東方歌唱録   作:苦労人ーくろうにん

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紅魔館のビリビリ門番part6


第七十一話

「いつまでもそんな所に転がしてる訳にはいかないだろ?」

 

俺が晃の能力について考察していると、後ろから声をかけられた、振り向くまでもなく誰かはわかっている。

 

晃

「おぉ、紅零お前も来たんか」

 

そうその人物は他でもない。紅零だ。

 

紅零

「来たんじゃ無くて居たんだよ、魔術で存在感を少しいじってね」

 

晃

「しっかしこんな奴ら…………処理したるのも面倒やねん

バクテリアに生きたまま高速分解されてしまえばええねん」

 

舌打ちしながら地面に這いつくばる毛虫でも見るような目でならず者達を見下ろす晃を見て思う。

せっかく半殺しで済ませたんだ、

今更こんなやつらの血で手を汚すことはない。

 

翔

「紅零よ、何かいい処理方法がない物か?」

 

顎に手を当てている紅零に、尋ねる。

 

紅零

「和磨なら色々できるんじゃないか?」

 

ほう、成る程な。

しかしレミリア嬢の部屋に置いてきてしまったが。

 

和磨

「呼んだ?」

 

一同

「うおい!?」

 

突然俺逹三人の中心に上半身だけで現れた和磨。

っていうかこれって。

 

翔

「スキマ…………?」

 

和磨

「うん、八雲紫の物を解析させて貰ってね、それを自分用に作り変えてみたんだ。

それで、僕は何か手伝う?」

 

そうだな…………。

 

翔

「よし、閃いた」

 

 

【10分後】

 

レミリア

「なるほど、それで私に相談しに来た訳ね?」

 

ならず者達の処遇はレミリア嬢に決めてもらうことにした。

晃は門番の仕事に戻ると言って門番に残った。

とりあえず能力で取り出した鎖で体をギッチギチに固めて和磨にスキマでレミリア嬢の部屋に運んでもらい、レミリア嬢の前に横一列に転がす。

これで体の小さいレミリア嬢でも椅子に座りながらにしてならず者達を見下ろせるという訳だ。

 

紅零

「とりあえず意識が戻る程度に回復魔術をかけてみるか」

 

紅零の体が明るい緑色に発光し、ならず者逹も同じ色に光る。

しばらくして、うめき声とともにならず者逹が目を覚ます。

 

紅零

「…………あーつかれた。

あー、むりだわ、これはむりだわやばいわ、まりょくつかいすぎたわ。

しょう、あとたのむわ」

 

なんだこいつ、魔力切れかけたらこんな感じになるのか。

フラフラとしてるし視点もブレている。

 

翔

「ご苦労、少し休むといい。

………………………ほれ、座れ」

 

頭の中にパイプ椅子を強くイメージし、手を軽く翳すと能力が発動し、キン!と甲高い音と共にパイプ椅子が出現する。

そこに紅零を軽く押してやるとフラフラとパイプ椅子に向かい、倒れ込むようにパイプ椅子に腰を下ろす。

 

翔

「さて、一応聞いておいてやろうか。

お前らは何者で何のためにあんなことしやがった?」

 

連れ込んだ八人は誰も答えない。

こうなりゃ脅して話させる!

 

 

 




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