詳しい方はお気づきかと思われますが、章タイトルにもなっている"I just want to be satisfied"は「そうだ! We're ALIVE」の歌詞の一部「
では、急展開を迎える36話です。
宜しくお願い致します。
【イメージED】
AI - 最後は必ず正義が勝つ
【イメージサウンドトラック集】
https://open.spotify.com/playlist/23xA5ZAHZfdUR77F4JZ9lB?si=07c60fc3a3934b45&pt=97747cf874e1c0b08fb8e40c52da1ec2
2022.01.12 15:03 東京都 杉並区
ディスペルクラッシャー ソードモードを持ったリベードが、2体の怪物に向かって来る。
何か危機感を感じたのか、標的たちも同じように剣を握って走って行った。
キャラクターが自身の剣を下へと振りかざした。だがリベードはそれを自らの剣で受け止める。
すると突如としてリベードの身体が原型を保ったままに水色の粒子状となって、素早く左の方へと移動する。
そして目標を何度も斬りつけ、後方へと蹴飛ばした。
キャラクターの転がった方にいるバナナは、地面にスピアの先を突き刺した。
その瞬間、目の前に次々と黄色い大きな棘が地面から突き出、リベードの方へと迫って来る。
「これは厄介だね。……でも、私には関係無いか」
リベードはネクスチェンジャーのダイヤルを回して、赤い面に合わせた。
『Are you ready?』
ダイヤルを押し込んだ。
『OKAY. "REVE-ED NEX" DISPEL BREAK!』
再び身体が青い粒子へと変化すると、目の前に迫って来たトゲとトゲの間を高速で潜り抜けて行く。
そしてバナナの目の前で実体化し、銀色の剣を横一文字に振るった。
「ハァァァァッ!」
青色の斬撃がバナナとキャラクターを襲う。
その威力に体が耐えられなかったのか、2体とも爆発した。
炎が収まり、自身の手元に先程まで怪物だった2つの骸があることを確認したリベードは、下のスロットにカードを読み取らせた。
『THE END OF VOLKLOW』
すると自動的に死骸が粒子状に変化。彼女の手元に2枚のカードが現れた。
一枚には高い木に熟したバナナが生っている様子が水彩画のように描かれており、下部には「No.100 BANANA BARON」と刻印されている。
もう一枚には一昔前のゲーム機が描かれており、画面には懐かしいドット絵で白色の騎士が表示されていた。そして下部には「No.147 CHARACTOR TRUEBRAVE」と印字されている。
「後は、貴方だけね」
リベードの照準はスタークの方へと向けられた。
準備万端なのだろう。左右の肩を左、右の順番で回してゆっくりと歩いて来る。
が、その時。
「待ってくれスターク」
スタークの行手を阻む者が現れた。
もう見慣れた色のコートを着た男──八雲だった。
「何の真似だ?」
「折角妹が新しい姿になったんだ。性能を確認したい」
「……はいはい」
スタークが呆れた声を出して後退する。
その様子を見てニヤリと微笑んだ八雲は、ネクスチェンジャーを左手首に出現させた。
「さて、何パーセント出して欲しい? こないだが30パーセントだから……今日は40パーセントくらいにしておこうか」
『"NEX-SPY" LOADING』
妹の方を笑みを崩さずに睨みながら、ダイヤルを回していく。
『CHANGE』
出現した透明な枠の中でポーズを決める八雲。
「変身!」
『Let's go!』
ダイヤルを押し込んだ瞬間、枠の中に煙が立ち込めてきた。
黒い影たちが一つになった瞬間に枠が破裂し、煙が外に飛び出していく。
そして姿を見せた八雲の姿は、まるで変わっていた。
『This is RIDER SYSTEM of next generation. I’m KAMEN RIDER NEX-SPY! I hate grind and future.』
ネクスパイに変身を遂げた八雲は、インディペンデントショッカー スタンガンモードを取り出して、リベードの方へと走って来た。
それが、戦闘開始の合図だった。
ネクスパイのスタンガンがリベードの胸部に迫ってくる。
それを剣心で受け止め押し返そうとするが、武器はスタンガンだ。体に強い電流が流れていく衝撃に身体が強張り、その瞬間に顔面をノックアウト。さらに腹部にスタンガンを叩かれ、回し蹴りを食らわされた。
「グァッ!」
後ろに吹き飛ばされるリベード。
「俺のものは開発者特権で自分専用にチューンアップされている。お前に渡したデータだけで作った並のものでは、俺には勝てない」
スタンガンをクルクルと右手の中で回す。
自身の勝利を確信しているのか、余裕のある様子だ。
「さぁ、それはどうかな?」
立ち上がったリベードは剣を地面に突き刺し、カードを1枚取り出した。
青空が映える崖の上で、茶色い線が身体に入った黒い鬼がギターを掻き鳴らす様子が描かれており、「No.036 MENTOR ZANKI」と印字されている。
そのカードを腕輪の上の方のスロットに装填した。
『"ZANKI" LOADING』
スロットを青い面に合わせる。
『WEAPON』
ダイヤルを押し込んだ。
『Summon its!』
左手に新しく現れたのはギター型の武器──音撃真弦 列斬だ。
ディスペルクラッシャーの代わりにそれを握り、ダイヤルを赤い面にセットする。
『Are you ready?』
ダイヤルを押し込む。
『OKAY. "ZANKI" BORROWING BREAK!』
押し込んだ瞬間、彼女の右手に小型のアイテム──音撃震 斬撤が出現した。
それと列斬を合体させ、完全なるギターの形に変える。
するとリベードは突如、列斬を上空に投げた。
その瞬間、ネクスパイの目の前にディスペルクラッシャーを手にしたリベードが現れた。
突然のことに頭が追いつかない彼に対して、リベードは剣で猛攻撃を食らわせる。
丁度、列斬が己の真上に来たところで、リベードはディスペルクラッシャーを投げ捨てる。
そして列斬を両手に持ち、刃をネクスパイの腹部に当てると、設置されている斬撤の弦をダウンストロークで震わせた。
「のぁっ!」
激しい衝撃で後ろに吹き飛ばされるネクスパイ。
「そんな馬鹿な……? こんな……」
ネクスパイはただただ驚いていた。
自分専用にチューンアップしている自らのシステムは、他のどのものも寄せ付けない程の性能を持っている。
だが、彼女はそれをも凌駕している。
その理由がまるで分からないのだ。
『君が自分専用にしたように、我々も碧専用に改良した』
リベードのネクスチェンジャーからグアルダの声が聞こえてきた。
だがP-2-Pシステムではグアルダは一切介入出来ない筈──。
「は? どうして君がそれに」
『確かに
最適な攻撃手段を提案し、彼女がそれを吟味して戦う。それが彼女専用のものの特徴だ』
想定外の事実に驚きながら立ち上がるネクスパイ。
「本来、僕が一番やりたくなかった
それを排除してこのP-2-Pを作ったのにどうして、どうして君たちはそれを繰り返すんだい!?」
初めて感情的になって彼は言葉を発した。
身内とは言え初めてそんな姿を見たのか、リベードは少し驚いたがそれでも冷静になろうと努める。
「だったらどうして、グアルダを作ったの?」
「……作ったのは、
矛盾した事実に対する質問への答えに、意味が解らないと困惑するリベード。
「ねぇ、それどう言う意味?」
「
「彼女……?」
あまりにも唐突な登場人物に新登場に、何も言えなくなってしまう。
「何せ、ヒトじゃ無い者に、俺たちの母さんは殺されたんだからっ!」
ネクスパイは激昂しながら、1枚のカードを取り出す。
それは、リベードのトランスフォンの使用を停止させた時に使ったガイのカードだ。
『"GAI" LOADING』
するとリベードもカードケースから1枚のカードを取り出した。
重厚な装備を身に付けた兵士が、オルゴールとナイフを持って戦場を歩いていく様が描かれ、下部には「No.82 EXIST ETERNAL」と印字されている。
そのカードをネクスチェンジャーの上のスロットに挿し込んだ。
『"ETERNAL" LOADING』
互いにダイヤルを赤い面に揃える。
『『Are you ready?』』
そして奥へと押し込んだ。
『OKAY. "GAI" BORROWING BREAK!』
『OKAY. "ETERNAL" BORROWING BREAK!』
これでガイのカードの効果で、リベードの変身能力は無くなる筈。
それがネクスパイの狙いだった。
だが、何も起こることは無い。
ネクスパイは何度も操作をするが、やはり何も起こらない。
「どう言うことだ……!?」
「私が使ったカードには、そのカードと同じ『無効化』の能力があるの。それでそのカードの効果の発動を一時的に無効化したってわけ」
ハァと溜息を吐くネクスパイ。
仕方なく再び武器を握り締め、リベードのもとへと走って行った。
と、その時。
『エレキスチーム!』
突然、リベードとネクスパイの間に銃弾が撃ち込まれ、そこから激しい電流が流れて二人を襲った。
「「!」」
横を見ると、そこに立っていたのはスタークだった。
トランスチームガンとスチームブレードを合体させた、トランスチームライフルを右手に持っている。
「お前こそ何の真似だ? スターク」
「流石に退屈になってきたんだよ。俺とも、遊んでくれ」
するとスタークの胸元から、蛇を模した巨大な水色のものが現れた。
そして威嚇のための咆哮を上げて、蛇はリベードへと襲いかかって来た。
咄嗟に身構えた、次の瞬間。
『レモンエナジー!』
『ピーチエナジー!』
『チェリーエナジー!』
3本の矢が蛇に命中。
蛇はそのまま爆散した。
矢の飛んで来た方向を見ると、マンションの屋上に弓を構えたデューク、マリカ、シグルドの三人の姿が確認出来る。
そう。紛れの無い、彼らの放った矢だ。
「は? どう言うことだ?」
「こう言うことだよっ!」
状況を呑み込むことが出来ないスタークに対し、ネクスパイは変形させたインディペンデントショッカーで攻撃を仕掛ける。
撃たれた弾がスタークの体に直撃して、火花が散った。
「お前、裏切ったのか!?」
「『裏切った』? 俺は一言も、『お前らに協力する』なんて言った覚えは無いぞ」
仮面の下で笑みを浮かべるネクスパイ。
彼を睨むスターク。
スタークは舌打ちをすると、赤黒い液状に突如として変化。素早くその場を後にした。
変身を解除するネクスパイ。同時にリベードも解除をする。
「説明して。一体何がどうなってるの……!?」
碧が八雲に対して説明を求める。
何から話そうか、と八雲口を噤んでいると──。
「私がご説明いたしましょう」
後ろから声が聞こえた。
声の主は、スーツを着た眼鏡の男だ。
「井川さん……!?」
彼は警視庁公安課に在籍している春樹の同僚だ。
自身らの父親で、フォルクローの開発を行なっていた海斗が姿を現した際に現れたきりだ。
「どうして井川さんがここに!?」
「今日は、奥様にご用があるのではなく、
先日の流れで言うと、まさか八雲を捕らえに来たようにしか思えない。
当然と言えば当然だ。
何せ
だが、井川の放った言葉は、想像を遥かに超えるものだった。
「お帰りなさいませ。今まで、捜査へのご協力、誠に有り難うございました」
「……?」
言っていることの意味が解らない碧に対し、八雲は不敵な笑みをこぼした。
新型未確認生命体の残り総数
【参考】
講談社シリーズ MOOK 仮面ライダー 平成 vol.6 仮面ライダー響鬼
(講談社, 2015年)
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦
(脚本:米田正二, 監督:金田治, 2017年3月25日公開)
バナナ - Wikipedia
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A)
トランスチームライフル|仮面ライダー図鑑|東映
(https://www.kamen-rider-official.com/zukan/items/27)
蛇の鳴き声の科学者の6つの秘密 - 論文
(https://ja.triniradio.net/25-things-hiding-sports-logos)
そう言えば、椎名夫妻とSOUPのメンバーの出会いを書いていなかったのですが、読んでみたいですか?
-
本編で読みたい。
-
スピンオフ形式で読みたい。
-
どっちでも読んでみたい。
-
そんなに読みたくない。