嬉しいです!これからも頑張っていきます!
「時計」
―光あるところ漆黒の闇あり
古の時代より人類は闇を恐れた
しかし
暗黒を断ち切る騎士の剣によって
人類は希望の光を得たのだ―
夕方、ビルの屋上
冴島鋼牙はビルの屋上で道行く人々を見ていた。「日没まで、あと何分だ」「7分42秒」辺りは時計と人ばかり。「間もなく奴が動き出す」「こうも人間が多いと探しようがないぞ、みんな何をそんなに急いでいるんだ」時間を気にしながら急ぐ人々を見て鋼牙は疑問の声をもらす。「近いぞ、そこの路地だ」ザルバがホラーの気配を感じ取り鋼牙はビルから降りた。
地下鉄、
チンピラ風の男が階段を下りていた。
「アニキ、今日はどこ飲みに連れてってくれるんすか」「お前はいつも酒ばかり、ほんとにもう」「いいよなアニキ」「おいちょっと待て」アニキが男を止め階段に落ちた腕時計を拾った。
「くれてやるよ、そんな安物」「ありがとうございます、ヤッタヤッタ」「でもな~これ良いだろ、お前、俺が小学校2年生の時に親父に買って貰ったのと全く同じなんだよ」アニキ風の腕時計を自慢していると腕時計から六本の針が現われ刺さった。
「うぅぅぅう!」「平沢さん?!」平沢は左腕を抑え転げ回っていた「何やってすか」
平沢は壁に這いつくばり「如何しちゃったんですか?」苦しんでいた平沢は急に止まるその目はホラーだった。
ホラーの気配を感じた鋼牙はその場所を急いだ。
苦しみにもがいた平沢の最後は砂となってしまった。その場に居た手下の男は「ひいぃぃぃぃ」急いで逃げた、鋼牙は逃げた男を追いかける。男に追いつき鋼牙は男を抑え魔導火を見せる。「鋼牙こいつはホラーじゃない」ザルバの言葉を聞いた鋼牙は男の目を見ると確かにホラーの目ではなかった。鋼牙は男を離して砂に人間を見つめ疑問を抱いた
番犬所
番犬所にある狼のオブジェの口に剣を入れ浄化の作業をしていた。そこに煙と一緒小さな短剣が出てきた執事のコダマは短剣を持った
「珍しい」「ホラーを取り逃がすなんて」「【牙狼】称号が聞いて呆れます」三神官が鋼牙を見下していると鋼牙は剣をしまった。「奴はこれまでのホラーとは性質が違う」鋼牙は砂の入った小瓶を投げるがすぐさまコダマはキャッチし三神官に見せた。「その砂は?」「人間の食べかす」「それが奴を取り逃がした言い訳ですか」「そいつは普通のホラーの食い方じゃない外から食らえばそんな食いかす残らないかな、ホラーはもっと別の物に憑依して人間の体内にいた」自分の推理を説明した鋼牙だった。「上出来です奴の名はモラックス」「モラックスが何に憑依したか」「それが問題です」三神官の説明を聞いた鋼牙は番犬所を出ようしたが「今宵は勝負ですね」「時間はありませんよ」「そう、あの女に残された時間もね」
鋼牙は振り返り三神官を睨むでも三神官を動じることなく笑みを浮かべていた「闇の書の主」「その者は陰我と破壊を生みホラーの世界は破滅する」「そして主の最後は...「前にも言っただろ!あの女はホラー狩りの餌だ、そうなる前に俺が斬る」
冴島邸
鋼牙とコンザは魔界の文献で今回のホラーを調べていた。ゴンザが読んでいた書物は閉じ棚の探した。二人の読んでいる書物は魔界文字やホラーの絵が書かれた気味の悪い本である。「おお、ございましたこれ、時の陰我が生みしホラーと書かれております」ゴンザが鋼牙に本を持って近ずけた。「奴は時計に憑依していたのか」「厄介ですな、人間誰しも時計は身に着ける物でごさいます」「誰でも喰われる可能性があるということか」「古の記録には一晩で村を全滅させたとあります」「一晩で...大層な大食いだ」鋼牙は文献を見つめた「鋼牙様初めてではありませんか、人間以外に憑依したホラーを相手にするのは」鋼牙は背もたれに背中を付けアゴに手を置く
八神邸
八神はやてはリビングで自分の部屋で絵を描いていた、先日彼女は不思議な体験をしたはやてより少し上の少年がむかし読んでいた絵本の黄金騎士になり目の前の怪物を倒してしまい。そして自分に剣を向けたのだった。(何で?あの子はあたしに剣を向けたたんや)心の中でそんな事を思っていると家のベルが鳴る「龍崎先生かな...はーい今出ます」はやては車いすで玄関のドアを開けたいつもならカウンセラーの龍崎がいるのにそこに居たのは後ろには車の老執事がいた。「八神はやて様ですね、わたくし冴島家に仕える執事のゴンザでございます、旦那様が貴女の絵を気に入りましてぜひ屋敷に来てもらえればと」「は、はぁ...」はやてはそのまま車に乗り冴島家に向かった。
30分くらいして車から降りるとはやての目に映ったのは古い洋館「わぁ大きなお屋敷ですね」ゴンザがドアを開けて中に入ってみると中は広く階段は螺旋状その階段から、「遅刻だぞ」若い男の声が階段の上をはやてが見ると降りてきたのは少年、冴島鋼牙だった。はやては車いすを動かして屋敷を出ようとする「どこへ行く?」「帰るのわたしこれでも忙しいの」
「今日はお前に渡す物がある」鋼牙は、はやての言葉を無視して自分のポケットから指輪を出してはやての指にはめた。「え?何これ」「お前にやるよ、そして話が二つある」真剣な眼差しで語る鋼牙に自然とはやても話を聞いていた。「一つ今夜は時計には近ずくな」「は?なんやのいきなり」「こいつも没収だ」「痛っちょっと!」「預かっとく」「返してや...」乱暴にはやて腕時計を奪い引き出しにしまう「二つ今後は出来るだけ俺の傍にいろ、安易に動き回られちゃ迷惑だからな」「...そんな事言うためにあたしを呼んだの」「そんな事ってなんだ。俺はお前の為に言ってんだ」「あんな、人にイキナリ指輪は送ったり一緒に居ろって言うたり、あたし君と結婚する気ないから!!」はやてはそう言って貰った指輪を指から抜こうと力を入れても抜けない、鋼牙は少し困った顔してゴンザに聞く「こいつ何の話をしてるんだ?」ゴンザは焦りながらはやてに話しかけた。「こ、鋼牙様はそういうつもりでおっしゃたのではございません」「じゃあ!なんであたしにはあたしの人生があるねん!」はやては鋼牙に怒りをぶつける、それを聞いた鋼牙の眉間に皺が寄る一方ゴンザはオドオドしていたそんな空気からザルバはホラーの気配を感じた。「鋼牙が日没が近い奴が覚醒しつつある」ザルバの言葉に鋼牙とゴンザの顔つき変わる
「え?今の何?誰が喋ったん?ねぇ何今のこれ?」はやては鋼牙の手に自分の目線に向ける。「俺の名はザルバ魔導輪だ」「へぇ指輪が喋ってる」「いちいち喧しい女だな」鋼牙は掴まれた手を振りほどいた。「俺にはホラーを探知する能力があるんだ」「ホラー?」ホラーという単語にピンとこないはやて「ホラーというのは前にお前を襲った怪物の事だ」「あれが...ホラー...」「あぁ」今思い出しても震えが出る。「そして、君の指にハマっているのはオレの片割れ君の居場所はいつも把握している」「え?」 ザルバの口から銀色の液体が出てきて虫の様に動いて最後には指輪に変わった。「うわ、気持ち悪これ外して」はやては鋼牙の顔に手を突きだす「よって君が何所に居ようと「ねぇちょっと」痛て」ザルバは
はやてのデコピンをくらった。そこに鋼牙は呆れ声を出す「ザルバ相手にするな時間を喰うだけだ」「ちょっと...」鋼牙は玄関前で止まった「ゴンザ家まで送ってやれ」「畏まりました」「結構です自分で帰れるから」はやてはゴンザの車に乗らず冴島家を出た。
海鳴市内の女子高のグラウンド
生徒は登下校をしている時間帯でもグラウンドで陸上部の練習最中だった。二人の女生徒は柔軟をして後にクラウチングスタート体制に入った。「調子良さそうじゃん」「まぁね」
「位置について...よーい!」笛を鳴らし2人は走った、一人はもう1人をグングン抜いてゴールした。「どうだった?」「高校...高校新記録!」「やった、やった!」生徒は付けていた腕時計を大事そう見つめた。
女子高の校門前に一人の白いコートを着た少年が現われるその少年こそ冴島鋼牙だった。
鋼牙は校舎に入った。
教室
「信じられない練習サボリマのアンタが」「これのおかげかな」「どうしたのそれ」女生徒は腕時計を友人に自慢した「ずっと欲しかった奴なんだよねそれが今日グランドに落ちててさあ」「それ落し物でしょう?」「猫ばば」「拾った物は私の物お守りなんだもん...キヒアハハアハハアハハアハハ」急に笑い出して友人たちは気味悪がって後ろに下がった「綾乃...」友人が名前を呼んだら呼ばれた彼女の脚は砂に変わった。最後は彼女ごと砂に変わってしまった、そこに鋼牙は現われ彼女たちの時計を斬っていった。「三つとも違う」「何?」鋼牙は教室を見わたした生徒たちは何がいきたかまだ把握しきれず震えていた。「何をしている!!早く逃げろ!」震える生徒の腕にモラックスは憑依した。「退け!」鋼牙は振り返り斬りかかろうとした。モラックスは剣をかわした。「魔戒騎士俺が斬れるか...」モラックスは窓から逃げた。すぐに鋼牙も追った。モラックスは学校の校門を閉めて道を閉ざすが鋼牙は校門を飛び越えた「くそ!」子供と思ったモラックスは鋼牙を睨んで逃げた鋼牙もその後追う。
鋼牙がモラックスを追っている頃のはやては
冴島邸を車で帰らず自分で帰ろうとしたはやてだったが道に迷ってしまい辺りも暗くなり始めた頃だった。海鳴市の近くしか出かけないはやては冴島邸から自分の家に帰らなかった。(やっぱり...車に乗るんやったな)悔やむはやてだった。そしてその頃、鋼牙はモラックスを追っていた、モラックスに追いついた鋼牙はモラックスに掴み掛りそれをモラックス反撃をするも逆に腕固めされる無理やり引きはがしモラックスは蹴りで鋼牙を攻撃した橋の手すりに背中がぶつかるモラックスは車道に飛び出した車道にはトラックが走っていてモラックスを轢いた。「ぐわぁ!」轢かれたモラックスは地面を這いずる「はぁ...はぁ...もうダメだ...人間の体のなんて脆いんだ...」鋼牙はモラックスに近ずいた「来るな!此処から一歩でも踏み出せばこの女の体のつぶれて死ぬ」橋の上に上がったモラックスは鋼牙を試す「やめろ!」「貴様迷っているな人間を斬る事に」「なに?」「ささっと斬れば良いものを人間を助けようとしている。それが貴様の最大の弱みだ」そう言ってモラックスは橋から落ちた、鋼牙は落ちた女子高生を庇って地面に激突階段を転げ落ちた。モラックスは女子高生の体から離れ別の場所に落ちた。そしてモラックスは別の時計に変わって別の体を待っていた。そこに現れた女はモラックスをひろう。「あらいいじゃない」「やめろ!」鋼牙は憑依された女からモラックスを引き剥がそうとするがモラックスは抵抗した鋼牙は剣を抜いてモラックスの喉元に向ける。「斬れよさぁ斬れよ...」鋼牙は一瞬の躊躇いはモラックスには十分であったモラックスは憑依した体から抜け下水溝から逃げようとする。鋼牙も斬ろうとするが逃げられてしまった。「ザルバ、奴はどこへ行った」「まずいぞ...鋼牙モラックスはあの子の元に向かっている」「なんだと?!」鋼牙は走ったはやての元に
「ここどこ?」はやては夜道を一人で車いすを押していた。そこにモラックスは近ずいてくる憑依しようとするもはやてが車いすを動かしてしまってだから車いすににくっ付いた
その時モラックスははやてに憑りつき、はやては意識が無くなった。
ザルバがモラックスの反応を辿って鋼牙がそれを追っていると鋼牙たちは廃墟の時計塔に着いた。「近いぞあの女も」「どこだ...人っ子一人いないぞ」乗り捨てやれた車いすに鋼牙の目に入るそれは、はやての車いすだと気ずくと時計塔の鐘が鳴り「あそこだ」ザルバが鋼牙に彼女がいると言った。鋼牙は時計塔に入った。入った時計塔の上は使われていない筈の歯車が動いていて。慎重に鋼牙は辺りを見て、そこに縄で柱に縛り付けられた。
はやてがいた。鋼牙は彼女の元を駆け寄り肩を揺さ振る「おいしっかりしろ」鋼牙の頭上に突如ギロチンが落ちて鋼牙はかわす、それでももう一方の小さなギロチンが鋼牙を上げ飛ばす「うわっ!」立ち上がる鋼牙の目に映ったのは時計塔の時計に憑依したモラックスだった。「ようこそ長い歴史の中でホラーの体内に取り込まれた魔戒騎士はお前が初めてだ」
時計塔は脈打ち出すモラックス自体が時計塔であり時計塔がモラックスでもある。「その女を如何する気だ」「こいつは極上の人間だ、たっぷり味わいながらしゃぶり尽くす!」鋼牙は剣を抜きモラックスに迫るモラックスもノコギリ状の刃を火花を散らして攻撃をしかける。鋼牙は剣でギロチンを防ぎ、だが数が圧倒的で鋼牙の顔の頬も刃に切られる。
鋼牙は、はやてが縛られた柱にまで追いやられた。喉元にギロチンの刃が光る「その女、闇の書の主だろ、女はいずれ死ぬ運命...ならば俺が喰らっても同じ事だろ...さぁ!潔く退散しろ!!」「断る!」例え残された時間が僅かでも」「人にはその時間を最後まで生きる権利がある!」「貴様にその女は渡さない」鋼牙はギロチンを弾きながら後ろに後退する。
鋼牙は剣を頭上にかかげ鎧を召喚して【牙狼】に変身する、魔戒剣は幅広・両刃の牙狼剣に変わる。牙狼は次々と迫りくる刃を切り裂いてゆく「おのれー」モラックスは刃でガロを斬ろうとしたが牙狼剣で破壊されモラックスに牙狼の刃が当たる。「な...なぜだなぜそのまで人間に荷担する...」「それでも守りに値する俺は信じる」時計から引き剥がされ素体ホラーが現れる。
「貴様の邪悪な時、俺が止める!!」逃げる素体ホラーをガロは切り裂いた。
モラックスの倒された事によって時計塔が崩壊を始めた、鋼牙は、はやてを救い時計塔を出た、鋼牙がはやてを抱えて時計塔を出ると時計塔は崩れて無くなった。
はやては目を覚ますと鋼牙にお姫様抱っこをされていた。「え、なんでちょっ降ろしてよ」
「降ろしたらもお前は立てないだろ」「せやけど、あれ?あたし何してたんやろ」モラックスに襲われた時の記憶がないはやて、鋼牙は、はやてを車いすに乗せ取り上げた時計を渡す「時間は大切にしろよ」鋼牙はそのまま去ろうとするが「待ってや送って」鋼牙のコー トの袖を引っ張るはやて「なんだと?」「送ってやれよ鋼牙」ザルバの言葉に渋々鋼牙ははやてを送った、
「なぁ君名前はあたしは八神はやて」「...冴島鋼牙」あたしはこの時に鋼牙の名前を知った。
あたしには時間がない刻一刻と呪いは近ずいっていった。
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