元神様、提督になるってよ   作:餡 子太郎

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どうもです。

思いついたので書きました。

それではどうぞ。


前日譚 元神様、提督にやるってよ 誕生、東方鎮守府《ひがしがたちんじゅふ》

 

前日譚 元神様、提督になるってよ

 

 

〜提督室〜

 

?「提督、此方の仕事が終わりました」

 

龍騎「ああ、お疲れ様。これで今日のノルマは終わったな」

 

そう言って椅子の背もたれに寄り掛かり、腕を伸ばす。

 

?「それにしても相変わらず仕事が早いですね、一日掛かる仕事を三時間で終わらせるなんて」

 

龍騎「仕事に慣れた事と、秘書艦が優秀だからだよ」

 

?「もう、提督ったら.....,」

 

そう言って嬉しそうに両手を頬に当てる彼女は高雄《たかお》。彼女は俺が此処へ着任して少し経った時に仲間になった娘だ。

 

高雄「.......そう言えば、提督はどうしてこの職に就こうと思ったのですか?」

 

高雄がふと思い出したかの顔になると、俺に尋ねて来た。

 

龍騎「いや、俺から提督をやりに行った訳じゃないんだよね」

 

高雄「そうなのですか?」

 

龍騎「........ちょっと昔話しをしようか」

 

 

 

〜半年前〜

 

龍騎「.........旅行に行きたい」

 

そんな言葉を呟きながら俺は人里を歩いていた。とは言ったものの戦争の影響で人里の復興作業もあるし、そんな簡単に行ける訳がない。でもさぁ.....、行きたいんだよなぁ......。少し溜め息を吐くと、突然後ろからスキマが開いた。

 

紫「なら行ってくれば良いじゃない」

 

龍騎「え?」

 

突然後ろからそんな事を言い出したのは八雲 紫《やくも ゆかり》さん、この幻想郷の責任者である。

 

龍騎「あ、あの...、行って良いんですか?まだ復旧作業中でしょ?」

 

紫「別に良いわよ、二、三日したら帰ってくるんでしょ?」

 

いやそうだけどさ......、旅行に行ったら行ったで面倒事に巻き込まれそうな......(未来予知)

 

紫「どうするの?なんなら霊夢も連れて行く?」

 

龍騎「行きたいは行きたいんですけど、何か面倒事に巻き込まれそうなので止めておこうかな......、行くとするなら一人で行きたいし」

 

紫さんの言う通り、俺は五人の内霊夢を選んだ。なので今は霊夢とは恋人関係なのだが偶には一人になりたい時間も欲しい......、欲しいと思わない?

 

紫「........まぁ良いわ、霊夢には伝えて上げるから行って来なさい。はいこれ」

 

そう言ってスキマを開けて、俺にお金の札束を渡した。......いつ手に入れたこんな大金...。

 

龍騎「.......えっと、行ってきます?」

 

紫「何故疑問系なのかしら......、まぁ行ってらっしゃい」

 

そう言って俺はスキマの中へ入り込み、外の世界へ向かう。そしてスキマの外へ出ると目の前には大きな青色があった。

 

龍騎「これは......、海?」

 

どうやら俺は海のど真ん中に来たみたいだ。辺りを見渡すと、一つの小さな島があった。

 

龍騎「無人島......?ってか此処は日本なのか?」

 

分からくなった俺は一先ず無人島へ向かう事にした。さて、人が居た時に備えて言い訳でも考えておくか......。

 

 

 

〜無人島〜

 

龍騎「......◯◯鎮守府、鎮守府って何だ?」

 

無人島へ辿り着くと、其処にはいかに廃墟みたいなボロボロの建物があった。此処は戦争で使われた跡地なのだろうか......。

 

?「あ、あの......」

 

龍騎「......?」

 

少女らしき人物に声を掛けられた俺は振り向くと、いかにも女子中学生っぽい服装に背中には変な鉄の塊を付けて、両腕には見覚えの無いモノを持った少女だった。

 

?「こ、此処は日本軍の基地施設ですよ......?一般人はこの先は入れませんよ......?」

 

日本軍!?どう言う事だ!?まるで意味が分からんぞ!?と、取り敢えずこの場を何とかしなければ......。

 

龍騎「......ぼ、僕...、気がついたら此処に来ていて........、何も分からないんです......。此処も、名前も......」

 

?「も、もしかして記憶が無いんですか!?」

 

彼女が声を上げると俺はゆっくりと頷く。これぞ秘技、記憶喪失大作戦である。........ネーミングセンス無さすぎぃ........。

 

?「そ、それは大変.......、取り敢えず中へ『おい吹雪!報告書はまだか!?』!?」

 

龍騎「っ......」

 

突如、鎮守府の奥から紙束を持った男が吹雪という少女に怒鳴った。恐らくこの娘が吹雪なのだろう......。

 

吹雪「し、司令官......」

 

司令官「あ?誰だ貴様......、この島は一般人は入れない筈だが?」

 

龍騎「................」

 

吹雪「こ、この人は記憶が失ってて.....、気がついたら此処に居たそうなんです......。恐らく船の事故か何かで流れ着いたのかと......」

 

吹雪が怯えながら説明すると司令官らしき男は吹雪に睨みつけていた。

 

龍騎「......初めまして、お邪魔なら出て行きますよ。彼女の言う通り偶然此処に迷い込んだので何とかして帰りますけど?」

 

司令官「......何だその口の聞き方は?軍人の俺に歯向かうのか?」

 

龍騎「生憎俺は特定の人物以外の奴の言う事は聞くつもりはない。第一軍人って俺みたいな一般人を守るのが仕事でしょ?」

 

吹雪「!?」

 

俺が素に戻った事に吹雪は驚き、司令官らしき男は眉間がピクピクと動いていた。どうやらご立腹のようだ。

 

司令官「ほぅ......、俺に盾突くのか」

 

龍騎「ああ、お前が気に入らない。それだけだ」

 

司令官「そうか......、なら此処で死んで貰う」

 

そう言って拳銃を突きつける司令官。しかし俺の前に吹雪が仁王立ちして止まさせようとする。

 

吹雪「や、止めて下さい司令官!相手は一般人ですよ!?」

 

司令官「関係ない、俺に歯向かう者は何処のどいつでも容赦はしない」

 

吹雪「......そんな」

 

龍騎「......撃てるもんなら撃ってみろよ」

 

司令官「!?」

 

俺が小さく鼻で笑ってそう言うと、司令官は驚きを隠せなかった。それもそうだ、普通なら拳銃を突きつけられたらビビるからな。

 

龍騎「おいおいどうした死んで貰うんだろ?それとも何だ?その拳銃はお飾りなの?それともモデルガンだったりして」

 

司令官「ならお望み通りにしてやる!」

 

そう言って拳銃の引き金を引こうとする司令官に、俺は司令官が拳銃を持っていた手に向けて足蹴りする。

 

龍騎「......碌に命を奪った事が無い奴がデカい口叩くな、三下が」

 

俺が少しばかり殺気を放ちながら睨みつけると、俺の殺気にやられたのか司令官は気絶してしまった。

 

吹雪「あ、貴方は......、一体......」

 

龍騎「俺は霧影龍騎、ただの観光客さ」

 

 

 

 

 

 

 

 

誕生、東方鎮守府《ひがしがたちんじゅふ》

 

龍騎「.....って事があったんだ」

 

高雄「そうだったんですか......」

 

区切りが良かったので簡潔に話すと俺はお茶を啜る。

 

龍騎「あれから大変だったからね、いきなり元帥殿がやって来ては此処の提督になってくれって言われては、最低限の基礎を叩き込まれては死にそうになったよ。精神的な意味で」

 

高雄「でもこうして晴れて提督になったじゃないですか」

 

龍騎「半ば強引グマイウェイだったけどな」

 

そう、あの日俺は司令官を追い出したら、日本軍トップの元帥殿が現れて何故か感謝された。どうやらあの司令官のような吹雪みたいな娘に悪さする輩が結構居るんだとか......、其処で謎の生命体『深海棲艦《しんかいせいかん》』が出現した事により日本は戦わざるを得なくなった事、それに対抗するべく艦娘《かんむす》という少女達について伝えられた。その時、俺は思った。

 

龍騎(面倒くさ......)

 

それから当時ボロボロだった鎮守府を立て直して、今は提督として働いている。提督の仕事は執務に艦娘の指示を与えるのが仕事みたいなので、戦えなくなった今の俺には有難いっちゃあ有難いんだが、吹雪みたいな小さい女の子を戦場に出すのは少し抵抗はあるが仕方ない......。

 

高雄「そういえば、どうして鎮守府の名前を改名したんですか?」

 

高雄が気になった事を聞くと、俺はお茶の一口飲み終えた後に答えた。

 

龍騎「◯◯鎮守府ってさ、前提督が勤めてた訳でしょ?俺あんなクソザコ提督の意志を継いだ訳じゃないから一層の事改名しようと思ってね」

 

言い忘れたけど俺の居る鎮守府は鹿児島県と沖縄県の間にある小さな島にあるから日本地図には載ってないよ、当然か無人島扱いされてる訳だし。ちなみに俺の所以外にも後三つあるよ、丁度東西南北に。これって奇跡だね。

 

prrrrr prrrrr

 

突然黒電話が鳴り響き、俺は受話器を取って耳に当てる。今時黒電話とか予算が無いのかな?

 

龍騎「もしもし、こちら葛飾区亀有公園前派出所です」

 

『大本営、元帥の......」

 

龍騎「大変失礼致しました元帥殿、東方鎮守府提督の霧影です」

 

やべぇやべぇやべぇ!?電話の相手がまさかまさか元帥殿だったよ!?殺される!?死にたくないよ!?

 

『ふふっ、気にせんで良い。それによ頼みたい事があるのだが......」

 

龍騎「何なりと申し下さい執事でも庭師でも何でもやります」

 

高雄「提督......」

 

『そ、そうか......、実は△△鎮守府の提督なのだが................」

 

龍騎「ぶっ潰せば良いんですね?」

 

『................まぁそうなのだが、もう少し言い方があるのでは無いのか?』

 

龍騎「すみませんそれ以外に言葉が思いつかなかったもので」

 

高雄(さっきからガクガクと震えてる......)

 

『......まぁそう言う事だ、すまないが頼めるか?』

 

龍騎「お任せ下さい、例え火の中水の中はたまた地獄だろうと粉骨砕身任務を遂行してみせます」

 

『た、頼むぞ......、霧影提督......』

 

龍騎「ジーク・ジャパン!ジーク・元帥!」

 

そう言って俺は受話器を元に戻す。

 

龍騎「と言う訳だからちょっとRTAやってくるわ」

 

高雄「も、もう行くんですか?」

 

龍騎「元帥殿の命令、絶対。留守番お願いね!」

 

そう言って俺は部屋を出て直ぐに外に向かう。確か△△鎮守府だったな......。俺は空を飛んで目的地へと向かった。




龍騎「小ネタなのに4,000文字って普通なのか?」

作者「いや、本当なら2,000文字前後で終わりたかったけど長くなっちゃった」

龍騎「ってか前回のサ◯エさんみたいな次回予告はしないの?」

作者「すまん、ネタが思いつかなくて。ってか小ネタなのに次回予告ありっておかしくない?」

龍騎「今更?」

作者「それはそれとして、次回から茶番になると思うから楽しんで下さると有難いです」

龍騎「戦闘シーンは入れるのか?」

作者「どうだろう......、其処は今後の俺の発想力(妄想)に期待しよう。所詮は小ネタだからね」

龍騎「まぁ、小ネタだから物語では無いんだろ?ならのんびりやれば良いさ」

作者「そうさせて貰う、と言う訳で次回があったらよろしくお願いします」
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