まさかの2日連続投稿です。
しかも、碧推し発狂回だーっ!
感想や読了報告等くださると筆者の励みになります故、何卒宜しくお願いします。
【イメージED】
フレン・E・ルスタリオ - フラクタル
【イメージサウンドトラック集】
https://open.spotify.com/playlist/23xA5ZAHZfdUR77F4JZ9lB?si=07c60fc3a3934b45&pt=97747cf874e1c0b08fb8e40c52da1ec2
2022.04.10 18:15 東京都 中央区
「「……今日で、全部終わらせる……!」」
もうすっかり陽は暮れた。暗がりの中を遠くにあるタンカーや走る車の光だけが照らしている。
その中でリベードンアクトはディスペルデストロイヤー チェーンソーモードの刃を回転させ、パラレインに向かって行った。
刃を避けられてしまうが、何度もパラレインに斬りかかる。
そして振り下ろした瞬間、確かに彼奴に命中した。斬りつけられた場所から火花が散る。
だがここで引き下がるパラレインではない。
リベードンアクトが横文字にチェーンソーを振ったその時、ほんの一瞬の隙にガラ空きになった胸部に左手でパンチを食らわせた。
怯んだ隙に右足で左肩に回し蹴りを入れ、左、右の順番で拳をお見舞いする。さらに右手で顔面を殴りつけて後退させた。
「「グッ……!」」
そこへパラレインがまた左の拳を食らわせようとした。
だがリベードンアクトが縦にチェーンソーを振り下ろしたことで、それを受け止めることとなってしまう。
「かなり接戦となっていますが、覚えていますか? もしも今私を倒せば、私が
「「……それなら、もう対策してある」」
「?」
戸惑うパラレインを左足で蹴り飛ばしたリベードンアクトは、チェーンソーのスロットに1枚ずつカードを装填していく。
『"ACT" LOADING』
『"REVE-ED" LOADING』
『"AGITO" LOADING』
『"EX-AID" LOADING』
チェーンソーの刃に緑、青、黄金、ピンクの色をしたオーラが纏われ、ものすごい勢いでチェーンが回転を始めた。
「成程。カードの力で私と彼を分離しようとするわけですか……」
そう。これが春樹と碧の作戦であった。
エグゼイドのカードには物と物とを分離する働きがある。その力を使って、パラレインと日菜太を分離しようとしているのだ。
もしも今分離をするとどうなるのか全く見当がつかないが、そうしなければ前に進むことが出来ない。
「──でしたら、こちらも受けて立ちましょう……!」
『Are you ready?』
パラレインがドライバーのプレートを押し込むと、彼奴の立っている場所に赤色の紋様が現れた。右手には黒いオーラが纏わりつき、禍々しく歪んで見える。
互いに睨み合う二人。
リベードンアクトは引き金を引き、パラレインは端末を押し込んだ。
『QUADRUPLE SLASH!』
『OKAY. "PARA-REIGN" ALLEGORICAL STRIKE!』
「「ハァァァァァァッ!」」
2人の異形の者が走り出し、リベードンアクトのチェーンソーの刃と、パラレインの右の拳が激突し始めた。
ぶつかり合うエネルギーが凄まじい衝撃を放ち、強風が全方向に吹き出し始める。
春樹と碧はさらに力を込める。
今日で全てを終わらせる。そのために彼奴を倒すためにだ。
白い光が二人の間から徐々に現れ始める。決着をつけるために姿を見せ始めた白い光だ。
そして、互いの顔が見えなくなる寸前、何故か微笑んだ気がしたパラレインがふと呟いた。
「この時を、待っていましたよ──」
大きく爆発が起こった。白い光では相手の姿が見えなくなるだけであったが、爆発が他所にいる者ですら姿を見ることすら防いでしまっている。
「ッ! ガァッ……!」
爆炎の中から変身を解除された春樹が吹き飛ばされる。地面に叩きつけられた瞬間に口から血が少量吹き出し、腕や脚に出来た擦り傷も血が滲み出る。
起き上がる体力や気力も無くなった春樹がうつ伏せの状態で右側を見ると、そこには同じくうつ伏せに倒れている日菜太がいた。髪の毛が今まで見てきたような白色ではなく、黒色に変わっているのを見て、春樹はホッと一息吐いた。
だが、ここで一つのことに気が付いた。
「碧……?」
碧がいない。この場にいたのは、春樹、碧、そしてパラレインの憑依していた日菜太の三人がいた。けれども確認出来るのは自分を含めた二人だけだ。
まさか、今の爆発に巻き込まれて何かあったのではないか。
嫌な予感が過ぎる春樹の前で、爆煙が止んだ。
そこから姿を見せたのは、春樹に背中を見せている一人の女性であった。
見慣れた黒いズボンにピンク色のジャンパー。
彼女の後ろ姿を見た瞬間に、春樹は一安心した。
すると突然、彼女──碧はヘアゴムを右手で外した。
彼女が人前でヘアゴムを外したことは無い。外すのは、春樹と夫婦の営みをする時だけだ。
どうして彼女がそんな行動をとったのか疑問に思ったが、さらに不思議な出来事が起こった。
解けた後ろ髪が刹那、茶色から白色に変化したのだ。
先程のような人間の行動に関しては何かしらの理由で説明がつくかもしれないが、これに関してはどうしても説明の仕様がなかった。
そんな碧は春樹の方を向くと、いつも何処か雰囲気の違う笑みを浮かべて、第一声を発した──。
「本当に、万事休すでしたよ、
彼女の言葉に愕然としてしまう。
声自体は碧本人のものだ。けれでも中身は──
「零号……!」
日菜太を捨て、今度は碧に乗り移った。
愛する人の皮を着る彼奴のことを許すことなど出来る筈がない。
だがそんな彼の様子を気にすること無く、碧(便宜上はそう呼ぶ)は語り始める。
「これのためだったんですよ、わざわざしなくても良い貴方方の改造をしたのは。より強い力を持つ貴方方の身体を借りてより力を強め、全てのカードを回収する。要は、お二人はただの器に過ぎなかったんですよ」
残酷な事実を至って淡々と話した碧は、パラレイン用の端末にカードをかざしてドライバーを腹部に装着する。
『PARA-REIGN DRIVER』
すると横からアールがやって来て、手に持ったアタッシュケースの中身を碧に見せた。
中に入っているのは3枚のカードだ。八雲が開発をし、フォルクロー側によって奪われたカードである。
その中で左側にあるカードを手に取った。
そのカードには紫色の鎧が描かれており、下部には「SHINOBI」と白く印字されている。
自らが手に取ったカードを、右手に持った端末のスロットに装填した。
『"SHINOBI" LOADING』
電源ボタンを押した瞬間、彼女の上に「Ⅱ SHINOBI」と書かれたゲートが出現。それが開いたところから、紫色の大きな蛙が飛び出して来た。碧の前でゲコゲコと間を空けて鳴き声を上げている。
碧は端末を持った右手をゆっくりと宙に上げ、そして言葉を放って端末をドライバーに挿し込んだ。
「変身!」
『Here we go!』
碧の身体が黒い素体に変わる。けれども入るラインは赤色から青色になっている。
そしてその頭部はリベードのものと全く同じものであり、唯一の相違点は青色の複眼に赤い大きな罰点が描かれていることであった。
そこへ蛙が分解されて出来た紫色の鎧が装着される。両腕や両脚、両肩に着けられたパーツや、手裏剣のような白い模様の描かれたアーマーは、まるで忍者のような印象を感じる。
『Who are you, Tell about you, I’m ninja! My name means the heart of blade! PARA-REGIN SHINOBI! It’s the 2nd shape.』
仮面ライダーパラレイン シノビシェープ。
碧の身体を奪って誕生した怪人は、静かに春樹を見据えていた。
新型未確認生命体の残り総数
各々が所持しているメモリアルカードの枚数
次の碧推し発狂回まで、後3話。
【参考】
てれびくんデラックス 愛蔵版 仮面ライダージオウ超全集
(小学館, 2019年)
変身ベルト DX ミライドライバー商品かです!|仮面ライダーおもちゃウェブ|バンダイ公式サイト
(https://toy.bandai.co.jp/series/rider/topics/detail/747/?t=blog)
特撮玩具好きの部屋 : 【プレバン】仮面ライダージオウ DX ミライドライバーセット
(https://cranejoe.blog.jp/archives/79133940.html)
神蔵連太郎|仮面ライダー図鑑|東映
(https://www.kamen-rider-official.com/zukan/characters/1892)
もしR-18版を書くとして、碧さんのどんなプレイを読んでみたいですか?
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コスプレ
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SM
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GL
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NTR
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その他(リクエストさせてくれぇ!)