※クロードの言動で本編と違う部分があった為修正しました。
「……というわけで、最初の課題は三学級が参加する課外授業となる。セイロス騎士団の方々も同行してくださる! もちろん緊張感を持って取り組むのは大事だが、いろんな生徒と交流を深める良い機会としてくれ」
先生が本日から行う課外授業の説明をしてくれている。
三学級が参加してガルク=マグの周辺を散策、調査するらしい。
(調査は建前で親睦会みたいな感じなのかな……?)
入学してからはじめての大きめの行事な為僕はそう考える。
出発は授業が終わってかららしいので、とりあえず授業に取り組むことにした。
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「あれ? てっきりオデたちが1番だと思ったのによ、先を越されちまったな!」
集合時間より早く待機していると、聞き覚えのない声に呼びかけられる。
「早く準備が終わったんだ。……えーっと?」
「オデはラファエル=キルステンだ! よろしくな! ……で、こいつが」
「イグナーツ=ヴィクターです。よろしくお願いしますね」
「ラファエルにイグナーツだね。僕はガージス=フォン=ギルザット。よろしくね」
互いに自己紹介を済ませると、イグナーツと名乗った生徒が僕を見て話しかけてくる。
「ところで君は黒鷲の学級の生徒ですか?」
「うん。そうだけど……」
僕の返事を聞いた2人は顔を見合わせる。
そして、ラファエルと呼ばれた生徒がこちらを見る。
「お前、あんまり筋肉なさそうだな〜。ちゃんと鍛えてるか?」
「えっ!? いや、そんなにだけど……。どうして?」
いきなり筋肉の話をされて少し驚いてしまう。
するとイグナーツが話を続ける。
「いや、士官学校に入る黒鷲の学級の子たちはちょっと怖そうな印象だったので……、ラファエル君はきっと変なイメージを描いていたんだと思います……」
「あぁ……なるほど……」
たしかに個性強めな子ばかりではあるなぁ……と何処か納得してしまう。
「クロードやローレンツも細かったぞ! 貴族はみんなは細ぇのかな?」
「クロードって確か金鹿の級長の……? っていうか筋肉量に貴族とか平民とか関係ないと思うけど……」
「そうですよラファエル君。地味に失礼なこと言ってますし……!」
どうにもこの子は真面目そうだな……。
もう少し砕けた感じでもいいんだけど……。
「あっ、もうすぐ出発するみたいですよ。急ぎましょうか。それじゃまた」
イグナーツの言葉通り、騎士団の方々が集まっている。不思議な会話をしているうちにに皆集まっていたようだ。
僕も急いで黒鷲の学級に合流した。
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ガルク=マグを出てしばらく歩くと、開けた野原が見えてきた。
騎士団の方が言うにはここで毎年野営地を開いてるらしい。
「よし、ではここで一旦休憩しよう。各自休んでくれ」
先生がそういうと、生徒たちは一息つき始める。
「ガージス! とりあえずここまでお疲れ!」
カスパルが、リンハルトと一緒に歩いてきた。
「二人ともお疲れ。カスパルはまだまだ元気そうだ。リンハルトは……眠そうだね」
「ん……? ああ……寝不足気味だからかな……」
「まぁこいつはいつもこんなだろ! 少し心配するくらいで大丈夫だと思うぜ!」
カスパルが笑いながら教えてくれる。リンハルトは相変わらず眠そうにしている。
「しかし、ここら辺ってなんか出たりすんのか?」
カスパルの疑問を聞いていた騎士団の方々が答える。
「ここは滅多にきけんはないはずだ。……だが一応警戒は怠らないようにな」
「わかりました! ……けどよ、せめて狩りくらいならしてぇよな!」
「こら! あまり調子に乗るんじゃない!」
先生に注意されるも、楽しそうに笑うカスパル。
本当に訓練とか戦闘が好きらしい。
僕も戦うことは嫌いじゃないけれど、進んで戦いたいとは思えない。カスパルと話してると、野営地にだれかが駆け込んでくるのが目に入った。
「報告! 野営地に向かって、盗賊らしき軍勢が向かってきている! 直ちに生徒を避難させつつ騎士団は迎撃の準備を!」その言葉を聞いて、僕は思わず立ち上がる。
「盗賊!?」
「課外授業は安全じゃなかったのかよ!」
他の生徒たちもざわめきはじめる。
「落ち着きなさい! 混乱していては対応が遅れるだけ!」
そんな時、エーデルガルトが声を上げた。彼女の言葉で一瞬にして静まる。
「皆、落ち着いて! まずは指示に従いましょう」「くそっ! なんで俺たちが盗賊に狙われんだよ! 騎士さんたちに任せて逃げようぜ! 俺らは戦えないんだぞ!」
「そうだ! ここにいても足手まといになるだけだ!」
生徒たちが混乱状態になっていると、金鹿の学級の級長であるクロードが突然声を上げる。
「盗賊だって!? こりゃ不味いな! こう言う時はさっさと逃げるに限るね!」
そう叫ぶと一目散に野営地を飛び出してしまった。
「……!? おいクロード! 何処へ行く!? ……くっ!」
それを追いかけるように青獅子の学級の級長らしき生徒が駆け出す。
「はぁ……私も行くわ。放っておいたらどうなるかわからないもの……」
半ば呆れたようにエーデルガルトも2人を追いかけるために野営地を出発する。
三学級の級長が飛び出してしまった事に残された生徒達は困惑する。
かく言う僕も困惑しているけど……。
「セイロス騎士団の方々と一緒に対処すれば大丈夫なはずだ! 応戦準備を急ごう!」
そんな中でフェルディナントが声を上げ、皆に声をかける。緊張感の中騎士団の指示に従い。戦いの準備を始めた。
実際級長三人で引きつける作戦って中々リスキーな気がしますけど…先生やシェズに会えてよかった。
※本編の内容をしっかり復習して書いていきます><
感想でのご指摘改めてありがとうございます。