたロズワールは。
ロズワール「言うだけの事はあって、これは本当に見事だったね。これでフィナーレにしても良いかぁ~も………。」
アーク「ちょっと待たれよ。ロズワール殿。」
ロズワールは、終了にしようとするが、アークが待ったをかける。
アーク「我も、披露して良いかな?」
ロズワール「何を?」
アーク「さて………アレをやるか。」
アリアン「まさか………!皆、アークの周囲から離れて!!」
何かを察知したアリアンが、全員をグラウンドから避難させる。
すると、アークの手から、雷が出て、周囲に暗雲が現れる。
アーク「中級職、魔導師。雷属性範囲魔法……
すると、グラウンド一帯に沢山の雷が落ちてくる。
他の面子は、予め避難していたからか、雷には当たらなかった。
アーク「フハハハハハッ………!ハーハッハッハッハッ!!」
全員が唖然としている中、アークの高笑いが響いていく。
しばらくして、雷が治る。
アーク「ふぅ………こんなもんかな………。」
チヨメ「何ですか、アレ………!?」
アリアン「ああ、そっか。チヨメちゃんは、アレを見た事無かったわね。アレを食らったから、分かるのよ。」
ポンタ「キュ!」
チヨメ「へぇ………!?」
そう、アリアンとポンタは、先ほどの魔法を食らったのだ。
それを見ていたロズワールは。
ロズワール「これはまた、凄いねぇ………。じゃあ、今度こそフィニッシュで………。」
アインズ「いやまだだ。」
ロズワール「おんやぁ~?」
ロズワールが、今度こそ終わりにしようとしたが、今度はアインズが待ったをかける。
アインズ「これほどの魔法とは……いや良いものを見せて貰った。代わりにと言ってはなんだが、私も一つ芸を出させて頂くとしよう。」
ロズワール「………で、何を?」
アインズ「そうだな………。」
アインズの話を聞いてロズワールは笑みを浮かべながら聞くと、アインズは顎に手を添えながら空を眺めた。
アインズ(………かくし芸なんて、サラリーマン時代も一度しかやらなかったな。酷い営業先の忘年会で……色んな出し物あったけど結局店を出た後、これだってのが一番盛り上がったんだよ。)
そうサラリーマン時代の事を思い出しながら、校庭の真ん中に立ったアインズは手を広げ、めぐみんが出した何倍もの数の魔方陣を展開した。
リムル「すげぇ………!」
めぐみん「なぁ!?何ですかこの魔方陣の数は!?」
ロズワール「とんでもない実力だぁ~ね。」
その魔法陣の数を見てリムルとめぐみんは驚き、その実力にロズワールが認めていたその直後。
アインズ「ぬぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」
アインズはその魔法陣から光を発し、その光は空高くまで届いた。
やがて光が止むと、空はいつの間にか青空が曇り空で隠れてしまっていた。
カルム「………ん?」
コキュートス「コレハ……。」
その直後、その曇り空から降って来たのは、雪だった。
大雪でも吹雪でもない。
小さく、そして儚く散ってしまいそうな雪が多く、されどゆっくりと降って来たのだ。
マーレ「わぁ~……!」
アウラ「凄いですアインズ様!!」
コキュートス「コレダケノユキヲ、ミゴトデス。」
デミウルゴス「本当に……本当に素晴らしい!!」
シャルティア「当然でありんす!!至高なる恩方でありんすえ!!」
アルベド「えぇ……本当に、当然ですわ。」
アインズの仲間であるマーレとアウラとコキュートスとデミウルゴスは驚き、それに頷くようにシャルティアとアルベドも雪降る空を見上げた。
ダクネス「この!!この冷たさがぁ!!あぁ~!!」
カリン「相変わらず、平常運転ね。」
めぐみん「凄いです………!」
カイト「確かにな。」
リナ「儚く降ってくるわね………。」
零士「本当に凄いな、アインズは。」
アクア「ま、まぁ結構やるじゃない!?大した事無いけど!?」
カズマ「コキュートスが冬将軍に見える。」
アクア「それは言わないで!?思い出すから!?」
雪の冷たさに震えるダクネスと、それを呆れながら見ているカリン。
アインズに感心しているめぐみん、カイト、リナ、零士。
アクアは、カズマが思い出した冬将軍でそう叫ぶ。
ターニャ「アインズ君やるな……。」
グランツ「ブグググググぐググググググググググ………。」
ノイマン「グランツ!!グランツ中尉!?」
ヴァイス「どうした?」
ケーニッヒ「泡を吹いて、気絶してます。」
ヴィーシャ「多分、冬期戦演習場でのトラウマが……。」
ターニャ「フハハ……。」
アインズの魔法を見てターニャが感心してる中、朝礼台に立ち泡を吹いて気を失っているグランツを見てノイマンが驚いたのを見てヴァイスが聞くと、それに対してケーニッヒが答えた。
それを聞いてヴィーシャが呟いた隣で、ターニャは少しだけ笑みを浮かべた。
ケロロ「ぶへっくしょ〜い!寒いであります………!」
ギロロ「しかし、気象衛星こまわりなしで、天候を変えてしまうとはな………。」
タママ「凄すぎですぅ………。」
ドロロ「あれは、本当に凄いでござる……。」
クルル「面白ぇじゃねぇか。クッ〜クックックッ。」
モア「てゆーか、驚天動地?」
冬樹「本当に凄いや!」
夏美「凄すぎるわよ………。」
桃華「そうですね………。」
小雪「アインズさんって、凄いですね!」
サブロー「確かにね。」
寒さに震えるケロン人と、アインズの凄さに感心する地球人達。
モアは、いつも通り、四字熟語を言う。
カルム「儚く降ってくるな。」
ミト「そうね。」
カナ「雪です!」
キリト「あれって、チートレベルだろ……。」
アスナ「そうね………。」
ユイ「雪が降って来ました!」
リーファ「ユイちゃんとカナちゃん、元気にはしゃいでるね。」
アーロン「そうだね。」
シノン「どういう能力なのよ………!?」
エターナル「何でもありかよ………。」
ユウキ「わぁ〜い!雪だ!!」
ノーチラス「綺麗だな………。」
ユナ「うん。」
アリス「雪ですね………。」
ユージオ「何か、ルーリッドでの雪景色を思い出すね。」
イーディス「そうね。儚く降ってくる感じが、ルーリッドを思い起こすわね。」
ダイジ「確かにな。」
アインズの能力に驚愕するキリト、アスナ、シノン、エターナル。
雪を眺める、カルム、ミト、ノーチラス、ユナ。
雪を見てはしゃぐカナ、ユイ、ユウキ。
それを微笑ましく見ているリーファ、アーロン。
故郷、ルーリッドの風景を思い出していた、アリス、ユージオ、イーディス、ダイジ。
アーク「これは………凄いな!」
アリアン「アークと同じくらいに凄いわね、アインズは。」
チヨメ「もはや、何でもありですか………。」
ポンタ「キュ〜!」
魔法に関心するアーク。
アインズの凄さに驚愕するアリアンとチヨメ。
雪の中を走り回るポンタ。
リムル「これは………やろうと思えば、出来るのか?」
ミリム「本当なのか!?」
レイト「やめろよ?変な目で見られるからな。」
ヴェルドラ「やるではないか、アインズは!」
ゲルド「雪が降ってくる………。」
ディアブロ「まあ、やりますね。」
ランガ「アオ〜ン!」
リムルはそう呟き、ミリムが驚く。
ヴェルドラはアインズを絶賛し、ゲルドが雪を眺め、ディアブロはアインズを少し認める。
ランガは、周囲を走り回っていた。
ベアトリス「フンッ!!」
ラム「寒いわ……。」
レム「スバル君!!こういう時はアレを飲みましょう!!」
スバル「学生は駄目なんだぜ。」
レム「んぅ~。」
パック「気持ちいいね、リア。」
エミリア「そうねぇ。」
小さい雪ダルマを作るベアトリスの隣でラムが寒がっている近くで、スバルはレムの質問に答えながらエミリアを見ていると、降る雪を見つめながらパックと話すエミリアを見て、スバルは笑みを浮かべた。
アインズ「………フ、フフ……。」
そしてアインズもまた、降り積もる雪を見ながら静かに笑うのだった。
こうして、懇親会は終わる。
クラスの絆が、少し、深まったのだった。
今回はここまでです。
アインズだけでなく、色んな人が、凄い技を見せていきました。
零士の火炎十字斬をいとも簡単に取り込むリムル。
リムルって、カリュブディスメギドみたいな感じがしますよね。
嵐牙は、転スラ日記同様に、犬としての習性には敵わない様です。
まあ、2組には、化け物が勢揃いしてますし。
ちなみに、懇親会の後、零士とリムルは、お互いが知るカリュブディスについて教え合いました。
次回は、委員会決めです。
学園祭に、何が襲来するか
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デストロイヤー
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ナナマタノオロチ
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カリュブディス
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ヒュドラ
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PoH