大会当日俺達は会場となる馬鹿みたいに大きなアリーナみたいなところに来ていた。
というか開会式に出ていた。
長々と語られる大会の内容を簡単に説明すると。
1、1日目は予選、2日目は準決勝、3日目に決勝を行うらしい
2、能力は封印される
3、相手を一方的に痛めつけるような行為は反則、即退場となる。
4、明らかな敗北以外にも、大会の開催側で判定を行う場合もある。
5、審判に逆らってはいけない。
と、こんなものだな。
参加人数はAブロック〜Dブロック各20名ずつ。俺が頭に入れとく情報はこのくらいか。
因みに大会委員長は酒の飲み過ぎで動けないらしい。閉会式には無理矢理にでも連れてくるとのことなので今回は言及を避けるとのことだ。
紅零曰く有名人らしいが…………。
「よォ、翔。昨日ぶりだなァ」
独特な語調を響かせながら恭典がやってきた。
紅零
「おい、翔お前何やらかしたんだよ?」
翔子
「ヤバイとこからお金借りたの?」
翔
「おいやめろ、いくら見た目怖いからってそーゆーこと言うのやめろ」
恭典
「フォローヘタクソ過ぎんだろオマエ」
俺、説明&紹介中…………
恭亮
「なるほどォ、そっちのアホ毛が嫁で?
こっちの童顔が相棒か」
紅零
「好きで幼い顔してるわけではないんだけどな」
翔子
「嫁…………嫁…………えへへ」
くそっ、自分で言う分には恥ずかしくないのに他人に言われた時のこのこっ恥かしさ…………顔が熱い。
つか翔子が照れてるせいで余計に…………
恭亮
「なァ、コイツらいつもこうなのか?」
紅零
「あからさまにイチャついたりしないんだがたまにな。
まぁ見てて面白いから気にしてないけどな」
アナウンス
『間も無く予選を開始いたします。
選手の方は巨大リングにお集まりください』
翔
「おい、幻想郷に放送機器なんであるのか?」
科学力ではかなり遅れてるはずだが…………。
恭亮
「河童共の発明なんだとさ、よく知らねェが、外から来た技術者共は河童のとこに集まるらしくてなァ。
外の機械とか再現するために頑張ってるらしいぜェ。
ご苦労なこったなァ」
翔
「なるほど、河童ねぇ。
まぁいいさ、恭亮、行こうぜ。
ってお前どのブロックだ?」
恭亮
「Cだァ。オマエは?」
翔
「えっと…………Aブロックだな」
恭亮
「カカッ初戦敗退なンてするんじゃァねェぞ?」
こうして始まった1日目予選だが、この日はほとんど見せ場などなく、殴りかかってくる奴らに反撃を加えていたら一人残ってしまった。
とりあえず2日目進出だ!
必ず優勝してやるぜ!
次回から戦闘多めになる予定です。