outer side
フランドール
「アハハハハハハ!」
血みどろの翔に背を向け、狂ったように笑い声を続けるフランドールを見て最初に動いたのは翔子だった。
刀を能力で取り出し、扉へ走る。
紅零
「待て、ストップだ翔子」
しかし紅零に阻まれる。
翔子
「邪魔するなら斬る…………!
貴女達も…………もし翔が死にでもしたらこの館の住民全員必ず殺します。
たとえどんな手を使ってでも必ず…………必ず…………!」
普段の様子からは想像出来ない翔子の気迫をもろともせず、紅零は言い放つ。
紅零
「落ち着け、翔子今日は満月だぞ?
ほら見ろ、動き出した」
翔子の殺気に囚われていた全員が翔へ視線を向けると、翔は、笑い続けるフランドールの後ろに立っていた。
そしてそのままフランドールをがっしり捕獲し、白く細い首に牙を突き刺した。
outerside out
翔side
狂った笑い声が聞こえる…………。
目を開けると、月明かりに照らされているのが解った。
そうだ。ここはレミリア嬢の部屋だ、月明かりは差し込むように作ってあって当然だ。そして今日は満月。
俺達吸血鬼の独壇場だ。
痛む身体を酷使して立ち上がる。
フランドールは俺に背を向けて笑い続けている。
彼女に壊された俺の身体はだんだん回復して行くがこれではまだ足りない。
翔
「乱暴するお転婆娘にはお仕置きだぞー」
フランドールが弾かれたように振り返るがもう遅い。
俺はフランドールをがっしりとホールドし、牙を突き立てた。
フランドール
「うあぁ!?」
フランドールの身体が大きく震えるのを押さえつけて血を吸う。
傷口に鋭く焼け付くような痛みが走り、すぐに消えていく。
そして気力が湧き上がる、最初は暴れていたフランドールは今や抵抗も出来ず、かすれた声を漏らすだけだった。
翔
「とりあえずほぼ無傷で制圧した」
しばらくして、ぼーっとして狂気にを失ったフランドールを抱えて外に行くと、レミリア嬢は複雑な表情を隠せない様子だった。
レミリア
「どの位血を吸ったのかしら?」
翔
「50ccも満たない位かな。
魅力を強めにかけたからフラフラしてるが30分もあればいつも通りになるだろ」
レミリア
「そう。安心したわ。
お詫びとお礼として食事でもどうかしら?」
ため息をついてからカリスマ溢れる表情を作り、持ち掛けてくるレミリア嬢に甘えて食事をご馳走になることにした。
その食事の席で門番をしていた御坂晃と仲良くなったり翔子が俺の為に怒ってくれた話を聞いたりしてこの日は解散となった。
俺達は紅魔館の住人の好感度を稼ぐことに成功したらしく、レミリアもまた遊びに来いと言ってくれた。
そして紅零はよっぽど美鈴に気に入られたらしく。
美鈴
「くれいさーーん!また来て下さいねー!絶対ですよー!」
なんて言われてた。
紅魔館終了です。
描写をもっとうまくかけるようになりたい…………