東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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傍観者part2


第五十七話

「僕は『弘原海 和磨(ワダツミ カズマ)』…………神の手違いで人間という枠から弾き出された運の無い奴…………だった者だよ」

 

屈託の無い笑みで自分の存在を語る和磨。

 

「それで納得しろと?」

 

和磨

「まさか。

ちゃんと解説するよ。

一つ目に【神】だけどこれは少し特殊な存在でね、沢山の世界に干渉してそれを観察、観測して干渉によって世界がどう変わるのかを記録するものなんだ。」

 

「干渉、観察…………。

おい、それって2次創作に似てないか?」

 

そう、外の世界にある漫画やアニメにオリジナルのキャラクターを介入させたり、他の作品のキャラクターを転生、召喚させたりするアレだ。

 

和磨

「そうだね、まぁ悪くない例えだと思うよ。

それを現実の世界や君達がよく知る漫画やアニメで行う存在だよ。」

 

驚いた…………。

そんな奴が居るのか…………。

 

和磨

「次に【手違いで】の辺りなんだけど、神が自ら視察しようと僕の世界に通じる扉を作った際、僕が偶然その扉を破って神の世界に飛び込んできてしまったらしいんだ。

実は僕も記憶が曖昧でどうしてそうなったかは覚えていないんだ」

 

「まさしく転生物の流れだな」

 

和磨

「うん…………我ながら見事なテンプレを踏んだ自覚はあるよ。

次にいくね?

【人間の枠から弾き出された】…………これの意味なんだけど飛び込んだ場所が神の知識を蓄える空間でね…………神の知識が僕に流れ込んできたんだ。

もちろんその時は僕はただの人間だからその知識の質にも量にも耐えられずにすぐに脳と精神を破壊されて死んだ…………筈なんだけどどうゆう訳か少しずつ記憶を蓄えて自分の物にしてしまった。

その結果僕は神のなり損ないの様な存在になったんだ。」

 

おいおい…………そりゃあまりにも…………

 

紅零

「無茶苦茶だろ…………」

 

和磨

「自分のことながら僕もそう思うよ、そのあとは神の観測を僕が代わりに行う事を認めさせて今に至る訳なんだ。

そしてその後、僕は田村翔、翔子…………君達を見つけた」

 

「で?俺達を観測してたから俺達が記憶が欠如してる訳を知ってると?」

 

和磨

「正確には僕がそうした。

君達が恐らく10歳より前の記憶がない事を理解できたこと、なぜ記憶がないのに自分の年齢や種族、そして翔と翔子がお互いを大切な存在と理解できたか。

それは僕がそうしたから。

田村翔、翔子。

君達は一度転生してるんだよ」

 

なんだと…………⁉︎

声も出せずにいるとふと、腕に暖かく柔らかい物がしがみつく。

目を向けると翔子が俺の腕にしがみついていた。

和磨の方を見て震えながら必死に俺の腕に縋る翔子を見て混乱や不安は一気に吹き飛んだ。

 

「詳しく聞かせてもらおうか…………」

 

和磨

「言葉にするより見せたほうが早いよね」

 

和磨の手から4本の触手…………じゃないなあれは…………コンセントか…………?

 

和磨

「行け!」

 

コンセントが俺、翔子、紅零、クレアの胸の辺りに入り込む。

勿論痛みや不快感はない。

 

和磨

「始めるよ」

 

和磨の言葉と共に俺の視界は黒に染まった。

 

 

 

 




一気に説明しすぎて難しかったかもしれないですね…………表現が下手で申し訳ないです
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