三国仲良くさせてやるから待ってろよ!(オタク並感)   作:ストレスたまるん

29 / 52
アルディアさんが裁判を受けて心が折れて両親とともに去ってしまった場合のエンディング。
その後の彼女の余生、フォドラのエンディングが書かれています。


(外伝)海の向こうより   BITTER・END

 

 

 

 

 フォドラを離れて早8年。

 

 結局あの後、両親と、そして何故か付いてきた元私兵団と共に私はフォドラを去った。

今いる大陸はFEのどの作品でも聞いたことのない知らないところ。

 

 私はそこで両親の親を手伝いながら元私兵団の彼らと共に毎日を過ごしている。

初めこそ戸惑いや慣れない知らない大陸だったこともあって商売が難航することもあったけど、今では安定し、余裕のある生活を営んでいる。

 

 アレ以来私は剣を振るうことをやめた。

元々三国が手を取り仲良くする光景が見たいというオタク的な野望を達成するためにしていたこと。

 リアルに感じる人との命のやり取りも、そんな野望があったから出来た。

 でもそれが不可能になった今では必要もなく、無理に血を見る必要もない。

名残として訓練をしたり、私兵団の5人組との訓練で振るうぐらいでしか触れていない。

  

 まだ訓練で彼ら5人組に負けることは無いが、流石に全員で来られると負けることが多くなってきた。

 はは、歳かな。

 

 そうだ。私兵団についても話しておくね。

 

 まず元私兵団がどうして付いてきたのか、だけど単純にあの裁判をみてフォドラに見切りを付けたんだって。

どうみても策略でハメられているのに、ろくな調査もせず言われたことを鵜呑みにし、挙げ句に色んな任務を人助けのためと必死に走り回っていた人間に対する仕打ちか、って怒ってた。

 

 一番怒っていたのはユーリスかもね。

彼は今ではこの大陸で時折護衛や傭兵のような仕事をしつつ、両親の商売を手伝いをしているよ。

 前々から私兵団で頭を張らせて組織の運用方法とかを学ばせていたからそれが良い意味で使えているようだ。

時折骨が折れそうだ、なんて愚痴を言ってるけど、私兵団の元兵士達や、彼に付いてきたアビスの人、現地で雇った人達と共に、日夜前線で指示を飛ばしてバリバリの主力として働いているよ。

 

 

 次はバルタザール。

彼は借金があんな形で消えたことに不満をこぼしていたけど今では時折ユーリスや他のアビス組と一緒に傭兵をしつつ、力仕事を中心にすごく頑張ってくれているよ。

 まだ博打とかでやらかしている時もあるそうだけど…まあ今のところは平和そう。

ただ飲みすぎてKOするのはやめてね。

 ユーリスが鬼の顔になるから。

 

 次はコンスタンツェ。

彼女は家名復興のために相変わらずよく分からない魔法の研究をしつつ、両親の商売の事務を手伝ってくれているよ。

 相変わらず昼夜や光加減で裏表が激しいけど、それでも現場の方々との関係は良好。

ただ時折謎めいた魔法の実験で人を巻き込むのは止めてあげてね。

 前にパンの重さがありえない重さになって私とバルタザール以外持てない事件起こしたんだし。

 

 そしてハピ。

彼女は本当に稀にため息を吐いて魔獣らしきものを呼ぶことはあるけど、それを引いてもマイナスどころか、プラスになる勢いで商売に影響を与える凄腕アドバイサーとして働いているよ。

 彼女はあっちに居た時から時折核心を突くような事を言っていたけど、それがどういうわけか商売の方にも影響を与えて鰻登り。

 時折お昼寝をするために何処かに隠れてサボることもあるけど、それでも可愛いし優秀だから許しちゃう。

 

 シェズは相変わらずかな。

 不慣れな事務とかもやってはくれるけど、護衛や力仕事が主。

あんな華奢な体で重たい物運べるんだからすごいよねぇ。

 バルタザール程豪快に持てるってわけではないけど、それでも十分な戦力。

 ただ時々迷子というか…一人でお使いに行かせにくいのはあれね。

 

 最後は…私。

この大陸に来て暫くの間は忙しく前世の社畜時代のようにあちこち駆けずり回ってたよ。

 でもそれも安定すると今では後方から指示を飛ばし、無理のない過ごし方をしている。

で、今ではユーリスの妻になっちゃったよ。

 

 初めはいや、それなら他の二人とてぇてぇしてる所見てぇよな~俺もな~と思い、容赦なく振りまくっていたんだが…ユーリスのやつ、見かけによらずかなり積極的でして…

気がつけば落とされてました(くっころ並感)

 もうすごいよユーリスのやつ。

 私に知らない男がちょっかいかけようものなら威圧で追い払うわ、ちょっとでも物理的に仕掛けてこようものなら慣れた手付きでぶん投げるわ…どこで覚えたその背負い投げ(お前)。

最後は彼からの

 

 俺を助けてくれたあんたを支えて行きたい。絶対つらい思いはさせないから。

 

 とかいうイケメンしか許されない言葉とともに陥落。

 なお本名もきっちり教えてもらった。

 あ? 教えねぇよ!

 

 で、結婚したのは去年。

お腹には彼との結晶が宿っている。

 予定ではまだ先だけどね。

 

は~~…まさかゲームの世界にしか居ない人と結婚だなんてねぇ、と思うこともあるけど、幸せである。

 

 

 

 

 

 ただ今でも…本当に時々だけど…海の向こうにあるフォドラを見てしまう。

今頃彼らはどうしているのか。

原作のように血で血を洗う酷いことになっているのか…それとも…

 

 

 

 

 

「おい、アルディア、どうしたんだ?」

「ううん、何でも無いわ。それよりどうしたの?」

「いや、仕事がちょうど休憩時間になったからな、愛しの妻に会いに来たって感じだ」

「ほほ~ん、その割には女性にモテモテで―――」

「だぁぁ! 違うって! あれはアイツらが―――」

「はは、はいはい、分かってるわよ~。ほら、時間あるんでしょ? ちょっとお話しよ」

「ったく…あんたは相変わらず変わんねぇな」

「そう?」

「あぁ。ただ時々する無茶は勘弁してくれ。あれ、俺はおろか、バルタザールやコンスタンツェ、ハピですら慌ててあんたを止めに行くんだからな?」

「あははは! まあそれは性分だからね! で、仕事の方は―――」

 

 

 

 ただ…もうそれを知る術は無い。

だから今のこの生活を楽しもう。

 

 うん。

 

 

 

 


 

 

 

 

1181年 アドラステア帝国がセイロス教団へ開戦を宣言し、戦争状態へ。

 

1186年 闇に蠢く者達をも巻き込む壮絶な戦乱の世となり、犠牲者の数が大陸の3分の1を占める。

 

   同年 レスター諸侯同盟、ファーガス神聖王国と同盟を結ぶ。

 

1187年 ディミトリとベレス率いるファーガス神聖王国がアドラステア帝国、および闇に蠢く者に勝利。終戦を宣言し、戦争を集結。

 

   同年 ファーガス神聖王国がセイロス教団へ宣戦布告。後に青獅子戦争と呼ばれる戦乱へ突入。

 

   同年 ファーガス神聖王国がレア及び幹部を殺害。レスター諸侯同盟と共に新たな新生セイロス教団設立。初代大司教にベレス着任。

 

1188年 海外との外交を開始。

 

   同年 アルディア、病により死去。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ある意味では平和だし、ある意味ユーリスEND
でも報いは…うん。お察し。


追記
開戦の年代がおかしいよなぁと思い調べてみたらやはりずれてたので修正。

一部の方々より曇りが足りない(言ってない)というお言葉を頂き、一応考案しているバッドエンド、デッドエンドが1つずつあるのですが書くべきでしょうか?

  • 書くべきだろ
  • うん今のままでよし
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。