東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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腕輪のプログラムpart4


第四十八話

「こいつは酷い」

 

先に言うと部屋が汚い訳ではない。

翔子が使わない部屋の手入れもサボらずに行っているため、この家は全体的に小綺麗だ。

では何が酷いのか。

 

「女子が生活する空間じゃないな…………これ」

 

部屋にあるものは、ベット、タンス、テーブル(小)、1人掛けソファ…………まぁ部屋の狭さを鑑みると仕方がないとは思う。

俺も紅零も翔子もこんなものなのだ。

しかし俺達は部屋に色味が多い。

俺の部屋なら青と白、紅零の部屋なら紅と黒、翔子の部屋は暖色系多くの色で飾られている。

 

「むぅ…………里で布買って翔子に色々作ってもらうか…………」

 

カーテンくらいならなんとかしてくれるだろう。

何はともあれ一度買い出しが必要だな…………後は翔子がクレアにどんな反応を示すかだな。

 

「起こして会わせてみるか」

 

部屋を出ようと後ろを振り向く。

 

翔子

「わあ!」

 

「うおぉ!?」

 

いつの間にか真後ろに立っていた翔子に驚かされた。

 

「び、びびった…………いつからそこに?」

 

翔子

「起きたら音がしたから見に来たら翔がうむぅ…………とか、むぅ…………とか言ってるからそーっとね」

 

「…………髪も梳かさずにか?」

 

櫛をイメージし、取り出す。

翔の肩を掴んで回れ右をさせて髪を梳いてやる。

そのついでに今日から同居人が増えることを伝え、着替えて降りてくるように伝えておいた。

 

 

「ん?その服…………どうしたんだ?」

 

下に降りると黒い布でぐるぐる巻きにしていたクレアが服を着ていた。

 

紅零

「お前が出した布に魔力を通して作り変えたんだよ。

攻撃魔法なんかと違ってそこにあるものの形を変えるだけだから魔力の消費もそこまでないし………………何より自分にそっくりな顔したダイナマイトボディの女性が裸で歩き回るとか…………」

 

確かにクレアはえらくスタイルがいい。

服の上からでも女性としての膨らみやくびれがその存在を見せつけている。

そのクレアが今着ている服な白いシャツ(へそ丸見え)の上から黒のジャケット(シャツと同じ位の丈)、下半身はタイトなズボン…………なんか全体的にサイズがキツめじゃないか?

 

クレア

「あぁ、一応言っとくけどこの服はボクの趣味だよ?あと心配してるみたいだけどサイズが小さいんじゃなくて体にフィットするようになってるだけだから大丈夫だよ?」

 

「お、おぅ…………」

 

その後、着替えて降りて来た翔子に事情を説明すると。

 

翔子

「へぇ、それにしても紅零そっくりだね…………。

うん、決めた!紅零は翔の相棒って立ち位置だからクレアは私の相棒ね?」

 

私にも同性の相棒が出来た!

と、クレアに抱きつく翔子。

紅零と目を見合わせ、どちらからなく苦笑する。

つかクレアそこ代われ…………!

 

紅零

「まぁそういうわけでクレアには俺のサポート、そして翔子の相棒を務めてもらう。

それから俺と記憶や知識を共有しているならわかってると思うけど荒事になる時は必ず翔の協力を仰ぐこと」

 

全員の視線が俺に集まる。

 

「ま、クレアや翔子が荒事に関わるようなことにはさせないつもりだが、もしそうなったら頼るといい。

この身はお前たちの剣となろう。」

 

この幻想郷にはスペルカードルールが敷かれているがこの世界の全ての者がそのルールを受け入れているとは限らない。

妖怪の中には支配や純粋な力だけを善しとする者がいてもおかしくはない。

原作では語られなかっただけかもしれないしこれからそういった者が現れないとは言い切れない。

 

「その辺は俺に任せればいい。

今考えるべきなのはクレアの部屋の殺風景さ加減だ。

2階の右側手前から数えて二つ目の部屋を用意した。」

 

いずれぶつかるかも知れない事だが今は新しく仲間が増えた事を喜ぼう。




女子オリキャラ一名追加でーす
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