Ep.0
私はいつも通りアリスの家に行き、いつも通りキノコ採取をする予定だった...
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魔理沙
「ここどこだろうな」
アリス
「さあどこかしらね」
「...こんな場所幻想郷にあったか?」
「さあ?私はこういう場所は知らない」
「これが遭難ってやつか、初めてなったよ。」
「あんた、これまで人生で生まれてからずっと遭難してたでしょ。」
いつもの憎まれ口だ、相変わらず可愛くない奴。
ずっとスカしてる奴だから、こういう時ぐらい叫んだりして欲しいものだ...面白味がない。まあでも面白味がないのがこいつと関わってる理由だからいいか
「さて状況整理だ、アリスに会いに来たら魔法陣が現れ現在に至る。」
「それで、気がついたらここで倒れていた...」
「誰がこんな事をするんだ、心当たりしかないんだが。」
「そうねぇ...私はもう何でもいいから、帰って早く紅茶を飲みたいわ。」
こいつ砂糖めっちゃ入れんだよな、スカし野郎...思い出せば面白味がないけど面白いな。
「そうだな、取り敢えず空から見渡してみようぜ...何か分かるかもしれないしな。」
「そうね...いや何故か飛べないわ、魔術が妨害されてる。」
いつも通り魔法を使い、空を飛ぼうとしたが...空気中の魔素が術式に使われる魔力の作用を妨害してる。私の魔法式も噛み合わず、空に浮かぶ事はできるが...飛ぶことはできない。
「魔素が違うな、魔法式の再構築に時間がかかりそうだ...魔素が魔法式に干渉してくる。」
「魔素?新単語ね、何かしら魔素とは...魔力とは違うのかしら。」
「あ〜魔法の世界観が違うからか、分かりやすく説明するよ。
魔力はエネルギーとして使える形をした物、魔素はエネルギーの形にする前の物だ。
魔素には魔体と素体があってだな...まあ私は素体を使わんから、この話では割愛。
魔体を4つ繋げた物が魔力、魔法を使う際に魔体が4つ合わさった物をエネルギーとして魔法使いや魔術師は魔法や魔術を使うんだ。
まあ、魔力をM⁴と表記して魔素をMSと表記する...まあそのまんまだな。
魔素は不完全な形でな、MSからM²Sの形になろうとする。で魔力は不安定でな、魔力を分解する作用があるんだ。
だから体外で作用させる魔法が使えない、まあ解決法はある。
魔素の及ばない体内で魔法を使用するか、対外の媒体を使って扱う魔術ならば魔素の影響を受けない。」
魔素の説明は面倒だ、まあ適当だが伝わる筈。
「適当な説明ね...まあいいわ、つまり魔素という物が悪さをして魔法を使えないって事ね。」
「そうそうそういう事、因みに魔弾や魔砲を使う際は魔素だろうが魔力だろうがどちらでもいい。Mを単純にぶつけるだけだからな、不純物があろうがあまり変わらん。」
「なるほど...でも私魔素とか魔体とか素体とか初めて聞いたわ、どこで学んだのかしら。」
「独学だよ、皆魔力が絶対的な物だと思ってるけど、魔力の前に魔素や魔体素体がある。皆は魔素や魔体素体の話をしないけど」
「え?もしかしてだけど、四大五行九門って間違ってるのかしら...」
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「もしかしてだけど、四大五行九門って間違ってるのかしら...」
いやそんな事は無い筈、事実魔法は使えてるし...捨食と捨虫も間違ってはない。
「いや正しいぞ、四大五行九門も正しい。魔法や魔術とかには絶対的指標がないからな...世界観の違いだよ、さっき言っただろ。
四大五行九門も間違ってない、間違ってたら錬金術や呪いは何なんだって話だ。」
話をズラしてしまったわ...まあいいか、いつもの事だしな。
「因みに、魔素を自分の身体や存在に許容できる量以上を取り込んだらほぼ死ぬか存在が変質するからn...」
「ちょっと魔理沙?!」
急に魔理沙が血を吐きながら倒れた...何故だ、何故いきなり。
「魔力障害っぽい何かね...さっき言ってた魔素とやらかしら、しっかりしなさい。」
恐らく死ぬでしょう、だが見殺しにするつもりはないわ。
人の身で種族魔法使い以上の魔理沙を死なすのは惜しい、魔理沙の知る魔素魔体素体とやらも知らない。
魔理沙の知識が必要不可欠だ、魔理沙自身の素体も得るには最高の品質がいい。
魔法は使えなくてもどうでもいい、ただ自衛手段の手札が減るのは好ましくない。
死なせない為輸血と魔力供給はしておこう...どんな形になるのか、どれ程素晴らしい物になるのかしら。
でもそんな事を考えてる暇はない、今の私がするべきなのは魔理沙と私を狙う...こいつらを排斥する事。
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「ニンゲンダカコメ」
あの生物は何か、妖怪と同じ異形の生物なのは分かる...まあこの程度なら魔法を使う必要すらないわね。
ああいうのが魔物というのかしら...まあ何でもいいわ。
「気持ち悪い妖怪さん、幼気な少女を囲むだなんて女心が分かってないわね...さようなら。」
魔法の糸で叩き切ろうと思ったが魔力を分解される、それでも糸は届いた...ワンテンポじゃ完全には分解されない。
私の魔力操作は精密で強固、並みの人形遣いの糸ではない...分解されるとしてもワンテンポでは分解されない。
そして魔法の糸で二足歩行の110cm近い生物を両断する、二匹三匹と増えてくが問題ない...そして2m近い生物も現れたが変わらない。
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「イツカタオセルゾ!!ゼンセイリョクデゼタイニコロセ!!」
言葉を操るのか...知能は一応高いみたいね、まあ工夫がないから意味はなしてないけど。
「あらあら私は数じゃ倒せないわよ?」
ただ魔力が尽きたら終わりだ、だがそれまでには終わるだろう。
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「ゼンユウシャカラウバッタマモノモスベテツカウンダ!!セイジュウマジュウスベテダ!!」
「そこら中色んな動きのやつが居て指揮官とか分かり難いわね...探知魔法。」
だが使えない、やはり不便だな魔法が使えないというのは...まあこういう時は大体高い場所とか見晴らしのいい場所に居る。
頭がよさそうな個体を探し...見つけた...
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「...フェンリルモツレテクルンダ!!サキノリュウオウセンマデオンゾンシテタラワレワレハスベテゼンメツスル!!ハヤクシロ!!」
「こんばんは、あなたには死をプレゼント。」
「ヤメ...」
そうして首を刎ねる、物を汚す以外何にも使えそうにない...臭い血だ。
そしてこの物が死んだ瞬間に、徒党を組んで波状攻撃をしていた生物?はたちまちバラバラになり...段々と仲間割れを起こすようになった。
そして、日が沈む頃には魔理沙と私を狙う生物全ての息の根を止めた。
「魔理沙、今夜はこの世界で初めての宴会をしましょう。」
肉以外何もないけど
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「あら魔理沙、おはよう随分大きくなってるわよ。」
「...ああ助けてくれたのか、ありがとうな。」
随分大きくなってるっていうのは何か分からないが...その事については耳に入ってない事にする、どうせ碌でもない事だろうからな。
「別に何でもないわよ、ところで味付け一切無しの肉の素焼きだけど食べる?」
「おっアリスの癖に気が利くじゃないか、折角だし貰っておいてやるぜ。」
そうして立ち上がり手に取ろうとしたが...
「あれ?何か視線が高いし遠くまで手が届くし...はあ!?」
「フフ...フフフッwww」
「何ですかこれ!!私はこんなに華奢な身体してなかったわよね?」
「してなかったわwwwゴホン、とても羨ましいわ。
これで胸の小さいというコンプレックスもなくなったわね」
身長が約1.5倍増えたぐらい身長が伸びている...そして何だ、私の胸にスイカが二つある。
「あ?え?ちょ...?いや私にそんなコンプレックスは無いぞ?身長があまり伸びなかった事はコンプレックスだったけど」
「あれ?そうだったかしら?」
「そうだよ、で一つ御願いがあるんだがちょっと立ってみてくれ。」
胸のコンプレックスはない...サラシで押さえ付けてたからな、でも身長はコンプレックスだった。まあ身長が伸びたのは嬉しい
「いいわよ、冗談抜きで...本当に大きくなったわね。」
身長か?胸か?どっちなんだ?因みに見られてると感じる場所は胸だ、このドスケベ人形遣いめ。
「人間ってこんなに一晩で身長が変わるっけな?それにしても肩が凝るなぁ!!滅茶苦茶痛いわ死にそう!!」
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「人間ってこんなに一晩で身長が変わるのかな?それにしても肩が凝るなぁ!!滅茶苦茶痛いわ死にそう!!」
その瞬間頭の中で何かの糸が切れた...この人間に一度痛い目を見てもらおう、そして余分な脂肪も序でに削ぎ落としてしまおうと。
「ハハッ...」
と考えていた内に、渾身の右腕ストレートが魔理沙の左胸に突き刺さっていた。
「ゑ?アリスさん?もしかして、胸にコンプレックスでもあるんですか?」
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「ハハッ...」
とアリスが苦笑いをした瞬間、アリスの渾身の右ストレートが私の胸に飛んできた...そしてつい言ってしまった。
「ゑ?アリスさん?もしかして胸にコンプレックスでもあるんですか?」
と...言ってしまった
そして、その瞬間とある幻想入りした人間と紅魔館で本を読んでいた時の事を思い出した。
とある娯楽本の事を、その人はおっぱいガードと呼んでいた...その時の事が脳内にフラッシュバックしてつい口が勝手に動いてしまった。
「おっぱいガード...」
と...
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「おっぱいガード...」
「コr...」
落ち着くのよアリス・マーガトロイド、私もどちらかと言えば身長も高いし胸も大きい...その私が何故この人間に嫉妬するのか?!かくなるうえは笑って誤魔化す。
「フフッ...何言ってるのよw」
「いや悪いな少し思い出しちゃってな」
「お母さん、見知らぬ場所に御転婆娘と来てしまいました...私は生きて帰れるのでしょうか。」
「まあ何とかなるだろ」
「そうね」
駄目だ魔理沙の憎まれ口がない...