因みに今回で作品そのものが折り返し地点に到達しました。
感想や読了報告等くださると筆者の励みになります故、何卒宜しくお願いします。
それからアンケートにも答えてくださると有り難いです。
【イメージED】
フレン・E・ルスタリオ - フラクタル
【イメージサウンドトラック集】
https://open.spotify.com/playlist/23xA5ZAHZfdUR77F4JZ9lB?si=07c60fc3a3934b45&pt=97747cf874e1c0b08fb8e40c52da1ec2
?????
「こうなると結構面倒くさいね」
「えぇ。とっとと終わらせましょう」
ピアAがカードを取り出して、ネクスチェンジャーのスロットに装填する。
『"YUUKI" LOADING』
ダイヤルを回してオレンジ色の面に合わせる。
『CHANGE』
ゲートから列車と大量の独楽が現れると同時に、ピアAはダイヤルを押し込んだ。
『Here we go!』
鎧が二人へと装着され、新しい姿へと変貌を遂げる。
『Revive. Rally, Start the parade! I’ll get rid of you slowly. SEPARATED YUUKI! Why do you make her sad?』
『Connect completely.』
幽汽シェープへと変身したピアーズも武器を取ってアクトとリベードに迫って行った。
アクトは自身の剣を使って同じ剣を持つピアBを迎え撃つ。ぶつかり合った刃を一度離してピアBは左足で蹴りを入れた。だがその足をアクトは剣で弾き、武器を持った右手で彼に殴りかかった。攻撃がクリーンヒットし、狼狽えるピアB。だがそれでも彼は武器を握って走って行った。
一方のリベードは剣を逆手持ちにし、体を回転させながらピアAに斬りかかる。それを後ろに退くことで避けると、刃を右手で握り締めて自身の方に引き寄せ、リベードに膝蹴りを食らわせた。だが彼女も甘くはない。握られた剣をすぐさま離し、右足でピアAを蹴り飛ばした。
戦いの様子を眺めていたアールは、左側で日菜太に寄り添っているあまねに目線を配った。そしてハァと溜息を吐いて再び前を向く。
「後もう少しだったんですけどねぇ、ここで戦われるのは流石に嫌なので、お帰りいただきましょうか」
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2022.03.23 10:15 東京都 足立区
気が付いた時には、春樹と碧は変身を解除された状態で元の場所に戻されていた。あまねと気を失った日菜太も同様である。
「あれ? 戻ってきた?」
「そうみたい、だな」
「え? じゃあ、もうアイツ倒して良いってことか?」
「そうね。……手っ取り早くやろう。デネブ!」
「了解!」
ゼロノスの合図と共にデネブは自らの姿を変えて、彼女の右手の中に収まる。同時にネクスパイも武器を銃の形に変形させて、共に技を放つための準備を始める。
『Are you ready?』
『Full charge』
銃口を黒い怪人に向ける。だが怪人は一切攻撃を防ぐ手段が見当たらず焦ってしまう。
彼らはそれを待たずに引き金を引いて、大きな弾丸を2発食らわせた。
爆発が起こったところで、春樹がトランスフォンにカードをかざした。
『THE END OF VOLKLOW』
レンズを爆炎の方向へと向けてシャッターを切る。
『Have a nice dream.』
現れたカードには、白いマネキンたちの間をパーカーの形をした黒い幽霊が浮遊している様子が描かれており、下部には「No.131 WEARING GHOST」と印字されている。
残すはあの龍の怪物のみとなった。後方で待機をしていた機動隊員たちがあまねと日菜太を保護したところで、全員がエボリューションに狙いを定める。今の四人であれば優に倒すことが出来る。全員がそう思っていた。
だがそれはどうやら過信であったかもしれないと、全員が知ることになる。
突如としてエボリューションが大きな雄叫びを上げ始めたのだ。一体何が始まるのかと警戒をされる中で、怪物はその身体を変貌させながら巨大化をしていった。
曇天の中で現れたその姿は、金色と黒色の龍そのものであった。牙や爪はさらに鋭くなり、胸部の人体模型のようであった部分も禍々しいものへと変わっている。
「まさか……また進化した……!?」
「どんだけするのよ……」
ネクスパイとゼロノスが唖然とする後ろで、春樹と碧は端末を取り出した。
「碧。もう一回行けるか?」
「うん、勿論。
すると春樹はクラックボックスを左手に持ち、その上面にトランスフォンをかざした。
『CONNECTING US』
二人の腹部にクラックボックスが付けられた状態のドライバーが装着されると、目の前に現れたカードを装填した。
『『"REVE-ED'N'ACT" LOADING』』
電源ボタンを押す。
『『Let's "UNITE"!』』
二人をそれぞれパイプで繋がれた箱が覆う。その上にはゲートが現れてそこから銀色の鎧が姿を見せる。
箱の中で春樹と碧はそれぞれのポーズを決める。そして派手な音楽に掻き消されないような声で叫んだ。
「「変身!」」
『『Here we go!』』
端末をドライバーに装填すると、カードのパーツとクラックボックスが展開する。
箱の中で春樹はクラックシェープに、碧は素体に姿を変える。碧はさらに体を液体へと変化させ、パイプを伝って春樹の入った箱の中にあるパイプに移動をし、彼の中へと吸収されていく。さらに色が緑色と青色の2色になった彼、というより彼らに上空に浮かんだ銀色の鎧が装着された。
『Release all and unite us! We’re KAMEN RIDER REVE-ED’N’A-CT!! It’s just the two of us.』
仮面ライダーリベードンアクトへと変身を遂げた二人。
流石に2回目であるために、もう張本人たちが戸惑うことは全く無いのだが、今の光景を前から見ていたゼロノスは仮面の下で複雑そうな表情をしている。
だが彼らに構っている時間は全く無い。
突然エボリューションは口元から黄色いエネルギー弾を放った。それが地面にぶつかると大きな爆発が発生する。
さらに何発も弾を発射する龍。あまりの威力に全員が後ろに吹き飛ばされてしまった。
ネクスパイは自身の銃で敵を攻撃する。ゼロノスもデネビックバスターから大量の弾丸を発射して応戦するが、殆ど効き目は無いそうで、うんともすんともしない。
「どうするの深月くん!?」
『いや、そう言われても巨大化するだなんて想定外でしたので、何もシミュレーションしていませんよぉ』
「だろうな。できていたらお前はもっと出世してる」
『……』
やや引っ掛かることを平然と言う春樹に若干の苛立ちを覚える深月であったが、それどころではないことに気付いて何か無いかと考えを巡らす。
「おい花奈! 何かこういう時に無いのかよ!?」
「……あるよ。一個だけ」
すると春樹と碧に圭吾から報告が入った。
『春樹さん。碧さん。実は花奈さんから作って欲しいと言われた物があったんです。それ送りますね』
通達が終わった瞬間、二人の手元に突如として青緑の大きな武器が現れた。
それは刃の無いリアハンドル型のチェーンソーであった。持ち手の方から見て上の面に黒色の柔らかい取手が、左側の面には同じく黒いレバーが付けられている。そして持ち手の左側には何かを挿し込むための四角いスロットがあり、その真上には小さな4つのスロットがある。
「それが貴方たちの最強の武器、『ディスペルデストロイヤー』」
「「これが……新しい力……!」」
新たな武器、ディスペルデストロイヤー バズーカモードに見惚れるリベードンアクト。
それでも相手は待ってくれない。エボリューションは大きな口から弾丸を発射した。
するとリベードンアクトは大きな銃口を弾丸に合わせて引き金を引いた。銃口からはまるで炎をそのまま固めたかのような色味をしている丸い弾が放たれ、龍の放ったものと激突し、爆発を起こして強い風が起こる。
「お前、すごいの作ったな」
「でしょ。私、貴方と同じくらいの天才だから」
感嘆するネクスパイに当然であろうという反応を見せるゼロノス。やはり選んだ男が男なだけに、選ばれた女も女だ。
「じゃ、カードを挿して」
「「え? こう?」」
リベードンアクトはカードを1枚取り出して、一番奥のスロットに装填した。
『"ACT" LOADING』
銃口を標的に向けて引き金を引いた。
『SINGLE SHOT!』
緑色の丸い弾丸が発射され、エボリューションに激突する。どうやらやや効果があるらしく戸惑いを見せている。
それを見逃さなかった彼らは続けて二つ目のスロットにカードを装填した。
『"ACT" LOADING』
『"REVE-ED" LOADING』
再度引き金を引いた。
『TWIN SHOT!』
今度は1つの弾丸が無数に枝分かれをしていくつもの弾丸として攻撃を食らわせた。さらに威力が増していたようで、後ろに退いていっている。
さらに2枚のカードを装填しようとしたその時、
「じゃあ、仕上げやるんだったら、レバーを引いて」
「「え?」」
「いいから、ほら」
言われた通りに、左側にあるレバーを手前に引いた。
そうすると銃口からチェーンの付いた大きな刃が現れ、ディスペルデストロイヤーはチェーンソーモードへと変形した。
「ああ成程。こうなるのか」
「ね。じゃあ、これで行こう!」
装填しようとしていた2枚のカードを残りのスロットに装填した。
『"ACT" LOADING』
『"REVE-ED" LOADING』
『"FIZE" LOADING』
『"GAIM" LOADING』
引き金を引いた。
『QUADRUPLE SLASH!』
すると刃から色とりどりの果物のようなものが纏わりついている、巨大な赤色のエネルギー刃が伸びてきた。一刀両断しようとチェーンソーを振り上げるが、下ろそうとしたところでエネルギー刃の重さのせいで後ろに引っ張られてしまう。
それでもなんとか体勢を元に戻し、取手を左手で握って思いっきり振り下げた。
「「おりゃああああああっ!」」
巨大な刃がエボリューションの体に一筋の線を入れる。そして怪物は断末魔を上げる暇も与えられること無く、大きな爆炎を上げた。
自身が受け取った武器の実力と、爆発の規模が想像を上回っていたために驚くリベードンアクト。
息を切らしながら武器を置いて端末をドライバーから外し、変身を解除した。何故か春樹が碧をおんぶする状態になっている。
「これ、結構キツいな……」
「うん……。もっと鍛えないとね……」
碧をゆっくりと背中から降ろす春樹。息を切らしながら前を向く二人を、ネクスパイとゼロノスが静かに見つめていた。
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2022.03.23 20:44 東京都 新宿区 焼肉専門店 ぎゅう
「皆さん、お疲れ様でした!」
森田の合図で全員がジョッキをぶつけ合い、中にある飲み物を飲む。それが細やかな祝杯を上げるための必要事項であった。
「お待たせしましたーっ! 今日は日菜太くんを助けてくれたお礼に色々用意しました!」
「カルビにハラミに牛タン、それから特大サービスのミスジでーす!」
新井夫妻と日菜太の三人が大皿を持って個室の中に入って来る。盛り付けられた大量の赤い肉を見た全員が、喜びのあまり歓声を上げて拍手をする。
すると三人はいつもはいない新入り二人がいることに気が付いた。
「あれ? 新しい職場の方ですか?」
「結構面白い格好していますねぇ」
不味い。
花奈はともかく、あのデネブはどう頑張っても良い言い訳が思いつかない。別にどうだって良いことなのだが、正に万事休すだ。
「えぇっと、その、次回のコミケにこれで参加するんですよ!」
「そうそう! 結構昔のアメリカのアニメのキャラなんです、これ! ね!」
「え!? あ、はい!」
これが深月と薫に出来る最大限の言い訳であった。無理矢理に考えたものであるために確実にバレたらここでおしまいだ。
だがこれが意外とハマったらしく、新井夫婦は「ああ、成程」と頷いている。
全員が予想外の展開に安堵したところで、三人は個室から去って行った。
去り際、日菜太が何かを思い出したように春樹と碧に話しかける。
「あれ? そういえば、春樹さんと碧さんって、お二人とも今日は入院されている筈じゃ」
「ん? あ、それがねぇ、別の日になったのよ」
「俺は誤診だった。別に問題は無かった」
「あ、そうでしたか」
良かったですね、と笑顔を見せる日菜太に同じように笑みを浮かべる春樹と碧。何だか気味が悪くなった日菜太はそそくさと帰って行った。
そこから飲み会が始まって暫く経った頃、隣に座っている花奈に八雲が声をかけた。
「お前さ、何処に泊まるの?」
「え? どっかのビジネスホテルだけど」
すると、
「だったらウチに泊まっちゃえば良いんだよっ!」
ビールを呑んだ影響で
「でも、貴女たちの部屋は娘さんもいるから、私が泊まるスペースなんて──」
「いや、泊まるのは
春樹の発言に固まる八雲と花奈とデネブ。別に誰もそこまで言っていないのに、斜め上の想像をしてしまった八雲と花奈は狭い店内の中で思いっきり大声を上げてしまった。
「「はぁぁぁぁぁっ!?」」
2022.03.23 22:04 東京都 中野区 トキワヒルズA 602号室
飲み会が終わり、花奈は碧たちの言う通りに八雲の部屋に運び込まれた。スーツケースを玄関に置き、コートを脱いで白いワイシャツ姿と黒いスカートだけになってベッドの上に横たわる。
八雲はやるせ無い表情を浮かべているが、仕方ないと腹を括って寝転ぶ彼女を見つめた。
「なんか、物が多いね」
寝ながら部屋を見渡した花奈が言う。
「……捨てられないからな。
八雲の言葉で一気に気まずくなってしまった。本棚の中に入っている参考書も、クローゼットの中にある1つの帽子と白衣も、彼には必要の無い物であるが処分出来ないのだ。それを捨ててしまっては、ここで嘗て四人暮らしをしていたことを忘れてしまいそうでならない。
気まずそうな花奈の様子を察したのか、話題を切り替えるために彼女に訊いた。
「そういえば、デネブは?」
「デネブは……今……」
一方その頃、デネブはと言うと、
「「「あ〜〜〜、染みる〜〜〜」」」
泊まり先の三人にしじみの味噌汁を振る舞っていた。湯気を立たせている味噌汁の味が身体中に染み渡り、酒で汚れた春樹と碧だけではなく、散々な目に遭ったあまねさえも癒してくれる。
「ねぇ、本当にあの二人一緒にして良かったの?」
唐突に質問を投げかけてきたのはあまねだった。
「確かに、花奈ちゃんはちょっと我儘なところがあるし──」
「いや、そうじゃなくて、男女が屋根の下で一緒になったら、することはパパとママが一番分かってるでしょ」
心当たりのある二人は何も返さず、ただゆっくり首を縦に振るだけであった。
そんなことはつゆ知らず、二人はシャワーを浴びてパジャマに着替えると、就寝の準備に取り掛かった。
「え? 貴方、何処で寝るの?」
「何処って、床だけど。……客に床で寝かせるわけにはいかないだろ」
彼の優しさを感じ取った花奈は微笑みを見せると、ベッドの右半分を空けてそこを2回右手で叩いた。
「こっちに来い」。そう意味していることくらいは分かったが、流石に躊躇をした。けれどもこれ以上彼女を待たせてしまうと何か自分にとって不都合なことが起こるのではないかと思った八雲は、すぐさまそこに移動をした。
二人が一緒の布団に入ったとて、少しの間何も起こることは無かった。二人とも外側を向いて黙ってしまう。
「……有り難う。こんな私を受け入れてくれて」
「……あ、ああ。まぁ、別に……」
恥ずかしそうに言葉を交わす二人。灯りを消してしまったために暗くなった部屋の中では、もう何も二人を繋ぎ止めるものは無くなってしまった。
すると突然、花奈が八雲の腰に腕を回してきた。突然のことに驚く八雲だったが、意を決して花奈の方を向き、今度は彼女を正面から抱き締めた。
「え、ちょっと……!」
「悪い。このままにさせてくれ」
「……」
そのまま眠りに着いてしまった八雲。
行動を最初に起こしたにも関わらず、花奈はこれまでに無い程に顔を赤くしながら、目を瞑って腕の力を微かに強め、同じように意識を徐々に無くしていった。
翌日、様子を見に行ったデネブの発狂で二人が目を覚ましたことは、言うまでもないかもしれない。
新型未確認生命体の残り総数
先に言っておきますが、致して無いからなぁっ!
【参考】
チェーンソーの種類と選定ポイント 【通販モノタロウ】
(https://www.monotaro.com/note/cocomite/690/)
一度は食べておきたい!焼肉で味わう牛肉の希少部位ベスト5|大黒千牛・深喜 21 |馬鹿正直な牛肉や 大喜
(https://www.daikokusengyu.co.jp/1273/)
零号って誰だと思いますか?
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椎名碧
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筒井あまね
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常田八雲
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反田深月
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