東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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風を繰る男part5


第二十二話

「まずは名前を聞いてもいいか?お兄さん?」

 

ぽかんとしている外来人に顔を向けて話す、どうやら話しをあまり聞いていなかったらしく、顔を傾げていた。

 

茶髪の外来人

「えっ⁉︎お、俺ですか⁉︎

えっと、俺【神谷 圭亮(カミヤ ケイスケ】って言います!

気軽に呼び捨てて読んでもらっていいです」

 

どうやら人見知りするタイプの人間らしく、あわあわしながらも自己紹介をしてくれた。

 

「そうか、では圭亮と呼ばせてもらう、よろしく、圭亮。

矢継ぎ早で悪いが次の質問だ。

君はここがどういう場所かは理解しているか?」

 

圭亮に話しを聞き始めると、翔子が西行寺幽々子に話しを始めた、どうやら八雲紫から受けたお使いの詳細を伝えてくれるつもりらしい。

紅零も西行寺幽々子の方へ向かっている。

 

圭亮

「はい、幽々子さん達に昨日聞きました、忘れられて幻想になったり八雲紫って人に目をつけられたりした人がここに連れて来られるって話ですよね」

 

「その様だ、俺も連れて来られた身だからあまり確かな事は言えないが、八雲紫から話しを聞く限り君は八雲紫に目をつけられてここに来たんだろうな」

 

圭亮

「まぁ、一人暮らしだし就活中だったし大事にはならないと思うけど…………」

 

「来てしまったんだから外の心配をしても仕方ないだろう。

これからはどうするつもりだ?」

 

本人は外に執着がないようなので帰りたいとは言わないだろうが次の問題がここだ。

この幻想郷で何を成すか…………もしここで圭亮がよからぬことをしようと考えているなら思いとどまるように説得を試みるところだが。

 

圭亮

「人里ってところに行ってそこで暮らしたいなと思ってます、ルール守らない妖怪とか増えて来たらしいし、自警団に入れてもらえたらなと。」

 

ほう、秩序を保つ側にまわるか。

まぁ、言葉の真偽まで疑い出したらキリがないし、圭亮の言葉を信じておくか。

 

「ふむ。

いい心意気だ、応援させてもらうよ圭亮」

 

握手をかわし、そこからは雑談が始まった、どうやら翔子と紅零も西行寺幽々子も適当に話しをしていた。

八雲紫と違って胡散臭いイメージはない、八雲紫も普通にしていればただの美人なのだろうがな。

 

「圭亮さん!幽々子様!」

 

突如聞こえた声を聞いたと思うと、突然腹部に鈍い痛みが走った。

何かにぶつかってしばらく転がり、静止した時、何者かに蹴りをもらい、翔子を巻き込んで地面を転がったのだと認識した。

 

翔子

「翔⁉︎大丈夫⁉︎」

 

翔子が俺を助け起こしてくれた。

そして今まで俺がいたところには長い刀と短い刀を構えた少女と2丁拳銃を構えた紅零が対峙していた。




次回は紅零VS少女です
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