東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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腕輪のプログラムpart2


第四十六話

紅零side

 

 

頭は覚醒を始めても瞼は非常に重い。

昨日の晩は何時頃にベッドに入ったんだっけ?

寝る前はなにしてたっけ?

瞼を閉じたまま思い出す…………

あぁ、そうだ。香霖堂で買った腕輪に何時もより多めに魔力を込めようとしたんだ…………そしたら想像以上に魔力を吸い取られたそのショックで…………。

眠りこけたというよりは気絶に近かった訳だな。

それにしても香霖堂に行ったことは大きなプラスだった、正しいお金の価値を知ったことで今の貯蓄の状態を把握することが出来た。

俺も翔も暫くは『アルバイト』はしなくて良さそうだ。

 

紅零

「ふぅ」

 

頭は冴え始めたがやはり起きる気にはなれず、二度寝を決め込むことを決め寝返りを…………

 

 

むにっ

 

顔が途轍もなく柔らかい何かに包まれる、しかもなんかいい匂いする。

 

紅零

「…………」

 

恐る恐る目を閉じたままその何かから離れる。

ベッドの端まで離れてから目を開ける。

 

紅零

「うわぁ!?」

 

あまりの出来事にベッドから転げ落ちる。

そこには自分とよく似た顔立ちの女性が寝ていた…………全裸で。

 

「紅零!なにごt

……………………は?」

 

あ、固まってる…………ドアを蹴り上げて颯爽と現れた相棒は女性の裸を見て脳内処理が追いつかなくなったようだ。

まぁ、俺も戸惑ってるけど。

 

「…………」

 

大きな黒い布を何処からか取り出し女性に被せる。

これで女性は顔しか見えなくなる。

 

「…………ここじゃあれだな。

リビングで話そう」

 

そそくさと部屋を出る翔に続く。

俺たちは一階のリビングに向かった。

 

紅零side out

 

 

翔side

 

 

「まずは現状の確認からだが…………。

恐らく香霖堂で買った腕輪…………あれには何やらプログラムが組まれてるらしいって話だったが。

その線はどうだろう?」

 

紅零に顔立ちが似ていることから親族の線も否定しきれないが、紅零に家族がいたなんて話しは聞いたことが無いため、とりあえず腕輪を疑ってみる。

 

紅零

「俺も腕輪が関係してると思う。

昨日多めに魔力を込めようしたらかなりの魔力を持って行かれた。

それでプログラムが発動したんじゃないかと…………」

 

成る程、決まった周期で魔力を貯蔵し、ある程度魔力を貯蔵したらプログラムが発動する。

ただその場合あの紅零そっくりの女の子の役目はなんだ…………?

貯蔵、管理、紅零への還元を彼女を通して行うのか?

魔力供給か…………薄い本的な?

 

「まぁ考えても仕方ない、本人に聞くのが一番正しいだろう」

 

紅零

「まぁ、うん……………………そうなるな」

 

しばらくの沈黙の後、階段を降りてくる足音が聞こえて来る。

紅零は早くも船を漕ぎ始めていた為、とりあえずは俺が事情を聞くことにした。

 

「やぁ、起きてるのは君だけかな?」

 

背中に掛かる声に振り向くと…………

 

「おやおや、紅零はまだおねむなんだね」

 

奴は全裸だった…………

 

 

「服を着ねぇかこの痴女がああああああ!!!!」

 

能力で黒い布を取り出しぐるぐる巻きにしてやった

 




翔は女性の裸に対する耐性は低めなようで
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