それではどうぞ!
「晩餐」
―光あるところ漆黒の闇あり
古の時代より人類は闇を恐れた
しかし
暗黒を断ち切る騎士の剣によって
人類は希望の光を得たのだ―
真夜中で誰もいない海鳴大学病院
そこは、はやてが通っている海鳴付属大学病院の一室、そこで男二人がワインを飲んでいる一人は白衣で医者だろう。「どうですか、退院後の経過は」「はい、すこぶる順調です先日から仕事にも復帰しまして、上司から前より若返ったんじゃないか、なんて言われまして先生は神様のようなお方です」患者の男が医師に対しお礼の言葉を述べているでも医師は爽やかな笑顔を浮かべる「私も患者のみなさんの喜ぶ顔を見るのは何より嬉しいです」
「あ、そうそう、これつまらない物ですが」患者の男が医師にお土産を渡す「これは美味しそうだ...」「先日家族三人で妻の実家に行ってまいりましてこれは特産の...「大好物です」」真顔で答える医師中身が何も聞いていないのに変と思い男はソファー立ち上がる「で、ではお邪魔になってはいけないのでこの辺で」男はドアノブに手が触れそうになった時、後ろで変な音が聞こえ恐る恐る振り返ると医師の頭から無数の血管が医療器具を持って現れていた。「な、なんだ!く、来るな来ないでくれ、やめろ離せ」血管は男を持ち上げ
すると部屋の一室にあるテーブルの上で男は細切れにされ肉の固まりえと変わった
医師は満足そうな笑みを浮かべた、まるで味を噛みしめる様にいつの間にか背後にナースが居た「さて後は君たちでかたずけていていたまえ」「「ありがとうございます」」医師が部屋を出るとナースたちはナプキンを首に巻くとホラーの鳴き声をして肉片を喰った。
はやてが冴島邸に居候して一か月が過ぎた4月頃の鋼牙とはやてはいつも口喧嘩ばかりしていた。その内容と言えばはやてが作った料理を鋼牙が拒否するなどの内容だった
ゴンザもその後景に時に驚き時には微笑んでいた。そしてある日
「お前の病院の付添にいってやるよ」「はぁ、なんやいきなり」鋼牙の突発的なセリフにゴンザも驚く「なんだ、そんな驚いて」「い、いえ、あ、スープの火加減を...」そそくさとリビングから逃げて行った。ゴンザが居なくなりはやてと鋼牙の二人だけになってしまった「なんでいきなり病院に付いてくるんなんて言うん」「悪いか?」「悪いとは言ってへんけど」「じゃあ決まりだ」「え、ちょっ...そんな勝手に」はやての言葉を無視して鋼牙はそう言って鋼牙はコートを持って出かけた
ゆっくりとドアを開けるゴンザが見たのは呆れたはやてだった。ゴンザはそっと近ずいた
「は、はやて様...」「なぁ...ゴンザさん鋼牙はロボットなん?」ゴンザはその質問にすぐに答えられなかった。冴島鋼牙という少年はまだ12歳のはずなのに、いつもしっかりとした眼差しで物事を見ていて子供らしくないのだ。それは一か月住んだはやてでも分かる
「鋼牙様はあの様お方です」「やけどいきなり言い出すねんで分け解からへん」はやては手を竦めため息を出した。
夕方の道
「鋼牙なんであの嬢ちゃんの病院に付き添いなんか行くなんて言い出したんだ」魔導輪のザルバが冴島家で言った言葉に疑問を呟くザルバの言うことは正しいホラー狩りの餌として闇の書の主であるはやてとは極力距離を取っているはずなのにイキナリのあの言葉それまザルバも聞きたくなる。「二日前に指令が来ていただろ」「あぁ、だがそれがどうしたんだって言うんだ」指令書は確かに届いただがそれが何故はやての付添に行くという事になるのか「それはホラーがいる場所が此処だからだ」鋼牙は拳を上げザルバが見えるようにしたそこは海鳴大学病院はやてが通う病院だった。鋼牙は病院の敷地内に入った
「おかしい...ホラーが探知出来ない」「魔導輪も病院は苦手か」珍しく冗談を言った鋼牙「笑い事じゃない、不穏な気配を感じる」それを注意したザルバだった。「ひとまず夜を待つか」鋼牙は病院の敷地から出た。病院の窓から男が出ていく鋼牙を見つめていた。
でも結局夜になってもわらなかった。
翌日の海鳴大学病院
「冴島鋼牙くんで良いのよね?」「はい、はじめまして」「そして、その人が執事の...」
「ゴンザでございます」はやての主治医の石田は驚いていたいつもの定期検診にはやてが来たと思ったら一緒にいたのは白いコートを着た少年とその執事。一方はやてはずっと苦笑いしていた。「鋼牙くんははやてちゃんのお友達なのよね」「はい...」短い返事をした鋼牙、そして石田はゴンザと鋼牙を診察室から出した。「はやてちゃん誰あの子たちは?」
「えっと友達です最近あいつの家に居候させて貰っているんですよ」「う~んはやてちゃん鋼牙くんの事どう思ってるの?」「どう思う?」はやてにはその質問の意味が解らなかった
「うんうんいいのじゃあ検査を始めましょうか」
鋼牙は病院の周りを探索していた。「やはり探知出来ない恐らくこの病院全体に特殊な力が作用しているんだ」ザルバがそう言った直後多くの助手を引く連れた医師が鋼牙の横を通った二人は目を合わせ鋼牙は魔導火で照らそうとするが火は着かず何度やっても着かない
「何をしるの!院内は禁煙です」ナースに注意され鋼牙はライターをしまう。医師が歩いていると女性が駆け寄る「先生、主人を知りませんか?」「あなたは...」「以前主人が心臓手術お世話になった佐原です覚えてらしゃらないんです?」「悪いが山ほど患者を抱えるので」「主人は先生に会ったきり帰って来ないです」「存じませんね」「でも確かに...」佐原という女性が医師に話を聞こうとするがナース達に止められる。「ちょっと待ってください先生、先生!」医師は佐原の言葉に耳を貸さずに手術室に一人で入っていった。佐原は
力ない足取りでベンチに座る「とんでもない医者に当たった様だな」鋼牙は佐原に近ずいた「いえあの人は夫の命の恩人なんです、あなた知らないの...舘上(たてがみ)先生を」「知らないね」
「舘上先生のオペの腕前は神業です成功率1%以下と言われた主人の心臓手術を先生は成功させてくださいました。それ助手も付けずにたった一人で」「一人で?一体どうやって...」
「方法は解りません舘上先生のオペ中は絶対に中を覗かない事、それがこの海鳴大学病院の掟なんです。でも退院後気になる噂を耳にしたんです舘上先生のおかげで一命を取り留めた患者たちが退院後次々と失踪してるってそして先日主人も」佐原が振り向くと確かに横に居た鋼牙は居なくなっていた。
オペが終わった舘上は横に気配を感じメスを投げる投げた先に出てきたのは剣の刃とメスを持った鋼牙だった。鋼牙は舘上に剣を突き立てる。「私のオペの邪魔をするとはエチケットを知らんようだな」「それがオペか人を喰うのがお前の目的だろ」「食うなんて下品な言葉は謹んで欲しい私は患者に至福の時を提供してるんだ」「何...?」「私のオペで一命を取り戻した患者は皆涙を流して喜ぶ生きてる喜び明日がある希望、彼ら人生を謳歌している、そんな生(せい)に満ち溢れてる人間こそグルメな私には最高の珍味なんだ即ち患者とは最高の味を引き出すための食材だ」舘上の言葉に鋼牙は剣を突き刺そうと腕を伸ばすがナースに腕を掴まれ壁に押し付けられる。「私の病院で勝手なマネはさせないよ」舘上の手下たちはホラーの鳴き声を上げ鋼牙に掴みかかる鋼牙は患者の台に押されてしまう。
「私の大事な食材だ傷つけないでくれ」鋼牙はナース達に引っ張られる抵抗してナース達が離れると鎧を召喚するため空にサークルを描くがサークルがすぐに消えてしまう。「病院内での喫煙、鎧の召喚は厳禁だ、それがエチケットだ」舘上はホラーの姿となり十字型の槍で鋼牙を手術室から出した。手術室に追い出されると、もう辺りは夜で辺りに居た人が居なくなっている「鋼牙、これは魔導士の結界だ」「何?!」「あのホラーどうやらリンカーコアがあるらしい」ザルバは警戒をしろと鋼牙に告げる。鋼牙は警戒をしていると手下を引き連れた舘上が現れた。鋼牙は再度、鎧を召喚を試したがやはりダメだったナース達は鋼牙を捕まえ舘上の顔に近ずけた「人間だって他の殺生して生を授かっている、世界三大珍味フォワグラはダチョウの胃の中に無理やり餌を詰め肝臓を肥大化させた物だ、それに比べれば余程、私の方が紳士的で上品だと思わないか人間たちのグルメはとても残酷事をするじゃないか」鋼牙に自分の理論を語り尽くしてた舘上は鋼牙の顔を見る鋼牙の顔は怒りに燃えていた。すると「鋼牙、結界の発動位置が分かったぞ2階の部屋だ」ザルバの言葉を聞いて鋼牙はナース達の拘束から離れナース達を斬って2階の部屋に向かった。
鋼牙の向かった2階の部屋は舘上の部屋で入ろうと近ずいたが弾き飛ばされてしまった
廊下に倒れてしまった鋼牙の肩を掴みながら鋼牙を立たせる「無茶をするな魔戒騎士は私の結界を破壊出来ない分かるだろ」舘上は鋼牙を持ち上げ連打攻撃で鋼牙は2階の窓から落ちてしまった。2階から落ちた鋼牙は剣を壁に刺して減速して着地した。鋼牙は上を窓を見上げていると舘上が降りて来て鋼牙にキツイ蹴りをお見舞いする蹴られた衝撃で鋼牙は病院の敷地から出てしまう、鋼牙は立ち上がり剣を構える。「引け鋼牙、奴の思うツボだ」
「おっともう行ってしまうのかじゃああの子は私が食べていいんだね」「貴様...」「闇の書主の肉身を喰らいしホラーは絶対の力を得る、そんな伝説があったね。でもその前に」舘上は指を鳴らしたら出てきたのはゴンザだった。「こ、腰打った...こ、鋼牙様!」「ゴンザ」鋼牙はゴンザの肩を持ちライターの魔導火を放つだが結界の中の舘上は届かない
「無駄だ」舘上の顔は笑っていた。「彼女はゆっくりと...喰らうとしよう」舘上は病院内に入っていった。そして鋼牙はゴンザを連れて撤退した。
番犬所
「逃げ出して来たのですか」「尻尾を巻いて」「情けない」三神官がブランコを動かしながら鋼牙を馬鹿にしていた。鋼牙は使った魔導火を補充を終えて三神官にホラーの情報を聞こうとしていた。「あのホラー...」「パズズ」神官の一人がホラーの名を口にする
「パズズはかなり以前からあの病院を住処にしているようだ、なぜあんた達が探知出来なかった」「結界のせいです」「魔導火が使えないのはそのせいか」魔導火の補充を終え鋼牙は番犬所を急いで出ようとするがザルバがそれを止めた「鋼牙、何か策があるのか」
「あの結界を破壊出来るかもしれない人間が一人だけいる」「人間...魔戒騎士ですら触れた、だけで弾かれる結界だぞ、ましてや人間なら...」「ただの人間ならな...」
冴島邸
鋼牙は自分の書斎にいた。「まさかあの女に頼むじゃないんだろな懸命じゃないけどな」「だがそれしか打つ手がない」ザルバは呆れたため息をもらす鋼牙はザルバを指にはめ病院に向かった
海鳴大学病院
はやては診察を終え帰ろうとしていたでも一緒にいたはずの鋼牙とゴンザが居なくてあたりはもう暗い、石田は龍崎を呼んで迎えに来てもらったらとはやてに持ち掛ける「いいですよ、石田先生一人で帰れますから」石田の誘いを断りはやては病院を出ようとした時辺りにいた、人に石田も消えてしまったでもそこに人はいた爽やかな笑顔を浮かべ後ろにはナース達を従わせる医者の姿、舘上だった...「舘上先生?」「こんばんわ、八神さん」舘上はそっと近ずいて行く、なぜだろうその時、はやては動けなかったあの時と同じ最初にホラーに襲われた時を思い出した。舘上がはやてに触れそうとした時、間から舘上の腕を掴む手がその手の正体は「鋼牙!」鋼牙は舘上の手を振りほどいてはやて車いすを押して
その場から逃げた。鋼牙ははやての車いすを止め辺りを警戒していた。「つくづく運の無い女だなお前に折り入って頼みたい事がある此処2階の舘上の部屋そこにある札それを剥がしてくれ」「ちょっと待って何の話」「そうしないと俺は鎧の召喚が出来ないんだ」「なんでわたしがせなあかんの」「お前じゃないと出来ないんだ」「どうして...」鋼牙ははやて肩をもって顔を近ずける「今は言えないがお前には特別な力があるだからホラーの作った結界に触れられる」はやては鋼牙の真っ直ぐな瞳を見て少し頬を赤くした。「お取込み中かい」爽やかな笑顔を浮かべ現れた舘上「いいかあの男はホラーだお前を喰らおうとしているあいつを野放しにしていると沢山の人が犠牲になるんだ」鋼牙は剣を抜いてはやてを見て
「俺を信じろ!」と言ったはやてはうなずいた「その極上の食材こちらに渡して貰おうか」
「行け......早く!!」鋼牙の言葉を聞いてはやては車いすを動かす。
「なんでわたしがこんな目に」はやては舘上の部屋を探したその頃、鋼牙は迫る舘上の手下たちの相手をしていた。「決着を付けるか」舘上は顔に怒りを出しながら鋼牙に攻撃をしかける。鋼牙の剣をかわし鋼牙を捕まえ首を絞める「やるなその年で称号を継ぐだけの事はあるそしてその剣さばき、もしかして君の父親、冴島大河か」「なぜ親父を知ってる?!」舘上は鋼牙は離して鋼牙は距離を取り剣を構える「やはりそうか知ってるさ」鋼牙は舘上を斬りつけようとしてカウンターで腕を拘束される「ホラーに食い殺された黄金騎士の最後は語り草だ実に呆気ない最後だったらしいな」鋼牙は無理やり拘束を解いて斬りかかろうとしたが舘上はホラーの姿になって槍で剣を防ぐ。
はやては舘上の部屋の前にいてドアを開け部屋の中を探したそして机のしたに四枚の札が貼ってあった「あった...」はやては札を剥がした
札が剥がされ病院全体に貼られた結界が消えていく「鋼牙、結界が消えた」ザルバの言葉を聞いて鋼牙はパズズから離れ鎧を召喚した、鋼牙は【牙狼】に変わる。ガロは牙狼剣を構えパズズは槍を構える構えた二人は剣と槍をぶつける「君には分からないのかこの私のメスで救われた患者の歓喜の声が」「歓喜だと?」「そうだ歓喜の絶頂のもとに死んでいくこれほどの幸せがあるか」札を剥がしたはやては鋼牙の元に戻ろうとしていた時聞いてしまった鋼牙の言葉を「殺されて幸せな者などいない!イヤ、俺は認めない!」ガロはパズズを押しのけ牙狼剣を魔導火で纏わせるパズズは血管攻撃をしかけるが牙狼剣をで切り裂かれ炎のブーメランが現われ炎はパズズを斬ってガロに戻り炎はガロに鎧に纏わせる【烈火炎装】(れっかえんそう)を出した牙狼剣を振り炎の刃がパズズを斬った。パズズはヨロヨロとはやてに近ずいたいく「頼む...最後の晩餐に...その女の肉を......」「ふざけるな」ガロは舘上に止めを刺した舘上は火花を散らし死んでいった。
鋼牙は鎧を解除して膝をつくはやては急いで近ずく「大丈夫?」「あぁ、腹が減った」
鋼牙の一言にはやては笑いが出た、そして二人夜道を帰った病院はパズズが消え人は戻った。そしてはやては思った事があった。
冴島鋼牙という少年にまつわる謎は依然山ほどある、でもこれだけは間違いない彼は人を守るために戦い続けてるという事そしてあの時彼が爆発させた感情...
(殺されて幸せな者などいない!)それは悲しみと怒りの入り混じった人間らしい感情だった...
感想またはアドバイスをお待ちしています。