東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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訪問、香霖堂part2


第四十一話

霖之助

「え、と…………マジックアイテムと言われてもどんなものか解らないとオススメが出来ないんだけど」

 

そういえば…………

 

「紅零よ、お前何が欲しかったんだよ?」

 

後ろを首だけでぐりっと振り返り、紅零を見る。

 

紅零

「うぉう!?急に振り返るなびっくりするだろ」

 

「いいから早く見つけてもらえ。

店主、すまないが品のオーダーはコイツの希望に沿ってやってくれ」

 

紅零を突き出して一歩後ろに下がる、何かにぶつかって慌てて振り返ると男を追っ払った翔子がドヤ顔を晒していた。

 

翔子

「ふん、大の男が情けない悲鳴をあげたものだ。

情けないな…………」

 

普段の声より2、3段低い声でふんすとのたまう翔子。

というかそれ

 

「おい、それ俺の真似か?」

 

翔子

「そう思う辺り、お前にも自覚gあいた!?」

 

続けようとする翔子の額に手刀を叩き込む。

 

「甘いな、この態度を通すなら周りの状況に目を配れ…………こんな風にな!」

 

後ろで拳を握っていた紅零にデコピンを食らわす。

 

紅零

「いだいっ!?」

 

気付いていないと思っていたのか馬鹿め。

 

「店の中で暴れるな、店主に迷惑をかけるな、さっさとアイテムを探せもう一発食らいたいか?」

 

早口に告げてデコピンを構える。

 

紅零

「さぁ探そうマジックアイテム!

身体強化をするのも面倒になってきたし魔力を貯めれる外付けハードディスクみたいなものも欲しい…………」

 

そそくさと 店の奥へ引っ込む紅零。

 

 

「仕方ない奴だなまったく」

 

しばらくして店の奥から紅零と店主(霖之助)がやって来た。

いくつかのマジックアイテムを持って来ており、俺逹にも見せてくれる様だ。

殆どは魔力を貯めておく石や装飾品だったが俺の目を惹き付ける物が一つあった。

 

「おい、これは…………」

 

薄汚れた西洋剣が目に付いた、埃や泥にまみれているが剣自体に傷はなく、刃こぼれもしていない。

 

霖之助

「ふむ、これの名前は【アロンダイト】と言うみたいだ、使い方は言わずもがな、剣だよ」

 

「付け加えるならば円卓の騎士の一人、ランスロットが持っていたとされる剣でガウェインの弟逹を切り捨てたことで魔剣に堕ちたとされる。

龍殺しの逸話もあるようだな、それと傷もつかない刃こぼれもしないという硬さが特徴だったな」

 

紅零

「おぉ、なんか凄い剣?」

 

霖之助

「というか君詳しいね」

 

「俺が詳しいのは武具や防具、と言っても有名どころだけだが…………」

 

なんやかんやで掘り出し物を見つけたが先ずは全て見てからということになり、俺逹はマジックアイテムを吟味する作業に戻った。




なんと掘り出し物発見、紅零の豪運発動です
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