東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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再訪問!白玉楼!


第六十三話

和磨を新たな仲間として加えた次の日、俺と和磨、翔子は、三人で白玉楼に来ていた。

 

和磨

「白玉楼…………用があるのは幽霊姫?それとも庭師?」

 

遠回しな言い方だがこの方がまかり間違って本人の耳に入った時の印象は良い。

それもそのはず、面識のない人間が自分の名前を知っているというのは不気味な物だ。

 

翔

「後者…………魂魄 妖夢(コンパク ヨウム)にちょっとな。

用事というほど大袈裟なものじゃないが、少し【遊んで貰おう】と思ってな」

 

妖夢といえば、いい蹴りを貰った仲…………ってこの言い回しだとアレだが。

前々から一手ご教授いただこうと思っていたので、今日試合を申し込んで見ようと白玉楼に向かうことにした訳だ。

 

和磨

「意味深な言い回しだね」

 

翔子

「私もあの娘に遊んで欲しいなぁ…………間違って真っ二つにしちゃうかも知れないけど…………」

 

翔子の目を見れない、きっと目は笑ってないぞこいつ…………

 

和磨

「…………?」

 

首を傾げた和磨、なにやら彼なりに理由を模索しているのだろう

 

 

和磨

「…………!

翔、ダメじゃないか翔子という者がありながら!」

 

はたと何かに気付いたような仕草を見せた和磨が芝居がかった口調でとんでもないことをのたまった。

 

翔

「くらえ必殺コブラツイスト!」

 

和磨

「ちょ!?

ぎゃあああああ!?」

 

コブラツイスト!まで言い終わると同時に和磨に組み付きコブラツイストを極める。

俺が訓練しているのは武器や打撃技だけではない。

自衛(仲間を含む)の手段として投げ技や締め技も練習しているのだがそれの成果が少し出たな。

まぁ簡単なものに限るが…………。

 

翔

「口は災いの元だぜ和磨」

 

そんなこんなでふざけながら白玉楼についた俺たちは一先ず門の前に立った。

 

翔

「たのもー!」

 

暫くすると目当ての半霊、魂魄 妖夢が現れた。

 

妖夢

「翔さん、お久しぶりです。

翔子さんも、お変わりないようで」

 

気まずそうに、遠慮しながら言葉を紡ぐ妖夢。

 

翔子

「お陰様で」

 

翔子も翔子で妖夢を許しきれていない様子で苦々しく軽い毒を吐く。

 

翔

「やれやれ…………。

妖夢、今日は同じ刀の使い手として試合を申し込みに来たんだが…………どうだろう?」

 

妖夢

「はい、私でよければお相手しますが…………」

 

なんだ?歯切れが悪いな。

こんな調子じゃ実のある試合は出来なさそうだな。

 

翔

「やりにくいとは思うが手は抜かないでくれよ?

幽々子さんを護る時と同じくらい真剣に、刀を振るうことに誇りを持ってやってくれないと俺の力にならないからな」

 

庭の中心に立つ。

 

妖夢

「…………では、参ります!」




剣士対決!
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