東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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風を繰る男part6


第二十三話

紅零side

 

突然翔を蹴り飛ばした二刀流の少女に向けて銃を向ける。

 

紅零

「翔子!翔を連れて離れてくれ!」

 

圭亮

「妖夢ちゃん!やめるんだ!」

 

圭亮が事情を説明する前に妖夢と呼ばれた少女が、斬りかかって来る。

 

紅零

「このっ!」

 

銃を撃ちながら距離を取る、ひとしきり刀を躱しながら銃を撃ち後退する鬼ごっこのようなことを繰り返すと、門の辺りまで後退してしまっていた。

翔子は門のそばで翔に肩を貸してこちらを見守っている。

 

妖夢

「侵入者に容赦はしません!」

 

紅零

「話しの通じないお嬢さんだな!」

 

銃弾と弾幕を張って様子を見る。

 

妖夢

「せやぁ!」

 

次々に銃弾と弾幕を刀で弾かれる、やはり翔が言っていた二刀流使いとはこの少女で間違いないらしい。

 

紅零

「近付かせるもんかぁ‼︎」

 

銃弾と弾幕に今度は魔法まで加えて攻撃する。

 

妖夢

「懐にさえ入れば…………!」

 

弾幕フルコースを弾きながらジリジリ近付いて来ていた妖夢が左右に大きく移動し、弾幕を避けながら近付いて来る。

回避することにより、弾く弾の数が減り近付きやすくなったのだろう、だんだんと距離を詰められる。

 

妖夢

「も、らったあああ!!」

 

妖夢の姿がブレたと思ったら目の前に現れる。

 

妖夢

「覚悟!」

 

回避は間に合わない。

かくなるうえは…………!

 

 

紅零side out

 

 

翔side

 

妖夢

「覚悟!」

 

キイィィン!と甲高い音が響く。

なんと紅零は妖夢の刀を受け止めていた。

2丁拳銃の銃身から光の刃が生えている…………あれは、言葉にするのが難しいがとあるゲームで、【死の恐怖】の異名を持つ主人公が最終作辺りに使っていた【双銃】を思わせる見た目だ。

 

圭亮

「翔!」

 

圭亮が走ってやって来る。

 

「圭亮…………」

 

圭亮

「頼む、妖夢ちゃんを止めたいんだ、力を貸してくれ!

翔に突然襲いかかったことに関しては言い訳できないけど普段はあんな娘じゃないんだ、主思いの真っ直ぐな娘なんだ!だから!」

 

ふぅ、と溜息をわざとらしくついてから圭亮の肩に手を置く。

 

「おちつけ、協力は当然する、当然の襲撃も咎めないし、報復もしない」

 

支えてくれている翔子から離れて向き直る

 

「すまんな、翔子。

体の不調の理由は後できっちり説明するからもう一度無茶を許してくれ」

 

翔子の顔を見ながら頼んでみる、この間も紅零と妖夢はドンパチやっている。

 

翔子

「…………特別に許可します。」

 

かなりジト目で見られたが残念ながらただのご褒美です。

 

「圭亮、何とかして二人の気を引きつけられないか?」

 

圭亮

「…………自信はないけど、やってやる!」

 

「よし、じゃあ次にあの二人が接近したら、やらかしてくれ、後は俺がなんとかする。

しくじるなよ、圭亮!」

 

圭亮

「ああ!」

 

みてろ、あの向こう見ず二人を『鎮圧』してやる!

 




次で風を繰る男こと神谷圭亮が能力を使いますよ!
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