東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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突撃!紅魔館!part8


第十四話

翔side

 

フランドールが高らかに一枚目のスペルカードを掲げる。

 

フランドール

「先ずは一枚目ー!

【『禁忌』クランベリートラップ】!」

 

一定に飛んでくる固定弾幕に紛れて色違いの追尾弾が飛んでくる。追尾弾をギリギリのところで躱し、余裕を持って固定弾を躱す。

 

「ぬあぁ!?あぶね⁉︎」

 

最後に飛んで来た追尾弾が鼻先を掠めた。

 

フランドール

「むぅ、やるわねー!

ならこれならどうかな⁉︎

 

【禁忌『恋の迷路』】!」

 

高速の弾幕がフランドールを中心に展開する、人一人が通れそうな隙間をくぐり抜け、なんとか躱していくが、フランドールの周りをくるくると周らざるを得ない避け方になってしまう。

 

フランドール

「まだまだ!」

 

弾幕の展開方向が反転し、逆周りし始める。

 

「っくそ!」

 

急いで方向転換し、走り出す。

わずかしかない隙間に滑り込むようにフランドールの周りを走り回る。

 

フランドール

「あはっ!

すごいすごーい!

だったらこれならどうする⁉︎

【禁忌『レーヴァテイン』】!」

 

フランドールの手に歪な形の杖が現れる、そしてそれは炎に包まれ、巨大な剣となる。

あれに対抗するにはこちらも炎の剣が欲しい。

俺が頭に浮かべた物を能力で取り出す場合、その取り出す対象のことをよく理解している必要がある。

残念な事に俺の頭にある炎の剣のイメージは漠然としていて、能力で取り出すには情報が足りない。

ただし…………目の前にあるのなら話は別だ!

 

「こうするさ!

来い!レーヴァテイン!」

 

右手で握り拳を作り目の前にある炎の剣をしっかりと見据え、焼き付ける。

目を閉じて焼き付けた炎の剣を瞼の裏に描く。

 

フランドール

「えっ⁉︎」

 

フランドールの驚きの声と右手の感覚に確かな感覚を覚えながら目を開ける。

俺の手には燃え盛る炎の剣が握られていた。

 

「さぁ、チャンバラ開始だぞ!」

 

お互いの炎の剣がぶつかり合う。

その度に弾幕が弾け、飛び散る。

さらに数回剣をぶつけ合ったところでフランドールのスペルカードがブレイクし、俺の剣もガラスが砕けるような音を立て、砕け散った。

 

フランドール

「最後は一気にいくよー!

【禁忌『フォーオブアカインド』】

【禁弾『スターボウブレイク』】!」

 

四人に増えたフランドールが二人一組になり弓を構える、一人が弓を引き、もう一人が弓を引いているフランドールを支える。

 

「…………」

 

頭に浮かべるのは飛び道具に対して無敵と言われる盾。

とある物語では必ず心臓を穿つ呪いの槍をも防ぎきった七枚の花弁。

 

フランドール

「いっけぇー!」

 

轟音を響かせて放たれた光の矢を見据え、あらん限りの声を張り上げて叫ぶ。

 

「熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)!!!!!」

 




盛り上がりは書くのが楽しいけど難しいです。
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