ドキドキブレイド   作:ホミキ

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目覚めるクローバー♧

目覚めるクローバー♧

 

 

橘「う…うぅ…」

 

橘(うわぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!)

 

橘「はっ!」

 

橘「はぁ…はぁ…」キョロキョロ

 

ガチャン

 

小夜子「また見たのあの夢?」

 

橘「あぁ…」

 

小夜子「心配しないで、医学的な検知からは何も問題ないって」

 

橘「君に何がわかる…」

 

小夜子「え?」

 

橘「何がわかるんだよ‼︎」

 

小夜子「…!」

 

橘「ごめん…どうかしてるな…今日は帰る」

 

ガチャ

 

小夜子「橘君…」

 

 

 

 

 

 

橘「俺は…だめな人間だ…何も悪くない小夜子にあたってしまうなんて…」

 

ブーン

 

橘(ん?妙だな…あの車俺をみて止まらなかったか?

 

ありす「ようやく見つけましたわ、橘朔也さん」ニコッ

 

橘「君只者じゃないな…何者だ」

 

ありす「初めまして私は四葉ありすと申します」

 

橘「四葉…まさか四葉財閥の御令嬢⁇い、一体俺になんのようだ?」

 

ありす「単刀直入に申し上げますと、貴方の身体を直して差し上げますわ」

 

橘「何⁈そんな事が可能なのか…だがタダでそんな美味い話があるはずがない…条件はなんだ…?」

 

ありす「話が早くて助かりますわ、貴方にはプリキュアのサポートをして欲しいのですわ」

 

橘「プリキュアを知ってるのか…?」

 

ありす「立ち話もここまでにして、お茶でもしませんか?」

 

橘「わかった…」

 

ぶぅぅぅぅぅうん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橘「流石四葉財閥…家も規格外だ…」

 

セバスチャン「橘様、さっそくですがベルトをお調べいたしますので」

 

橘「わかった…本当に俺の身体は治るんだろうな?」

 

セバスチャン「えぇ四葉財閥の全科学捜査を使って原因を調べますのでご心配なく」

 

ありす「では橘さんこちらへ」

 

 

 

 

 

 

 

六花「ありす、しばしお待ちをって言ってかなり経つけど大丈夫かしら?」

 

マナ「誰かをここに招待するって言ってたけどね?」

 

ガチャ

 

ありす「マナちゃん、六花ちゃんお待たせいたしました」

 

六花「もう、どこ行っていたのよ?まさか来週のお茶会を今日やったのと関係あるわけ?」

 

ありす「はいその通り、お二人には話があって今日お呼びしたのですわ」

 

マナ「話って?」

 

ありす「それは勿論、プリキュアの事ですわ」

 

マナ「え!」

 

六花「どうしてそれを?」

 

ありす「セバスチャン」

 

セバスチャン「はい」ピッ

 

ランス「どうもでランス〜」

 

マナ、シャルル、六花、ラケル「「「「ラ、ランス⁈」」」」

 

シャルル「ランス、これはどう言うことシャル?」

 

ランス「それは…学校でみんなに置いて行かれた後町で倒れてた所をありすに助けてもらったでランス〜」

 

マナ「なるほどね」

 

ラケル「プリキュアの秘密を喋っちゃダメケル」

 

ランス「怒られたでランス」

 

ありす「この子を責めるのはお門違いですわ。セバスチャン」

 

セバスチャン「はい」ピッ

 

マナ「あれ巨大スクリーンが出てきた?」

 

プリキュア!ラブリンク!

 

マナ「こ、これは⁇」

 

ありす「クロバータワーの防犯カメラの映像です。私が気づいてクシャポイしたからよかったものの危うくプリキュアの正体が世界中にしらわたるところでしたわ」

 

シャルル「それは困るシャル‼︎」

 

マナ「お願いありす!この事は秘密にして‼︎」

 

セバスチャン「ご安心を、この件は私とお嬢様以外誰も知りません」

 

マナ「はぁーよかったー」

 

ありす「ですが油断は出来ませんそこでご提案があります」

 

六花「提案?」

 

ありす「私にマナちゃん達をプロデュースさせてくださいな」

 

ガチャ

 

橘「やはりそう言う事か」

 

マナ「え⁈橘さん⁈」

 

六花「誰?」

 

マナ「いつも家にご飯食べにきてくれる常連さんだよ」

 

六花「え!てことは今の会話…」

 

橘「全て聞かせてもらった」

 

シャルル「がーん‼︎またプリキュアの正体がバレてしまったシャル‼︎」

 

橘「それを踏まえて二人に謝りたい…」

 

マナ、六花「「え?」」

 

橘「俺は、仮面ライダーギャレン一度君達を襲った仮面ライダーだ…」

 

マナ「えぇぇぇぇ‼︎橘さんが仮面ライダー⁈」

 

六花「まさか貴方あの時の‼︎」

 

橘「本当にすまなかった」

 

マナ「ぜんぜん大丈夫ですよ」

 

六花「それよりどうして仮面ライダーの人がここに?」

 

ありす「はい、恐らく橘さんは気づかれていますが、2度とマナちゃんたちに危害を加えないように色々と誤解を解く必要がありましたから」

 

六花「まさかさっきの時間?この人を呼びに行ってたの?」

 

ありす「はい、四葉財閥の情報網を使えばどこに誰がいるのか把握できます」ニコッ

 

六花「凄いわね四葉財閥」

 

マナ「あの!橘さんが仮面ライダーだったなんて!驚きです!これからよろしくお願いします!橘さん!」

 

橘「あぁ」

 

 

 

 

 

 

マーモ「それ、本当なのイーラ?」

 

イーラ「あぁまた新しいやつだ。こう青くてふわっとしてキラキラしてやがってさ」

 

マーモ「あら?惚れたの?」

 

イーラ「違うよ‼︎」

 

ベール「じゃあなんだ?新しいプリキュアにおそれをなして逃げ帰ってきたのか?」

 

イーラ「あんなの何人いようが怖いものか」

 

ベール「でも負けたんだろ?」

 

イーラ「うるさいな‼︎」

 

マーモ「それにしてもプリキュアってまだ増えるのかしら?あーやだやだ」

 

ベール「早めに滅ぼした方がいいだろうな、あのトランプ王国のように」

 

 

 

 

マナ「そういえばプロデュースって」

 

六花「何するの?」

 

ありす「それは…」

 

ピコンピコン

 

橘「それは、アンデッドサーチャー?」

 

ありす「はい、それもより正確な位置を察知できるものです。これでジコチューやアンデッドの位置をより早く把握する事ができますわ」

 

マナ、六花「「アンデッド⁇」」

 

橘「ジコチュー⁇」

 

ありす「あら?皆さんもうどちらも戦っていらしたのでわかっていたと思っていましたわ」

 

シャルル「とにかく!ジコチューのところに急ぐシャル‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

iPodジコチュー「音漏れぇぇぇぇぇぇ‼︎」

 

わーきゃー

 

イーラ「いいぞ!ジコチュー‼︎」

 

ハート「待ちなさい‼︎」

 

ハート「漲る愛キュアハート」

 

ダイヤモンド「英知の光キュアダイヤモンド‼︎」

 

ハート「うぷ」

 

ダイヤモンド「ちょっと大丈夫⁇」

 

ハート「酔った…」

 

ギャレン「何してんだ!行くぞ‼︎」

 

イーラ「やれ!ジコチュー」

 

ジコチュー「ボリュームMAX‼︎」

 

ハート、ダイヤモンド「ふっ‼︎」

 

ギャレン「うわぁぁぁぁあ‼︎」

 

ハート「橘さん!」

 

ハート「はぁぁぁあ‼︎」ドンッ!

 

ジコチュー「ジコ‼︎」

 

イーラ「いいぞ!ジコチューやれ‼︎やれ‼︎」

 

ランス「3人とも頑張ってるでランス…さぁありす!僕たちも変身‼︎」

 

ありす「このお茶も美味しいですわ」

 

セバスチャン「勿体ないお言葉」ペコ

 

ランス「すう"う"??何やってるでランス⁇僕達も戦うでランス‼︎」

 

ありす「心配ありません。それに既に勝負はついています」

 

ジコチュー「ジコチュー‼︎」カスッ

 

ジコチュー「え?あれ?え?」

 

イーラ「どうした?大丈夫か?ん?電池切れだと‼︎」

 

 

 

 

ありす「今です」

 

ダイヤモンド「ハート」

 

ハート「うん!貴方に届け!マイスイートハート‼︎」

 

ジコチュー「ラブラブラーブ」

 

ギャレン「またハートになった…そうかあれがジコチューか…」ガチャン

 

 

 

 

 

 

セバスチャン「駅前の監視カメラ含めて全て消去しておきました。ネットなどに挙げられていた目撃情報なども併せて消去済みです」

 

ありす「ご苦労様」

 

マナ「執事さんって本当に凄い人ですね!」

 

セバスチャン「いえ、それほどでも」

 

ありす「とまぁこのように私がプロデューサーとしてお二人をしっかりサポートしますわ」

 

六花「まぁこれなら安心して…」

 

ランス「ありすはどうして戦わないランス?マナも六花も橘も一生懸命戦っているのにありすだけ後ろでお茶を飲んでいるなんて、おかしいでランスよ‼︎」

 

シャルル「ランス?」

 

ランス「ありすもプリキュアに変身して一緒に戦うべきでランス」

 

橘「…」

 

マナ「そうは言ってもさ」

 

六花「ありすはキュアラビーズを持ってないでしょ?」

 

ありす「それでしたらこちらに」

 

六花「キュアラビーズ⁈なんで?」

 

ありす「クロバータワーで露店のお兄さんにいただきました」

 

ランス「これではっきりしたランス、ありす僕は君と巡り合うためにこの世界にきたでランスお願いランスプリキュアになって僕と一緒に戦って欲しいでランス‼︎」

 

ありす「…」

 

ありす「ごめんなさい、私プリキュアにはなりません」

 

ランス「がーん‼︎ありすのばかー!」

 

シャルル、ラケル「ランスー」

 

マナ「ランス…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橘「ありす…?さっきなぜ断ったんだ?」

 

ありす「ただ戦うのが怖いだけですわ」ニコッ

 

橘「本当にそれだけなのか?」

 

ありす「はい」

 

橘「そうか…俺はそれが本音には見えないな…戦うのが怖い奴が、わざわざ友人の為に俺を雇いにくるか?」

 

ありす「…」

 

ありす「少し昔話をしてもよろしいでしょうか…」

 

 

 

 

 

 

ランス「はぁ…ありすはなんでプリキュアになってくれないランス?」

 

マナ「その理由ひとつだけ心当たりがあるかな?私たちおんなじ小学校だったんだけどね、ありすはお嬢様で物珍しかったから、からかわれることも多くてさ。」

 

六花「一回マナが、ありすにちょっかい出してた男の子を注意したんだけど…」

 

ラケル「どうなったケル?」

 

六花「それがね…その子達が中学生のお兄ちゃん連れてきて…調子に乗った2人がマナの悪口を言ったの…そうしたらありすが怒って喧嘩を始めちゃったの」

 

ランス「ありすが喧嘩を?それでどうなったでランス?」

 

マナ「それがね」

 

六花「ありすはおじいさんの教えで沢山習い事をしてたの。ピアノや習字だけじゃなくて。空手に柔道、剣道、合気道」

 

ランス「まさか」

 

六花「ありすは中学生のお兄ちゃん含めて全員倒しちゃったの」

 

 

 

 

 

ありす「それ以来、私は武道のお稽古を全部やめましたわ。私は力を得た時にまたいつ自分が抑えられなくなるのか怖いのです…」

 

橘「わからないな…力は自分を愛する人達を守る為にあるものだ」

 

ありす「‼︎」

 

橘「俺も昔は誰かを助ける事が嬉しくてしょうがなかった…今はこんな有様だが…」

 

ピコンピコン

 

橘「アンデッドか…俺は行ってくるぞありす!」

 

ありす「…」

 

セバスチャン「お嬢様マナ様達も既に現場へ向かったそうです」

 

ありす「そう」

 

セバスチャン「よろしいのですか?本当はご一緒に戦いたいのではないのでしょうか?」

 

ありす「…」

 

セバスチャン「私、長らくお使いして築きましたが、やはりお嬢様が一番輝いている時は、マナ様達とご一緒にいる時だと思います」

 

ありす「…」

 

セバスチャン「時には素直になられてはいかがですか?」

 

ランス「そうでランス!」

 

ありす「ランスちゃん?」

 

ランス「プリキュアの力は大切な人を守るための力ランス!それを怖がっちゃダメでランス」

 

 

 

 

橘『力は自分の愛する人達を守る為のものだ』

 

 

 

 

 

 

一郎『ありす、話は聞いたぞ。力とは相手を打ち従えるものではない。よく考えよ、お前が拳振るったのはなんのためだ?力は己を愛するものを守る為のものそれを忘れなければ二度と力に飲まれることはない。ありす恐るな己を磨き心を鍛えよ!」

 

 

 

 

 

 

 

ありす「力とは、大切なものを守る為のもの」

 

ピカー

 

ありす「ありがとうランスちゃん、私はもう恐れません‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラジカセジコチュー「俺のサウンドよく聞けよ」

 

六花「今度はラジカセか…」

 

マナ「ラジカセ?」

 

橘「早く行くぞ、被害が大きくなる前に」

 

マナ、六花「「プリキュア!ラブリンク‼︎」」

 

橘「変身‼︎

 

LOVE

 

ターンアップ

 

ハート「漲る愛!キュアハート‼︎」

 

ダイヤモンド「英知の光‼︎キュアダイヤモンド‼︎」

 

ギャレン「…」

 

ギャレン「それいつもやらなきゃいけないのか…」

 

ギャレン「ギャレンだ‼︎」ばきゅーん

 

ジコチュ「ジコ!よくもやったな、お返しだyo!」プシュー

 

ギャレン「うわぁぁぁぁあ」

 

マナ「橘さん!」

 

ダイヤモンド「また電池切れを待つしかないわね」

 

イーラ「バカめ!あれを見ろ‼︎」

 

ハート「電源ケーブル!」

 

ギャレン「なら、それを切ればいい話だ!はっ!」バキュン

 

ジコチュー「yea」プシュー!

 

ギャレン「うわぁ‼︎」

 

イーラ「近づけるわけないだろ!よしジコチュー!奴らを捕まえろ!」

 

ジコチュー「ゲッチュー」

 

ダイヤモンド「これは⁈」

 

ハート「ビデオテープ」

 

ギャレン「離せ!離せ!」

 

イーラ「誰が離すかよ!そのまま振り回せ!」

 

ジコチュー「回る、回るyo」

 

ハート「うわぁぁぉ!」

 

ダイヤモンド「きゃあ!」

 

ギャレン「うわぁぁぁぁあ」ガチャン

 

橘「まずい変身が…」

 

ハート「達さん…」

 

イーラ「ジコチュー!とどめだ‼︎」

 

ジコチュー「OK Baby」

 

ありす「お待ちなさい、それ以上私の大切な友達を傷つけるのは許しません」

 

ハート、ダイヤモンド「「ありす」」

 

ありす「ではランスちゃん、お願いできますか?」

 

ランス「勿論ランス!」

 

ありす「プリキュア!ラブリンク‼︎」

 

LOVE

 

ロゼッタ「ひだまりポカポカキュアロゼッタ!」

 

ダイヤモンド「ひだまりポカポカ?」

 

ハート「キュアロゼッタ!」

 

橘「そうだロゼッタ…それがお前の導いた答えなら…ごほっ‼︎ごほっ…!それでいい‼︎」

 

イーラ「また増えた⁈」

 

ロゼッタ「世界を制するのは愛だけです!さぁ貴方も私と愛を育んでくださいな」

 

イーラ「なんだそりゃ?やっちまえジコチュー‼︎」

 

ジコチュー「oh yay」プシュー

 

ロゼッタ「はぁ!」

 

ジコチュー「うわあわ!」

 

ロゼッタ「凄い…これが大切な人を守る為の力…」

 

ピカー

 

ハート「ロゼッタ!」

 

ジコチュー「これはどうだい?ボリューム最大、俺の強さを受け取るかい?」プシュー

 

ロゼッタ「かっちかちの!ロゼッタウォール!」

 

橘「防いだ!」

 

イーラ「だが防御だけじゃな」

 

ロゼッタ「いいえ、防御こそ最大の攻撃です!」パンッ!

 

ジコチュー「…‼︎…‼︎」

 

イーラ「音が消えた?」

 

ハート「なんで?」

 

ダイヤモンド「そうか!ノイズキャンセリング!」

 

ロゼッタ「今です‼︎」

 

ハート「うん!貴方には届け!マイスイートハート‼︎」

 

ジコチュー「ラブラブラーブ」

 

イーラ「くそ!覚えてろよ!」

 

橘「またハートか」

 

 

 

 

 

ランス「ありがとうありす!君こそ僕の最高のパートナーランス」

 

ありす「これからもよろしくね」

 

六花「これでプリキュアも3人ね」

 

マナ「橘さんも合わせれば4人になったのね」

 

シャルル「キュアソードも入れれば5人になるシャル」

 

ありす「キュアソード?」

 

マナ「もう1人プリキュアがいるの、まだ敵か味方かわからないけど」

 

六花「でもあの時、キュアソードは橘さんから私達を守ってくれたわ」

 

マナ「じゃあ味方かな?」

 

シャルル「キュアソードの正体は誰なんだシャル?」

 

橘「なんだ、てっきりもう仲間だと思ってたよ」

 

マナ「橘さん!キュアソードが誰か知ってるんですか?」

 

六花「確かにあの時、知り合いみたいだったわね。」

 

ラケル「キュアソードの正体はなんなんだケル?」

 

橘「それはな」てくてく

 

まこぴーポスターの前に立つ橘

 

マナ「え?」

 

六花「まさか?」

 

橘「キュアソードの正体は剣崎真琴、仮面ライダーブレイド剣崎一真の妹だ」

 

マナ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼︎」

 

 

 

次回剣崎兄妹




次回からライダーメインの話にシフトしていきます

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