残すところ2話となりました。
超超超良い感じに仕上げます!
宜しくお願いいたします。
【挿入歌】
PEOPLE1 - 銃の部品
【イメージサウンドトラック集】
https://open.spotify.com/playlist/23xA5ZAHZfdUR77F4JZ9lB?si=07c60fc3a3934b45&pt=97747cf874e1c0b08fb8e40c52da1ec2
2021.12.25 13:03 東京都 杉並区
「「READY……GO!」」
アクトとリベードが剣を持ってディエンドに接近して行く。
中央から向かってきたアクトの剣を左手で払うと、その隙にリベードが右側から右足で蹴りかかってきた。だがそれをディエンドライバーの銃身で防ぎ押し返す。そして左にいるアクトを左足で蹴り飛ばした。
さらに左から右へ右腕を動かし、銃弾を放った。
「「グッ……!」」
怯んでいる隙にカードを2枚挿すと、銃口を前に向けて引き金を引いた。
『カメンライド。ライア!
アクトとリベードの前に現れたのは2人の戦士。
鞭を持った赤い戦士──仮面ライダーライア。
ギターを構える戦士──仮面ライダー轟鬼。
その姿を見た二人は端末を取り出し、別のカードを装填した。
『"DECADE" LOADING』
『"ZI-O" LOADING』
そして端末をドライバーに装填した。
『『Here we go!』』
身に纏っていた銀色の鎧が解け、新たにそれぞれマゼンタと別の銀色の鎧が装着される。
『Mimicry, Control, Destruction! I understood most of it! DESTROY DECADE! Destroy all and connect all.』
『To know, Take time, Get the watch! It’s RIDER TIME! KING ZI-O! I’ll be the best and best king.』
変身を遂げた二人は、ドライバーの右側にあるカードケースから1枚ずつカードを取り出した。
アクトが取り出したカードには、チェックのシャツを着た青年の周りに、赤色、青色、黄色、紫色のもやがかかっている絵が描かれており、下部には「No.061 DEPENDANCE DEN-O」と書かれている。
リベードの取り出したカードには、銀色のメダルの雨が降り注ぐ中を、赤い鷹と黄色い虎と緑色の飛蝗が駆け抜けて行く姿が描かれており、「No.085 AVARISE OOO」と印字されている。
そのカードを端末に付いているパーツのスロットに装填した。
『"DEN-O" LOADING』
『"OOO" LOADING』
パーツに付いたレバーを下げると、アクトの周りにはカード状のオーラが、リベードの後ろにはルーレットのようなものが現れる。
そしてレバーを再度下げた。
『
『
周るカードの絵柄とルーレットの針が固定された。
そうしてまた姿が変わっていく。
『You got a small luck.』
『You got a fair luck.』
アクトの体は、複眼がまるで桃のような形をした戦士──仮面ライダーアクト ディケイドシェープ 小吉電王へと変身。
一方のリベードの左手には、3枚の銀色のメダルが入った紺色の剣──メタジャリバーが現れた。
ライアは自身の鞭をアクトの方に投げてくる。だがアクトはそれを敢えて己の剣に巻き付け、鞭を持っているライアを自らに引き寄せた。そして目の前に引っ張られてきた目標の腹部を蹴り飛ばす。そうすると投げ飛ばされたライアは鞭を手放してしまい、生身だけになってしまった。
轟鬼はギターを斧のように縦横に振り回す。上から振り下ろされたのを「X」の形に交差させた2本の剣で挟み込み、左下へ受け流す。その勢いを使って横回転。右足、左足の順に頭部を蹴った。武器を手放した状態で轟鬼は後退してしまう。
アクトとリベードが自身の剣にエネルギーを込めていく。
「「ハァッ!」」
アクトの剣心から同じ形をしたエネルギーが飛び出し、彼が剣を右から左へ、左から右へ、上から下へ振り回すと、それに連動してエネルギーがライアと轟鬼を攻撃した。
続けてリベードはメタジャリバーから白い斬撃を繰り出し、二人を斬り裂いた。
召喚した標的を全て蹴散らしたアクトとリベードは、再びディエンドに向かって行く。
ディエンドが銃から何発もの銃弾を発射していく。
だがそれを二人は自らが持っている剣で次々と弾いていき、ついに眼前へと近づいた。
「「セイヤァッ!」」
強烈な一撃を標的に浴びせた。
体から火花を出して吹き飛ばされるディエンド。
立ち上がる彼を見つめる二人が聞いたのは、ディエンドがせせら嗤うような喉の奥の声だった。
「これが
するとディエンドは自身の体色と同じシアンの色をした端末──ケータッチを取り出した。
「こっちも本気を出そう」
ケータッチにあるスロットに1枚のカードを挿し込むと、パネルに11個のボタンが表示された。
そのボタンを順番になぞるように押していく。
『G4。リュウガ。オーガ。グレイブ。歌舞鬼。コーカサス。アーク。スカル。ファイナルカメンライド』
それを自身の腹部に着いているドライバーの中央に嵌め込んだ。
『ディエンド!』
分厚い胸の装甲に縦に2列、横に4列のパネルが現れ、その中に様々なカードが現れる。さらに頭部にもパネルが現れて、そこには己の顔が描かれたカードが姿を現した。
仮面ライダーディエンド コンプリートフォームに変身した後、1枚のカードを取り出してそれを銃のスロットに挿れると、銃身を引き伸ばした。
『アタックライド』
銃口を天井で閉ざされた暗い宙空に向ける。
そして引き金を引いた。
『劇場版!』
ディエンドの後ろに灰色の大きなカーテンが現れる。そこから現れたのは、数々の戦士たちだった。
仮面ライダーG4。
仮面ライダーリュウガ。
仮面ライダーオーガ。
仮面ライダーグレイブ。
仮面ライダー歌舞鬼。
仮面ライダーコーカサス。
仮面ライダーアーク。
仮面ライダースカル。
「こんなのありかよ……」
あまりの光景に呟いてしまうアクト。
「昔はこんなことしなかったのに……」
寂しそうに呟いたリベード。
驚愕する二人を見て、ディエンドは仮面の下で笑みを浮かべる。
「数の暴力と言うものは本当は嫌いなんだが、たまには悪くないだろう……」
「あれ、まずくないですか……? 8人!?」
「ああ。かなりまずいな。こんなに出されたら」
パソコンの画面を見ていた薫の独り言に答える森田。
全員がモニターを見つめながら絶句していたのだ。
「これまで2人までしか出していなかったのに、まさか一気に8人も……」
ようやく言葉を吐き出した圭吾。
「どうします? こうなったら新しいカードを使う他なく無いですか?」
深月が訊く。
「とは言え何をどうする? 無理に強化すると二人の身が
森田の言葉に全員が黙り込んでしまう。
すると薫がまた独り呟いた。
「数の暴力ならばもう、運任せの戦いになりそうですよね……」
「そうだな……」
その時、深月と圭吾が何かを閃いたようだ。しばらく互いの顔を見合って頷く。
何が何だか解らないまま、圭吾はパソコンのキーボードを凄い勢いで叩き始め、深月はパソコンに向かって話しかけた。
「グアルダ。一つお願いがあるんですけど」
遊撃車の中で何やら作業をしている中、アクトとリベードは10人近い仮面ライダーたちと戦闘を繰り広げていた。
その場に立っているだけのディエンドの指示で動く彼らは、ただでさえ力が強いのにも関わらず、それに加えて数が多い。ただの「数の暴力」とはまるで違うことは明確だった。
スカルの繰り出す銃弾を剣で弾いた瞬間にアークの槍で吹き飛ばされ、さらに超高速移動をするコーカサスの容赦無き攻撃に翻弄される。
リベードの方はオーガやグレイブ、歌舞鬼の剣のラッシュになんとか食らいつくが、2本対3本と言うのは、いくら剣術に長けているリベードと言えど厳しいようで、剣先で一気に突かれて吹き飛ばされてしまった。
『ストライクベント』
さらに追い打ちをかけるように、G4が取り出した4本のミサイルと、リュウガの右手から放たれる黒い炎が二人を襲った。
「「グァァァァッ!」」
あまりの衝撃に吹き飛ばされてしまう二人。
アクトの姿は元のディケイドシェープに戻り、リベードのメタジャリバーは消えていった。
「残念だが君たちが使っているものの性能は全て網羅している。どんな手を使ってこようと、君たちのエンジニアがどんな手を使おうとも無駄だ。
それにもし、君たちがメモリアルカードをこれ以上強化したとしても、君たちの身体は保たないし私に勝つことは出来ない。
……どうする?」
なんとか立ち上がろうとするアクトとリベード。
「それに私は言わば、君たちの
余裕綽々な様子のディエンド。
本人の性は勿論のことだろうが、「数」と言うものを手に入れた者はここまでも冷酷になれるのだろうか。
せせら嗤う彼に対して腹が立って仕方がない。
と、その時。
『お二人とも! 形成逆転のチャンスをお持ちしました!』
深月が無線で声をかけてきた。
何だ何だと一先ず報告を聞いてみる。
『ディケイドとジオウのカードに付いているおみくじみたいな能力に対応するカードを急遽作ってもらったんです』
「それで、それを使うとどうなるの?」
リベードの質問にグアルダが答える。
『出る確率の一番低いものが出やすくなる。ただ……』
「? ただ」
『確率の一番低いものは『大吉』と『大凶』の二つだ。
『大吉』が出ればさらに強い力を得ることが出来るが、もしも『大凶』が出ればライダーシステムの仕様資格を失う。
まさに一世一代の大博打だ。……どうする?』
グアルダの言葉に少し間を置いて考える二人。
そしてアクトが声を出した。
「それ以外に方法が無いなら、やるしかないだろ」
「……」
「裏切ったも同然の俺と、お前を含めた皆んなが一緒に戦ってくれている。そんなアイツらが示してくれた道なら、行かない手は無いだろ」
「……分かった」
立ち上がるアクトとリベード。
すると今度はリベードが言葉を紡ぎ始めた。
「常田海斗。さっき貴方が言ったことだけど、貴方、生物のことが何も解っていないね」
「?」
「親のことを超えられなかったら
アクトとリベードがカードケースから同じカードを取り出した。
カードの中の絵では、戦士が二股に分かれる道の前に立ち、左の方の道は光輝いており「EXCELLENT LUCK」と書かれ、右の方の道は暗く「GREAT MISFORTUNE」と書かれている。そして下部には「GAMBLING」と白く印字されている。
それをドライバーに挿さっているトランスフォンの裏側にかざした。
『GAMBLING』
端末が発光した。それ以降は何も起こらないが、続けて二人はもう1枚カードをパーツのスロットに装填した。
『"FAIZ" LOADING』
『"WIZARD" LOADING』
するとスカルが自身の銃にドライバーに挿さっているメモリを装填。さらにアークが槍の先をアクトとリベードに向け始めた。
『"Skull" MAXIMUM DRIVE』
二人はパーツに付いているレバーを下げた。
『『What's coming? What's coming? What's coming?』』
銃口と三又の槍の先にどんどんエネルギーが溜まっていく。その間にもルーレットはいつも以上の速度で回っており、二人はギリギリまで引きつける。
そしてここだというタイミングで、再度レバーを下げた。
『
だが放たれたエネルギーが二人に直撃。前で爆炎が上がった。
炎が止んだ場所に二人の姿は無く、何も無いところが熱の影響でゆらゆらと揺れているように見える。
勝負はついた、と笑みを浮かべるディエンドはゆっくりと前方へ歩く。
軽快な足取りで一歩一歩前を進んでいた、その時だった。
「!?」
3メートル程の大きさを誇るアークの周りに、突如として赤い円錐が次々に出現。尖ったその先が全て巨体へと向けられている。
それが今度は次々と消え、全てが消えた瞬間にアークは爆散した。
アークのもといた場所に立っていたのは、見たことの無い戦士だった。
銀色の鎧を両肩に着け、胸の部品が剥き出しになった戦士。
仮面ライダーアクト ディケイドシェープ 大吉アクセル。
さらに
「「ハァァァァッ!」」
リュウガに二人の戦士が飛びかかってきた。銀色の光を纏う剣と赤色に光る剣をそれぞれ握る戦士は、リュウガの体を一気に斬り裂いた。
斬り裂いた一人はジオウシェープのリベード。そしてもう一人、いるはずの無いウィザードシェープだった。
役目を終えたウィザードシェープは銀色の粒子となって姿を消す。
再び並んだ二人の戦士。
アクトは両腕を挙げてファイティングポーズをとり、リベードは剣を前の方に向けて標的たちを確認する。
「さてと」
「反撃開始ね」
【参考】
仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ
(脚本:米村正二, 監督:柴崎貴行, 2010年6月19日公開)
英語で「おみくじ」どうやって説明する?|JapanWonderGuide
(https://japanwonderguide.com/omikuji-english/)
今作のキャラクターたちの日常を描いたスピンオフがあったら、読みたいですか?
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