三国仲良くさせてやるから待ってろよ!(オタク並感)   作:ストレスたまるん

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なっが!

誰だよ4000文字超える文書いたやつ!!

私ですすみませんでした(土下座)

正直に言おう…戦闘描写、難しかったです(小並感)

もっとね、こう、まとめたかってん!でもな? 作者の賢さ26じゃあこれが精一杯やってん!

結果、4000超え。

長い文を初心者が書くと文がぐちゃぐちゃになるってそれ(ry

正直分けようかとも思いましたが、既に血の同窓会編は終わる手前だったのと、区切る場所、どこ…ここ?(ここで渾身のガバと阿呆)となり、こんな形でカットしました。

はぇ~(長すぎて)すっご…

素直に戦闘描写を巧く書ける人っていい意味でぶっ飛んでるなぁと思いました。
もしリメイク書くことになったらもっと短く出来たら良いなぁ…






血の同窓会・後編

 

 

 

 静かなものね。

 

 各国の重要人物達が何時一撃を加えるかと睨み合う中、ふと場違いな事を考えてしまう。

 

 王国軍からの追撃を同盟軍が撤退戦を演じながら戦っている東の森。

二国の少数ながらも残った将兵と兵がぶつかり合っている中央丘。

 そこからは相も変わらない怒号等の殺意の籠もった大きな喧騒が響いているのに、ここだけ妙に静か。

 

 よくもまぁこんな場違いな場所に私みたいな元オタクが居たもんだと薄く笑ってしまう。

 

 初めはくだらない欲望から始まって。

気がつけば自分でもそこまでやるのかって言いたくなるくらい動き回って。

 気がつけばゲーム内で人の心がないのかと言われる血も涙もない同窓会メンバーの仲間入り。

 

 転生とかそんなものが石ころに思えるほどに濃厚な人生を辿ってきたものだと思い、思わずニヒルな笑みが浮かぶ。

 

 私は笑みを消すと眼を瞑る。

思い出に浸るのは後。

全部なんとか終わらせて、無事終戦に向かわせる。

その後からなら馬鹿みたいに妄想も思い出の回想も出来る。

 

 深呼吸。

 

 そしてゆっくりと眼を開く。

 

 状況の確認。

 エガちゃんとディミトリはお互いを完全にターゲット。。

 ベレスは私に天帝の剣を向けている。ターゲットは私。

 クロードは冷静に、弦を引き絞っている。誰が来ても良いように備えているようね。

 

 よし。十分だ。

どいつもこいつも遺産持ちだし、やばいやつばかりだけど、こっちだって負けてない。

 やってやろうじゃない。

 

 覚悟は決めた。後は合図のみ。

 

 風が吹く。

 

 空に鷹が舞う。

まるで死合を見守る審判のように。

ゆっくりと円を描いて飛び続ける。

 

 鷹の鳴く声。

 

 ここ…!

 

「エーデルガルトぉぉぉぉぉ!!!」

 

 私が駆けると同時に、ディミトリも駆ける。手に持つアラドヴァルでエガちゃんを殺すために。

 

 大丈夫、どうせすぐには終わらない。

エガちゃんもまた遺産持ちだから。

 

 私の相手は彼女だ!

 

「クロード!」

「あぁ! こっちは任せろ! 教官は先生を!」

 

 流石クロード、察しが良くて助かる。

 

 一声で察してくれるクロードに内心で感謝すると私は視線を彼女に固定する。

 

「はぁぁぁ!!」

 

 彼女は天帝の剣を薙ぐように振るうと刃を伸ばし、私を刈り取ろうと鞭のようにしならせ振るう。

 私の首を跳ね飛ばそうと風を斬りながら向かってくる天帝の剣。

 正確無比なそれを見て高さから飛ぶことは危険だと判断した私は野球選手がホームへ滑り込むかのようにスライディングで躱す。

 

 そして頭の上を刃が瞬く間に過ぎ去ると、私は勢いを殺すこと無く立ち上がり、ベレスとの距離を詰めるように、再び駆け出す。

 

 彼女は距離が縮まったことにより、天帝の剣を元の状態に戻すと迎撃体制を整え、待ち構える。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 攻撃範囲へ入ると私は地面を踏み砕くかの如く力を込めて踏み込むと、銀の大剣を彼女の頭目掛けて思いっきり叩き込む。

 

 瞬間耳を劈くほど大きな音が辺りを包む。

 

「…! 重い…っ!」

 

 真正面から受け止めたベレスは苦悶の表情を浮かべる。

 

「ふふ、こっちも伊達に鍛えていないわ!」

 

 押し込もうとする私と押し返そうとするベレス。

鍔迫り合いが続く。

 しかし力という部分ではこっちに分があるのか、徐々に彼女を押し込んでいく。

 

「真正面から受けたのは分が悪かったかな…っ!」

「かもしれないわね…!」

 

 勝ち気な笑みを浮かべる私と苦悶の表情を浮かべるベレス。

 その表情が状態を示すかのように、確実に彼女を追い詰めていく。

 

「さぁどうするのベレス…! このままだと押し倒しちゃうよ!」

「っ…!」

 

 彼女は不利と判断したのか、無理やり体を捻り、鍔迫り合いを強制的に終わらせると私に軽く一蹴り入れそのまま距離を取るように後ろに下がる。

 

「あたたた…良い蹴りしてるね」

「…」

 

 再び無言で剣を構えるベレス。

私も剣を肩に担ぐ。

 

 さて、どうしたものか。

もう力勝負は簡単には出来ないだろうね。

 

 彼女が私の力を警戒していることは誰が見ても明らか。

 

「なら!」

 

 私は再び駆ける。

 

「ふんっ!」

 

 再び彼女との距離を詰めると今度は斬撃のラッシュを叩き込む。

 

 下から上から斜めから。

ありとあらゆる方向と呼べる方向から剣を振るい、容赦なく攻め立てる。

 

 力勝負が出来ないなら速さ比べだ。

 

 私はベレスに反撃の隙を与えないように怒涛の如く攻め続ける。

 防戦を強いられるベレス。

 

 だが流石主人公というべきなのか。

防戦一方だった状況だったはずの彼女は、次第に攻勢に転じ始めてきた。

 初めは防ぐしかなかった攻撃も次第に刹那の隙を見つけては反撃を入れてくるようになり、一方的だった状態も気がつけば互いの剣が相手を殺さんと幾度と激しくぶつかり合い、火花が飛び散るまでに拮抗した状態になってしまっていた。

 

 流石主人公。おっそろしい適応力だわ。

 

そして長年の経験を積んだが故に分かる感覚。

 

 流れを完全に掴まれたわね。

 

 流れを掴まれた現状に小さく舌打ちすると、重々しい風切り音が聞こえるほどの剣速で放たれた彼女の横薙ぎを刃で滑らすように流すと、今度は私が仕切り直すために間髪入れず彼女を蹴り飛ばし、後方に飛んで距離を取る。

 

 聞こえるはずのない灰色の悪魔のBGMが流れてる気がするんだけど…!

 

「良い蹴りだね」

「どうも…!」

 

 多少出来た間合い。

 そしてさっきとは真逆の状態。

相手には余裕が生まれ、今度は私に焦りが生まれる。

 

 彼女は焦りが出始めた私とは真逆に、強者の風格が宿ったかのようにゆったりとした動作で蹴られた箇所を軽く払い、剣を肩に担ぐ。

 

「今度は私の番だね」

 

 まるで感情の籠もっていないような、しかしわかる人には分かる、しっかりと殺意の籠もった声音。

 

 彼女は地面を蹴ると、地面を這うように低い姿勢で駆けてくる。

 

 速い…!

 

 神速の如き速さ。

予想以上の素早い急接近に、仕切り直しで出来た距離は一秒も満たないうちに埋まってしまった。

 

「はぁ!!」

 

 一刀一足の間合いまで詰めてきたベレスから放たれる鋭い突き。

 風を斬り、轟音と共に私の顔へ向けて放たれたそれを、反射的に顔を大きく傾けることで当たる寸前で回避する。

 

「…っ!」

 

 そして僅かに遅れて痛む頬と、耳元に届く刃風。

 

 あっぶな…! 少し遅れててたら顔面に一本差しじゃん!

 

 頬を掠めた突きと威力に思わずドン引きに近い感情を浮かべる。

 

「怖すぎよ…! このっ!」

 

 突きで出来た刹那にも満たない隙を狙い、彼女の横腹目掛けて柄頭を叩き込む。

 しかしそれを読んでいたかのように彼女に腕で止められると、反撃に飛んでくる回し蹴り。

 

 長い脚と培われた筋力で放たれたそれは、風を切る音と共に攻撃直後の硬直で動けなかった私の横腹に肉を抉るよう勢いで深く突き刺さる。

 

「っ…ぐ…!」

 

 声にもならない悲鳴と共に横腹から伝わる強烈な衝撃と凄まじい痛み。

 呼吸を止められてしまうほどの衝撃と共に吹き飛ばされるが受け身を取って体勢を整える。

 

「はぁ…はぁ…ぐっ…!」

 

 呼吸と同時に響く痛みが襲ってくる。

 普通の痛みとは違う鈍い痛みが横腹あたりから伝わる。

まだクソ雑魚だった時代に幾度か体験した痛みに思わず舌打ちする。

 

 これ、どこか逝ってるわね…!

 

 折れたかもしれないという事と、不快な鈍痛に苛立ちを感じつつ、目の前に居る凶悪な悪魔から目を離すことなく睨み続けながら、痛む横腹を押さえつつ、立ち上がろと足に力を入れる。

 

 しかし意思に反して体の方はダメージが思いの外大きかったらしい。

 立ち上がろうとして、痛みと疲労でがくんと力が抜け、逆に膝を付いてしまう。

 

「決まったね」

「そ、そうかしら」

 

 地面に手を付き、膝まで付いているという無様な姿で、条件反射に近い形で言い返す。

 だが、頭では分かっている。

 

 もう勝敗が着いている。

 

 実力に差が無い相手。

 折れた骨。

 

 もうこれだけで既に積みの要素は十分だろう。

 

 最悪…ここで死ぬのかしら…

 

 動けない私にじわじわと近寄ってくるベレス。

その姿は無双でも見た、シェズにトドメを刺すシーンに酷似していて、自身の死が近づいていることをより明確に示しているように思えた。

 

 私の眼前までたどり着くベレス。

荒い呼吸を整える事ができないまま、ゆっくりと彼女の顔を見上げる。

 

「アルディア。降伏して」

「…」

「私は貴女を殺したくない。だから降伏して」

 

 私の首に天帝の剣の剣先を突きつけ、最終通告のように降伏を促すベレス。

 

 彼女の事だ。断ればその刃で私の喉を貫き、原作のシェズが辿ったであろう死の結末を迎えることになる。

 

 どうするべきだ。手段は?

必死に考える。

 

 喉に僅かに突き刺さっている天帝の剣の剣先。

私の手にはまだ銀の大剣が握られている。

 振るうことは可能だろう。

 けど振るうより先に刺されるのがオチだ。

 なら体術?

ダメ。放つまでの一瞬で首を貫かれる未来が確定的に明らかになってる。

 なら剣先を掴む?

指を斬られて喉を貫通されちゃう。

 

 チェックメイト。

動くまでの時間。

攻撃への動作移行に必要な時間。

 どれをとっても既に負けが確定している。

 

「アルディア…お願いだ。降伏して。私は貴女を殺したくない…お願いだ」

 

 原作だと、生徒を殺しても出すことも見せることもなかった悲痛な声音と哀しみで僅かに歪む表情。

 

 遠くから聞こえてくるディミトリ達の激しく殺り合う音。

こっちへの援護がないところを見るに、クロードがかなり際どい状況の中、なんとか戦況を制御してくれているんだろう。

 ここからじゃ見えないけど、きっとそうだ。

 

 ベレスとしても、きっとディミトリの救援をしたいはず。

だから早く降ってほしいんだろう。

 じゃないと、状況の変わり方によっては問答無用で私の喉を裂かないといけないから。

 

 はは…困ったものだわ。

 

 降ればベレスのことだ。悪いようにはしないだろう。

むしろ下手すれば将として登用だってしかねない。

 

 もちろんそれも先を見るなら一つの手なのかもしれない。

でも…たぶん彼女は…必要ならエガちゃんを殺す。

 それにエガちゃんも最終決戦で死を選んだ。

 

 私は口を開く。確認のために。

 

「ねぇベレス」

「何?」

「貴女はエーデルガルトを…殺すの?」

 

 私の言葉を表情一つ変えずに耳に入れるベレス。

 

 私とベレスは見つめ合う。

 恋人同士のような甘いものは存在しない。けど、大事な一瞬。

 

「戦争を終わらせるために必要なら…殺す」

「そう…」

 

 ゆっくりと開かれた口から出てきた彼女の言葉。

残酷なまでの返答が私の耳に届く。

 

 やっぱり…じゃあダメだね。

 

 私は重くため息を吐く。

 

 そして今この瞬間、降伏するという唯一生存が確約されていた選択肢が無くなった。

 その私に出来る選択肢は唯一つ。

死を受け入れること。

 

 私は剣を手放す。

落ちた大剣から響く金属の音。

 

「アルディア…」

 

 たぶん察したんだろう。

分かりにくかった彼女の表情が一層哀しみで歪む。

 

「残念だけど、貴女と共には行けないわ。私の望む理想とは違うもの」

 

 明確な否定。

 ベレスの顔はこれ以上無いほどに哀しみで歪む。

 

「それが…貴女の答えなんだね?」

「えぇ、そうよ」

 

 言葉を返すと共に、彼女の顔をしっかりと見る。

先程のような睨むものではなく、笑顔で。

 

「…っ」

 

 微かな動揺。

口を強く噛み、何かをこらえるように顔を歪ませるベレス。

 

 そしてつかの間、まるで記憶に刻みつけるようにじっと私の顔を見続けると、ゆっくりと天帝の剣を上に振りかざす。

 

 はは、まるでエガちゃんを殺すシーンみたいね。

 

 そんな呑気な事を思いながら、私はゆっくりと目を閉じる。

 

 うーん…残念だわ…三国てぇてぇ、見たかったなぁ。ごめんねぇ皆。

 

 そして、死の――

 

一部の方々より曇りが足りない(言ってない)というお言葉を頂き、一応考案しているバッドエンド、デッドエンドが1つずつあるのですが書くべきでしょうか?

  • 書くべきだろ
  • うん今のままでよし
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