超絶短いです。
感想や読了報告等くださると筆者の励みになります故、何卒宜しくお願いいたします。
【イメージED】
フレン・E・ルスタリオ - フラクタル
【イメージサウンドトラック集】
https://open.spotify.com/playlist/23xA5ZAHZfdUR77F4JZ9lB?si=07c60fc3a3934b45&pt=97747cf874e1c0b08fb8e40c52da1ec2
2022.05.01 11:11 東京都 港区 日本体育館
「何だよ、あの姿……!?」
ネクスパイが目の前の化け物を見て戦々恐々となりながら呟く。
自身の父が同じ戦士となったことでさえ、彼にとってはかなりのことであった筈なのに、今度は自らがどれだけのことをしたとしても行けないような領域に到達してしまったのだ。
戦士としての使命より、得体の知れないものと遭遇した時の本能的な恐怖心が三人を動かし、気が付けば全員武器を構えていた。
すると突然、ディエンド・ノヴァの姿が消えたかと思うと、
「「グァァッ!」」
リベードンアクトは前方へと吹き飛ばされてしまった。
仰向けで倒れた後にすぐ起き上がったリベードンアクトと、瞬時に右側を向いたネクスパイが見たのは、先程まで自身らの前にいた筈のディエンド・ノヴァの姿であった。
頭が追い付いていない状態のネクスパイに対し、ディエンド・ノヴァは右の掌で彼の腹部を押した。
「ガァァァッ!」
強制的に後退させられてしまう。なんとか止まることは出来たが、止まった瞬間に押された腹部に深刻な痛みが襲いかかって来て、そこを押さえながら体勢を崩してしまった。
「一気に行くよ……!」
「了解……!」
リベードンアクトは、融合する前のアクトとリベードの状態へと分離。ディスペルクラッシャー ソードモードを取り出して目標へと向かって行く。
そこへディエンド・ノヴァは胸部にある目のような部分から一筋の光を勢い良く放出した。それは言うなれば白色のビームである。
雨の中を一気に掻き分けて地面に激突し、粉々になったコンクリートの残骸を浮かび上がらせて視界を悪くし、また道を無くして行く手を阻むという点でこのビームは非常に役に立った。
けれども向かって来るのはアクトとリベードだけではない。
アンブレラブレイカー ロッドモードを持ち、再び立ち上がったネクスパイが電気を纏う先端を彼にぶつけようと試みた。
「オラァッ!」
見事攻撃は命中。その後も肩や胸部、腕や腰にぶつけ、最後に左肩に当てるとディエンド・ノヴァは体を回転させながら退いて行く。
「「ハァッ!」」
なんとか道を見つけて走って来る二人の戦士。跳躍をして剣心をぶつけて敵の強固な肉体を傷つけようとした。
さらに背後では棍棒の先で攻撃を仕掛けるもう一人の戦士もいる。
正に万事休す。成す術は無いのではないか。
いや。決してそんなことはないと証明するように、ディエンド・ノヴァは左手を挙げた。
刹那、後方のネクスパイの体は彼自身の意思とは反して浮かび上がり始めた。というよりも、そもそもそんな機能は搭載されていないがために、こんなことになっているのが不思議で堪らない。
そして浮かび上がったネクスパイは自動的にアクトとリベードの前に移動させられてしまう。
互いに攻撃はもう中止出来ないところまで来てしまっている。
アクトとリベードの剣とネクスパイの棍棒がぶつかり合い、三人は別々の方向へ吹き飛ばされた。
自滅に近いことで攻撃が終わってしまった三人を嘲笑うためなのか、ディエンド・ノヴァの身体が赤く発光を始める。
雲によって青い体から出る赤色が、その場に燦々と降り注ぐ雨の粒に混ざり合っていく様は、もしこんな状況でなければどれほど美しいと思えたであろうか。
次の瞬間、光が何重ものドーム状の波となって三人の戦士に攻撃をした。
「「「グァァァァァッ!」」」
あまりにも強い痛みが彼らを襲い、強制的に変身を解除されてその場に倒れ込んでしまった。
うつ伏せで倒れる三人。
さらにカードを吸収したパラレインを相手した後に、今度はこの化け物だ。もう立ち上がるだけの力は残っていなかった。
「これから私は夏美を甦らせるために破壊を始めるよ。そのために一旦力を蓄える。じゃあ、またね」
それだけ言い残すとディエンド・ノヴァは黒色のカーテンを出現させ、その中へと消えていった。
残った者たちの背中に冷たい雨が降り注ぐ。
首筋に走る冷たさだけを覚えながら、彼らは意識を失った。
────────────
?????
人間の姿に戻った海斗は暗い部屋の中で独り佇んでいた。
虚とも思える目で天を仰ぐ海斗に、彼の中にいるパラレインが話しかけた。
──これで、もう私を倒さなくても良くなりましたね。
「それを狙って私の誘いに乗ったのかい?」
──まぁ、そんな感じですね。もう少しで私は、依存せずとも行動出来るようになる。もう貴方の力を借りずとも問題は無いわけです。
パラレインの言葉に海斗は少しだけ溜息を吐く。
その様子を、遠くの物陰からクロトが見つめていた。
鋭くなっている彼の眼光は、真っ直ぐに海斗を見ていた。
すると、
「一体ヤツに何をしようとするつもりなの?」
背後からピカロに話しかけられた。
海斗、というよりその中にいるパラレインに対して彼も睨みを効かせており、何も言わずとも彼とは通じ合いそうである。
「ちょっとさ、面白いことをしようとは思わない?」
「? どういうことだい?」
「──最後のゲームをしようと思うんだ」
新型未確認生命体の残り総数
各々が所持しているメモリアルカードの枚数
なんかクロトメインの終わり方になりましたが、次回の出番はほぼ無いです。
ご容赦ください。
【参考】
アークオルフェノク|仮面ライダー図鑑|東映
(https://www.kamen-rider-official.com/zukan/phantoms/552)
バットファンガイア|仮面ライダー図鑑|東映
(https://www.kamen-rider-official.com/zukan/phantoms/235)
シグマサーキュラー|仮面ライダー図鑑|東映
(https://www.kamen-rider-official.com/zukan/phantoms/404)
もうすぐシーズン3が終わるんですが、その最後に戦う相手って誰だと思いますか?
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パラレイン
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海斗
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アール
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ピアーズ
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クロト