東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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突撃!紅魔館!part7



第十三話

翔side

 

パチュリーの使い魔と名乗る小悪魔と言う女性が淹れてくれた紅茶(激甘)を飲みながら99%何が書いてあるか解らない本を読む。

そんなゆったりした時間を楽しんでいると咲夜が息を切らせて現れた。

 

咲夜

「翔!

手を貸して頂戴!

妹様がお嬢様を!」

 

何が起きたかは想像に硬くなかった。

ふと窓の外を見ると日は沈み、月が登りつつあった。

 

翔

「翔子!レミリア嬢の部屋への道順は覚えてるか⁉︎」

 

翔子

「大丈夫。

覚えてる」

 

それだけ言うと翔子は駆け出す。

荒事に向かずとも翔子だって吸血鬼だ。人間とは比べものにならない程の身体能力を有している。

 

翔

「パチュリー!またお邪魔する、ありがとう!」

 

置いて行かれないように短く告げると翔子を追って駆け出す。

 

何分走ったか解らない。

まだつかないのか…………!

 

翔子

「翔!次の角を曲がったら大きな扉が見える!

そこがレミリアさんの部屋だよ!」

 

翔

「了解!」

 

翔子を追い越し、角を曲がると見覚えのある大きな扉が見えた。

 

翔

「失礼!」

 

短く吠えて扉を蹴破ると部屋の中心に弾幕をばら撒く金髪の幼女が見える、顔つきはレミリア嬢とよく似ている。

彼女がレミリア嬢の妹、『フランドール・スカーレット』であることに間違いはなさそうだ。

そしてレミリア嬢を抱えて弾幕を回避し続ける紅零の姿を視認する。

レミリア嬢を庇ったのか服は汚れ傷んでいた。

 

翔

「紅零!こっちだ!」

 

声を掛けると、紅零は此方へ走って来るもちろんレミリア嬢を抱えたまま。

 

翔

「バトンタッチだ!」

 

紅零

「後頼む!」

 

入り口に立っていた俺の横を抜け、壊れた扉をくぐる紅零。

 

翔

「紅零!そこに壁作ってくれ!」

 

紅零に言いながらテニスボールを思い浮かべる。

すると俺の手のひらには、黄色い軟球が現れる。

それを軽く放る。

 

金髪の幼女

「あいたっ!?」

 

テニスボールは幼女の側頭部にヒットした。

 

翔

「お嬢さん、俺が遊んでやるよ!」

 

手を広げてアピールすると幼女は意外な反応を見せた。

 

金髪の幼女

「あーっ!貴方ね!お姉様が遊んでもらった人って!

私とも遊んでくれるのー⁉︎」

 

幼女の瞳は澄み切っている、が故に狂気を感じざるを得ない。

 

翔

「田村 翔だ、お嬢さん名前は?」

 

金髪の幼女

「フランドール!『フランドール・スカーレット』!」

 

翔

「OK、フランドール嬢、何して遊ぶ?」

 

可愛らしいものだな、とは言うが彼女が暴れている理由として思いつくものは一つ。

恐らくは破壊衝動だろう。

レミリア・スカーレットとフランドール・スカーレットの関係を知るものなら簡単に導き出せることだろう。

 

フランドール

「じゃぁ弾幕ごっこ!

私がスペルカード5枚使い切るまでに貴方が壊れなかったら貴方の勝ち!」

 

地獄の弾幕をごっこが幕を開けた。

 




そろそろ紅魔館編が終わるかも…………
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